2017/08/15

超低出生体重児と『空間認知能力(空間認識能力)』 『空間認知能力』が低いから、算数ができない?

●超低出生体重児 算数が苦手なのは『空間認知能力』が低いから? いくら訓練しても、できるようにならない?

今から4、5年前だった。


息子と同い歳の超低出生体重児を育てているお母さんが私にこう言った。


「(超低出生体重児は)算数ができないのは仕方がないんだってね。子供の発達を診ている先生が「『空間認知能力』が低いから、計算ができないんだよ」と言っていたの。いくら訓練しても追いつけないんだってね。だから私は、算数ができないのは仕方がないと最近諦めているんだ」


超低出生体重児の発達(長期的な予後)は一般的に、生まれた週数や体重に左右されると言われている。そのお子さんは、息子よりも週数も体重も上だから私は羨ましく思っていた。


その上そのお母さんは私よりもお子さんの教育にも熱心で、幼児教室にも通わせていた。一度そのお子さんが描いた絵をみたことがあるけれど、息子が描いた絵とは大違い。遠近法を取り入れ、細かな描写も上手で、幼稚園児の描いた絵とは思えないほどだった。


私はその話を聞いた時、いつかみた上手な絵を思い出し、自分が小学校受験をした時のことを思い出した。


その医師がお母さんに言ったという『空間認知能力』という言葉に、思い当たることがあったからだ。私が受験した頃から小学校受験では、絵を描く能力が重視されていたのだ。だからその発達検診医の言ったことは本当だと思った。


●『空間認知能力』と算数の成績

『空間認知能力(空間認識能力)』とは、物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体が三次元空間に占めている状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力のことで、スポーツや芸術の才能に直結すると言われている。突き詰めていくと物事の本質を見抜く能力につながるそうだ。


その頃の息子は何をやっても同級生にかなわなかった。


息子は山歩きをしても、小さな小川すら飛び越えようとしない。私も以前から息子の『空間認知能力』が低いことは気になっていた。


その医師の言葉は、私にも突き刺さった。あんなに上手な絵を描くお子さんのお母さんが「諦めている」と言うんだから、ショックは大きい。「やっぱり、小さく生まれたから諦めないといけないことが色々あるんだ」な〜んて思ってしまった。


ところが、だ。


最近夫に言われた。


●子供の『空間認知能力』は変わる

「超低出生体重児だから『空間認知能力』が低い!?子供の『空間認知能力』は変えられるんだぞ。だいたい『空間認知能力』が低ければ、スキーが滑れるはずがないじゃないか!」


確かに夫の言う通りだった。


息子は最近、中・上級者コースを時速60㎞ぐらいで飛ばすようになった…。夫が危ないから「ちゃんと曲がりなさい!」と注意しても、平気でスピードを出して滑ってしまう。


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あれっ!?


そう言われてみると確かにおかしい。


●乗り物が好きだから、地図をみるのが好きになる

電車やバスなど、乗り物が好きだから、地図をみるのもいつの間にか得意になっている…。


息子にはお古のパソコンを使わせるが、スマホは持たせていない。だから1人で遠くに出かける時には、地図を印刷し持っていく。バスや電車の路線図や時刻表を調べて、1人で何度か出かけるうちに自然と能力が高まったようだ。最近は、私と2人で出かける時にはあらかじめ下調べをし案内してくれるようになった。


●中学の数学 立方体の展開図が理解できるように

そうそう、中学に入ったばかりの頃は、数学の立方体の展開図がわからなくて四苦八苦していた。


あの時も、「小さく生まれたからできないのか」とがっかりした。


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でも、その展開図も、最近夫がサイコロキャラメルを買って分解して見せたら、あっという間に理解できるように。


●私が知りたいのは『できるようにする方法』

なんだ。働きかけ次第で、未来は変えられるんだ。


私が知りたいのは『できるようにする方法』。なんで専門家は『方法』を教えてくれないんだろう?



超低出生体重児の予後に関することって、いつもこんな感じ。


なんで『迷信』というか『都市伝説』のようなことが、まかり通っているんだろう!!


こういうことをブログに書くと、今度は「算数をできるようにするには、スキーなどのスポーツをすればいい」という専門家がでてきそうで怖い。超低出生体重児だけでなく、子供の発達や成長とは、そういう短絡的なことではないと思うのだ。



2017/08/13

「『プレ金の経済効果5000億円』と試算のシンクタンクが解散」というニュースを読んで ロビイストには書けない手紙 後編

●『先生は、新日本パブリックアフェアーズという会社をご存じですか?』


とても失礼なことを、私はストレートに尋ねた。失礼だとはわかっていても、誰も本当のことを教えてくれないから、真実を知るにはこの方法しか思いつかなかった。


私がその先生に「先生が関わっていらした、小児がんの啓発活動にもロビイストが関わっていたんですか?」と尋ねると、こうおっしゃった。


「私は知りません」


私は先生に謝罪し、なぜそんな失礼なことを訪ねたのか正直にお話しした。


その先生がA先生だ。

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(※ A先生にいただいた名刺の裏側に印刷されていた文字)
Care Children,Cure Cancer !
病気でも〝子供らしく″生きられる社会に !



