2017/02/25

超低出生体重児の就学問題 中3英語力、バランス課題=「書く」以外目標届かず―文科省調査

●文科省の調査結果をみて 英語嫌いを増やしちゃダメじゃない

昨日、Yahooに、日本の英語教育が海外からどれだけ遅れをとっているかというニュースがのっていた。

◇ ◇ ◇
中3英語力、バランス課題=「書く」以外目標届かず―文科省調査 時事通信 2/24(金) 15:12配信

文部科学省は24日、中学3年を対象に英語の「聞く、話す、読む、書く」の4技能を測った2016年度英語力調査の結果(速報)を公表した。

政府は、中学卒業段階で英検3級程度以上の割合を50%とする目標を掲げているが、達成できたのは「書く」のみ。他の3技能は2~3割台にとどまり、バランスに課題が残った。

調査は昨年6~7月、全国の国公立中学579校、約6万人(「話す」は約2万人)を抽出して実施した。

国際的な語学力基準「CEFR」で英検3級程度の「A1上位」以上だったのは「書く」が前年度比7.6ポイント増の50.8%。「聞く」は4.6ポイント増の24.8%、「読む」は0.8ポイント減の25.3%、「話す」は1.4ポイント減の31.2%だった。ただ、「書く」は無得点者も3.0ポイント増の15.6%に上昇した。

アンケート調査では、英語が「好きではない」「どちらかといえば好きではない」の合計が2.2ポイント増の45.4%となった。理由は「英語そのものが嫌い」33.7%、「テストで点数が取れない」16.3%、「文法が難しい」13.8%の順で多かった。

「書く」の改善について文科省は、「現行学習指導要領で書く力の指導が充実されたからではないか」とみている。一方、他の技能や「書く」の下位層については「課題に対応した適切な指導ができていない可能性がある」と分析している。

◇ ◇ ◇

●中学1・2年生で習う表現も、実際の場面で使いこなせない?

日本の英語教育の悲惨さは、記事の通りだと思う。こちらの動画はバラエティ番組の「芸能人の英語力を調査する」という企画だ。「小島よしおさんの英語力はすごい!」とのことだが、彼が使っている文法は中学1・2年生で習うものが大半。参考のために会話のはじめの部分を書き出してみた。




Excuse me. I'm looking for Japanese food samples.
すみません。日本の食品サンプルを探しているんですけれど。


Japanese food samples?
食品サンプルですか?


Do you know where I can find some?
どこで買えるか知ってますか?


Kappabashi is the around the Asakusa.
浅草の側にある「かっぱ橋」というところで買えます。

Do you Know Asakusa?
「浅草」は分かりますか?

Kaminarimon Raijin
雷門 雷神


How far is it from here?
ここからどれくらいですか?


It takes 30 minutes by car.
車で30分です。


By train?
電車では?


By train is may be....
電車だと…


Is station near here?
駅は近くにありますか?


Maybe 5 minutes on foot.
歩いてだいたい5分です。



●僕でもわかる

パッとみればわかると思うが、「すごい!」という割に簡単な文法でできる会話だ。習ったはずなのに、イザとなると会話として成り立たないということなんだろう。


日本の英語教育が実社会であまり役に立っていない、ということは本当だと思うが、だからといって、新聞に書いてあることが本当なのか、ちょっと信じられない。


なぜなら最近受けた英検の結果から、息子が今年中に英検3級に合格することは、無謀なチャレンジではないと思うから。1年生の2学期頃まで0点に近い点数をとっていた息子でも、毎日勉強し続けたら可能性がみえてきた。


同級生のほとんどは期末テストなどで、息子よりも良い点数をとっている。それなのに、英検3級程度以上の割合が50%に達しないの?本当?


私がこのニュースを読んで感じたのは、コミュニケーションが成り立つよう「少し工夫すればいいんじゃないか」だった。文科省の指導のすべてが間違っているというわけではなく、相変わらず(スペルミスや文法に気をつかいすぎるなど)細かい指導が多いから勉強が苦痛になるんじゃないの?


試しに息子に動画を再生してみせると、「あっ僕でもわかる」と驚いていた。


そういえば息子は、この番組をみたことがあり、放送当時「小島さんはすご〜い」と感心していた。あの頃は、先生に言われた通り、ただ漠然と勉強していただけだから。こうやって、「できることが増えた」と実感できる場面を増やせば、勉強も楽しくなっていくだろう。


●命を諦めたいと訴える母の声 「育てるのは私たちなんです」


ところで、私が定期的に勉強や成績の話題を取り上げているのは、超低出生体重児の発達に関心があるからだ。研究報告や教科書にも、どのようにキャッチアップしていくかは詳しく記されていない。


一般的に、超低出生体重児は小学校高学年頃までにキャッチアップするとされているが、身長体重などの身体的なことはともかく、知能に関しては、どうやってデータをとり、結論付けてきたのだろう?


