2016/12/31

ステルスマーケティングと明治のCSR活動 明治グループは病気の子ども達のために『特殊ミルク』を製造している

●採算を度外視して、超低出生体重児のために『ミルク』をつくってくれている会社


1年の最後に残念なニュースを見つけてしまった。


明治(meiji)が、主力商品であるプロバイオティクスヨーグルト、『R-1ヨーグルト』を、ステルスマーケティング(広告宣伝であるのに、広告宣伝はないかのように装い、商品を売り込むこと)で売っていたんじゃないかという疑惑だ。某週刊誌で特集が組まれていた。


超低出生体重児の母親として、明治は特別な会社だ。採算を度外視して、超低出生体重児のために『ミルク』をつくってくれているからだ。


夫は運動と免疫について研究してきた研究者だ。一時期、『R1ヨーグルト』の研究のお手伝いさせていただいたことがあった。それだけに残念な気持ちで一杯だ。『R-1ヨーグルト』は決してインチキ商品ではないのに・・・。


小学生の時に理科の授業で作った車 
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●26種もの特殊ミルクを製造している


こちらは明治グループの公式サイトにある、CRSを紹介するページ。ご覧のように『特殊ミルク』の製造はCSR活動の一環として行われている。明治はアレルギーなどをはじめ、26種もの特殊ミルクを製造している会社なのだ。

◇  ◇  ◇
明治明治グループのCSR活動 特殊ミルク
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生まれつきの代謝の異常などにより、母乳や市販の粉ミルクを飲めない赤ちゃんがいます。こうした乳幼児のために、明治は栄養補給や治療用の「特殊ミルク」を製造し、お届けしています。特殊ミルクには、国の助成事業として無償で提供される「登録特殊ミルク」と企業が無償で製造・提供する「登録外特殊ミルク」があり、あらゆる適応症に対応したミルクを供給し続けています。
◇  ◇  ◇

つまり、もしも業績が悪化したら「特殊ミルクを値上げ」なんてこともあるかもしれない。株式会社は、慈善事業を行っているわけではなく利益を確保しなくてはいけないからだ。


●企業のCSR活動 株主に喜ぶ方々の姿をみせて欲しい


私は明治にはお世話になったからこそ、ブログでも、宣伝と受けとられるようなことは書かないようにしてきた。


でも今回ばかりは、明治のCSR活動の宣伝をさせて欲しい!800gで産まれた子どもが、元気にスキーができるようになるなんて、やっぱりすごいと思うから。


明治には確かな技術があるからこそ、『特殊ミルク』が製造できるのです!!


こう思うのにはもう1つ理由がある。私がある会社の株主総会に参加した時のことだった。その会社は株主総会の会場に、自社で製造販売している商品の展示や、CSR活動を紹介するブースを設けていた。CSR活動の一環として、海外で自然保護のために植林をしているということだった。


でも私は写真だけの展示をみて、内心こう思ってしまった。「これだけじゃあ、良い活動かどうかわからない。本当に植林をしているのかわからないし、現地の方々が喜んでいるのかもわからない」


一株主としては、実際に喜んでいる方々の顔をみせて欲しいと思う。
2016/12/25

メリークリスマス

今日はクリスマスなので、クリスマスツリーの写真です。


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吉祥寺のL.L.Beanの前のある、大きなクリスマスツリーをパチッととりました。家にもあるトートバッグがツリーの飾りとしてぶら下がっています。L.L.Beanらしくていいなぁ、と思いました。


武蔵野というと、東京といっても都心とは少し違う。


吉祥寺は井の頭公園が駅の近くにあり、このツリーのようなイメージがあるのです。


明日から少しお休みします。


2016/12/24

疑惑の『水口病院』 フライデー 無資格中絶死事件 水口病院は「死者が理事長だった!」を読んで その2

●吉田氏の「被害者意識」はどこから来るのか?