●ロビイストには、書けない手紙

だから、私のために一生懸命考えて、昔お世話になったB 先生にお手紙を書いてくださったんだと思う。


正直にいうと、今まで、プロのロビイストが関与するがんの啓発活動を羨ましく思ったこともあった。でも、A先生が書いてくださったお手紙を読んだ時にその気持ちは吹き飛んだ。


ロビイストには、絶対に書けない文章だと思ったからだ。



A先生はきっと忙しいお仕事の合間に、私の書いたものすべてに目を通してくださって、考えてくださったのだろう。


たまたま今日、『新日本有限責任監査法人』に関するニュースを見つけた。子宮頸がんワクチンのロビー活動を行なった、『新日本パブリックアフェアーズ』は、『新日本有限責任監査法人』グループの傘下の会社だ。


『新日本有限責任監査法人』は、東芝の不正が発覚する前までは、日本の名だたる大企業をクライアントに抱えていた。それこそ飛ぶ鳥を落とす勢いだった。

◇  ◇  ◇
東芝不正許した新日本監査法人、存亡の危機…顧客が雪崩的に契約解除の動き 東芝級の新たな不正か 2016.04.26 Business Journal
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◇  ◇  ◇

それなのに、今、新日本有限責任監査法人 新日本パブリックアフェアーズを検索すると、このブログのある記事が上位に表示される。


これはもう、子宮頸がんワクチンのロビー活動が失敗したということじゃないかと思う。怪しまれないようにするのがプロの仕事だと思うからだ。


でもニュースによると『プレミアムフライデー(プレ金)』でもまた同じ失敗をしたようだ。


そろそろこういう方法は、終わりにしたらいいのに。


プレミアムフライデーは何がいけなかったのか (1/3)
プレミアムフライデー(笑)。今となっては、口にするのも恥ずかしい。これほど皆がこの施策にノッてこれないのは筋が悪かったからではないだろうか。いや、そもそもムリゲーだったというのが、私の見解である。



皆の心が離れていることに、気づいたらいいのに、と思う。

◇  ◇  ◇
「プレ金の経済効果5000億円」と試算のシンクタンクが解散 2017.08.07 16:00 ニュースポストセブン

月末の金曜日は仕事を早く切り上げて、豊かな週末を過ごす──。個人の消費拡大と労働時間短縮を狙い、経済産業省の旗振りで2月から始まった「プレミアムフライデー(プレ金)」。

鳴り物入りで始まったキャンペーンに「金曜の15時に退社できるのは公務員くらいしかいない」といった冷ややかな声も出るなかで、開始早々〈経済効果は5000億円超〉という試算を発表したのはシンクタンクの「EY総合研究所」だ。同研究所は新日本有限責任監査法人の傘下で2013年に設立された。

〈消費需要額の増加(1年分)を試算したところ、3253億円となった。それを前提にすると、経済効果(生産誘発額)は5099億円、付加価値誘発額は2534億円となった〉と景気の良い予測をぶち上げていた同研究所は、文部科学省の「スポーツ新事業開拓に関する調査研究事業」や、金融庁の「諸外国における家計の安定的な資産形成の促進に向けた政策的取組みに関する調査研究」といった、官公庁の調査を請け負った実績のある“霞が関御用達”シンクタンクであった。

ところが、プレ金開始から半年、6月末にEY総合研究所は「株主総会の決議により解散」したのだ。“5000億円超の経済効果”のお墨付きはどうなったのか。

「測り方によって何十億か何百億かの経済効果はあったかもしれませんが、そもそもプレ金を導入している企業は1.8%で、98%の企業のサラリーマンには関係ありません。バレンタインやハロウィンのような文化を国民のイベントとして定着させたいという経済界の狙いがあったのでしょうが、働き方改革をイベントにしようとするのは無理がある」(経済評論家の平野和之氏)


全然経済効果がなかったから解散になったわけではあるまいが、念のため新日本有限責任監査法人に取材すると「グループ全体の組織のスリム化を図るため」(広報)というのみ。プレミアムフライデーは半年もしないうちに“死語”になりつつある……。

※週刊ポスト2017年8月18・25日号

◇  ◇  ◇
2017/08/12

「『プレ金の経済効果5000億円』と試算のシンクタンクが解散」というニュースを読んで ロビイストには書けない手紙 前編

●『子宮頸がんワクチンのロビー活動』 周産期の著名な医師よりも、私の方が詳しい!?


パブリック・アフェアーズ戦略パブリック・アフェアーズ戦略
(2013/05/02)
西谷 武夫

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先月あるメディア関係の方が教えてくれた。その方は、私のブログ記事を、ある著名な医師に紹介したそうだ。我が国を代表するような、名医であるその先生は、私が何年もかけ調べてきたワクチンなどの『メディア戦略』に関心があるという。


『医療志民の会』について 『がん対策基本法』から『医療志民の会』そして『公費助成運動』『医学部新設推進』へ

『HPVワクチン』を推進した任意団体と『牧本事件』

私が探し続けてきた人は、新日本パブリック・アフェアーズの座間恵美子氏か?


私は少し驚いた。その先生は周産期医療ではとても有名だ。それなのに、子宮頸がんワクチンのロビー活動について詳しいことをご存知ない。驚くことに、私の方がよく知っているというということだった。


なるほど。


だから『パブリックアフェアーズ戦略』は別名『見えないビジネス』なのか、と改めて思う。





私は「騙された感」が未だにぬぐいきれない。

◇  ◇  ◇
「見えないビジネス」を教育から排除しよう
子宮頸がんワクチンの真実!主役はロビイストとPR会社?