医療者は内輪の勉強会や学会などでは、こういったデータを出している。息子はちょうど境界線にあたる24週,800gで産まれた。救命されても、やっぱり微妙なんだと思う。ちなみにこの報告には、23週4日、494gで生まれた超低出生体重児の症例が紹介されている。「命を諦めたい」と訴えた母親の声が紹介されているのだ。

◇ ◇ ◇
低出生体重児の保育限界 超低出生体重児の生育限界とそのリスク管理について 滋賀医科大学 地域医療システム学講座 越田繁樹
【母親の意見】
どんな説明をされても、実際に育てるのは自分たちで 周りの人が奇麗事言っても育ててくれるわけではない。

小さい子にいっぱい管が入っている姿も見たくない。何もして欲しくない。身近な人で700gで出生し苦労している方を知っている。仮に救命してもらい、退院となった時、 手術が必要だったり障害が残ったりの状態で返されても、 上の子もいて自分たちに育てるのは無理です。

◇ ◇ ◇

私はこのお母さんの意見に心から賛同するし、もしも今同じような状態なら、同じことをいうかもしれない。(その可能性はとても高い)私が出産した当時よりも、超低出生体重児の親御さんのブログが増えたからだ。


私は24週だから、「積極的に救命しないで欲しい」とはなかなか言えなかっただけなのだ。


●私が希望を持った理由 データや結果に現れない要因も重要だから


ただ、そんな私でも、今は以前よりも希望を持っている。


一口に「勉強ができない」「成績が悪い」といっても、そもそも日本の教育現場は人手不足で余裕がない。海外に比べ、1クラスの人数も多い。例えば、冒頭の新聞記事にある、国際的に比較したデータだって、比較の対象は国公立と書いてある。もしも私立ならまた違う結果になるかもしれない。


要するに理屈は抜きにして、とにかく、「僕でもできる!」と思わせればいいんじゃない?息子に「英語が好き?」と聞いたら「好き」と言っていたよ。


だから公表されているデータや直近のテストの結果だけをみて「小さく生まれたからしょうがない」と諦めてしまうととても怖いと思う。


私は文科省の調査結果をみて、さらに希望を持った。












2017/02/23

村中璃子氏が訴えられた裁判を傍聴して 『広辞苑』に書いてある?でもそんなの関係ない!

●『広辞苑』に書いてある?でもそんなの関係ねぇ!

先日、裁判の傍聴記録をブログにこっそり書いたところ、ネットで拡散されていた。あ〜バレてしまったかぁ、と複雑な気持ちでみていた。こっそり書いたのは、嫌がらせがあるから。私だけならいいけれど、家族に向けられるのはちょっとね。


私が傍聴したのは『東京地方裁判所平成28年(ワ)第27562号 損害賠償等請求事件』、医師でジャーナリストの村中璃子氏らが訴えられた裁判だ。


父の仕事柄(総会屋対策などもしていた)、弁護士や裁判官は親しみのある職業だった。ある時妹が結婚していないとボヤくので、「私にボヤいてばかりいないで、(女性誌に書いてあるような)人気の職業の男性を連れてくればいいじゃない!」と怒ったら、本当に元裁判官の男性を連れてビックリしたことがあった。


私はそういった家庭で育ったので、リスク管理とは、とにかく「火種をつくらない」が鉄則だと思っていた。


ところがこれまで書いてきたように、ウェッジ(Wedge)社の元編集長大江紀洋氏や医師でジャーナリストの村中璃子氏は違う。わざわざ挑発するようなことをやってきて、裁判になってもその強気な姿勢は変わらない。被告側の弁護士の主張もまた、摩訶不思議で驚きの連続だ。


本当はあの日傍聴席で頭にパッと浮かんだのは、小島よしおさんの「そんなのかんけいねぇ」だった。不謹慎かもしれないけれど、本当にこんな感じなの。



裁判長「広辞苑には、捏造とは『事実でないことを事実のようにこしらえることをいう』とありますよ?」

被告側「『広辞苑』に書いてある?でもそんなの関係ない!」



裁判長が「捏造とは具体的にどんなことをさすのか」尋ねても、そもそも「捏造」という言葉の解釈が違うんだというような主張を繰り返す。裁判長は広辞苑まで持ち出し、諭すように、「一般的な解釈ではこうなんですよ」と説明をしたが、それでも主張を変えない。


●書記官がいるのに、裁判長に文書にして出して欲しいとお願いする被告側の弁護士


もっと驚いたのは被告側の弁護士さんが裁判長に、「裁判長の発言したことを文書として出して欲しい」とお願いしたことだった。


私は固まってしまった。だって目の前に書記官が座っているんだもの。



こんな感じのやり取りが続いたため、裁判長の隣に座っていた若い男性はイライラしているようだった。


私はその男性と何度も目があった。「ねえ、ねえ、そこのあなた!この人達の主張はおかしいと思いませんか?おかしいですよね?」と訴えているようだった。もちろん私は「おかしいと思います」と心の中で頷いていた。


なんかこう、自分が見たり聞いたりしたことが、信じられなくて、誰かに真実かどうか確かめたい衝動にかられた。家に帰って、原告側の清水勉弁護士のブログを読んで、「やっぱり本当だったんだ」と胸を撫で下ろしたほどだ。(※ 一部引用させていただきます。改行させていただきました)

◇ ◇ ◇
「捏造」は評論ではなく、事実だ さくら通り法律事務所 2017-02-15

裁判長は、広辞苑に書いてある定義を繰り返し説明し、被告らに、事実でないことは何か、事実のようにこしらえたことは何か、を具体的に説明してもらいたいと言った。特にむずかしいことを言っている訳ではない。

ところが、被告村中代理人弁護士が、いま裁判長が言ったことを書面で出してほしいと言い出した。法廷で裁判長に向かって、書面を出せ、という弁護士を初めてみた。裁判長が言ったことを確認したければ、書記官が作成するそのときの口頭弁論期日調書をみれば書いてある。これも弁護士にとっては常識。