吉田氏は「亡くなったことに気付かなかったから」と答えるが、記事によると、診療報酬請求も、亡くなった前理事長名で行っていて、東京都の立ち入り検査があるまで続いていたそうだ。


しかも吉田氏は「故意じゃなければ、詐欺は成立しない」というようなことを口にしたそうだ。そして問題になっている、「指定医を持っていない医師が中絶手術をしていたこと」についてはこのように答えている。


「指定医が、手術に関与していれば(立ち会うか、待機している)指定医じなくても手術をしてもいいじゃないか。全国の産婦人科の常識、実態。そもそも年間20万件も行われている中絶手術を、1000人足らずの指定医でこなせるわけがない。そんな実態を無視して我々はスケープゴートにされたのです」


そこで記者さんが「誰が何のためにスケープゴートにするのか」尋ねるとこのように回答する。


「母体保護法の運用や解釈を厳格化することで、利益や得点になるところでしょうね。例えば東京都医師会、日本医師会、日本産科婦人科学会など指導的な役割を果たすところは、厳格化によって間違いなく評価が高まるでしょう」


文春のインタビューにも感じたが、吉田氏は謝罪を口にする一方で、「私たちこそ被害者だ」というようなことを口にする。なぜか理由がわからないが、強い「被害者」意識があるようだ。


今回、フライデーを読んでそれがどこから来るのかわかる気がした。


先ほどの病院関係者の話を読んで気付いた。吉田氏は、亡くなった2代目院長のご子息を「追い出した」とあった。


2代目院長の水口弘司氏は横浜市立大学医学部附属病院院長で日本産婦人科学会会長を務めていらした、著名な産科医だそうだ。先日の文春の記事では「(遺族の告発は)結局、画策グループの手先で金銭的に買収されたんだろう」と書いてあったが、フライデーには「日本産科婦人科学会」など、具体的な名称が記されていた。吉田氏が批判報道に対して、このように、学会などの権威者を引き合いに出し、逆切れのような対応をするのは、罪悪感の裏返しなのかもしれない。


●写真が物語る吉田氏の10年間


フライデーに掲載された現在の写真も、吉田氏のこの10年間を物語っている。司法書士という法律家らしい面影がなく、別人のようだ。

◇  ◇  ◇
e-doctor HOSPITAL INFO vol.52 医療法人財団緑生会 水口病院の取材記事
女性スタッフによる、女性のための総合医療を提供
医療法人財団緑生会 水口病院


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私は『因果応報』『天網恢恢疎にして漏らさず』という言葉を思い出した。
2016/12/24

疑惑の『水口病院』 フライデー 無資格中絶死事件 水口病院は「死者が理事長だった!」を読んで その1

●都に提出された議事録の「署名人」は、亡くなっている前理事長

「死者が理事長だった!」という推理小説のようなタイトルに惹かれフライデーを買った。『水口病院』の続報が掲載されているからだ。

◇  ◇  ◇
フライデー 無資格中絶死事件 水口病院は「死者が理事長だった!」 – FRIDAY(フライデー) 2017年 1/6・13合併号 2016年12月22日発売
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今回の一連の報道では、『無資格中絶』がクローズアップされている。でも私は問題の本質はむしろ、フライデーが報じた『死者が理事長』にあるんじゃないかと思ってきた。


開いた瞬間、目に飛び込んできたのは、水口病院が16年5月に都に提出したという議事録。「亡くなって1年弱が経過した山田準子前理事長が署名人」だった。


私は山田医師の名前には見覚えがあったのでハッとした。今までと同じように、匿名掲示番に書いてあった名前だったからだ。


●「2 代目には医師の息子さんがいましたが、吉田氏に追い出された」 「歴代院長は誰も理事長と会ったことがない」


続く病院関係者の話も興味深い。


水口病院の関係者の話

「吉田は創業者の長女の亭主。医者ではなく、司法書士です。それが10年ほど前に2 代目が病死したのを機に経営に介入。2 代目には医者の息子さんがいましたが、吉田に追い出されたそうです。病院とは無関係の知人を理事長に据えて病院の実権を握った吉田は、待合室をアールデコ調にするなど、院内をゴージャスに造り替えました。歴代院長は誰も理事長と会ったことがないはず」