寺島
ワクチンの承認とか定期接種化、これはやはりロビイストの活動、これが大きく効果があったということですか?


平井
はい。「大きかった」とは言えると思いますね。働きかけるプロですから。いろいろな市民団体を作ったり、患者団体にお金を出すということも間に入ってコーディネートしたりとかしているらしいですし、勉強会をやったりシンポジウムをやったりとかメディアを使ったりとか、本当に上手い、宣伝のプロであり、黒子でもあるんです。見えないビジネスの一つなんじゃないですかね。

◇  ◇  ◇

そしてもう一つ。偶然なことに、このロビー活動に関係する出来事があった。


かれこれ7、8年以上、知りたくてたまらなかったことを、知るチャンスがとうとう訪れたのだ!


●『子宮頸がん』ワクチンのロビー活動と『小児がん』の啓発活動 どこからどこまでが、プロのロビイストの仕事なのか?

子宮頸がんワクチンのロビー活動が活発に行われていた2009年頃、小児がんの啓発活動も盛んに行われていた。


例えば、小児がんの啓発活動『レモネードスタンド』を、日本のテレビ局が取り上げ出したのも同じ時期だった。





私は夫が研究などのお手伝いをさせていただくこともあったから、もともとがん治療に関心があった。私自身は、患者や家族でもないけれど、『レモネードスタンド』を取り上げたテレビ番組を何度もテレビでみたし、乳がんの治療薬開発をテーマにした『希望のちから』という映画のDVDを買って、今でもiPhoneに入れて持ち歩いている。





NHKのクローズアップ現代で取り上げた『小児がんの晩期合併症』をブログに文字起こししたのも、純粋に関心があったからだ。


だから啓発活動などをお手伝いするようになって、いつのまにかロビー活動に迷い込んでしまったんだろう。


プロのロビイストが考えた『パブリックアフェアーズ戦略』とは、簡単にいうと、私のような市民を利用し、社会運動や社会貢献のようにみせかけ、『ビジネス』を盛り上げていくのだ。社会にとって必要であったとしても、『ビジネス』であることに変わりはないのだ。


しかもロビイストは黒子に徹し仕事をするため、「私はロビイストです」なんて言わない。よ〜く、みていかないと誰がロビイストなのかはわからないのだ。


マスコミの方には、「ロビー活動に詳しい」と紹介していただいた私だけれど、ハッキリと、どこからどこまでがロビー活動だったのか、よくわからない。だから未だに誰かに出会うたびに「この人はロビイスト?」と疑う自分が嫌になる。


でも今年の夏の初めだった。小児がんの治療に関わってきたある先生に、直接尋ねる機会が訪れた。


続く

2017/08/09

『超低出生体重児』と数学 どうすれば数学の成績が向上するのか? 後編

●最後の難関、どうすれば数学の成績が上がるのか? 

でも数学は…。なかなか思うように成績が上がっていかない。私自身、数学が苦手なため、上手く教えられない。テストの成績が悪いと「もしかしたら障害があるのかも」と、思ってしまうことも。


ところが中学2年生の2学期頃からだった。息子は「できるようになりたい」と思い始めたようだ。それまで授業や宿題でわからないところがあると、答えを赤ペンで丸写して提出したり、夫に教えてもらっていたのに、先生に質問しに行くようになった。


●数学ができる人と、できない人の違い

でも最近の中学生はやることが多くて忙しい。(課題などがたくさん出るから)それなのに家で勉強をする時間は限られる…


いちいち質問していると時間がかかりすぎるから私は、「お父さんに教えてもらえばいいじゃない」
と息子に言ってしまった。


すると私たちのやり取りを見ていた夫に怒られた。「数学は時間がかかっても、一つ一つ、理解できるようにすることが大事」だそうだ。「数学ができる人は、そうやって勉強するからできるんだ。できるようになってきているから、問題を解くことが面白いと思い始めているんだろう」と言われた。


そんなことがあるのかと思っていたけれど、春休みに入ると今度は宿題として出された問題集を一生懸命やるようになった。80ページ以上あるので、最後まではできなかったが、ほぼ自力で頑張っていた。今までは途中で投げ出していたのにすごい変化だ。


さらに今回の夏休みの宿題は、休みの前から頑張り、8月の初めに最後まで終わらせた。


私が「英語と同じように、よくわからない問題を、ピックアップしてノートに写して、もう1度か2度、解いてみた方がいいんじゃない?。数学はできなかったから今までほとんど、復習まで手が回らなかったでしょう?だからテストで点が取れないんじゃない?英語のように復習まできちんとしたら、成績も上がるかもしれないよ」と言ったら、本当にやっていた。


試しに、6月の東京都の学力調査テストをもう一度やらせた。すると20点以上点数が上がった。今まで基本的な計算問題が完全に解けなかったから、最低限の点数が取れなかったようだ。


私はなかなか成績が向上しない息子のために、テスト問題などを分析し、研究したのだ。実は、こういった受験者数の大きい数学のテストは点数を取らせるために、工夫されている。応用問題が解けない学生のために、基本的な計算問題で、40点から50点くらい取れるように配慮してあるのだ。(難関校の入試問題を除く)


●『超低出生体重児』には、勉強のアドバイスができる専門家が必要なのでは?

