2014/05/31

DV シェルターの実態と『虐待冤罪』 『女性利権』が何をもたらしたのか その1 被害者の声も聞いて下さい

『明日、ママがいない』騒動に現場は喜んでいる 児童養護施設の子ども達の人権を考える の続き


証言者の話が、これまで私が書いてきたことを裏付けるような内容で驚いた。「まさかそんなことはないよね」と思っていた部分もあったのに。被害者を支援しているのは、著名な精神科医だし、勉強会にも精神科医の先生が参加しておられた。時代はじょじょに変わりつつある。だから、すべての精神科医がこんなにヒドいことをしているんじゃない、と私は信じている‥‥。


はじめに「被害のデパートのような事例」と紹介があった。



ぼくたちの女災社会ぼくたちの女災社会
(2009/08/28)
兵頭 新児

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内容紹介

男がもたん時が来ているのだ♂
セクハラ、ストーカー、痴漢冤罪、女性専用車両……。
男たちに襲いかかってきた未曾有のクライシス、それが「女性災害」!!


身寄りがなく、元のご主人に暴力を奮われ、行政から紹介された保護施設に保護された女性の被害体験が語られた。そこはまるで政治犯の強制収容所のような場所らしい。


そもそも、DV から逃れた女性は、行政が指定した医療機関に通わないといけない。まずこれが問題である。なぜなら、被害を訴える女性の多くが『日本トラウマティックストレス学会』に所属する精神科医のいる外来に通院させられるからだ。保護施設は精神科医のいいなりだそうだ。


(すべての保護施設が強制収容所ではないと思うが)彼女は「脱出できたから生きている」と言っていた。でもお子さんは児童養護施設から出られず、9歳になるのにオムツのままだそうだ。


彼女は、私がつくれないような、かわいいお弁当の写真を見せてくれた。多剤大量処方でフラフラになりながらも、お嬢さんの世話を一生懸命していたそうだ。それなのに、薬の影響で体が動かなくなった彼女を行政は「ネグレクト」と決めつけ、お子さんを強制的に取り上げたそうだ。


驚いたことに行政は、いくら彼女が訴えても、お弁当の写真を、数年間、頑に見ようとしなかったそうだ。「ネグレクト」の母親のいうことなんか、信じる必要などない、ということだ。


私にも同じような経験をがあるからよく知っているよ。もし夫が大学教員でなく、友達が医師でなかったら、きっと対応がまるで違っただろう。どんな生まれでも、どんな育ちでも、たとえ過去に犯罪をおかしていても、人権侵害があるなら、速やかに救済される世の中であって欲しい。


私が病院に書いた要望書『周産期医療における心のケアの改善を』2008年12月8日 から一部引用 


もうひとつは、●科は精神科で、私は精神科を受診していたのかということです。

3. ●科医長 ●医師への不信

 とくに精神科であったということにはショックを受けました。同時に投薬に対する不信感が大きくなりました。副作用を知らされることもなく、いつの間にか投薬量が多くなっていったり、薬が変わったりしたことがあったからです。実際、薬の副作用でぼんやりすることが多くありました。

そのために育児に支障が出ていました。ある時には階段から落ち、またある時には頭を強打し、別の大学病院で検査をしていただいたこともありました。その中でも、エリミンという薬は、服用すると色が変わって見え、とても恐ろしく感じました。

しかし、●医師は、私の意見書の内容を「病んでいる」とあっさり否定し、落ち込む私に投薬量を増やするばかりでした。そして、8月9日、決定的なことがありました。この日を境に、私は●医師を全く信用できなくなりました。

それは、関係が悪化するにつれ、眠れず苦しむ私に、ベゲタミンA錠を処方したことです。調べてみるとベゲタミンは、強い睡眠薬であることが分かりました。幼い子どもを育てているのを知っていて、なぜ強い薬を出すのでしょうか。●医師は母親に寄り添う気持ちなどないのではないでしょうか。この時も薬の説明は「赤い色だからといって、怖い薬ではありません」というものでした。



私の元主治医はこうした女性達のケアをする立場の精神科医だった。だから女性の人権相談窓口に相談したのだ。友人の医師に要望書を見せたら「『ベゲタミンA錠』を外来で出すなんて」と絶句していた。そういうことを、「育児相談」と称して行っていたのだ。


すごいことになっているんだろうな、と考えていたけれど‥‥。


ご本人から聞かされると凄まじい。一言でいうなら、役人も、社会から見えないとひどい人権侵害にも鈍感になれる、ということだった。中には、責任を問われることを恐れるあまり、「人権を無視することぐらい何でもない」という方がおられるようだ。


病院の展望食堂で、入れ墨を入れたお父さんが店員さんを脅していた。子どもとお母さんはお父さんの暴言に怯えているようだったけれど、誰もとめようとしなかった。目の前で不法行為が行われているというのに。ここは、『子どもの心の診療拠点病院事業』の拠点病院なのに。悲しいことに、こういうお父さんに行政は「触らぬ神に祟りなし」なのだ。


その一方で、大人しそうなお母さんお父さんには、必要以上に疑いの眼差しを向けるようだ。一度、ベルトコンベアーにのせられたら最後、抜け出せないようだ。


だからノルマ、利権などと言われてしまうのだろう。警察が、交通安全週間に、スピード違反の取り締まりに力を入れるのと同じような感じ、かもしれない。


保護された施設では、DVの被害者は「PTSD」とされ、必ず多剤大量処方が行われていたそうだ。一列に並んで水をいれたコップを持たされ、薬を飲まないと、『病識がない』ということで無理矢理飲まされるそうだ。行政は疑うことをせず、粛々とすすめていくのだそうだ。


保護された女性達は、精神薬の影響でもちろん日常生活もままならない。多剤大量処方であっという間に生活保護になり、亡くなっていく方も多いという。


手に職というけれど、保護施設では「エクセル」ぐらいしか教えてくれないそうだ。彼女は商業科を出ているからエクセルはすでに使える、と言っていた。手に職だったら、「看護師」などの国家資格をとれるようにすればいいのに、と考えていたが、自立させるつもりがないようだ。


つまり、女性の人権を救済するための支援者達の支援は真の意味で支援でなく、搾取なのだ。困ったことに、彼らは、弱い立場の女性達から、搾取していることに気づいていないのだ。


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私は元主治医が『女性と仕事の未来館』のようないわゆる『女性利権』『男女共同参画利権』関連施設で講演をしているから、診察室で訴えたことがある。


病院から出されている報告書を読んだ時、愕然としたからだ。もし報告書の母親が私だったら‥‥。育てにくい子どもの母親の悩みを「精神疾患」と捉え、小さく産まれた子どもの成長を「障害」のように捉えているかもしれない。


https://www.ncchd.go.jp/center/information/report/19/4-1-07-4.pdf から一部抜粋

「親の精神医学的障害については親自身の治療を行っている医療機関や保健機関などと連携して、精神的に問題を抱えている親の育児に関する支援を行っている。たとえば、出産後にうつ病や躁状態あるいは神経症の悪化を呈する場合があるが、子育てへの影響が大きい場合には、そのような精神医学的問題を抱える親が育児をする上で必要な方策を検討して支援する」

「実際には、お子さんが当院受診中などの理由で、当科で長期にフォローしなくてはな らないケースが若干含まれている。このような患者様のケアには精神科的枠組みが必要であるが

「母体の注意力と対人関係技能についても問診を行っており、これらの技能に問題がある場合、育児支援を要すると思われるケースでも社会的支援を受け入れにくい場合が多く、育児困難に陥りやすい傾向もみられた。今後とも、妊娠出産に伴うメンタルヘルスの有効的な介入を行うべく、当外来では実践的実証を重ねて行きたい。


カルテは開示しないことが前提だ。これでは、都合良く報告できてしまう‥‥


私は、療育してくれる場(社会的支援)がないから、悩んでいるいるのです。小さく産まれた子ども達が、どのように育つのか科学的に正しい情報が少ないから悩んでいるんです。それらを「こころの問題」にすり替え、投薬したら、いつまでも変わらないじゃないですか!