だから、裁判長の言ったことをはっきり記録にしたいときは、「調書にちゃんと書いてください」と言う。裁判長が書面を出す必要はない。裁判長は、一瞬絶句した感じで無言。それから「もう一度言います」と言って同じ内容の説明を繰り返した。

被告村中の援護射撃のためか。被告ウェッジ代理人弁護士も裁判長に、そのように特定を求めることの意味があるのかと質問した。裁判長は、通常の意味として「捏造」とは事実の摘示を言う、この裁判の立証命題を明らかにしたいということだ、と説明した。被告側はそろって、「捏造」は論評(意見)だと主張している。それに対して、裁判所はそういう考え方を採用しないということをはっきりと言ったのだ。

◇ ◇ ◇

そもそも村中氏が「マウス実験が科学的に稚拙」ということを問いたければ、ウェッジ(Wedge)という商業誌で書かず、論文で批判すればいいことだ。論理が破綻してるじゃない、と思うのは私だけだろうか?


と思っていたら、仲田洋美医師のブログに気になることが書いてあった。(※こちらも一部引用させていただきます。少し改行させていただきました)


●土屋了介氏にお願いしたのは、吉村泰典氏なのか

◇ ◇ ◇
【歌舞伎町の女王】仲田洋美 vs 【偽善の帝王】上昌広14-② 朽ちた権威吉村泰典の捏造騒ぎはなんで問題にしないの?  2017年2月22日

吉村先生は,今回,ワクチン問題で信州大学の池田教授の研究を捏造とウェッジに書いた村中さんを支援する会みたいなところに名前を連ねている.当時のウェッジの編集長は上昌広とお友達.信州大学准教授からA氏を上さんと仲がいい国際医療福祉大学に移し,取材して村中さんが記事を書いてウェッジが掲載した.全部上一派.

その上(かみ)一派は,HPVワクチンを推奨している.しかし.この23団体を取りまとめてバスガイドのような役割をした人が,座間恵美子さん.別の記事に書いたけど.座間さんは新日本有限責任監査法人と新日本パブリックア・フェアーズに所属している.

上昌広が東大医科研寄付講座教授をしていたが,寄付していたアイン・ホールディングスの監査もここがやっているという話も聞くし,新日本パブリックア・フェアーズははっきりとお金もらってロビー活動する,と表明している会社だ.そしてこの会社とHPVワクチンを製造販売しているグラクソスミスクラインの間に2006‐7年頃ロビイングの委託契約を締結していると報告されている.

(中略)

座間恵美子がバスガイドなら運転手の役割を果たしたのが土屋先生.その土屋先生に「日産婦は表向き中心となれないからやってくれ」と頼んだのが吉村先生と言われている.

どーでもいいけど.
その吉村先生こそ,高校生の教科書に「22歳が一番妊娠しやすい」データー捏造して騒ぎになっていた!!!!!

おいおいいおい????
国民のみなさんは,ちゃんと見たほうがいいですよ.
朽ちた権威がいったい何をしているのか???

◇ ◇ ◇

なるほど〜こういう裏の事情があるから村中氏は強気でいられるのかもしれないね。私の予想はかなり当たっていたみたい。


●裁判長「傍聴者が増えましたね。次回も公開にしましょうか」

ただ、いつまで続くかなぁ。


今回特徴的な出来事が二つあった。一つは傍聴者が急激に増えたこと。もう一つは著名なジャーナリストが傍聴していたことだ。これまでにもマスコミ関係者はいらしたが、「みたことがある!」という方ではなかった。その方が一番前に座って、文献を読みながら熱心にきいていた。きっと次回は傍聴者がさらに増えるだろう。


しかし私には村中さんを応援する人が増えるとはとても思えない。


だって常識のある人なら「『捏造』の証拠はあるの?」「被告側の弁護士の主張はおかしい」と思うはずだもの。
2017/02/21

ボランティアをする動機 

数ヶ月前からある病院でボランティアをはじめた。


半月ほど前、ある女性と仲良くなった。ほぼ同時期にボランティアををはじめ、同世代で、同じ年頃の子どももいる。自然と話がはずんだ。


私が、ボランティアの休憩室になっている部屋に積んであった小児がんについて書かれている冊子を手に取り、パラパラめくりながら、小児がんについていろいろ話したら、彼女は熱心にきいてくれる。


私が話したのは、原純一医師牧本敦医師が、講演で触れていらしたことだ。


小児がんは大人のがんに比べて治るといわれているけれど、最近になり、晩期合併症があることがわかってきて、退院後も支援が必要、などだ。


彼女が熱心にきいてくれるから私は「やっぱりボランティアをする人は、子どもの病気にも関心があるんだなぁ」なんて思っていた。


帰りも駅まで一緒に歩いて帰った。


2人きりになった時、彼女はなぜボランティアに応募したかを話してくれた。


(小児とは違うけれど)実は同じ病気なのだそうだ。


「ここは病院だから、ウィッグをつけていても気にする人もいないし、社会復帰にはちょうどいいと思って」と教えてくれた。


春先で風が突然強く吹いたりするから、やっぱりドキドキするんだそうだ。


私は彼女の話を聞きながら、息子がNICUに入院していた頃のことを思い出していた。


あの頃いつも思っていた。


「看護師さんの中に『私も超低出生体重児だったんですよ』という人がいたらなぁ」


どんな風に成長するのか想像できないから親は不安になるのだ。いくら大丈夫ですよ、と言われても大人になった「元超低出生体重児」なんて周りには一人もいない。


だからもしも私が親だったら、彼女のように、病気を経験したボランティアさんがいたら嬉しいと思う。


その女性は、体調が悪い時もあって、まだフルタイムの仕事をする自信がないそうだ。でも、家に閉じこもっているんじゃいけないと、病院のボランティアをすることにしたそうだ。