できない時には、ただ勉強時間を増やしたり、応用問題まで手を伸ばしたりしがちだけれど、実は成績を上げるのはその反対で、基本をバッチリ頑張ることなんだと思う。


ちなみに、私がブログに書いた勉強法は、こちらのプロがすすめる指導法とほぼ同じ。


数学を勉強するすべての人へ 中学数学が苦手になる原因と対策

オール5中学生の勉強法 数学の最初の1歩

落ちこぼれの私が、数学を得意になったわけ ダイアモンドオンライン


現在、一般論として『超低出生体重児』は、「勉強ができない傾向にある」と結論付けられているようだ。でも、だからといって、全てのお子さんがそうではないだろう。中には夫がいうように自力で階段を登り始める子供たちがいるだろう。


私が不安に思うのは、子供の可能性を見抜ける専門家ばかりじゃないということだ。そして現実問題として、成績が悪い期間が長く続くと、子供と親も「できない」と思い込んでしまうんじゃないかと思う。チャレンジする前に諦めてしまうかもしれない。


私はやっぱり、『超低出生体重児』は数学ができない傾向にある、ということがわかっているなら、勉強のアドバイスができる専門家が必要だと思う。


●小児がんの専門医A先生から届いたメール

昨日、小児がんの専門医A先生からメールをいただいた。ある大学病院にいらっしゃる新生児科のB先生に、私が書いた文書を送ってくださるという。その時に、A先生が私のために書いてくださったお手紙を「念のため読んでください」ということだった。


小児がんの晩期合併症と、超低出生体重児の長期予後 病気でも〝子供らしく″生きられる社会に


私はお手紙の内容に感激した。先生が私のために言葉を選んで考え、書いてくださったことが伝わってくるからだ。B先生に、と考えた理由にも触れていらした。B先生は私と同じように、小児がんの晩期合併症に心を痛めていらしたそうだ。

◇  ◇  ◇
NHK クローズアップ現代 『~小児がん 新たなリスク~』 その1

●お笑いの道も諦め、仕事もなく人生に絶望する

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骨髄移植を受け、白血病の治療は上手くいきました。しかし、副作用に苦しみ、相方にも迷惑をかけられないからと、お笑いの夢をあきらめました。その後、自分の治療費を稼ごうとアルバイトを探しましたが、病気を抱えた政人さんを受け入れるところはありませんでした。去年8月政人さんは部屋で自ら命を絶ちました。遺書にはこれ以上、家族に負担をかけくないと記されていました。
◇  ◇  ◇

数学のテストの点数1つ取っても侮れない。もしも点数が大幅にアップしたら、進学できる学校の選択の幅がぐんと広がる。つまり将来の可能性も広がるかもしれないのだ。


どうなるかわからないけれど、『超低出生体重児』の就学問題が前進していけばいいと思う。
2017/08/09

『超低出生体重児』と数学 どうすれば数学の成績が向上するのか? 前編

●学習到達レベル 国語は小学校の高学年で標準に追いついたが、数学は標準以下

昨日、部屋を整理してきたら小学校6年生で受けた学力調査の結果が出てきた。意外なことに国語は高学年の頃には、標準レベルに達していた。多分、公文に通っていたからだろう。問題を解くのに慣れていたからだろう。


一方、数学はこの頃から標準以下だった。


●体の健康と、勉強を両立させることの難しさ

中学になり公文をやめたのは、宿題に真面目に取り組まなくなってきたからだ。ただ言われて通っているだけだった。それに入学当初は運動部に入部したこともあり、疲れて勉強どころじゃなかった。


『超低出生体重児』を育てて悩むのは、体の健康と、勉強を両立させることの難しさだった。どちらも超低出生体重児の将来に、大切だからだ。


『超低出生体重児』は、生活習慣病になるリスクが高いと言われている。体を動かす習慣を、今から身につけておかないと、という不安がつきまとう。でも部活だけに力を注ぐわけにはいかない。私がもう一つ不安に思ってきたのは、「『超低出生体重児』は数学の学業成績が低い」といわれていることだった。なぜ、数学ができないのか。『できるようにする方法』はあるのか?ずっと知りたかった。


●なぜ、『超低出生体重児』と数学が苦手なのか できるようにする方法はあるのか

こちらの「極低出生体重児の 10 歳時における学習習熟レベルに関する研究」という論文にも書いてあるが、どの論文や報告書にほとんど同じようなことが書かれている。


極低出生体重児の 10 歳時における学習習熟レベルに関する研究 長尾 秀夫, 岩永 学, 穐吉 眞之介
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この論文では、医療者と教育者が一緒になって、効果的な指導方法を研究している。専門家も試行錯誤しているようだ。


私もずっと試行錯誤してきた。


●1番大切なのは本人の「やる気」 

冒頭で紹介したように、算数のテストの結果だけをみると悪い。けれど、それでも少しずつ向上している。小学校に入学してから2年生くらいまでは「支援級も考えてください」と校長先生にいわれるくらいだった。もっともっとできなかった。


ただ、教員である夫は、息子の成績をみてもあまり動じたことがない。「成績だけをみれば悪いけれど、これでもコツコツ頑張ってきている。成績を向上させる時に、一番大切なのは『やる気』だ。今は本人に『やる気』がないんだから、最低限のことをさせればいい。この子は絶対に大丈夫」と言い続けてきた。


私は、「なんて呑気なことを言うんだろう」と、ずっと不満に思ってきた。


●効果的な英語の勉強法

だから中学の1年生の終わりから私が英語の勉強をみてきた。英語ができれば、海外の学校に進学してもいいだろうと思ったからだ。


中学校でもできない子供のために、「補習」があったが、一度参加して授業内容に失望して参加させていない。


例えば、英語の補習では「英単語を10こ書かせる」ということしかしないからだ。英単語がかけない子どもは、そもそも英語をどのように学習したらいいのか、ということさえわかっていない。