どうして支援者の講演会や豪華な建物などには税金が投入されるのに、退院後の子ども達の支援にお金がいかないのか? それを正すのが、この人達の役割だったんじゃないのか。


そもそも、「男性=悪」と捉えているのなら、矛盾がある。


男性が納めた税金で、『女性と仕事の未来館』などに代表されるような、本当に女性のためになるかわからないことに税金が次々使われていくからだ。しかも、私のような母親を「庇護すべき弱者」と一方的に決めつけ、社会に啓発されたら、私の声は永遠に社会に届かないのだーーーーーー


建物とか講演会じゃなくて、「社会的弱者である女性達」が手に職をつけるために税金を使おうと、なぜ言わないのだろうか。それじゃあ、あなた方が批判してきた男性達とやっていることは同じじゃないか。


しかも、すぐに鬱と診断してくれる病院を紹介してもらって診断書を手にいれた。これで余裕でシェルターに入れる!せっかくだから、DVの診断書をもらって生活保護ももらっちゃおう。彼氏とラブラブ〜 というブログまである。(『DVシェルター』でググると上位にくるブログ)泣きたくなるよ。


父の友人のように、命をかけて働く男性は報われない。


もしも一つだけ願いがかなうなら


私の母校は、日本初の女性弁護士(中田正子氏、久米愛氏、三淵嘉子氏)を誕生させた大学である。元主治医をはじめこのような女性に、私は『人権』という言葉を軽々しく使って欲しくない。例えば『女性参政権』は、一昔前の女性達が、それこそ血を吐く思いで勝ち取った権利だからだ。


こんなことを看過していれば、まじめに働くその他大勢の男性の怒りをかう。その結果、かえって女性に対する差別や偏見を助長することにつながり、深刻なDV 被害を受けている女性が救済されなくなるかもしれないのだ。


その後、「女性利権」のハコモノへの批判は、民主党政権での行政刷新会議で事業仕分けの対象になり、大きく報道された。国立女性教育会館(ヌエック)で行われてきた事業内容を知って、驚いた方は多いのではないだろうか。


平成17年度 国立女性会館 主宰事業等実地報告書


私も少しばかり時間をいただいた。児童養護施設の心理士さんならご存知だろう。


「超低出生体重児(未熟児)は育てるのが大変です。今の厳しい世の中で、すべての家庭と親に育てられるとは思いません。自分のプライバシーをさらし、ブログで自分の子どもの成長を公開しているのは、それを知ってもらうためです。虐待を防ぐために、超低出生体重児がどのように育つのかまずは知って下さい」


超低出生体重児や未熟児が虐待死する事件が防げないのは、誰に責任があるのだろうか。児童虐待が専門の元主治医にはよく考えて欲しい。ご自身の保身のために私に投げかけた言葉は、「虐待」や「暴力」と何が違うのだろうか。


書いていて、悲しくなってしまった。もう少し早く声が表に出る何度かチャンスはあった。でもそのたびに、かき消されてきた。私には他にどんな方法があったのだろうか。


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 産経新聞 2009年11月12日

「事業仕分け」初日の11日に民主党の蓮舫参院議員(41)に強く抗議した独立行政法人「国立女性教育会館」 の神田道子理事長(74)は長年、民間で男女共同参画を訴え、体現してきた論客だった。


「私の話も聞いてください。一方的にただ質問に答えろというのは心外だ」同会館の事業について、自分が説明している途中に蓮舫氏に「稼働率は?」などと質問をかぶせられた神田氏は、 こう声を荒らげた。結局、同会館は予算削減と判定されたが、予算を削る側と守りたい側が衝突した場面として、 テレビで繰り返し報じられた。

神田氏は民間出身で、「天下り」ではない。新潟県出身で、お茶の水女子大を卒業後、財団法人の研究員や大学の 講師をするなかで、女子学生の職業意識などを研究。2000年には東洋大学初の女性学長に就任し、01年には 政府の男女共同参画会議の議員も務めた。

著書には「現代における婦人の地位と役割」など女性の社会参画にかかわるものが多数あり、「働く女性」の 先駆者的存在だ。

神田氏はかつて「政策決定に女性が関与できなければ、共同参画ではなく、社会参加」と語ってこともある。 いま、その言葉を体現している蓮舫氏とのバトルは、皮肉といえば皮肉。



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嵐山町の『女性教育会館』 予算減額と判定 2009年11月12日 東京新聞


 政府の行政刷新会議が、二〇一〇年度予算概算要求の無駄を洗い出す「事業仕分け」をスタートさせた十一日、県内関係では、独立行政法人「国立女性教育会館」(嵐山町)が予算減額と判定された。今後は、独立行政法人「国立保健医療科学院」(和光市)の仕分けも行われる。

 国立女性教育会館は自治体職員や教員、女性団体などが男女共同参画を学ぶ施設。

所管する文部科学省によると、減額が決まったのは、同会館への運営費交付金(概算要求額六億二千万円)。仕分け作業では、同会館の宿泊施設が本来の学習目的ではなく、敷地内のテニスコートなどを目当てに一般の人が多く利用している実態などが問題視されたという。減額幅は今後検討される。

 一方、国立保健医療科学院は、保健医療や生活衛生を担当する自治体職員らへの研修などを行う機関で、〇二年に設置された。同院によると、研修事業の「養成訓練および試験研究に必要な経費」(概算要求額六億三百万円)が仕分け対象となった。

 同院は「刷新会議による事前ヒアリングや視察では、事業のどこが無駄なのか具体的な説明はなかった」と困惑している。

 概算要求では、新型インフルエンザ対策の研修を新たに盛り込んだという。同院は、仕分け人に対して「地域の公衆衛生のリーダー養成のために必要だと説明し、理解を得たい」と話している。
 
(杉本慶一)


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2014/05/30

『明日、ママがいない』騒動に現場は喜んでいる 児童養護施設の子ども達の人権を考える

二年ぶりに勉強会に参加した。今日は児童養護施設に勤務している心理士さんと、DVシェルターに保護されたDV被害女性がゲストだからだ。保護施設の実態に興味があったのだ。


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日テレ『明日、ママがいない』



なぜなら、私が被害を受けたこころの専門家は、『日本トラウマティックストレス学会』の理事で、主に児童虐待を扱う児童精神科医だからだ。しかもDV被害者を救済する専門家だ。この問題を語る上で『日本トラウマティックストレス学会』なしには語れないだろう。噂では、もうすでに人が集まらなくなっているそうだけれど。


さて、あれから7年がたち、どんなことになっているんだろう。


はじめに神奈川県にある児童養護施設に勤務する現役の心理士さんが、子どもが薬漬けになっている実態について講演して下さった。主に「離婚と子ども」の問題に取り組んでこられた心理士さんだ。


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【 児童養護施設とは 】


当初は孤児を収容する孤児院だった。しかし、児童虐待防止法の施行を一つの契機として孤児でなく両親はあるが、その親が抱える様々な問題状況、例えば、離婚、離婚後の貧困、新しい家族間での虐待など、様々な理由により居場所を失った子ども達が数多く生活している。


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【 我が国が抱える児童擁護施設における複合的な問題群 】


日本における社会的養護の実情は、児童の権利条約等の国際水準からは遠く、措置児童の9割が施設養護。そこで子ども達の多くは愛着の問題を抱えており、その多くは発達障害・ADHD等の状態とも重なる


労働条件が低く、そのためもあって施設は恒常的な人材難の状態。職員の未熟さなどから安易な向精神薬の使用が行われている。


※     ※    ※



『愛着障害』と『発達障害』は似ている。しかし、多くの場合、注意深く見守ることなく、向精神薬が投与されてしまう。


そもそも施設に養護されている子どもは、薬漬け等の不当行為に曝されやすい。アメリカでは1990年代後半に里子への投薬治療が広く見られるようになった。


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【 あるお子さんの事例 】


『愛着障害』から『ADHD』に



心理士は向精神薬の投与について慎重



懲戒処分を受けてしまった。


〖 この事例の背景 〗

例えば、経験の浅い若い保育士。経験をつんだ保育士や心理士とでは判断が異なる。
職員がADHDと疑い、精神科に行くとADHDと診断される傾向にある。
心理士は基本的に一人職場。この子は『愛着障害』だと強く言えない環境におかれている。


しかし、2010年6月に出された、国連児童の権利委員会による最終見解メンタルヘルス、60の警告に反する。


メンタルヘルス

60.委員会は、著しい数の子どもが情緒的ウェルビーイングの水準の低さを報告していること、および、親および教職員との関係の貧しさがその決定要因となっている可能性があることを示すデータに留意する。

委員会はまた、発達障害者支援センターにおける注意欠陥・多動性障害(ADHD)の相談数が増えていることにも留意する。

委員会は、ADHDの治療に関する調査研究および医療専門家の研修が開始されたことを歓迎するが、この現象が主として薬物によって治療されるべき生理的障害と見なされていること、および、社会的決定要因が正当に考慮されていないことを懸念する。


61. 委員会は、締約国が、子どもおよび思春期の青少年の情緒的および心理的ウェルビーイングの問題に、あらゆる環境における効果的支援を確保する学際的アプローチを通じて対応するための効果的措置をとるよう勧告する。

委員会はまた、締約国が、ADHDの診断数の推移を監視するとともに、この分野における調査研究が製薬産業とは独立に実施されることを確保するようにも勧告する。



家族関係の再構築に努力


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平成23年(2011年)厚生労働省はようやく「社会用語の課題と将来像」をまとめ、「具体的な政策実現に向けた計画」の策的が進められている。


こうした動きは遅ればせられながら、我が国の社会的養護のあり方を国際標準に近づける上で、極めて重要


神奈川県児童福祉施設心理士会は『養育を繋ぐ』と題して、愛着対象との関係が特に重用しされる乳幼児における措置変更の問題について、実態調査を行った。


また『我が子と会いたい親の会』と『東京管理職ユニオン』は『児童福祉施設における子ども達と職員そして親達を考える集い』と題し昨年度より継続的に児童福祉施設における諸問題を考える集い『民主的な開かれた対話』を共同開催している。


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【 今後の解決に向けて 】


「離婚と子ども」「子どもの貧困」「ひとり親による困難な養育」「子どもの薬漬け」「児童相談所による親子の引きはがし」等。


これらの問題群は、やはり単体としてだけでなく互いに関連し合った問題群として包括的な解決への努力が強く求められているといえよう。


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【 私の感想 】


訴えることができない子どもの支援が後回しにされるなんて。日本の予算の付け方っておかしくないだろうか?