私は「元気になって、社会復帰できたらいいね」と、心の中でお祈りした。


2017/02/15

ある裁判の傍聴 傍聴者が笑いをこらえる裁判にビックリ

2017年2月13日、『子宮頸がんワクチン訴訟』が、東京地裁で本格的にはじまった。





報道によれば、訴えられた製薬企業は「情報は適宜適切に提供してきた」と争う姿勢を見せたそうだ。『適宜適切』なんてよくいうなぁ。プロのロビイストが暗躍したり、影でいろいろしてきたのに。私も騙された一人だと思っている。例えばこの有名な女優の仁科亜季子さん親娘が、子宮頸がんの検診を呼びかけるCM。





震災直後、あまりにも盛んに流されたため、CMを製作したACジャパンには苦情が集中。ACは謝罪したほどだ。あの時は「仁科さん親娘は悪くないのに」と世間は同情的だったが、後にプロのロビイストやPR会社が関与していたことが明らかになっている。


●これは単なる啓発ではなく製薬企業の広告?どうして製薬企業の名前が書いてあるんだろう?


私が疑いはじめたのは、ちょうど5年前の今頃だった。押し入れを整理していて、偶然出てきたロハス・メディカル(主に首都圏の基幹病院に置かれている医療系のフリーペーパー)を手に取った時だった。


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周産期医療をテーマに医療関係者や患者家族のインタビューを収めた『救児の人々』という本の広告のすぐ横に、子宮頸がんの啓発広告がある。よくみると、ただの啓発ではないようだ。小さな文字でグラクソスミスクラインという外資系製薬企業の名前が書かれているからだ。もしかしたら子宮頸がんワクチンの『広告』じゃないのかーーーーー


これが始まりだった。


●裁判官の心証は関係ない?


昨日、『子宮頸がんワクチン訴訟』とは別の裁判を傍聴するため、東京地裁に行った。


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私の関心は、HPVワクチンを普及させるためのメディア戦略やプロモーションにある。どこからどこまでがメディア戦略なのかがどうしても知りたい。私は、昨日の裁判はまさに、メディア戦略が争点になっていると考えている。


そのため、昨年から傍聴を続けてきた。情報を収集するときには自分で確かめないとわからないことがたくさんあるからだ。実際に傍聴し、この裁判はその典型だと感じた。被告や被告側の弁護士の印象は、FBやツイッター、メディアを通して伝えられることと、ずいぶん違うようだ。


特徴的なのは、被告側の弁護士の主張がかなり変わっていること。少し離れた傍聴席からも、裁判長が驚いているのが手に取るようにわかるほどだ。


被告側の印象を一言でいうなら「私たちは正しいんだから、裁判官の心証なんてどうでもいい。私たちの正しさを理解しようとしないあなた達や社会が悪い」という感じ。


裁判長は、進学校の生徒会長のような知的で、穏やかな感じの男性。その人が被告側の弁護士の主張に「えっ!」というような顔をして、何度か同じ質問をする。呆れながらも、感情を出さないように注意しながら、諭すように納得させようとしている。


●裁判官も大変だなぁ


被告側と裁判長のやり取りをみているうちに、ある光景が浮かんだ。


息子に勉強を教えている私の姿。


「いい!英語は日本語とは違うの!主語が3人称単数現在の時には、動詞に『s』をつけないとダメなの!」

息子 「僕、『3人称』がまだよくわからないよ」

「なに〜!今頃そんなこと言ってるの!私とあなた以外、彼女や彼、彼ら。犬やバス、学校も『3人称』っていうんだよ。単数は、1人や1つしかないこと!いいかげん覚えなさい!」



「キレちゃダメ!」と自分に言い聞かせながら、何度も何度も繰り返し教えないといけない。でも教えても、教えても、息子は忘れるーーーああ、嫌になっちゃうなぁ〜。


私には見学する人なんていないけれど、裁判所はそうはいかない。裁判長も、私と同じなんだなぁ、と親しみを感じた。


それにしても冷静でいなければならない裁判官が「えっ!」という顔をして驚く姿はおかしい。裁判長の横に座っている若い男性(裁判官?)は明らかにイライラしているようだ。


私は笑を堪えるのに必死だったけれど、他の傍聴者も失笑していた。


こんなに笑える裁判ははじめてだ!
2017/02/13

NHKの『医療的ケア児 “学校に行きたい” 直面する壁』という特集をみて 

●教育現場がどれだけ疲弊しているかも、同時に取り上げるべき

以前ブログに書いた『医療的ケア児を普通学級へ』という問題を、NHKが取り上げていた。


たぶん、国も本腰を入れて医療的ケア児を普通学級へと考えているのだろう。


しかし、不思議な感じがする。私の周りではこの話題が全く盛り上がっていない。全国で話題になった給食死亡事故が起きた街だというのに。局地的に盛り上がっている話題のような感じがする。