英語の成績を向上させるには、それこそ英検で重視している4技能、「読む、きく、書く、話す」を毎日、毎日、コツコツ積み重ねていく必要がある。単語を覚えるにもコツがある。単語だけではなかなか覚えられないから、文章で覚える方が頭に入る。さらに書くだけでなく、音読を何度もした方がいいだろう。


こういう勉強法を身につけておかないと、結局、受験で必要な長文読解ができなくなる。


●塾に行ってもあまり意味がないと思った理由

勉強ができないと、じゃあ塾に通えばいい、となりがちだけど、息子に必要なのは音読や書き取りの練習のような初歩的な指導と反復練習。基礎ができていないのに、塾に行って宿題を出されたら、かえって混乱するだけだ。


英語は、こういうことをひたすら2年続けてきてやっと最近、成績が向上してきた。


続く
2017/08/09

女性セブン『鹿児島発セクハラ医師 麻薬取締部が捜査! 鬼畜の診察室』と匿名掲示板

●ブログをアップした数時間後に、転載され拡散される!?

匿名掲示板女性セブンの『鹿児島発セクハラ医師』について、ブログに書いたら、あっという間に転載され拡散された。


こんなことは一年に何度もない。おそらく被害件数はもっと多いのだろう。


本当は、被害の酷さを雑誌やテレビをみていない人たちも知って欲しいし、できたら一緒に怒って欲しい。そのためには、拡散して欲しいと思うけれど、その一方で今回は「性犯罪」というべき事例だ。もしも被害者の方々が傷ついたら、と思う気持ちもあって、一部伏字にした。


私は鹿児島のお役所の対応には、同じ女性として憤りを感じる。


鹿児島 心療内科 医師 セクハラ 変態 で検索すると…


地元の方々が利用する、ある掲示板に辿りつくはず。


そこに書き込まれた内容を一つ一つ読んでいくと、あることに気づく。


昨年末の『水口病院』の報道と同様、掲示板に書き込まれた情報は、『女性セブン』に掲載された記事の内容にそっくりなのだ。


 中絶死水口病院担当医は「慶応卒で年収7千万円」を読んで

疑惑の『水口病院』 フライデー 無資格中絶死事件 水口病院は「死者が理事長だった!」を読んで その1


●ある匿名掲示板に書き込まれたラインメッセージと同じ

特に私が驚いたのは『女性セブン』に掲載された『セクハラ医師』が患者さんに送ったというラインメッセージ。記事が出る何ヶ月も前に、同じ文章が書き込まれていたのだ。


いつものことながら、日本は被害者が増え、大騒ぎしないと救済されない。


お役所はのんびりしすぎ!


本当に嫌になる。
2017/08/06

女性セブン『鹿児島発セクハラ医師 麻薬取締部が捜査! 鬼畜の診察室』を読んで 後編

●「お嬢さんが好きだった」「患者と関係を結んだのは初めてだった」は全部嘘だった! 続々と声を上げ始めた被害者

綾子さんの死の真相を知った岡田さんは、綾子さんが亡くなってからおよそ1ヶ月後、ご家族とともにX氏の病院を訪れたそうだ。X氏を問いただしたこの時のやりとりが、先日、『とくダネ!』で放送された録音の音声だったのだ。


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X氏はこの時、性交渉が二回あったことを認め、「私は娘さんのことが好きだった。私が患者と関係を結んだのは初めてだった」と言ったという。


ところがX氏の言葉はすぐに嘘だとわかる。今度は綾子さんとは別の複数の被害者が、次々に声を上げ始めたからだ。


●主治医から変態的な要求ばかりのメールが毎日大量に届き、精神的に不安定になっていく 往診鞄の中には大量のアダルトグッズ…

以下は元従業員Cさんの証言だ。


毎日200通近いメッセージが届き、〝僕を男としてみれますか〟とか男女関係を求めてくるものばかりでした。一度関係を持ってからは、「君だけを愛している」というLINEが毎日のように来ました。他の女性にも同じことをしているなんで、信じられません。

処方薬が大量で、依存症気味になり、精神的にもより不安定になっていきました。その関係で半ば無理やり肉体関係を持たされてしまって…。

以降は「〝こういう下着を着ろ〟とか〝●●●を入れたまま診察室に来い〟とか、変態的な要求ばかりになりました。」「診察中に体を触られることは日常茶飯事。X氏は通販でアダルトグッズをたくさん購入していて、往診鞄の中には手錠や●●●などで埋めつくされていました」



●被害者の中には、診療所で働く精神福祉衛生士の女性まで 

メールには引用するのもためらうほど、おぞましい言葉が並んでいるが、さらに驚くのは被害者が患者だけではないという事実だった。なんと被害者の中にはX氏の診療所で働く精神福祉衛生士の女性までいたという。


X氏との関係は公然の秘密で、最後は病んでしまい、X氏から薬を処方をされていた。しかも彼女もまた聡子さんと同様、自ら命を絶ってしまう。


この時、女性セブンがタイトルになぜ「鬼畜」とつけたのかよくわかるエピソードが紹介されていた。驚くことに彼女の死を知ってX氏は、「バカだなぁ」というだけで、普通に営業を続けたそうだ。