だから施設で育った子ども達は、日テレの『明日ママがいない』騒動に喜んでいるそうだ。ドラマの内容はともかく、論争になれば注目してもらえるからだ。それはNICUを退院していく未熟児や重い病気や障害を抱えた子ども達への支援にも当てはまる。


こうした現状を知れば、疑問がわきおこるのだ。


どうしてHPVワクチンを『子宮頸がん予防ワクチン』としてまで、優先するのだろうか?仮にワクチンを打って病気にならなかったとしても、将来にわたり劣悪な労働環境におかたら?一人5万円だ。もしも子ども達に選ぶ権利はあったら、何を優先して欲しいのだろうか。


職員の労働環境改善に使われたらADHDと診断される子どもが減るかもしれない‥‥。離婚して引き離されたもう一人の親御さんは、こうした子どもの劣悪な環境をご存知なのだろうか?


息子は、『明日、ママがいない』のポスターを電車の中で見て、ショックを受けていた。怖くなったようだ。「もし離婚したらお父さんについて行く」といつも言っていたのに「いなくならないで」と私に抱きついてきた。


子どもなんて、ポスターだけで怖がるのだ。『愛着障害』って何なんだろう。


40代向けの既婚キャリア女性向けの雑誌は堂々と「離婚」をすすめていた。編集長は自慢げに、「これが男女共同参画社会です」というようなことをおっしゃっている。


そうなんだろうか。女性が自分らしく生きられればいいのだろうか。子どもの気持ちは?私の知り合いには、子どもに全くあえなくなり、苦しんでいる父親だって多いけれど。そういった父親の気持ちは考えないの?


私も、幼稚園に通う頃「離婚」がテーマの昼のドラマを見て夢でうなされたことを思い出す。


息子はお母さんがシングルマザーの同級生の話をいつもする。母である私より、父である夫が好きだから息子には信じられない生活なのだ。


止むに止まれぬ事情があったとしても、離婚や不倫を堂々とすすめる女性誌の価値観にはちょっとついていけない。子どもにとったら、母だけが親ではないのだから。「離婚してよかった」という女性側の経験ばかり伝えても仕方がないでしょう、と思うのだ。


子育てのカウンセリングというといつも「母親」のケアになる。しかし育児は夫婦で行うものだ。家族関係の再構築にも、もっと目を向けたほうがいいんじゃないだろうか。


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里親 理解広めて 養護必要な子どもたち3万人超 2014年5月26日 朝刊 東京新聞


虐待などで親元で育てられない子をより家庭的な環境に置くため、国は里親による養護を広げる方針を示している。しかし、養護が必要な子のうち里親などに委ねられる割合は依然14・8%(二〇一二年度末)と低い。東京都や神奈川県は12・1%と平均を下回るなど自治体間でも差があり、専門家は、行政に積極的な取り組みを促している。 (奥野斐)


 厚生労働省の資料によると、国内で社会的な養護を受ける子のうち、主な預け先である乳児院、児童養護施設、里親に委ねられるのは一二年度末現在で約三万六千人。うち八割を超す三万人以上が乳児院や児童養護施設にいる。国は本年度中に里親の割合を16%に、十数年後には三分の一にする目標を掲げる。


 対象が三千六百六十六人と都道府県で最多の東京都では、里親委託が四百四十三人に対し、児


童養護施設や乳児院に入る子は七倍強の三千二百二十三人に上る。これに対し、里親の登録家庭数は四百五十前後にとどまり、委託率向上には遠い。


 都育成支援課の栗原博課長は「里親に託すことを実親が了承しないケースもある。虐待児や発達障害児など、専門的な支援を要する子も増えている」と話す。厚労省の調査では、全国の児童養護施設の子の半数以上が保護される前に虐待を受けており、障害児の割合も二十年で二・五倍に増えた。


 里親委託が進まない理由について、元大阪市中央児童相談所長で、里親でもある花園大の津崎哲郎特任教授(児童福祉論)は日本は戦後、長く施設での養護が進められてきた背景があり、個別ケアの視点がなかった」と説明。都市化で自分の子さえも育てにくくなっている社会的な要因もあるという。「行政は、児童養護施設と周辺住民の交流機会を増やすなどして、養護を必要とする子への理解を広める仕組みづくりをすべきだ」と話す。
 

<里親等委託率> 社会的養護を受ける子どものうち、里親や養育者の家庭で5~6人が一緒に暮らすファミリーホームへの委託の割合。国により事情が異なるが、欧米では50%以上の国が多く、日本は2割に届かない。


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2014/05/28

『神様からのプレゼント』 お金で買えない幸せ

今から7年前。スカイプに向かって私は泣いて訴えていた。学会でアメリカにいる夫に。こころの専門家に要望書を書いたら「私は患者の意見は取り上げない。あなたは病んでいる」とあっさり却下されたからだ。要望書は夫も一応目を通したはずだったのに‥‥。



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確か20分ぐらい、日本の医療崩壊について訴えたんじゃないだろうか?


あれから7年。スカイプに向かって今度はこんな報告をした。


「今日ね、すごくやさしい精神科医の先生に会ったんだよ」


ある勉強会に参加したら、精神科医の先生が参加しておられたのだ。私は嬉しくなって名刺をいただいてお話を伺ったのだ。


その先生にメールを差し上げたら、お返事が送られてきた。長いメールだった。


これからの精神医療について。ご自身が悩んでおられること。いろいろ書かれていた。一番驚いたのは、私のブログを読んで下さっていた、ということだった。


ブログを書いて半年ほど。ほとんど誰にも教えなかった。夫にブログを書いていいかきいたら「やめなさい」と言うに決まっている。はじめはいつばれるか、ドキドキしなから過ごしていた。


二、三ヶ月たった頃、急にアクセスが増えた。それなのに、コメントがつかないのは、もしかして誰かを嫌な気持ちにさせているのだろうか。


夫に、正直に打ち明けたら以外にも「いいんじゃないか」と言ってくれた。それでも「批判したらいけない」といつも私に言う。「批判したら自分自身に必ず返ってくるから」だそうだ。昨日も怒られた。


でも。


違う方向に行こうとしている『周産期医療の崩壊をくい止める会』を、「良い活動です」と広めた私には責任がある。今何もしなければ、私が私でなくなる気がした。


見えないビジネス 『パブリックアフェアーズ戦略』は人と人とのつながりを遮断する その2  重篤な被害にも向き合って下さい!


はじめの約束とは違う。目指しているのは「対話」ではなかったの?都合の悪い意見にふたをしたら、もつれた糸は永遠にほどけないよ。


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お産の悲劇に寄り添う 日経新聞 2010年6月6日 一部抜粋

しかし、遺族が求めているのは過失を認めた謝罪ではなく、人として真摯(しんし)に事態に向き合う態度なのかもしれない。医療者、患者側の双方の声を公平に聞き、対話を促す。そのプロセスにこそ、真の救済があると信じるからだ。「人として、どちらからも信頼されること」。それがもつれた糸を解くカギとなる。



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父は「水俣に来て欲しい」とある人に手紙をいただいたと言っていた。父には、なぜその方がそのようなハガキを下さったのかわからないようだった。(水俣病とは直接関係ないけれど)恐らく、意識せずとも、「双方の声を公平に聞き、対話を促す」ということをしていたんじゃないのかな、と思っている。


私と水俣病 罪悪感を抱えて生きていくということ


その父が娘のために一生懸命頭を下げ、新聞記事にしたのだ。『周産期医療の崩壊をくい止める会』の募金活動は、「無過失補償制度」にもつながる重要な活動だ。これは周産期医療だけでなく、薬やワクチンの普及にだって関わる。誰かの命に関わる重要なことだと考えている。


その気持ちを私は表現したらいけないの?


「先生すごい!がんばって!」というファンクラブのような役割は、私にできそうにない。亡くなった方は訴えることができないからだ。もし私がこの世を去っていたら、闘って欲しいと思う。


しかしその一方で、「批判したらいけない」という夫の意見も間違いじゃないと思っている。批判された方は傷つくだろう。私だってよくわかっているよ。


だから対話だったはずなのに。悲しくなる。


そんな時に、メールが送られてきたのだ。


精神科医の先生が私のブログを読んで下さっていたのだ。まさか、精神科医の先生が、私を見ていて、一生懸命メールを書いて下さる日がくるとは思わなかった。


お金では決して買えないものがこの世にはある。送られてきたメールは『神様からのプレゼント』だと思った。


患者が何よりも欲しているのは、こういう医師の純粋な気持ち。患者さんのために悩む姿、だと思っている。それがもっと多くの方々に伝わればいいなぁと思っている。


最後にもう一度、以前の記事をアップしておこう。


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子どもを失うということ もしも対話ができたなら


奥様を多剤大量処方で亡くしたご遺族がおっしゃっていた。「(遺族にとって)前向きに生きよなんて、偽善なんだよ。心の専門家は我々遺族が立ち直るのを邪魔しないで欲しい」と。


その方はある時私に「ラビット・ホール」 というニコール・キッドマン主演の映画を教えてくれた。以前ブログに書いた「大きな岩のような悲しみは、やがてポケットの中の小石に変わる」という言葉はこの映画のキャッチコピーなのだ。


「ラビット・ホール」は幼い息子を交通事故で亡くした夫婦の再生をえがいた作品だ。ちょうど公開がはじまった当時、私は悩んでいた。自分がしてきたことがご遺族のためになっているのか自信を失っていたのだ。