私がこの一連の流れをみて、違和感を覚えるのは、たぶん夫が教員だからだろう。


現場の教員は、はっきり言ってインクルーシブ教育という言葉すら知らない人も多い。「なんですかそれ?」という感じだ。


教員である夫は超低出生体重児の親だから私に共感しつつも、「(現場の教員に理解がないこと)はある意味当たり前だ」と言う。


例えば最近、「発達障害の子どもが増えているんだから、もっと理解して欲しい」という親御さんが増えている。私の周りにも何人かいる。


夫は、発達障害に関しても理解を示しつつも、「教員というものは、家庭教師じゃないんだから『この子に理解を』と言われても限界があるんだよ。一人一人を丁寧にみる余裕などないよ」と言うのだ。


●自分で宿題を出したのに、「時間がないから、ヒントだけしか教えられない」という先生


私にも最近、困っている問題がある。


息子は最近、勉強を自分でするようになって、以前ならできない(しようとしなかった)数学の問題にチャレンジしている。


ただ、応用問題は最後まで自力で解くことができない。


夫も今の時期は入試で忙しく、時間がない。私は数学を教えてあげることができない。そこで休み時間に職員室にいる先生をつかまえて「教えて欲しい」とお願いしたらしい。


私が「わからない問題を、回答をみて丸写ししたらいけないよ。そんなの勉強じゃない」と言ったからだ。


ところが、数学の先生はこう言ったそうだ。


「僕も時間がないから、君に問題を最後まで教えることはできない。ヒントなら教えてあげるよ」


確か保護者会では、「学校は部活のためじゃなく、勉強をするところなんですよ!勉強を優先してくださいね」と言っていたはずだ。これではなんのための学校なんだと思う。「スクールカウンセラー」を配置するなら、先生を一人おいて、教えてくれたらいいのに。


自分で宿題を出したんだから、問題の解き方ぐらい説明して欲しいよ!


しかし夫は私の話に頷きながらも、「先生は家庭教師じゃないんだ」と言う。


確かにそうかもしれない。


最近、息子の成績が向上しはじめて、わかってきたことがある。


公共放送であるNHKが医療的ケア児や超低出生体重児のことを取り上げたり、政治家が超低出生体重児のために働きかけてくれても、目に見えて何かが変わったという実感がない。それは、現場の教員に理解がないとか、海外のように、キリスト教という宗教がないから、というようなことじゃなく、そもそも我が国が教育にお金を出さないからじゃないのかな。


夫も教員なので、人手が慢性的に不足していることを、私はよく知っている。大学はともかく、公立校はブラック企業だと言う。


NHKはまるで政府の宣伝番組をつくっているみたい。公共放送なのに、どうして双方の意見を取り上げないで問題提起するんだろう?学校には、ブログに書いてきたように、今でも支援がいき届かない子ども達がいるんだよ。


給食事故の時にも、事故が起きてから、現場の不満を取り上げたでしょう?公立校で働く教員は、匿名でもブログなんかなかなか書けないんだよ。

◇ ◇ ◇
続発するアレルギー事故 学校給食で何が? クローズアップ現代 NHK 2013年2月21日

学校関係者
「学校によって児童の状況が変わるので、本当に大変で。
みんなで助け合わないと危ないっていう。」

学校関係者
「設備の問題も含めて、人の問題も含めて、財政のことも含めて、とても難しいなと。」


国が示すガイドラインにはおおまかな方針しかなく、配膳の注意点など具体的な方法は書かれていません。ガイドラインが出来た平成20年以降も、給食でのアレルギー事故は増え続けています。

◇ ◇ ◇

あの放送をみて、私はそもそも文科省の通達(どの現場も一律に従いなさいということ)には無理があったんじゃないかと感じた。


だから「なぜ受け入れてもらえないのか」という問題を取り上げる時には、受け入れる側の教員の労働環境なども同時に取り合げて欲しいよ。フェアじゃないよ。教員のなり手がいなくなったら、元も子もないじゃない。



◇ ◇ ◇
ブチ切れ女性教員の本音炸裂 教育困難校「勤務」ブログがすごい J-CASTニュース 2/11(土) 12:00配信
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「教育困難校に勤務してるけど、もう無理」――。こんなブログ記事がネットに投稿され、話題を呼んでいる。

 ブログ主は自身について、いわゆる「教育困難校」に勤務する教師だとしている。内容から女性とみられる。「ババアとかブスとか、死ねとか言われまくって」と、仕事の苦労を切々と綴っている。ブログ内容は広く拡散され、共感の声が相次いでいる。

■「ちょっと強く言ったら、教育委員会に言うぞとか...」

 ブログ記事は17年2月7日、「はてな匿名ダイアリー」に投稿された。タイトルは「教育困難校に勤務してるけど、もう無理」。

  「毎日、授業にもならなくて、毎日、ババアとかブスとか、死ねとか言われまくって、ちょっと強く言ったら、教育委員会に言うぞとか、体罰だとか騒がれて、でもそれが教員の仕事でしょ、って言われて、そういう子に情熱を傾けるのが教員でしょ、それがやりたくて教員になったんでしょ、って」
  「公務員の給与プラスアルファで、朝7時から夜9時まで、昼休みなんて、パンを体内に詰め込む5分くらいで、クレームにうまく対応しながら、全く学校に行かない日なんて月に2、3日でも、休みの日だって狭い生活圏で、あの人は先生だって周囲に見られながら生活して」

と生徒とのコミュニケーションの難しさ、仕事の辛さをぶちまける。(以下略)

◇ ◇ ◇

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2017/02/11

あの『山本一郎』さんが、町山智浩さんに追求されている 「山本一郎さんは信頼できる方」は本当か?