理事長代行は、前理事長が亡くなったにも関わらず代行が代表権を持つという『非常事態』を1年以上も続けていたという。フライデーは週刊文春と同じように水口病院の実質的な経営トップといわれる吉田文彦氏を直撃した。


続く
2016/12/20

給食死亡事故の教訓とは 社会の問題として社会の理解を得るということ

●事故の教訓とは 「『エピペン』を打て」なのか?


今日は給食死亡事故が起きた12月20日だ。すでに忘れている人が大半だと思うけれど、私は意外と命日を忘れない。


なんだか最近思う。私の街はあの事故から、一体何を学んだというのだろうか。


事故後、学校から配られるアレルギーに関する手紙には目を通してきたし、保護者が参加できる説明会に参加したこともある。しかしいつも何かが違う気がした。簡単に言えば『エピペン』さえ打てばいいという感じだからだ。


●なぜ「アレルギー」だけ?


そもそもアレルギー以外の病気や障害を抱えた子ども達だっている。しかも、私の街では「インクルーシブ教育」を目指すそうだ。だったら、なぜ『アレルギー』だけなんだろうーーーー


事故から学ぶ教訓は、もっと別にあると思う。


私は以前NHKで放送されたクローズアップ現代の『小児がん』の特集番組、最近あの番組を思い出す。インタビューに答えていた、イギリスで晩期合併症を抱えながら生きている女性の姿と医師の「子どもが大人になるにつれて、社会の問題になるんです」という言葉を思い出すからだ。


●小児がんの晩期合併症の問題は子どもの問題から、大人の患者が増えるにつれ、社会の問題になる

◇  ◇  ◇
小児がん 新たなリスク - NHK クローズアップ現代 2011年1月31日

(※こちらに番組を文字に起こしてあります)

(イギリスにある小児がん治療の拠点、バーミンガム小児病院の医師)

「晩期合併症の問題は子どもの問題から、大人の患者が増えるにつれ、社会の問題になってきます。小児がんの治療は彼らの未来の扉を開くものです。ですから彼らが社会に貢献しながら、自分らしく生きられるよう国が支えていくべきなのです」


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ロンドンに住む、アレクサンドラさんです。幼い頃に白血病の治療を受けたアレクサンドラさんは、低身長に加えて17歳の時に脳腫瘍を発症しました。放射線治療が原因の晩期合併症でした。腫瘍は定期的な検診により早期発見。さらに専門医のアドバイスを受けることで学校に通いながら治療を受けることができました。アレクサンドラさんは看護学校を卒業。今月から夢だった看護師として小児病院で働きはじめています。


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「私は小児がんの晩期合併症がありますが、上手く付き合っていけていると思います。やりたいことができて、自分の人生を生きています。幸せです」
◇  ◇  ◇

番組の最後に垣添忠生元国立がんセンター総長がおっしゃった「社会の問題として社会の理解を得るということが大切」という言葉もその通りだと思う。


アレルギー死亡事故から学ぶことって、『エピペン』を打て、だけじゃなくて、それこそ「社会の問題として社会の理解を得るということ」じゃないかと思う。さらに言えば、アレルギーだけでなく「どんな病気や障害を抱えていても、生き生きとくらせるように」、そういうことじゃないかと思う。


そもそも、そういった考えが、「インクルーシブ」というものだと思うし。



2016/12/17

疑惑の『水口病院』  遺族はお金のために告発するのか? 週刊文春 中絶死水口病院担当医は「慶応卒で年収7千万円」を読んで

●今までで一番インパクトのある記事 常務理事Y氏のコメントにビックリ!