ユーチューブで公開されていた予告編を見た時なぜか胸が一杯になった。惹きつけられるように、繰り返し再生したことを覚えている。ご遺族も「ある程度グリーフケア(悲嘆回復)がすんだ方にしかすすめられない内容」と言っていた。きっとあの頃、私自身何かから立ち直ろうと葛藤していたんだろう。結局映画館に足を運ぶことはなかった。


映画【ラビット・ホール】予告編


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息子の想い出をすぐにでも消したい妻


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息子の想い出をいつまでも留めたい夫


母親と父親とでは、子どもの死の受け止め方や表現方法が違うというのもリアルに迫る。予期せぬ事件や事故がおきた時、ささいな誤解が大きな亀裂をうみバラバラになってしまう家族も少なくないからだ。


人は深い喪失感から立ち直る時、やり場のない怒りや憎しみをもてあますという。しかしそのすべてを、家族だからといって受け止めきれるものではないのだろう。


ご遺族がおっしゃるようにすべての方にはおすすめできないが、「グリーフケア(悲嘆回復)」のあり方として大いに参考になるのではないだろうか。立ち直るために支援や援助は必要だが、本人が自分の力で立ち上がるしかない。支援者はその力を妨げてはいけない、ということだろう。


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もうひとつの世界には別のあなたや僕がいる
「別の世界」では楽しくやっているのね



この映画で私が注目したのは、母親が事故を起こした少年と偶然出会って話す場面だ。彼女には、少年が亡き息子を一日も忘れず生きていることがわかったようだ。


この日を境に彼女はじょじょに前を向いて生きていく。少年の言葉や行動がもしも嘘や偽りだったら、彼女の「生きよう」とする本能が芽生えないはずだと思った。


加害少年に接する彼女はやさしい。少年もまたこの日を境に前を向いて歩き出したのではないだろうか。少年の心の向きを変えるとしたら、やはり遺族しかいないのだと思う。


私が母になって不思議だと思ったのは、どんな男性に対しても母の目で見てしまう瞬間があることだった。この気持ちを母性と呼ぶのだろうか。だから遺族である彼女が加害者である少年にやさく接する場面を、「作り話だから」とは思わなかった。


「もしもこの少年が私の息子だったら」という気持ちもどこかにあるのではないかと思うのだ。


いや、被害者と加害者が対話するなど実際にはありえないと思う方もおられるかもしれないが、オウム事件被害者・河野義行さんは元服役囚と交流があるという。


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(4)妻の命奪った実行犯 面会続ける河野義行さん 産経ニュース2011.11.14 22:01より一部引用

「サリン噴霧車を製造し、懲役10年の刑を受けた元受刑者とも「友達」になった。出所後、申し訳なさそうな顔で自宅前に現れた元受刑者。服役中に学んだ職能技術をいかし、河野さん宅の庭木の手入れをし、釣りにでかける仲になった。「あいつはもうオウム(アレフ)には戻らない」

 なぜそこまで寛容になれるのか-。「それは私も『被疑者』扱いされたからだ」と即答する。

 平成6年6月27日の事件発生後、警察は河野さんの家から複数の薬品を押収。本来は被害者である河野さんを“犯人視”する報道が相次いだ。

 犠牲者の遺族らから「殺してやりたい」「お前がサリンで死ね」と書かれた手紙が何通も届いた。

 そんな経験を通じ、「恨んで、恨んで…。死刑が執行されて晴れ晴れするかといえば、そんなことは絶対にない。恨みを持ち続けながら生きていくことは不幸だ」と思うようになった。」


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ご遺族が興味深い話をしていた。PTSDから立ち直っていく課程で、もてあますような性欲があらわれるのだそうだ。映画の中でも、泣いてばかりいた母親が女性として美しく変化していく。


「生きよう」とする本能を表現しているんだろうか。予行編だけでも、本当によくできていると思ってしまった。


もし事件や事故の加害者(関係者)と遺族がこんなふうに自然に出会い、会話ができたら理想的だ。なかなかこうはいかないけれど、必要なのは「謝罪」の言葉ではなく、人として失った命に対し真摯に向き合う姿勢じゃないだろうか。


まわりにいる人達が悲しみを共有し、そっと見守り続ける姿も良かった。


日本の場合手や口を出しすぎるか、その反対に遠巻きにみていて何もしようとしないか、のどちらかのような気がしてならない。


いくら心で思っていても、その気持ちが伝わらないと意味がないように思うのだ。やはり「グリーフケア(悲嘆回復)」というものはキリスト教文化と深い関わりがあるんだろうか。こんなふうであったなら、と思わずにいられなかった。


今私は、この映画をみても以前のようには泣けない。私はきっと前を向いて歩きだしているんだろうと思う。








2014/05/27

地道な努力の積み重ねが一流への近道

ある店に置いてあった「express」という雑誌に柳家喬太郎師匠のインタビューが掲載されていた。落語家も、運動生理学者も似ているところがある。お世話になった先輩や恩師を大切にする、基礎を大切に考え地道にコツコツ勉強するところだ。喬太郎師匠が叔父さんを大切にする姿をみると私は嬉しくなる。


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「今の自分からいっぺん抜けないと、次にいけない気がする」




うちの大学はエリート校ではない。地道に努力し、這い上がる姿に私も自分を重ねてみてしまうし、学生も共感するんじゃないだろうか。苦しい、辛い出来事があっても「またがんばろう」と思えるよね。


でも、文春の連載を読んでいたら心配になってしまった。タバコがやめられない、甘いものが大好き、と書いてあった。頭から離れないよ。


叔父さんのwikipediaにも「趣味・特技 『剣道』『スキー』」とある。25年ぐらい前のクロワッサンのインタビューでは「自転車が好き」と、マウンテンバイクに乗る姿が掲載されていたはずだけれど。最近は時間がないみたい。だんだん心配になってくる。


どうしても、おつきあいがあるから、夜遅くの宴会などもあるのだろう。でも、いつまでも元気に活躍する姿を見せて欲しいなぁ。大物歌舞伎俳優さんが次々亡くなるとドキッとする。


落語の世界に田中宏暁先生の「スロージョギング」を広めようかなぁ〜。私のことだから本当にやっちゃうかも。


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express この人に聞きたい 柳家喬太郎 2014年6月号 から一部引用


学生落語のコンクールで自作落語を演じて優勝。オチケン(落語研究会)仲間のスターになったが、「畏れ多くて」プロになる踏ん切りがつかず。落語の次に好きだった書店員を一年半勤め、さらにフリーターを一年経験した後、覚悟を決めてプロの世界に飛び込んだ。入門したのは新作ではなく、バリバリの古典派・柳家さん喬だった。


「円丈師匠の本に「『話芸は基本をちゃんとやらなきゃならないから、僕は(古典派の)円生のところに入った』と書いてあった。その通りだと思っていろいろ聞いていたら、うちの師匠の芸が、面白くて心にしみた。それに『新作やりたい』っていっても許してくれそうな気がしたんですよ。ええ、入門して正解でした


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2014/05/26

『利益相反の問題を追求する!』行政監視委員会で質問 川田龍平議員に感謝!

行政監視委員会で川田龍平議員が『利益相反の問題』について質問して下さった。私が注目したのは『患者会の利益相反問題』だ。やっとこういう問題に目を向けて下さる議員さんが出てこられた。大変有り難い。



この国はなぜ被害者を守らないのか 子ども被災と薬害エイズ (PHP新書)この国はなぜ被害者を守らないのか 子ども被災と薬害エイズ (PHP新書)
(2013/09/24)
川田 龍平

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先日、NHKへの不信について記事を書いたらアクセスが集中した。それだけ、見えないビジネス「パブリックアフェアーズ戦略」に対する世間の関心が高いのだろう。



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見えないビジネス 『パブリックアフェアーズ戦略』は人と人とのつながりを遮断する  その1 NHKに伝えたいこと から一部引用


ある時偶然。佐藤さんが出演しているラジオをきいた。なぜかすっと、話に引き込まれてしまった。書店に佐藤さんの『インテリジェンス 武器なき戦争』が並んでいるのをみた時、手に取ってパラパラめくったら面白い。家に帰って一気に読んでしまった。夫に佐藤さんの本をすすめたら驚いていたけれど、今では夫も佐藤さんが好きだ。


一番印象に残ったのは、『利益相反』の恐ろしさだった。公の仕事をする政治家や官僚が、利害関係者となぜ、ずぶずぶの関係になってしまうのか不思議に思ってきた。それはほんのささいなことからはじまる。


「これ、フランスで買ったから安かったんです」と言われ、エルメスのスカーフをお土産にもらう。「大丈夫ですよ。日本と違って安いから」という言葉に安心し受け取る。一度受け取ってしまうと二度目は気がゆるむ。その後、何度か受け取る。


でもある時ふと気づく。一枚一枚のスカーフは確かに安いけれど、トータルで考えると結構な金額・・・。その人はその時はじめて、すでに引き返せなくなっていることに気づくのだ。


確かそんなエピソードがあった。その他にも思い当たることも多い。


詳しく話してくれないけれど、はじめて父の苦労を知った気がした。今まで「あれはダメ」「これはしたらいけない」そんなことばかり一方的に言われ、窮屈に感じてきた。でも、こういう世界に生きているのなら、仕方がないのだと思ったのだ。



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なぜこの記事を書いたかというと、クローズアップ現代で『健康食品が変わる 規制改革の波紋』を放送していたからだ。