●経歴と"総会屋2.0"


映画評論家の町山智浩さんが、個人投資家の山本一郎さんを追求してネットで話題になっている。

https://twitter.com/TomoMachi
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こちらが実際の町山智浩さん↓ 





何が問題なのかというと、山本一郎さんの経歴だ。実はショーンKさんも真っ青、もしかしたらすべてが嘘じゃないかと話題になっているのだ。山本さんを考察するブログまであって、過去のインタビュー記事がアップされている。確かに、よくみていくと怪しい・・・。


「やまもといちろう(山本一郎・切込隊長)」考察 山本一郎&ショーンK 「オレでもなれる30代社長 なぜアイツらは成功したのか?」2016年04月23日(土) 17時18分10秒
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今回、ここまで騒ぎになっているのは理由がある。以前から山本さんには、『総会屋』に近いことをしているんじゃないかという疑惑があったのだ。この『総会屋』疑惑についても、検証ブログがつくられている。


"総会屋2.0"山本一郎(やまもといちろう)氏の検証
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●『とくダネ!』共演者の山本一郎さんがいきなりバッシングの不思議

実は私にも思い当たることがあった。


昨年の6月の終わり、突然山本一郎さんがヤフー個人ニュースで、医療ジャーナリスト伊藤隼也氏の著書を批判したことだ。


発達障害の当事者の来未炳吾さんが、山本さんへの反論をご自身のブログに書いている。


山本一郎氏(個人投資家)がYahooニュースで、精神医療界の今を問う伊藤隼也氏著書のうつ関連本を、デマ本と紹介して騒動に 2016-06-29


この時のことを思い出すと、私も伊藤氏に対する山本さんの唐突な批判記事は、まさに"総会屋2.0"じゃないかと思ってしまう。山本さんは伊藤氏と同じフジテレビの『とくダネ!』に出演している。常識的に考えて、同じ番組に出演する共演者に足して、バッシングするものなの?それも来未さんが指摘したように、炎上といっても限定的だったし、出版業界の常識を知らないなんてなんだか不自然・・・。


●「山本一郎さんは信頼できる方」は本当?

私も真実が知りたいな。


あの時、「山本一郎さんは信頼できる方です」と山本さんのブログをツイッターで拡散していらした上昌広医師は、伊藤氏の本に中に登場しているんだもの。上医師は、ご自身の発言が収められているのに、なんで山本さんの批判記事を拡散したんだろう?





『牧本事件』と『Yahoo!ニュース』 不確かな情報を広めているのは誰なのか その1
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2017/02/10

英検に合格していた ビリギャルよりスゴイ?

●学校はもうあてにできない

先月受けた英検の合否が公式サイトで公開された。





ドキドキしながら確認したら…


あっ、合格してる! 


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「どうせ君は覚えられないから」な〜んて先生が言うんだもの。


息子は悩んでいるようだった。


あの時私は学校に期待するのをやめた。


自分でなんとかするしかない!


●今時の英検 子どもが一人で学べるように工夫されている


いくつかある試験や検定の中で、英検にしたのは、初心者向けの級があるからだった。あとは受験料が安いことだ。


はじめは、「なんで今時英検?」


「海外で通用するの?」と思っていた。


けれど、夫に言われた。


「英検は昔とは違うぞ。スピーキングテストも導入されたし、変わってきているぞ。それに、中学や高校が英検をすすめているのは、受験料がTOEICやTOEFに比べて安いからだよ


試しにユーチューブにアップされているスピーキングテストをみる。小さな子どもでもテストが受けられるように作られているようだ。期末テストと違って、これなら勉強の効果が実感できるだろう。





それによく考えたら英作文など、筆記がない。


日本の学校英語って、なんでスペルとか、文法をあんなに熱心に指導するのかよくわからない。


●簡単な自己紹介くらい、英語でできるようにするのが英語教育じゃないの?


もっとしゃべれるようにしたほうがいいんじゃないの?外国の人なんて、英語圏以外の人でも、こうやって英語で自己紹介くらいできるんだよ。日本の英語教育は世界とずれているし、何かがおかしい。





どうやら英検も、そういう批判にこたえたらしい。


もう一つ、大きく変わったことがあった。受験者向けの無料サービスができたことだ。


受験生はスタディギア for EIKEN ベーシックで勉強できるのだ。確かに「漢検」とは違い、お金をかけずに勉強できる工夫が随所に感じられて好印象だ。今はスマホをもたせていないけれど、いつか自分でアカウントを作って、自分でアプリをダウンロードして勉強できたらいいな。


英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
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今朝、英検のサイトを確認して驚いたのは、次の級の合格ラインに達していたことだ。英検は個人で申し込めば、2つの級を同時に受験することができる。(学校では団体申し込みで受験できる)


隣でパソコンの画面を覗いていた夫が「ああ、次の級も受けておけばよかった」と小さな声をあげていた。


何を言っているんだろう。。
私が「2つ受けちゃう?」ときいたら、「(今度落ちたら)ショックを受ける」と怒ったのに。


●1年弱で0点から300点以上

これはアルク(語学教材などを出版している会社。英語の学習教材では有名)で出している「キクタン」という英語の単語帳についていた、レベル表だ。


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TOEICの点数に換算すると、1年で0点から300点以上に急上昇したことになる。(本当に以前は0点に近い点数をとっていた)私は小学校3年か4年から英語をはじめた。でもこれほど急上昇したことはあったかな?