先ほどの女性セブンと同じ日、週刊文春も水口病院を取り上げた。さすが文春だと思った。今まで読んだ記事の中で、一番インパクトがあるかもしれない。記事に書かれていることが、事実かわからないけれど、とても気になる。

中絶死水口病院担当医は「慶応卒で年収7千万円」 週刊文春 2016年12月22日号

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●病院関係者の証言「豪華絢爛な院内からは想像もつかないほど、内情は厳しい」


亡くなった女性の担当医が「慶応卒で年収7千万円」というタイトルに心を引かれたが、私が興味を持ったのは、病院関係者の証言だった。


読んだ瞬間、どこかで読んだことがあると思った。2012年頃に某巨大匿名掲示板に書き込まれた、病院関係者と思われる方達の証言と、よく似ているのだ。


豪華絢爛な院内からは想像もつかないほど、院の内情は厳しいという。「現在、常務理事で司法書士のYが、04年から院内のドンとして経営を仕切ってきました。ワンマンのYに不満を抱える者も多い。医師やスタッフの入れ替えが激しく、ここ数年、赤字経営が続いていました」(病院関係者)


●遺族は画策グループの手先?金銭的に買収された?


そのY氏の話が凄い。これではワンマンだと自ら認めているのも同然だ。


(今回の件は)犯罪性は極めて低く、見せしめだと思っています。その背景には、病院内外からの画策があったと思っている。医学会や政治を動かし、私たちを潰したいのです。80年の歴史があり、華やかな展開をしている駅前の病院ということで、ターゲットにされたんじゃないでしょうか。(遺族の告発は)結局、画策グループの手先で金銭的に買収されたんだろうというのが私どもの味方です


まるで「病院こそが被害者だといわんばかりの口ぶり」と、様々な事件を取材している文春の記者さんも呆れている。誰の画策なのか尋ねても、はっきりせず、小池知事の発言については「事実とは違う」と反論しているそうだ。しかも、一番迷惑するのは「患者」だというオチまでついて・・・。


こんなことを堂々と口にするから、師走だというのに、「経営が厳しい」とか「赤字」とハッキリ書かれてしまったんじゃないの?誰かの陰謀などではなく、いくら指導しても改善しようとしないから、行政も手に負えなくて困っていたんじゃないかと思う。


●「ネットの書き込みを監視したり、業者を使って、削除させている」という噂


ところで、これまでの水口病院に関する報道を振り返ると、あの掲示番は意外と侮れないと思う。なにしろ、理事長代行が司法書士だったことも、(フジテレビの報道にあったように)亡くなった理事長が女性というのも、さらにはスタッフがすぐに辞めてしまうということも、どうやら本当みたい。


ということは、ネットの書き込みを監視したり、業者を使って、削除させている、ということも案外本当なのかもしれない。


だって水口病院の公式サイトに掲載されたマスコミへの抗議文もすごい内容だけれど、病院関係者じゃない人が突然現れて(本当に関係ないのかな?)、亡くなった女性に関することを暴露し、それを「拡散して」って呼びかけるんだもの。
2016/12/17

疑惑の『水口病院』  遺族はお金のために告発するのか? 女性セブン 『なぜ妻は死ななければいけなかったのか』 を読んで

<追及レポート>夫が悲痛告白「なぜ妻は死ななければいけなかったのか」 女性セブン [1月1日号]   2016年12月15日(木曜日)発売

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女性セブンに掲載された記事は、要点がまとめられ、すでにネット記事として配信されている。主に、亡くなった女性の御主人の心情と、告発に至った経緯などについて書かれている。


指定医ではない医師の中絶手術後に死亡 「死因不明」に夫の悲痛な思い ライブドアニュース


そこで、ブログにはネット記事では省かれた、病院経営などに関することをピックアップしていこう。


まず、奥様が亡くなったことと、中絶手術との因果関係があるのか、について。現時点では明白な因果関係がない、とされているが、死因を特定するための行政解剖は杜撰だったようだ。