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健康食品が変わる 規制改革の波紋 2014年5月13日 クローズアップ現代


「デリケートになりがちな春のヘルスケアに…」「ハリと潤いのある毎日に…」。新聞、テレビ、ネットで日々宣伝される“健康食品”を巡って大幅な規制改革が行われようとしている。これまでは原則できなかった体への機能の表示を、メーカーの責任でできるようにするというのだ。


狙いは1兆2千億円と言われる市場のさらなる拡大だ。しかし、課題も指摘されている。新制度がモデルとするアメリカでは、市場が急拡大した一方で、科学的根拠が乏しいのに機能を表示した商品が出回り、問題になっているのだ。この春から本格的に始まった規制改革の議論。健康食品の表示のあり方を考える。


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報道の伝え方も見直さない限り、規制が緩和されたら、またダマされる人が増えると思うのだ。年金をつぎ込んでしまうお年寄りが増えてしまうんじゃないだろうか。


そもそも、科学的根拠があっても、それが個人の健康に直結するかは別の問題だと思っている。それ以前に、川田議員が追求している「利益相反問題」があったら‥‥


健康とはもっとシンプルでいいんだと思う。例えば 田中宏暁教授の『スロージョギング』を私がどのように取り入れているかーーーー


靴だって、フォームだって適当だ。好きな時に、好きなように走るだけ。足が痛くなったり、体に痛みのサインが出たら走らない。「今日は暑いから、、、」というような時には家にあるエアロバイクをこぐことにしている。細切れでも、10分でもいいから、運動を毎日やり続けることの方が大切だと思うのだ。


夫は、一日に6800歩歩けば、だいたいOKと言っている。


食べ物だって、旬の食材をなるべく多くとり、和食を心がける。「この栄養素が足りないから、これを食べて」「寝る三時間前は食べてはいけない」などとあまり細かく考えない。長く続けられないからだ。


それだけアバウトでも、フルマラソンが走れなくても20年間、ほぼ同じ体型を維持しているし、今健康である。


やはり夫の知り合いの東京都健康長寿医療センター研究所の新開省二先生がご出演されていた、クローズアップ現代『高齢者こそ肉を ?! ~見過ごされる高齢者の“栄養失調”~』と田中先生の『スロージョギング』をあわせて考えてみると、どうだろう。


「運動すると高齢者でもお肉を食べていいんですよ。あまり食事制限しなくてもいいんですよ」と伝えることもできる。「運動と栄養と両方が大切」と夫が言っていた。


私は好きなものを食べて過ごしたいから、運動しているようなものだ。


番組をつくるとなると、どうしても面白く伝えたり、オーバーにしないといけないのはわかる。でも、これからは高齢化社会だ。公共放送であるNHKには、被害を生み出さないことも真剣に考えて欲しい。


「魂の旋律 ~音を失った作曲家~」に関する調査報告書を読んだ。当時、佐村河内守氏に対する専門家の評価はわかれていたそうだ。にも関わらず放送に踏み切ったのはなぜなのか。私はどこかにやはり「お手軽な感動ストーリー」を生み出そうとする意図を感じてしまうのだ。


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「海外の有名雑誌で現代のベートーベンとして、佐村河内守氏は高く評価されています」と放送していたけれど御用学者や有名雑誌が一緒になって騙すやり方はまるで「薬のキャンペーン」のようだ。


いつか夫が私に言っていた「障害を抱えた人達がパンを売りにくるから、今日はパンを買う」という姿勢とどこか似ている。「パンがおいしいから買うんじゃなくて、障害がある人が売っているから買うの。それで本当に支援になるの」という私の言葉に沈黙してしまった。


NHKにしかできない良質な報道番組を作れば、視聴率などなくてもいいはずなのに。残念だと思ってしまうのだ。



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もう一つ伝えたかったのは、お金にまつわること。


世間一般には、建設業というと「談合」など、お金にまつわる悪いイメージがある。しかし、私達家族は、世間の方々が想像しているよりもずっと、利害関係者とのお金のやり取りに関しては、神経を尖らせて生きてきた。そういうことを知って欲しかったのだ。


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利益相反の問題を追求する!行政監視委員会で質問しました 2014-05-19  川田龍平オフィシャルブログ


今日は行政監視委員会で質問に立ちました。


今日は、「子宮頸がんワクチン検討会の利益相反」と「臨床研究に係る制度の在り方に関する検討会」について、質問をしました。


まず、子宮頸がんワクチン検討会についてです。


利益相反をもつ委員が15名中11名おり、議決に参加できないほどの利益相反をもつ委員が3名、6名は利益相反を申告していなかった状態でした。


また、座長を務める二人の委員とも利益相反があり、そのうちの一人は座長でありながら、議決に参加できないほどのレベルです。


利益相反を持つ委員があまりにも多すぎるのではないか?と、田村大臣に対して強く指摘をしました。


現在の規定では、
①年間500万円を超える場合は、その専門家は「審議にも議決にも加わらない」
②年間500万円以下の場合は「審議には参加できるが、議決には加わらない」
③年間50万円以下の場合は「審議にも議決にも加わることができる」
とされています。


上記であげた点も問題ですが、①~③のどの状態なのかを申告すればいいので、審議の途中で金銭を受け取っても、この額を超えない限りは、わからないという点もまた問題です。


金銭などの受け取りがあれば、公平に審議を行うことができなくなる可能性が出てくるのは当然です。


そのような、利益相反が出てくる検討会に対して、独立した評価委員会を設置して、少なくても年に1回はチェックがされるようにするという規定があるのですが、実は、2010年7月以降、開催されていません


この点についても指摘をしましたが、秋くらいには評価委員会を開きたいと考えているとの答弁を、田村大臣から引き出しました。


また、臨床研究に係る制度の在り方に関する検討会についてですが、検討委員会に、薬害被害者を入れるべきであることを、改めて訴えました


これは、3月の決算委員会でも田村大臣に申し入れたことです。


現在は患者団体から代表者が委員として入っていますが、患者団体の中には、製薬業界から資金提供を受けている団体もあり、やはり、利益相反の問題が浮上してくるのです


このような、患者団体の利益相反の管理も、きちんと行われるべきだと思います。



今日は、利益相反に焦点を当てて、田村大臣に質問をぶつけましたが、委員と製薬会社との利益相反開示を、きちんと管理していくことを、今後もしっかりと訴えていきたいと思います


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子宮頸がんワクチンにみる利益相反 その6 ロビイストはこう暗躍する ジャーナリスト 野中大樹 から一部引用


ロビー活動、最近の言い方でいうと、「パブリック・アフェアーズ戦略」というのは、ひとつの政策実現のために議員や官僚に陳情するだけでなく、メディア、市民運動家など、さまざまな立場のひとたちに働きかけるため、推進派の当人たちも、その戦略の渦中にいることを気づかせないのです。

(略)

ロビー活動が日本にビジネスとして移入する際には、アメリカがたのロビイングを反面教師とした節があります。すなわち、露骨な利益誘導型ではなく、市民感覚に根ざし、公益性にも叶い、社会の発展につながるようなロビイングです。


その新しいかたちこそが、前述したパブリックアフェアーズ戦略です。単に官僚や議員に陳情するだけはなく、議員連盟の設立を働きかけたり、シンポジウムを開かせたり、メディア関係者にことの「重要性」を説き、記事を書かせたりします。このやり方は、PR(パビリック・リレーション)会社の仕事とも通低しています。


ただし、新聞やテレビ、雑誌に、その記者の記事(番組)が出たとき、読者(視聴者)はそれがパブリック・アフェアーズ戦略の上にのっかった記事だとは認識できません。ここが、新聞や雑誌ではっきりと「広告」であることを見せる広告代理店と、ロビー会社およびPR会社の違うところです。社会からの「見え方」が、似ているようで、違うのです。



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疾患啓発CM「お医者さんに相談だ!」「潜在患者掘り起こし」批判も つなごう医療 中日新聞 (2014年5月13日)


厚労省、実態把握へ


 個々の病気の症状を説明し「心当たりがあれば医師に相談を」などと呼び掛ける製薬会社のテレビCMが盛んだ。啓発が目的とされ、医薬品名は出ないが「潜在的な患者を掘り起こし、薬の販売促進につなげるのが目的」との批判もある。厚生労働省は、医薬品の適正な広告の在り方を検討するため、研究班を通じて実態把握を進め始めた。


 こうした疾患啓発広告は日本では1990年代後半に始まり、性機能障害やニコチン依存症、うつ、疼痛(とうつう)など数多くのキャンペーンがテレビCMや新聞広告、インターネットサイトで展開されてきた。厚労省は医師の処方が必要な医薬品に関し、医療関係者以外に広告しないよう指導しているが、医薬品名が出ない啓発広告は許容範囲で、薬事法にも違反しない。


 製薬会社MSD(旧万有製薬)は2005年から男性型脱毛症(AGA)のCMを開始。人気お笑いコンビを起用し「お医者さんに相談だ!」と呼び掛けるフレーズが耳に残る。国内でAGAの飲み薬の承認を得ているのは同社だけ。広報は「抜け毛や薄毛に悩む患者さんに受診や治療の選択肢を提示するのはメーカーの責務」と話す。


 「ビリビリ!ジンジン!チクチク!は、神経からのSOS!」。有名タレントが登場する神経障害性疼痛のCMを今年1月から合同で始めたのはファイザーとエーザイで、やはり治療薬を販売。ファイザーは今後も「潜在的な疾患への気づきや、継続治療の重要性を訴えるために必要な場合は実施していく」という。