長いこと子供たちを教えてきた夫も驚いていた。「こういう子どもをあまりみたことがないな。成績ががくんと下がることはあっても、その逆は結構難しいんだよ。超低出生体重児は面白いな」と言っていた。


私は少し前にヒットした「ビリギャル」を思い出した。


実は中学受験を突破していた「ビリギャル」と違って、こちらは本当のビリだ。


帰宅した息子に「(今回の成績の伸び方は)スキーでいうと、上級者コースの急斜面を登ったようなものなんだよ」と褒めたら喜んでいた。


ただし、学校ではこの頑張りは、評価されない。そこが私が今の学校教育に不満を持つ理由だ。


どんな理由があっても、まだ勉強をはじめたばかりの初心者に先生が、「どうせ君はできない」なんて、言ったらいけない。


その言葉で、「嫌い」になってしまうかもしれないんだよ。
2017/02/07

超低出生体重児の『就学問題』 私が「お母さん頑張らなくていいですよ」という言葉が嫌いになった理由

●子どもの成長は待ってくれない 不安に思うならなるべく早く改善策を見つけたほうがいい

たまにブログを読んだ超低出生体重児の親御さんからメールをいただくことがある。


私の子供も、超低出生体重児です。同じように公的な支援がありません。発達を診てくれている先生は『順調です』というけれど、本当にこのままでいいのでしょうか?学校に通うようになったらどうなるか心配です


親御さんの考え方も皆それぞれ違う。だからなるべく自分の意見はいわないようにしてきた。けれど、本音を言わない自分もまた、偽善者かもしれないと最近思うことがある。


超低出生体重児の中には、息子と同じように特別支援学校や支援級では物足りないが、普通学級では厳しいというお子さんが多いんじゃないかと思うからだ。


私が今まで育ててきて思ったことをズバリ書いてみよう。


私は、不安に思うなら、解消できる方法をなるべく早く見つけたほうがいいと思う。子どもの成長はまってくれないからだ。


●専門家と呼ばれる人たちが、常に正しいことを言っているとは限らない 自分でやるしかなかった


ただし支援を求めても、協力してくれる支援者が出てくるかどうかはわからない。超低出生体重児の成長はまだよくわかっていない。専門家と呼ばれる人たちが、常に正しいことを言っているとも限らない。


結局は、自分でやるしかないんじゃないかと思っている。


私がそう思うのは夫が教員だからだ。今の日本の教育現場(特に公教育)が疲弊していることを知っているからだ。私はもともと素晴らしい教育者も教育法もあるとは思っていない。子どもは一人一人違うから誰かや何かを盲信したらダメだと思っている。せいぜい「共感できる」程度にとどめておいたほうがいいだろう。


●超低出生体重児には『待つ時間』と『刺激(厳しさ)』の二つが必要 どちらが欠けても伸びていかない


私が勉強を教えたのは息子が泣いたからだ。「僕だけどうしてできないの?皆と同じように勉強ができるようになりたい」と私に言ったのだ。


これは去年の4月の英語の小テスト。私が本格的に英語を教えはじめたのが昨年の1月なので、数ヶ月が経過した頃だ。平均は80点前後。かなり悪い数字だ。


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こちらは約1年たった、今年のはじめに返された同じテスト。まだ平均には届かないけれど、急激に伸びたんじゃないかと思う。中学に入学して半年間は、ただ授業に参加しているだけだったから。


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私は息子が幼稚園に通う前に療育先がなく、プリスクールに入れた。それ以降は意識して英語に触れさせていなかった。息子は漢字が苦手で、特にローマ字には四苦八苦していた。あの時は、無理に勉強させたら壊れてしまうかもしれないと思ったし、私自身が英語の早期教育を受けたから弊害も知っている。英語を嫌いになったほうが困ると、無理に勉強させなかった。


それが今、ニュースでトランプ大統領の演説をみて「単語がききとれるようになった」と喜ぶように。





私は特別なことをしたわけじゃない。「反復練習」や「音読」を繰り返しさせただけだ。本人が「できるようになりたい!」とがんばったことのほうが大きい。要するに息子は、今ようやく『中学生』になったのだ。


2つ並んだテストの結果が、今の我が国の厳しい現実を表していると思う。今の公教育では、超低出生体重児の可能性は芽が出る前に踏みつぶされていくかもしれないのだ。息子の場合、もしも母親の私ががんばらなかったら、確実に落ちこぼれていったはずだ。


●私が「お母さんがんばらなくてもいいですよ」が嫌いになった理由


医療者や福祉の仕事をする方々が、私のような母親に、必ずかける言葉がある。たぶん教科書やマニュアルに書いてあるのだろう。「お母さんがんばらなくてもいいですよ」だ。


私はこの言葉が好きじゃなかった。今でも嫌いだ。だって超低出生児が通る道は、今も昔もそれほど変わらない。こういう厳しい現実があることがわかっているんだから。
2017/02/04

私が探し続けてきた人は、新日本パブリック・アフェアーズの座間恵美子氏か?