Cさんによると、X氏の診療所は、業務体系にも問題があったそうだ。


●男性患者には、診察せず薬だけ処方

X氏は毎朝、病院に来るとその日、来院する予定の患者名簿を見て、男性患者にバツをつけ、診察せず薬を処方するだけだったそうだ。


X氏自身も向精神薬を服用しており、診察を放棄してベッドで眠りこけることもしょっちゅう。(中略)この診療所は危ない、というのは従業員の共通認識で、1年で20人以上が辞めていく以上事態が続いていました。


患者さんの多くは、初めは「うつ病」などの病名がつけられているが、次第に病名が増えて行くそうだ。取材班が入手した元患者さんのカルテには「うつ病」から始まり「不眠症、円形脱毛症、虚血性心疾患、肝機能障害」などの病名が記載されていたという。


女性セブンが指摘しているが、X氏の診療はまるで患者を「薬物依存」にして正常な判断を奪うことを目的にしているようで怖い。被害女性達もX氏を拒めなかった理由について、「主治医に見放されたくなかったから」と訴えているそうだ。


●今回の事件は、氷山の一角 

最後に怖いことが書いてあった。実は今回の事件だけでなく精神科では、同様のわいせつ事件が後を絶たないという。


岡田さんは現在、被害女性達と共にX氏に対して損害賠償請求を求める提訴を考えているそうだ。被害者を支援している弁護士さんのコメントが掲載されていた。「少なくとも12名の女性が同様の被害を受けていることを把握している」という言葉にただただ驚くばかりだ。


医師なら、わいせつ事件を起こしても許してもらえるのだろか?なんと、この医師は、複数の自殺者を出しているのに診療所を再開しているそうだ。


同じ女性として到底許せる問題ではない。これからも続報をブログに掲載していくつもりだ。
2017/08/06

女性セブン『鹿児島発セクハラ医師 麻薬取締部が捜査! 鬼畜の診察室』を読んで 前編

●南日本新聞、鹿児島読売テレビ、フジテレビ、そして今度は女性セブン 『鹿児島のセクハラ医師』の続報

先日フジテレビの『とくダネ!』で放送された、鹿児島の心療内科のセクハラ事件の続報が『女性セブン』に掲載された。


2017年6月29日 鹿児島読売テレビで放送されたご遺族の記者会見はこちら↓
鹿児島の心療内科 医師が既婚者であることを隠し患者と関係を持った? 調査求め遺族が要望書 その1

2017年6月29日 フジテレビ『とくダネ!』の特集はこちら↓
鹿児島の心療内科 医師が既婚者であることを隠し患者と関係を持った? 〝性的ドクハラ″疑惑 その1


女性セブンVol.30 2017年8月17日号
『鹿児島発セクハラ医師 麻薬取締部が捜査! 鬼畜の診察室』 過剰な薬を投与して肉体関係。その後、自ら命を絶った患者も 被害者遺族が怒りの告白

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発売日が息子の検診日と重なったため、成育の地下の売店に向かう。本棚に一冊だけ置いてあったので迷わず購入した。


●通販で購入した下着を患者に送りつける医師!?

やっぱり週刊誌は違う。テレビ放送では伝えられなかった生々しいメールのやりとりや、セクハラ医師が患者に送りつけたという下着の写真などが多数掲載されていた。噂には聞いていたけれど、本当にこんなことがあるんだ…。


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私は精神医療の被害を訴える患者や自死遺族と交流があるため、様々な被害体験をきいている。『女性セブン』を読み、これまで持ち続けて来た疑惑が確信へと変わる。多くの被害者や遺族が口にしてきたように、医師の治療や投薬された薬にも、自殺の原因があるんだと思わずにいられない。


生々しい証言に愕然とするが、亡くなった方々の無念な気持ちを想うと看過できない。ブログに記事の内容を記録する。

◇ ◇ ◇

●初診は2014年3月 その年の年末に自ら命を絶つ

鹿児島県在住の岡田聡子さん(55才仮名)は、亡くなったお嬢さんの死に疑問を持っていた。娘の綾子さん(仮名 享年27才)は、’14年3月から同クリニックにかかっていたが、その年の年末(12月)には自ら命を絶ってしまったからだ。


聡子さんの証言では、福岡で働いていたお嬢さんは体調を崩して実家に戻ってきたそうだ。その頃、精神的に苦しいことがいろいろありX氏の診療所を訪れたという。初診は聡子さんも立ち会っていたので、詳しい様子が書かれていた。


X氏は丁寧な診察をせず、「このままではどうせ仕事に行けないだろう」と薄ら笑いを浮かべ薬を処方しただけだったそうだ。


●「うつ病」から始まり、病名と薬が増えていく

この時の診断名は「適応障害」で、向精神薬と睡眠薬を処方されたが、一週間後の定期診察で薬の量が急増していったという。


これは被害者の体験談によく出て来るパターンだ。評判の悪い精神科医は、初診時にX氏のような態度で患者に接し、薬の説明をほとんどしない。そして2回目の診察でいきなり薬の量を増やす。


「2種類だったのが、4種類になり、より強い向精神薬が処方されていました。初診時以降、精神的に不安になる頻度が増えていたのですが、X氏伝えても、〝それは治療が進んでいることなので安心して下さい〟と繰り返すのみでした」