 表現の不適切さを指摘されたケースも。塩野義製薬と日本イーライリリーは昨年10月、うつ病について「頭の痛みや肩の痛みといった体の症状も現れます」とのナレーションでCMを始めたが、「そうした症状が必ず出るわけではない」との医師の意見で「症状が現れることもあります」と修正。塩野義製薬は「意図が正確に伝わらなかったため改善した」とする。


 20歳以上の約5千人を対象に06年、マーケティング会社が実施した調査では、テレビなどで疾患啓発広告を見たことがある人は58%。広告を見て医療機関受診を考えた人は全体の19%で、実際に受診した人は8%だった。患者掘り起こしに一定の効果があることを示すデータといえる。


 医薬品をめぐる問題に取り組む民間組織「薬害オンブズパースン会議」代表の鈴木利広弁護士は、インターネットで検索すれば薬の名前を知るのは容易だとして「まさしく薬を売るための広告と言える」と指摘。CMを見た患者の意向が、医師の処方内容に影響を及ぼす可能性がある点を踏まえ「法律違反ではないとしても、規制すべきだ」としている。


医療用医薬品の広告  

 医師の処方が必要な医薬品は慎重な取り扱いが必要として、厚生労働省は医療関係者以外に宣伝しないよう指導。広告の定義としては(1)購入意欲を高める意図が明確(2)商品名の明示(3)不特定多数の一般が認知できる-の3要件を満たすものとしている。疾患啓発広告は、製薬企業が消費者に直接働きかけるDTC(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)広告の一つだが、商品名が出ないため薬事法や厚労省の指導には違反しないとされる。


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2014/05/23

田中宏暁先生の「スロージョギング」「ニコニコペース」 鈴木正成先生の「ダンベル体操」

私は学生時代、運動などほとんどやっていなかった。運動習慣が身に付いたのは、曾祖母や祖母が深刻な病におかされていったのを目の当たりにしたからだ。



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祖母は糖尿病を上手くコントロールできず、脳梗塞になってしまった。リハビリをしてくれる病院を探したが、近くになく、自宅から遠く離れた病院にお世話になることになった。


がんや糖尿病など、生活習慣病と呼ばれる病は防ぐことができないのだろうか。子どもの頃、「がん」という病というものが怖くてたまらなかった。


大学生の時、夫の講義を受け、少しずつ努力していった。


今、バスも自転車にも乗らない生活をしている。私のまわりには歩いて買い物に行く人はあまりいないようだ。だから皆に言われる。「よく歩いているね」「いつも重い荷物を持っているよね」


でも、こうした努力をしている人は着実に増えているようだ。


朝や夕暮れ、走っている市民ランナーの姿は当たり前になった。祖母が倒れた頃には考えられなかった光景だ。女性誌がマラソンの特集を組むようになるなんて!


ラン仲間に教えたくなる 旅×ハーフマラソン FRaU X BRAND

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あれから、世の中は大きく変わっていったと思う。


私は運動生理学という学問は、地味だけど、私達の生活を明るい方向に変える、素晴らしい学問だと思っている。


「ダンベル体操」の提唱者として有名な鈴木正成先生という先生がいらした。やはり夫の知り合いの先生で、教え子に慕われた素晴らしい指導者だった。


今、「カリスマトレーナー」がもてはやされるが、運動生理学やスポーツの世界は、一人のカリスマの力で変わっていくのではない。田中宏暁先生や鈴木正成先生のような、縁の下の力持ちのような方がいらしゃるからだと思っている。


運動をはじめた大学生の頃は、トレッドミルに15分がやっとだった。その私が走るようになったのだ。昔の知り合いは皆驚くよ。


見えないビジネス「パブリックアフェアーズ戦略」についてずっと考えている。


「ニコニコペース」や「スロージョギング」が広まっていったのは、NHKの「ためしてガッテン」など、テレビの力も大きいかもしれない。似ている部分はある。


夫が言っていた。先生の講習会が各地で開催されているのは、先生を慕う教え子の皆さんや夫のような知り合いが多いからだそうだ。参加した方がネットで広めている、ということもあるそうだ。確かに、田中先生のお名前を検索してみると、一目瞭然だ。


ビジネスで仕掛けた戦略で、同じことができるのだろうか?私は「私も走ってみたい」と思っただろうか?


パブリック・アフェアーズ  public affairs  Weblio辞典

PR・広報という考え方から発展させ、情報を公衆や利害関係者に一方的に発信するだけでなく、ある公共問題について、関係者の納得と理解を求めるために行われる企業コミュニケーション活動。双方向のコミュニケーションが重視される。PRと同義的に用いられるが、PRという用語の持つニュアンスが必ずしも良くないため、PRに代えて使用されるようになった側面もある。


大きな揺れ戻しがおきるのは、コミュニケーションでなく一方的すぎる、というシグナルではないのか。シグナルが出ているのに、このまま前進するのだろうかーーーーー


テレビをはじめ新聞や雑誌の影響力は明らかに低下している。にもかかわらず、マラソンやジョギングはまわりでどんどん広まっている。広めてきた夫もついていけないほど若い人達が熱心だそうだ。もしかしたら時代がかわりつつあるのかもしれない。


「あの人のようにやってみたい」と思わせる人が世の中に増えていくことの方が影響力を持つ時代ではないだろうか。


田中先生のFBを見ていると、楽しそう。お酒が大好きだそうだ。飲み過ぎに注意して、いつまでもお元気で!


田中宏暁教授のスロージョギング Facebook


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2014/05/22

田中宏暁先生の「スロジョグ」大作戦!

今日から気分を変えて、運動や健康についても書いていこう。今とても健康なのだ。



賢く走るフルマラソン―マラソンは「知恵」のスポーツ賢く走るフルマラソン―マラソンは「知恵」のスポーツ
(2005/03)
田中 宏暁

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昨年の12月15日、京王の電車・バス 開業100周年記念 京王アニバーサリー駅伝に参加した。息子が京王線が好きだからだ。当日会場に行ったら、すごい人でびっくりした。マラソンやジョギングは人気があると知っていたけれど、一万人近くの方が参加するとは知らなかった。

参加した駅伝が終了した時の写真 

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それも無料で参加できる12、2キロ駅伝ではなく、有料のほうに参加者が集まる。雑誌などで『企業対抗駅伝』が人気、ということを知っていたけれど、本当にすごい。


夫の知り合いに福岡大学スポーツ科学部の田中宏暁先生という方がいる。お書きになった本がベストセラーとなり、提唱されている「ニコニコペース」や「スロージョギング」という言葉はすっかり定着した。市民ランナーに大変人気のある先生だ。


私は、こうした駅伝大会が盛り上がるようになったのは、田中先生のような指導者の地道な指導の賜物だと思っている。市民ランナーの場合、元オリンピック選手などより田中先生のような指導者の方が、親しみがあっていいのかも。


取材を受けたことのある新聞記者さんも教えてくれた。その記者さんは、田中先生のところに取材に行き、フルマラソンを完走したそうだ。


田中先生の提唱されている「ニコニコペース」とは、一日30分から一時間、無理せずニコニコを保てるくらいのペースで、走る、というものだ。はじめは30分からはじめ、一日一時間程度続けていくと自然にフルマラソンが完走できる、と言っていた。


本当かしら?確かにネット上には田中先生のファンが大勢いるようだ。見ていたら楽しそう。私も走りたいと思うようになった。


今から三年前ほど前のことだった。


ところが、いつまでたっても私のニコニコペースじゃ、フルマラソンが時間内には完走できないことがわかってきた。「田中先生の言うようにニコニコペースで走っても、上達しないよ。時速5〜6キロぐらいでしか走れない」と夫に泣きついた。


すると夫が教えてくれた。田中先生は現役時代優秀な選手だったそうだ。今でも、かなり速いペースで走るそうだ。フルマラソンを何回か完走している夫でも追いつけないそうだ。


それじゃ、私のイメージする「スロー」とか「ニコニコ」じゃないみたい。


そのうえ、「なんでマラソンを走る必要があるんだよ。健康に悪いじゃないか」と言われてしまった。そうなのだ。マラソンは必ずしも健康に良いとは言い切れないような運動。だから私は有酸素運動をしていたのに‥‥。皆が楽しそうに走っていると、自分もやりたい!と思えるから不思議。


今から20年ほど前のことだ。日経新聞に夫のインタビューが掲載された。「ずっとスポーツをやってきたけれど、因習的しごきに疑問を持って今の世界に飛び込んだ」そんなことをこたえていたと思う。


ところが、医学部でお世話になって研究を続け、最近わかってきたそうだ。


一昔前、「因習的しごき」で無理矢理やらせていたのと、今の科学的なトレーニング方法でも、こなさないといけない練習量は同じかもしれないそうだ。


田中先生のところに行った方は「自然と長い距離を走れるようになった。すごい!」と思うそうだ。でも、「結局近道はない、ということなんだよ」と教えてくれた。


自分でやってみてよくわかった。たぶん、入り口が違うだけで、そうなんだ。そろばん塾に通わせたお母さん達も似たようなことを言っている「すぐに暗算ができると思っていたのに」。勉強や子育てなど、人生のいろいろなことに当てはまるかもしれない。