都内の大学病院で行われた行政解剖には「急性うっ血性心不全」とあるだけで、何が原因で亡くなったのかわからなかったという。そこでご主人が大学病院に問い合わせると、解剖を担当した医師はまだ若く「急性心不全とは書けないから、『便宜的にうっ血』と書いただけ」と言ったそうだ。


その上、死体検案書には、中絶手術をしたことが、書かれていなかった。水口病院に尋ねても納得できるような回答は得らず、不信を募らせていったそうだ。だから刑事告発するに至ったという。


●行政がその気になれば、行政解剖のやり直しができるかもしれない


記事を読んではじめて知ったことがある。検体が一部保存されているので、行政がその気になれば、もう1度、行政解剖のやり直しができるかもしれないそうだ。


だったら私も都民として、やり直しをお願いしたい。


なぜなら何度も書いてきたけれど、ご遺族が望むのは多くの場合「なぜ死ななければいけなかったのか、理由が知りたい」だからだ。お金が目的だと批判する方がいるけれど、裁判になれば、病院側の弁護士は、遺族の弱いところを徹底的に叩く。お金のために、茨の道を歩もうとする方がどれだけいらっしゃるのだろうか。


●中絶手術は、お産を手がける産婦人科医はあまりやりたがらない


そもそも措定医にしかできないことが示す通り、人工中絶手術にはリスクがあるという。都内のある産婦人科医の証言を読んで、『水口病院』の公式サイトが、特殊なんだと感じた。


「妊娠初期の中絶手術では、子宮内に危惧を入れて胎児を掻き出したり、吸引したりします。手術時間は10分〜15分と短いが、手作業のため子宮を傷つけてしまい、感染症などになるリスクがある。静脈性の全身麻酔によるアレルギーの可能性もあります。正直、お産を手がける産婦人科医はあまりやりたがらない手術です」「中絶の手術は、患者の後ろめたさなどから、明るみに出ないことも多い。今回の件は、誰の身にも起こりえると考えられます」(都内の産婦人科医)


ホームページには、「経験豊かな医師が安心・安全な中絶手術を行います」という記載があるが、指定医ではない医師が何度も中絶手術を行っていたのだから、その点では言い逃れようのない嘘をついていたことになる。



●なぜ医師でなければ理事長になれないのか 人命を扱う医療において、医学知識のない者が責任者になり利益を追求すれば、深刻な問題が生じる恐れがあるから


少し前までは、『水口病院』は、歴史のある評判の産婦人科病院だったそうだ。なぜ、今のような病院になってしまったのだろう。『水口病院』の沿革について、詳しい解説がある。


水口病院は、52年に開院。04年に初代理事長の義弟であるC氏が理事長代行に就任したのを機に、女性スタッフからなる「経営管理室」を発足させる。病院の待合室をアール・デコ調に改装し、現在に至るセレブ病院の礎となった。


登記簿によれば、15年8月に前理事長が死去し、その後、現理事長が就任したのは16年10月であり、1年2ヶ月以上も理事長が不在だった。


同病院が16年11月16日付では理事長の名前がなく、理事長代行としてC氏の名前がある。C氏は医療資格を持っていなかった。医療法46条の6第一項によれば、医療法人の理事長は原則として医師か歯科医師に限られる。人命を扱う医療において、医学知識のない者が責任者になり、利益を追求すれば、深刻な問題が生じる恐れがあるからだ。



なるほど。「理事長代行 C氏」が非常に気になる。そこで、週刊文春に掲載されたC氏のコメントをみていこう。


続く

2016/12/16

疑惑の『水口病院』 『エバハート事件』報道とフジテレビ 遺族はお金のために告発するのか? その2

●『エバハート事件』報道 フジテレビのサキヨミと週刊文春が先陣を切る


『エバハート事件』の時も、フジテレビのサキヨミ(2008年12月21日放送)と伊藤氏が先陣を切って報道したため、医療関係者にバッシングを受けていた。今の水口病院報道とは、比べものにならないほどすさまじかった。抗議文はエバハートを開発したサンメディカル社をはじめ複数の機関から出された。