先日『HPVワクチン』を推進した任意団体と『牧本事件』について書いたら、情報をいただいた。


「仲田洋美医師のオフィシャルブログに、『HPVワクチン』を推進した任意団体を取りまとめたロビイストの名前が書いてありますよ」


急いでアクセスすると、知りたくてたまらなかったことが書いてあった。


私の思い違いなどではなく、『新日本パブリックアフェアーズ』と『医療ガバナンス学会』は、関係があったようだ。(※ 『新日本パブリックアフェアーズ』は、2007、8年頃に、グラクソ・スミスクライン株式会社との間でロビイングの委託契約を締結したといわれている)


◇  ◇  ◇
【歌舞伎町の女王】仲田洋美vs【偽善の帝王】上昌広⑬反論:日本の医療制度はすでに破たん  2017年2月1日 
医術と戦術の女神ミネルバ 仲田洋美 オフィシャルブログ


→あら?政治と結びつくことを是としないのであれば,あなたはなぜ鈴木寛や黒岩神奈川県知事と仲良くしているのでしょうか?
しかも,子宮頸がんワクチンの公費助成を決定する直前に,新日本パブリック・アフェアーズの座間恵美子氏が音頭を取って23団体で当時の民主党幹事長室に公費助成を要望していますが.座間さんとも親しそうね?この中に当時のコクガンの土屋先生も含まれてますね?土屋先生は今でもあなたと大変仲良しですよね?
HPVワクチンのときはそうやっていろんな人つかって別働部隊ともいわれる座間さんが取りまとめて運動し
自分はちゃっかり子分にナビタスクリニック作らせて予防接種やりまくってるのにね.

◇  ◇  ◇

もう一度斎藤貴男さんの記事を引用すると、何が問題なのかよくわかるだろう。「サーバリックス」が4カ月間のスピード審査で承認されたのは、「患者会」が要望書を出したから、とも言えるのだ。

◇  ◇  ◇
「予防接種は国家経営そのもの」 子宮頸がんワクチン問題を追う 集英社インターナショナル 2014年9月16日
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はたして同年8月、厚労省「薬事・食品衛生審議会」の「医薬品第二部会」は、GSKのHPVワクチン「サーバリックス」を優先審査に回すことを了解している。この日の議題だった5つの案件の中でもいの一番に審議され、いくつもの疑問が呈されていたのに、最終的には異議が発せられなかった模様が、議事録を読むとわかる。晴れて「サーバリックス」が承認されたのも同じ2009年の10月だった事実は前回も述べた通りだから、いかにも早い。わずか4カ月間のスピード審査だった。

HPVワクチン推進に影響力を行使した団体はきわめて多い。本稿でも幾度か登場した2009年7月の、長妻昭厚労相(当時)への要望書提出に参加した23団体を挙げるだけでも──。(以下略)

◇  ◇  ◇

⚫︎私の心を変えた言葉 「本当は自分たちの病気のことで精一杯だから、ワクチンの推進をしたくない」


私もワクチンの啓発活動のお手伝いをしたことがあった。ところが2011年ーーーー


私はある方の言葉をきき、啓発活動のあり方に疑問を感じるようになった。


その方はある患者会の代表をしていらして、ワクチンの推進に力を入れていた。マスコミにも何度も取り上げられていた。しかし私はなぜ、その方がワクチンのために活動するのか不思議だった。リハビリなど足りたいことがあるとおっしゃっていたからだ。だったら、ワクチンよりも、病気そのものをもっと啓発したほうがいいんじゃないかと思ってしまった。


ある時私は思い切って「どうしてワクチンのために活動するんですか?」とたずねた。


するとその方は、私のぶしつけな質問にとても正直に答えてくださった。


「本当は、ワクチンの活動をしたいわけじゃないんです。でも、私たちの病気は患者の数が少なくて、医師もなかなか関心を持ってくれないんです。病気を認知してもらうまでも大変で、とても時間がかかりました。最近は理解はすすんだけれど、それでもリハビリなどの支援が足りません。体が動かなくなってきているから、もっと病気の啓発をしていきたいんです。でも、こういう活動に参加しないと、医師もメディアも注目してくれないのです」


このことがきっかけとなり、私は活動から離れた。


仲田医師のブログによれば、座間恵美子氏がロビー活動をしてきたことは業界ではとても有名だそうだ。


きっとロビイストと呼ばれる人たちは、こういった患者さん達のやり切れない気持ちをよく知っているのだ。だからこういうことができるのだろう。患者さんは、病気の撲滅ばかり願っているわけじゃないもの。


こちらは何度も紹介してきた牧本敦医師の講演だ。





牧本医師の活動に私が惹かれたのは、純粋な気持ちを感じるからだ。牧本医師は、活動に参加する患者さんに、あのような言葉を言わせたりしないだろう。私は6年かけて真実に辿りついたみたい。だけどなんだか悲しくなるな…。


(※ ↓これまで書いてきた、HPVワクチンのプロモーションついての記事です)

子宮頸がんワクチン 被害者の声をききに議員会館へ その1 2014/02/07

「見えないビジネス」を教育から排除しよう 2014/04/07

HPVワクチン『ロビー活動』から『薬害裁判』へ 市民を利用し『社会運動』をしてきたのは誰なのか? その1 2016/04/04

『Wedge(ウェッジ)』と村中璃子氏に関する話題 その後 その1 2016/08/14