●患者が悪化するのは「病気のせい」 すぐに「生活保護」をすすめる

その後お嬢さんは処方される薬が増え、症状は悪化の一途を辿る。翌月の’14年4月からはリストカットが始まり、日常生活を送ることが困難になってしまった。しかしX氏に相談しても「生活保護を受ければいい」と言うだけ。


これも私が受診した育児心理科の元主治医とそっくりの対応だ。患者の症状悪化を、「患者のせい」にしてしまい、「生活保護」や「障害者手帳」をすぐにすすめるのだ。


●処方された薬には、ベゲタミンも

聡子さんは初診からわずか3ヶ月後の7月には薬は10種類に増えていたという。その時に処方された薬の中には、私にも処方されたベゲタミンまであって驚く。ベゲタミンは別名、「飲む拘束衣」と称されるほど、強い鎮静催眠作用があるからだ。


今でもあの悪名高いベゲタミンを、外来で出す医師がいるんだ…。


ちなみに記事にもあるが、このベゲタミンは、私たち被害者の声が高まったこともあり、’16年9月に製造中止になっている。


聡子さんはこの頃には、体の震えが止まらず、錯乱状態に陥ることも多かったという。そしてとうとう12月6日午後6時、自宅のドアノブにストールをかけ、自ら命を絶った。


●天国から、ダイイング・メッセージ

友人の医師は私が外来でベゲタミンを処方されたことを知り、驚いてこういった。「ベゲタミンを外来に来るような患者さんに簡単に出すなんて、信じられません」。


人はそんな簡単に死んだりしない。お嬢さんの自殺の原因は本当に「病気」のせいなんだろうか?。


誰もが持つ疑問だろう。


その後岡田さんは真実を探し続ける。血の滲むような努力をし、やがてある重大な事実を突き止めた。『とくダネ!』で大反響を呼んだあのメールだ。亡くなったお嬢さんのスマホには、X氏からのメールが大量に残されていたのだ。


(『とくダネ!』で放送された大量のメールの映像)
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お嬢さんとX医師とのやりとりを引用する。(※ あまりにも生々しいので、一部伏字にさせていただきました)


<とりあえず、綾子ちゃんはエロい?エッチは好き?>

<縛られたり、道具を使われたりも好き?>

<●●●りながら自分で触っていいぞ>

<今日は奴隷プレイだから>

<ご褒美やるよ。●●●でいい?>

初診から1ヶ月後にはこのようなひわいなメールが日夜問わず大量に届いていた。だが、過剰な薬で正常な判断力を失っていた綾子さんは、主治医であるX氏の言われるままになっていた。



お嬢さんはX氏が既婚者で、妻と子供がいることを知らず、関係を持ったそうだ。残された手帳には、既婚者だと知ったショックが克明に綴られていた。


続く
2017/08/04

『子どもサマーフェスティバル2017「僕たち、私たちの未来計画」』に参加して その3

●『子供の権利条約』と『教育を受ける権利』とは、同時に考えるべきでは?

講堂では子供達が、今日学んだことを発表した。困った時に、誰に頼ったらいいのかをそれぞれが考えたようだ。発表の後、『子供の権利条約』についての説明があった。内容をみると、やっぱり基本的人権の一つである、『教育を受ける権利』が気になる。私は『子供の権利条約』と『教育を受ける権利』とは、一緒に考えていくべきじゃないかと思う…。


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最後に院長先生がいらして一人、一人に修了証と、


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お土産を手渡してくださった。


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とても珍しい、成育の紙袋に入っていた。


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このお土産は『おもちゃ美術館』で選んでくださったようで、ペンダントにできるキットだという。この日はゲストに『おもちゃ美術館』方がいらしてギターを弾きながら歌を披露してくださった。初めは大道芸人さんかと思ったら、『おもちゃ美術館』の方だそう。『おもちゃ美術館』では、木のおもちゃに力を入れていて有名だ。


「へー」と感心していたら、こころの診療部の田中恭子医師が中に入っている木片を手にし、私たち一人一人に説明してくださった。もとは奥多摩の樹齢70年の木だそうだ。


中には小さな木片や紙やすりが何枚も入っていて、粒子の粗い順に磨いていけば、ツルツルになるらしい。
子どもたちは喜んで、作り方を教えてもらっていた。


●夕方のNHKのニュースで、ワークショプが取り上げられた

ところで今日は、NHKの記者さんが取材のために参加していた。夕方のニュースで放送するらしい。息子のお世話をしてくださった作業療法士さんに挨拶をして、会場を後にした。


家に帰って、ニュースをつけると予告通り、ちゃんと放送された。

◇  ◇  ◇
「子どもが自分の病気を知る講習会」 2017.8.3 NHK特報首都圏

小児がんや重い心臓病の中学生や高校生などに、自分の病気を知ってもらい、日々の生活に活かしてもらう講習会が開かれました。

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副作用があるために、薬を飲みたくない子供と、体を心配して薬を飲むようにしかる親とが、喧嘩になる様子が劇で演じられました。どのように解決すればいいのか話し合い、子供からは親以外に病気のことが話せる人が必要だという意見が出ました。

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田中恭子医師
「自分でコントロールできるようになる。自分で困ったら、誰かに相談できるようにするとか、そういう力をつけるようになったらいいと、今回このような企画をしました」


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◇  ◇  ◇


息子は「僕も意見を言ったのに、カットされた」と悲しむので夫が、「成育も本当は君のように、一見すると元気そうな子供のことを考えているはずだ。だからこれから頑張れば(学会などに)出してくれるかもしれないよ。自分で、今までこんなことに困ってきたと伝えに行けばいい」と言った。