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こちらは番組の中で紹介された12月17日発刊の週刊文春(12月25日号)『国立病院のおぞましい人体実験』。署名なしの記事だけれど、私は伊藤氏が書いたと考えている。


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この時、世論を動かしたのは亡くなった患者さんのお母様のある言葉だ。「手術前の説明とは違います。生命維持をするためには、治験に参加するほかないでしょうか?」という同意書に添えられた言葉だった。お母様の勇気ある告発により国立循環器病センターが調査委員会を設置した。告発報道がきっかけになったのだ。


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水口病院は伊藤氏とフジテレビ、さらにはご遺族を批判しているようだけれど、『エバハート事件』を振り返ってみたらいい。あの時、涙ながらに国立循環器病センターを告発したご遺族は、報道の後、真摯に対応した国立循環器病センターに感謝していたそうだ。


昨日2つの週刊誌が水口病院について取り上げた。女性セブンと週刊文春だ。(※こちらは女性セブン 2016年12月15日発売 1月1日号  <追及レポート>夫が悲痛告白「なぜ妻は死ななければいけなかったのか」 東京都無資格医師中絶手術致死事件)


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某巨大匿名掲示板には、2012年頃から今の騒動を予感させるような書き込みがあった。それも、内部の医療関係者が書いているとしか思えない内容だった。(※関心がある方は『水口病院 2ch』で検索してみてください。現在のものでなく、2012年頃の書き込みです)


週刊誌を読んで驚いたのは、匿名の書き込みを裏付けるような内容だったからだ。もしもご遺族が、お金にために動いているだなんて勘違いをしたら大きく道を踏み外すことになるだろう。


それでは気になる部分をいつものように、記録に残しておこう。


続く
2016/12/16

疑惑の『水口病院』 『エバハート事件』報道とフジテレビ 遺族はお金のために告発するのか? その1

●『水口病院』の対応への疑問 


つい最近、水口病院の公式サイトが更新され「マスコミの当院に関する報道姿勢に関する意見」なる抗議文が出された。私は読んで非常に驚いた。


https://www.mizuguchi-hospital.jp


医療機関というものは守秘義務がある。どのような理由があれ、どういった診断を下したかどうかなど、患者のプライバシーに関わることを口外しない。


例えば芸能人ががんで通院しているという噂があり、病院に取材することがある。しかし記者に何を聞かれても「患者様に関わることには、一切お答えできません」というが、良識ある医療機関の対応だろう。


でも水口病院は違うのだ。まるでこの問題を最初に取り上げた医療ジャーナリストとフジテレビが悪い、さらには告発した男性側にも原因があるだろうと言わんばかり。


●伊藤氏は内部告発がどこにあったかを、明らかにしていない


先日伊藤隼也氏は、内部告発があったと確かにおっしゃっていた。あの時私は伊藤氏はさすがジャーナリストだと思った。


なぜなら、内部告発がどこにあったか一切言及しないからだ。伊藤氏ではなくて、東京都にあったかもしれないし、警察にあったかもしれないのだ。それを明らかにしないのは、告発者を守るためなのだろう。


と、こういったことを、水口病院の関係者の方々は考えないようだ。


●フジテレビの報道関係者は気付いていたのか 『下町ロケット』のガウディ編に登場した医療ジャーナリスト


そもそも、内部告発をする側だって、下手をしたら返り討ちにあうかもしれない。だから相手を撰んで告発をするのだ。その良い例が『エバハート事件』だ。


私は昨年TBSで放送された人気ドラマ『下町ロケット』のガウディ編をみた時に、『エバハート事件』を思い出した。ドラマには伊藤氏にそっくりな医療ジャーナリストまで登場した。それも演じていたのは元フジテレビアナウンサー高島彩さんだ。