『スロー』『ニコニコ』=『楽な近道』じゃないということだ。


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運動習慣に「スロジョグ」大作戦! 横浜・戸塚区 2014.4.29 22:24 産経ニュース


「スロージョギング(スロジョグ)」と呼ばれるゆっくりペースのジョギングで、子育て・働き世代に楽しみながら運動習慣をつけてもらおうと、横浜市戸塚区が「とつかスロジョグプロジェクト」を本格化させる。


 スロジョグは福岡大スポーツ科学部の田中宏暁教授が推奨する運動。初心者は時速4~5キロを目安▽かかと着地より衝撃が少ない足の指の付け根着地を心がける▽1日の目標はトータル30~60分-などのポイントがある。スロジョグのフォームを守って走ると、カロリー消費はウオーキングの約2倍となるほか、生活習慣病予防や脳の活性化にも効果があるとされている。


 戸塚区では平成25年度からスロジョグの普及に乗り出した。昨年度は区内を走る講座を2回開催したところ、参加者から「歩くスピードで走るのが難しかった」「もう少しスロジョグのことを教えてほしい」といった声が相次いだといい、今年度は関連イベントを強化した。


 30日からはスロジョグマップのほか、更衣室やトイレを利用できる「ランニングステーション」の情報を掲載したカード型のパンフレット3千部を戸塚区役所やランニングステーションなどで配布する。


 また、6月7日午前10時から戸塚スポーツセンターで田中教授の講演会が開かれ、スロジョグの効果と走り方の5つのポイントやスロジョグを続けるコツを実技を交えて披露する。メーンターゲットに据える区内在住・在勤の20~50代を優先して150人を募集する。


 このほか、6月からは柏尾川河川敷などを走る「ナイトラン」も実施する。いずれも問い合わせ・申し込みは戸塚区福祉保健課(電)045・866・8426。


 同課の担当者は「ジョギング経験のない人や運動が苦手な人でも楽しく走れるスロジョグを知ってもらい、運動の習慣をつけてほしい」と話している。


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2014/05/21

もしも一つだけ願いがかなうなら

おととい、ある方にメールを差し上げた。大野病院事件後にはじまった『周産期医療の崩壊をくい止める会』の募金活動に、自分の中で区切りをつけるためだ。亡くなった人を思う、という純粋な気持ち。心が籠っていると感じられないものを、これ以上、良い活動だと広めることができなくなったのだ。


見えないビジネス 『パブリックアフェアーズ戦略』は人と人とのつながりを遮断する その2  重篤な被害にも向き合って下さい!

これからのこと 見えないビジネスはこれで最後にして欲しい


でも、わたし生きていくわでも、わたし生きていくわ
(2009/11)
コレット ニース=マズール

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7年間、一生懸命だったから、心にぽっかり穴が空いたよう。急に一人になっちゃったなぁ。


寂しくなってやっぱり涙がでてしまった。どんどん悲しくなる。


半年前にブログをはじめたばかりで、使い方が今でもよくわからない。訪問履歴を久しぶりにチェックしてみた。


驚いてしまった。こんなに大勢の人が読んでいてくれたことに、はじめて気づいたから‥‥。


今度は嬉しくて、涙が出た。


ブログをはじめた理由。本当は、父の友人に「ありがとうございました」と一言お礼をいいたいからだった。はじめてのシンポジウムの原稿には戦場という言葉を入れた。


出産から、7年以上がたちましたが、私の心はいつも救命していただいた先生のそばにありました。ご存知のように、今、周産期医療は崩壊をしています。私が出産したときも、まるで戦場のようでした。執刀していただいた先生は、朝から立て続けに手術があり、 私の手術の前には床に座り込んでおられました。


まさか自分の父や友人が、戦場で命をかけて資源開発をしていたなんて。なかなか立ち直れないよ。


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【アルジェリア人質事件】軍に攻撃の自制要請/新谷さん、人質の命優先/日揮と緊迫のやりとり  47NEWS 2013/02/07 11:56 から一部引用

 新谷さんからの電話が鳴ったのは午前9時ごろ。英語を話すテロリストに拘束されたと伝えてきた。しばらくして再びかかってきた電話は「間もなくプラントに連れて行かれる。日本大使を通じ、移動中に攻撃しないようアルジェリア軍に要請してほしい」との内容だった。

 その時、上空にはアルジェリア軍のヘリコプターが旋回していたとみられる。新谷さんをよく知る関係者は「一緒に連行される人を守ろうとしての連絡だったのだろう」と話す。

 電話から約30分後「(プラントに)到着した」と短い連絡が入ったが、これが新谷さんとの最後の交信となった。日本大使館からはその後、アルジェリア軍に攻撃自制を要請したとの連絡が日揮側に入った。

 新谷さんは1月24日、指輪にあったイニシャルなどで最後に死亡が確認された。関係者は「最後まで社員らを守る責任を放棄しなかったはずだ。彼はそういう男だ」と話した。


父に聞いたら役員になった時に蘭の花をいただいたそうだ。「ご自宅にうかがってお線香を」と言ったらご家族とはそれほど親しくおつきあいしていないそうだ。いくら心で思っていても、こちらの気持ちを押し付けるわけにはいかないな。


でも、そこで諦めないのが私。こっそりブログをはじめた。


ブログを書いていたら、どこかで誰かとつながって、いつか願いが叶うかもしれない。そういう気持ちがあったのだ。これだけ大勢の方が訪問して下さっていたら、本当にそんな日がくるかもしれない。もしかしたら、献花にいらして下さった一万人の中のどなたかが、読んでいるかもしれない。そう思うと元気になった。


いつも読んで下さっている皆様、ありがとうございます。


これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。





2014/05/20

『神様は見ている』 プチ復讐

休日いつものように家族三人でハイキングに出かけた。とっても楽しかった。


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私達は静かな場所が好きなので、アクセスの良い私鉄の●●山口駅でなく、JRと私鉄が相互乗り入れをしている●駅でおりバスに乗る。


バスの通り道にちょっとした観光名所になって場所がある。古くからある病院があり、隣には、庭が解放された古いお屋敷があってそこだけ雰囲気が良い。ただ古いというより、レトロモダンな感じなのだ。バスの車窓から見える病院がいつも気になっていた。


ある時、どんな病院なんだろう?と検索してみた‥‥。


なんという偶然!『事実は小説よりも奇なり』とはまさにこのことだ。


記憶は7年前に遡る。


あの時、もしも一言私に謝罪してくれたら、私はそれでよかったのだ。それがここまで大きな社会問題になるとは‥‥。


はじめ夫は私の話を信じようとしなかった。私だってそうだ。でも「『障害者手帳を申請すればいい』と言われた」と泣いて訴えたら急に真剣になった。「メモでもなんでもいいから、証拠をとってこい」と私に言った。


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見た瞬間夫は顔色が変わり、「確かめてこい」と、今度はボイスレコーダーを購入し持たせてくれた。もともと父は企業でリスク管理をしていて、弁護士と二人三脚で仕事をしてきた。証拠をきっちり押さえておくことは基本中の基本だ。


何度も何度も気づかれないように操作方法を家で練習した。それでも、はじめてボイスレコーダーを忍ばせて録音した時には手が震えた。


私がこころの専門家に、厚労省ではじまろうとしている事業について問いただした時だ。顔色を変えてあせりだした。「どうやって調べたの!」と怒り出したかと思うと、次の瞬間には急にやさしい声になり「先生が出ていったらあなたは困るでしょう」などと言い出す。


直感で感じた。何かがおかしい。


調べあげたって言ったって、ちょっとググれば誰でもわかる情報じゃないか。だいたい、PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)の専門委員をしていたのに、FDAから警告が出ていることすら知らないの?もしもそうなら、何ということだ。PMDAが役に立っていない証拠じゃないか。


しかし、あの頃の私には、それ以上調べる術がなかった。


夫が山頂から病院を見下ろしながら私に言っていた。「もしもあの人がいうような病気だったら、休日に家族でハイキングなんてできるはずがないじゃないか」


あのこころの専門家は私達家族が、そういう話をしながらハイキングしていることを知ったら、どう思うのだろうか?


あれから7年経ち、「被害連絡会」という被害者を支援する会も発足し、様々な要望を厚労省や政治家に出すまでになった。


「すぐにPTSDと診断してくれる」と噂される有名な精神科医がいる。あのこころの専門家と同じ学会に所属していて、たぶん先輩のような間柄じゃないだろうか。


その医師に被害連絡会の名前で減薬のお願いをすると、「ハイ、わかりました」とニッコリ笑って快く応じてくれるそうだ。だから会の代表の中川さんはその精神科医のことを「あの先生、すごくいい人なんだよ!」などと言っているそうだ。


時代は変わった。ご遺族がこんなことを言うなんて。信じられないほど、大きく変わった!