そこで私も「去年、私が人権作文に書いたようなことを、今度は自分で言いに行けばいい」と言い、そして「叔父さんの(柳家)さん喬さんは今はとても有名だけれど、テレビ出演はほとんど断って、芸で勝負してきたんだよ。おじさんはマスコミにほとんど出ないのに、春の褒章の報道の時には、多くのテレビや新聞は、タイトルに叔父さんの名前をつけて報道していたよ。


アルジェリア人質事件の時によくわかったでしょう?叔父さんやお祖父ちゃん達のように、何かをコツコツ頑張って出してもらった方がいいんじゃないのかな?」と言った。


どこまでわかったかわからないけれど、「じゃあ、僕はそうする」と言っていた。とても楽しかったので、また来年も参加したいそうだ。
2017/08/04

『子どもサマーフェスティバル2017「僕たち、私たちの未来計画」』に参加して その2

●日本では、まだ始まったばかりの『トランジション外来』

今年も特命副院長こころの診療部部長の奥山眞紀子医師の講演からスタートした。奥山氏の次は、外来看護師長渡邊佐恵美氏の『トランジション外来』の紹介についての講演。


北米などの大きな子供病院では、『トランジション外来』は普及しているそうだが、我が国のナショナルセンターである、国立成育医療研究センターが外来を設置したのはつい最近。2015年だそうだ。日本全国の子供病院に必要な活動だと思うので、渡邊看護師長のパワポのスライドを一部、ブログに掲載させていただく。


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●第一段階は、就学支援

成育では臨床研究として試行錯誤しているのだろうか。今までのところ、受診料を徴収せずに外来診療を行っているそうだ。こちらが成育が独自に開発した移行期医療プログラム。


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第一段階は、就学支援から始まるそうだ。

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子供が学ぶ知識などの内容には子供が自ら作成する「マイサマリー」も含まれている。成人医療に橋渡しする時に、子供自身に求められる知識は、これだけ多岐にわたるそうだ。


渡邊看護師長がおっしゃっていたが、家庭ではなかなかできない避妊や性感染症に関することも教えてくれるそうだ。夫も講義で自分の学生には教えているけれど、自分の子供となるとどうだろう…確かに有難い。


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外来カウンターでは、このように検査データ読み方や体の仕組みなどについても、啓発しているそうだ。


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来年以降に、息子に外来受診を勧めてみようかな。


●就学問題は、すべてが個別に掛け合う問題なのか?

一つだけ気になる点があったので書いておこう。講演の後、あるお母さんから就学に関する意見が出た。


「学校の先生は、成績しかみてくれない」ということをおっしゃっていた。その方に対し、渡邊師長は「こちらから医師や看護師が学校に出向いたり、あるいは先生に来ていだき、説明することもあります。不安なことがあったら、遠慮なく相談して欲しい」と答えていらした。


そして外来を受診したある高校生のことを教えてくださった。その高校生は自分で「マイサマリー」を作成し、学校の先生に説明したそうだ。すると高校側も、その生徒の熱意に打たれ配慮をするようになったという。


良いエピソードだと思うが、少し話が噛み合っていないようだ。


●教育を受ける権利は、国民が国に対して要求できる基本的人権の1つ

そもそも『就学問題』は、個別に親や子供が掛け合う問題でもないはずだ。教育を受ける権利は、国民が国に対して要求できる基本的人権の1つだからだ。


教育を受ける権利 - Wikipedia

教育を受ける権利は、国民が国に対して要求できる基本的人権の1つとされ、社会権に属している。 日本においては、日本国憲法第26条第1項に「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」



そのお母さんが訴えたかったことを、会場で聞いていた教員である夫はよくわかっていた。今の学校は、あまりにもテストなどの結果しか見ていないことをよく知っているのだ。


例えば、大人でも辛いといわれる抗がん剤治療を受けながら勉強を続ける子供たちがいる。そういう子供たちには治療をしながら通学すること自体を、評価してもいいはずだ。それが本来の教育の役割、使命だと思う。


●超低出生体重児の就学問題 そもそも「本来の学力に見合った教育」を受けているのか?

スライドに、「本来の学力に見合った学歴・社会技能の獲得」と書いてあるが、超低出生体重児の就学問題はそれ以前に大いに問題だ。中には、そもそも「適切」な教育を受けられていない子どももいるだろう。だから親は皆悩むし、困っているのだ。


超低出生体重児には、就学猶予という制度があるが、利用するにはハードルが高い。仮に就学猶予が認められても、じゃあ、その一年間、どう過ごすのかなど制度として確立されていない。


さらに、勉強についていけなければ「特別支援学級などにすすめばいい」と言う医療者も多いが、支援学級はキャッチアップする超低出生体重児のために用意された学級ではないし、様々な発達段階のお子さんがいる。例えば我が子のように、足し算などの授業が少しだけついていけないのに、皆で絵本を読むだけの授業になってしまうと困ってしまう。


夫が、医療が個別化なんだから、教育も個別でいいはずなんだと笑っていた。海外のように、一年で無理に上の学年に上がる必要がない制度にしてもいいだろう。個別に柔軟に対応すればいいだけのことかもしれない。なんで医療者からはそういう意見が出てこないんだろう?とても不思議だ。


講演が終わり、再び行動へ案内される。


続く