フジテレビの内部の方々も、ほとんど気付いていないようなのでブログに書いたところアクセスが爆発的に増え、書いた私がビックリしたほどだった。


下町ロケット『コアハート』と『エバハート事件』 その1

『下町ロケットガウディ編』とフジテレビの不振 前編


こういうことに気付かないから、フジテレビはダメなんだろうなぁ・・・。


続く

2016/12/15

私と『全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会』 被害者を悩ますもの その2

●全国から連絡会に送られてくる『善意』の手紙やプレゼント

これは私が全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会の池田としえ事務局長にいただいた、フランスにある「サンジェルマン・デ・プレ教会」の「奇跡のメダル」


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(※奇跡のメダルついては、こちらのブログ記事が参考になります↓)

奇跡のメダイユ教会 この教会で販売されている「奇跡のメダイユ(メダル)」を求め、世界中から観光客が集まります。 paris.nav.com


全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会の方々とのお付き合いは、かれこれ3年になる。はじめて池田議員にお目にかかったのは2014年2月。(知らなかったとはいえ)ワクチンのプロモーションに関与したことを謝罪しにいったことがきっかけだった。


子宮頸がんワクチン 被害者の声をききに議員会館へ その1


●なぜ、連絡会が回復情報を出さないのか 全国から届くプレゼント


実は私も連絡会の事務局長である、池田議員に尋ねたことがある。「子宮頸がんワクチンの被害から回復」された方々と、「治療者」が、「なぜ回復者の情報を出さないのか」と、ことあるごとに連絡会を批判していたからだ。連絡会にも回復した方々がいらっしゃるときいていた。だから「情報を出せばいいじゃないですか?」と尋ねたのだ。


すると、池田議員がため息をついて、私に全国から届く手紙や品物をみせてくれた。


私がはじめに手に取ったのは、アクセサリーと同封されていた手紙だった。手紙の書き出しからは分からなかったが、最後まで読んでいくと、どうやら純粋な善意ではないようだ。会の顔であるMさんに「アクセサリーを身につけて宣伝して欲しい」ということのようだ。


●患者団体として、医学的に不確実なことを、広める訳にはいかない

池田議員は次に台所に私を連れていって、健康食品やサプリのようなものを見せて下さった。会に関係している被害から回復されたという方が送ってくるようだ。ハッキリとはおっしゃらないけれど、こうした商品を、連絡会ですすめて欲しいということらしい・・・。


池田議員は、例え1人の方がある方法で回復したからといって、それが医学的に正しいとは限らない。だから、会として広めるわけにはいかないんだ、というようなことをおっしゃっていた。


その通りだと思った。


きっとがんの患者さんとご家族なら同じような経験があるだろう。キノコとか健康食品とか、がんに効くからと、「善意」ですすめる親戚や友達にウンザリした方は多いはず。私も超低出生体重児を出産したら、浄水器をすすめられ、困惑したことがあるもの。


一方で、そうじゃない方もいらっしゃるそうだ。先ほどの「奇跡のメダル」は、フランスのメダイユ教会に行かないと手に入れることがないメダルだそうだ。HPVワクチンの被害を報道で知り、心を痛めた方が、「被害者のお嬢さんのために」と、フランス旅行の際、報道を思い出して買ってくださったそうだ。1つや2つじゃなくて50個以上はあったと思う。世の中には親切な方がいらっしゃるものだと、私もビックリした。


池田議員に「あなたにもあげるわ」と言ってプレゼントしていただいた。今も大切にしている。


冒頭で取り上げた、HPVワクチンの推進で知られる久住英二医師はもともとは血液内科医だったそうだ。だとしたら、がんの患者さん達が何に辛い思いをしてきたのか、誰よりもよくご存じだったはずなのに・・・。薬害を訴えている方々だって、同じことで悩んでいるのだ。


駅ビルで白血病の診療 がん治療を身近なものにしたい|日経メディカル 2008-11-07