そのきっかけが、この一枚の紙切れとあの時の心が凍るような冷たい言葉だったとしたら。


あの時、私を追い出すのに必死だった。私に向かって「あなたなんかに何ができるのか」と冷たく言い放ったーーーーーー


今、私はやっぱり神様はいる。『神様は見ている』と思うのだ。


※     ※    ※



ブログ記事だけではわからないかもしれないので、情報を付け足してみた。


2009年4月1日、病院に送った要望書から一部引用する。私は2005年5月、子どもが産まれた病院で、子宮筋腫の手術を受けた。その時に「育児相談をしてみては」とすすめられ「こころのケア」を受けることになった。まさかそこが「精神科」であるとは思わず軽い気持ちで受診してしまった。


それから向精神薬の副作用に悩まされることになった。当たり前だ、育児に悩むのは病気ではないし、まして精神障害ではないのだから。


何かがおかしいと気づき主治医を問いただしたら、びっくりするような診断名をつけられてしまった。「私に逆らったから」「私の治療に疑問を持ったから」「あなたは反抗的だから」という理由で。


これを『人権侵害』と呼ばずして、何を人権侵害と呼ぶべきか。


「もう、私の人生は終わった」目の間が真っ暗になった。足は引きつるし、涙は止まらないし、体はボロボロだった。そんな私に夫は言ったのだ。


「草の根でどこまでやれるかがんばってみろ!!」


2009年4月1日 要望書より 一部引用

さらに前述に関係して、現在の●には大きな問題があります。それは、社会保障費が国民生活を圧迫していくなかで、安易に障害者手帳をすすめる●医師の姿勢です。これは、見えない損害を国に与えているのではないですか。報道によれば、センターの借入金残高は343億円にのぼるとのこと。 障害者手帳を出すことは、ますます国に負担を強いることになります。これまで●では、何人の障害者を作ったのでしょうか。


答 申 書

答 申 書 - 内閣府

本人に係る外来診療録の不開示決定に関する件


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向精神薬 多剤処方を制限…診療報酬認めず 厚労省、新年度 ヨミドクター 2014年3月7日 読売新聞


 厚生労働省は新年度から、抗不安薬や睡眠薬などの向精神薬を数多く処方した場合、診療報酬を原則認めない仕組みを導入することを決めた。薬物依存や重篤な副作用を防ぐ狙いがある。


 新ルールでは、外来診療で服薬管理などをする際、抗不安薬か睡眠薬を3種類以上、または、統合失調症の治療に使われる抗精神病薬か、抗うつ薬を4種類以上、1回で処方した場合、診療報酬を請求できなくし、処方箋料も減額する。


 また、入院患者に、副作用が少ないとされるタイプの抗精神病薬を処方する場合も、2種類までしか加算できないように改める。


 抗不安薬や睡眠薬としてよく使われるベンゾジアゼピン系の薬剤は、使用し続けると薬物依存になる危険性がある。


 抗精神病薬は一定量を超えると治療効果は上がらず、手の震えや体のこわばりといった副作用の危険が高まり、突然死することもある。国内では、抗精神病薬を3剤以上処方している割合が海外に比べて多い。



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疾患啓発CM「お医者さんに相談だ!」「潜在患者掘り起こし」批判も つなごう医療 中日新聞 (2014年5月13日)


厚労省、実態把握へ


 個々の病気の症状を説明し「心当たりがあれば医師に相談を」などと呼び掛ける製薬会社のテレビCMが盛んだ。啓発が目的とされ、医薬品名は出ないが「潜在的な患者を掘り起こし、薬の販売促進につなげるのが目的」との批判もある。厚生労働省は、医薬品の適正な広告の在り方を検討するため、研究班を通じて実態把握を進め始めた。


 こうした疾患啓発広告は日本では1990年代後半に始まり、性機能障害やニコチン依存症、うつ、疼痛(とうつう)など数多くのキャンペーンがテレビCMや新聞広告、インターネットサイトで展開されてきた。厚労省は医師の処方が必要な医薬品に関し、医療関係者以外に広告しないよう指導しているが、医薬品名が出ない啓発広告は許容範囲で、薬事法にも違反しない。


 製薬会社MSD(旧万有製薬)は2005年から男性型脱毛症(AGA)のCMを開始。人気お笑いコンビを起用し「お医者さんに相談だ!」と呼び掛けるフレーズが耳に残る。国内でAGAの飲み薬の承認を得ているのは同社だけ。広報は「抜け毛や薄毛に悩む患者さんに受診や治療の選択肢を提示するのはメーカーの責務」と話す。


 「ビリビリ!ジンジン!チクチク!は、神経からのSOS!」。有名タレントが登場する神経障害性疼痛のCMを今年1月から合同で始めたのはファイザーとエーザイで、やはり治療薬を販売。ファイザーは今後も「潜在的な疾患への気づきや、継続治療の重要性を訴えるために必要な場合は実施していく」という。


 表現の不適切さを指摘されたケースも。塩野義製薬と日本イーライリリーは昨年10月、うつ病について「頭の痛みや肩の痛みといった体の症状も現れます」とのナレーションでCMを始めたが、「そうした症状が必ず出るわけではない」との医師の意見で「症状が現れることもあります」と修正。塩野義製薬は「意図が正確に伝わらなかったため改善した」とする。


 20歳以上の約5千人を対象に06年、マーケティング会社が実施した調査では、テレビなどで疾患啓発広告を見たことがある人は58%。広告を見て医療機関受診を考えた人は全体の19%で、実際に受診した人は8%だった。患者掘り起こしに一定の効果があることを示すデータといえる。


 医薬品をめぐる問題に取り組む民間組織「薬害オンブズパースン会議」代表の鈴木利広弁護士は、インターネットで検索すれば薬の名前を知るのは容易だとして「まさしく薬を売るための広告と言える」と指摘。CMを見た患者の意向が、医師の処方内容に影響を及ぼす可能性がある点を踏まえ「法律違反ではないとしても、規制すべきだ」としている。


 医療用医薬品の広告  医師の処方が必要な医薬品は慎重な取り扱いが必要として、厚生労働省は医療関係者以外に宣伝しないよう指導。広告の定義としては(1)購入意欲を高める意図が明確(2)商品名の明示(3)不特定多数の一般が認知できる-の3要件を満たすものとしている。疾患啓発広告は、製薬企業が消費者に直接働きかけるDTC(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)広告の一つだが、商品名が出ないため薬事法や厚労省の指導には違反しないとされる。



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2014/05/19

NHKへの不信 公共放送は市民の人権、名誉を守ってくれないの?

もうダムが決壊していくような不満が溢れ出してしまっているから、書いておこう。こうしたことから不信が高まり、受信料不払い運動に発展していったらどうするのだろう。


昨年、NHKの取材のために嫌な思いをした。



ヤクザマネーヤクザマネー
(2008/07/01)
NHK「ヤクザマネー」取材班

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内容紹介

金融市場ゆがめる「黒いカネ」の正体に迫る 政治家、芸能人、起業家など、あぶく銭を追う人種が、いま「ヤクザマネー」に群がっている。株式市場や新興企業などを舞台にした黒いカネのうごめきをレポート。

内容(「BOOK」データベースより)

秘密のディーリングルームで、連日3億円の資金を運用する男。銀行に融資を断られたIT起業家が群がる、高金利のカネ。上場企業から流出した巨額マネーの行方。ヤクザの資金運用に協力する、元証券マンたち。秘密パーティーに集まった有名芸能人と大物政治家。ヤクザマネーの全貌に迫る。



私は肩書きのない一市民だから、沈黙するしかなかった。間を取り持つ方が出てきて、私は名誉を回復できた。けれど、もしもそれができない人だったら‥‥。


NHKは過去に「ヤクザマネー」という特集を放送し高い評価を得た。


例えば、NHKは暴力団関係者かもしれない人に向かって「ある情報が寄せられています。あなたは暴力団関係者ですか」などと尋ねる取材をしているんだろうか。


その情報が正しくても間違っていても、関係のない第三者が逆恨みされるかもしれない。その結果危害が及んだらどうするのだろう。


私は今になってことの深刻さに気づくのだ。NHKは長い歴史の中で、寄せられた情報が、正しいか正しくないか、どうやって判断してきたのだろう?


暴力団というのは極端な例だがわかりやすい。しかし、同様の被害は、どんなささいな情報にだってあるんじゃないだろうかーーーーー


結局あの時の情報は正しく、今になってみたら大きな問題をはらんでいるじゃないか。今後世論を大きく分断していく可能性がある。


だから最近、このまま看過してしまっていいのだろうかと真剣に考える。せめてこうして記録を残しておこうと思う。どうして「魂の旋律 ~音を失った作曲家~」のような番組ができてしまうのかよくわかる出来事だった。


NHKのサイトにある報告書を読んでみた。報告書には「チェック体制」「再発防止」について記載がある。でも、こういう問題が起きた時、市民は、どういう部署に相談すればいいのか。それが書かれていない。巻き込まれた市民はどうなってもいい、という表れではないだろうか。公共放送であるNHKもまた、市民の人権よりも守りたいものがあるらしい。


やっぱりそのうち法務省の人権相談窓口に報告しておこうかな。受信料、払うのやめたくなっちゃうよ。


報告書から 一部引用

NHKは今回のようなケースもありうることをしっかり認識し、取材から放送に至るまでのあらゆる過程で真偽を見極めるチェクの精度を高めていく必要がある。NHKは今回の問題を、様々な研修会や勉強会で取り上げ、再発防止の取り組みをすすめていく。



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魂の旋律 ~音を失った作曲家~

NHKスペシャルでは、去年3月31日、「魂の旋律~音を失った作曲家~」と題し、両耳の聴力を失った作曲家として、佐村河内守氏を紹介いたしました。

しかし放送当時、本人が作曲していないことや全聾ではなかったことに気づくことができませんでした。

視聴者の皆様や、番組の取材で協力して頂いた方々などに、深くお詫び申し上げます。なぜこうした事態を防げなかったのか、調査の結果をご報告いたします。