2017/08/06

女性セブン『鹿児島発セクハラ医師 麻薬取締部が捜査! 鬼畜の診察室』を読んで 後編

●「お嬢さんが好きだった」「患者と関係を結んだのは初めてだった」は全部嘘だった! 続々と声を上げ始めた被害者

綾子さんの死の真相を知った岡田さんは、綾子さんが亡くなってからおよそ1ヶ月後、ご家族とともにX氏の病院を訪れたそうだ。X氏を問いただしたこの時のやりとりが、先日、『とくダネ!』で放送された録音の音声だったのだ。


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X氏はこの時、性交渉が二回あったことを認め、「私は娘さんのことが好きだった。私が患者と関係を結んだのは初めてだった」と言ったという。


ところがX氏の言葉はすぐに嘘だとわかる。今度は綾子さんとは別の複数の被害者が、次々に声を上げ始めたからだ。


●主治医から変態的な要求ばかりのメールが毎日大量に届き、精神的に不安定になっていく 往診鞄の中には大量のアダルトグッズ…

以下は元従業員Cさんの証言だ。


毎日200通近いメッセージが届き、〝僕を男としてみれますか〟とか男女関係を求めてくるものばかりでした。一度関係を持ってからは、「君だけを愛している」というLINEが毎日のように来ました。他の女性にも同じことをしているなんで、信じられません。

処方薬が大量で、依存症気味になり、精神的にもより不安定になっていきました。その関係で半ば無理やり肉体関係を持たされてしまって…。

以降は「〝こういう下着を着ろ〟とか〝●●●を入れたまま診察室に来い〟とか、変態的な要求ばかりになりました。」「診察中に体を触られることは日常茶飯事。X氏は通販でアダルトグッズをたくさん購入していて、往診鞄の中には手錠や●●●などで埋めつくされていました」



●被害者の中には、診療所で働く精神福祉衛生士の女性まで 

メールには引用するのもためらうほど、おぞましい言葉が並んでいるが、さらに驚くのは被害者が患者だけではないという事実だった。なんと被害者の中にはX氏の診療所で働く精神福祉衛生士の女性までいたという。


X氏との関係は公然の秘密で、最後は病んでしまい、X氏から薬を処方をされていた。しかも彼女もまた聡子さんと同様、自ら命を絶ってしまう。


この時、女性セブンがタイトルになぜ「鬼畜」とつけたのかよくわかるエピソードが紹介されていた。驚くことに彼女の死を知ってX氏は、「バカだなぁ」というだけで、普通に営業を続けたそうだ。


Cさんによると、X氏の診療所は、業務体系にも問題があったそうだ。


●男性患者には、診察せず薬だけ処方

X氏は毎朝、病院に来るとその日、来院する予定の患者名簿を見て、男性患者にバツをつけ、診察せず薬を処方するだけだったそうだ。


X氏自身も向精神薬を服用しており、診察を放棄してベッドで眠りこけることもしょっちゅう。(中略)この診療所は危ない、というのは従業員の共通認識で、1年で20人以上が辞めていく以上事態が続いていました。


患者さんの多くは、初めは「うつ病」などの病名がつけられているが、次第に病名が増えて行くそうだ。取材班が入手した元患者さんのカルテには「うつ病」から始まり「不眠症、円形脱毛症、虚血性心疾患、肝機能障害」などの病名が記載されていたという。


女性セブンが指摘しているが、X氏の診療はまるで患者を「薬物依存」にして正常な判断を奪うことを目的にしているようで怖い。被害女性達もX氏を拒めなかった理由について、「主治医に見放されたくなかったから」と訴えているそうだ。


●今回の事件は、氷山の一角 

最後に怖いことが書いてあった。実は今回の事件だけでなく精神科では、同様のわいせつ事件が後を絶たないという。


岡田さんは現在、被害女性達と共にX氏に対して損害賠償請求を求める提訴を考えているそうだ。被害者を支援している弁護士さんのコメントが掲載されていた。「少なくとも12名の女性が同様の被害を受けていることを把握している」という言葉にただただ驚くばかりだ。


医師なら、わいせつ事件を起こしても許してもらえるのだろか?なんと、この医師は、複数の自殺者を出しているのに診療所を再開しているそうだ。


同じ女性として到底許せる問題ではない。これからも続報をブログに掲載していくつもりだ。
2017/08/06

女性セブン『鹿児島発セクハラ医師 麻薬取締部が捜査! 鬼畜の診察室』を読んで 前編

●南日本新聞、鹿児島読売テレビ、フジテレビ、そして今度は女性セブン 『鹿児島のセクハラ医師』の続報

先日フジテレビの『とくダネ!』で放送された、鹿児島の心療内科のセクハラ事件の続報が『女性セブン』に掲載された。


2017年6月29日 鹿児島読売テレビで放送されたご遺族の記者会見はこちら↓
鹿児島の心療内科 医師が既婚者であることを隠し患者と関係を持った? 調査求め遺族が要望書 その1

2017年6月29日 フジテレビ『とくダネ!』の特集はこちら↓
鹿児島の心療内科 医師が既婚者であることを隠し患者と関係を持った? 〝性的ドクハラ″疑惑 その1


女性セブンVol.30 2017年8月17日号
『鹿児島発セクハラ医師 麻薬取締部が捜査! 鬼畜の診察室』 過剰な薬を投与して肉体関係。その後、自ら命を絶った患者も 被害者遺族が怒りの告白

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発売日が息子の検診日と重なったため、成育の地下の売店に向かう。本棚に一冊だけ置いてあったので迷わず購入した。


●通販で購入した下着を患者に送りつける医師!?

やっぱり週刊誌は違う。テレビ放送では伝えられなかった生々しいメールのやりとりや、セクハラ医師が患者に送りつけたという下着の写真などが多数掲載されていた。噂には聞いていたけれど、本当にこんなことがあるんだ…。


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私は精神医療の被害を訴える患者や自死遺族と交流があるため、様々な被害体験をきいている。『女性セブン』を読み、これまで持ち続けて来た疑惑が確信へと変わる。多くの被害者や遺族が口にしてきたように、医師の治療や投薬された薬にも、自殺の原因があるんだと思わずにいられない。


生々しい証言に愕然とするが、亡くなった方々の無念な気持ちを想うと看過できない。ブログに記事の内容を記録する。

◇ ◇ ◇

●初診は2014年3月 その年の年末に自ら命を絶つ

鹿児島県在住の岡田聡子さん(55才仮名)は、亡くなったお嬢さんの死に疑問を持っていた。娘の綾子さん(仮名 享年27才)は、’14年3月から同クリニックにかかっていたが、その年の年末(12月)には自ら命を絶ってしまったからだ。


聡子さんの証言では、福岡で働いていたお嬢さんは体調を崩して実家に戻ってきたそうだ。その頃、精神的に苦しいことがいろいろありX氏の診療所を訪れたという。初診は聡子さんも立ち会っていたので、詳しい様子が書かれていた。


X氏は丁寧な診察をせず、「このままではどうせ仕事に行けないだろう」と薄ら笑いを浮かべ薬を処方しただけだったそうだ。


●「うつ病」から始まり、病名と薬が増えていく

この時の診断名は「適応障害」で、向精神薬と睡眠薬を処方されたが、一週間後の定期診察で薬の量が急増していったという。


これは被害者の体験談によく出て来るパターンだ。評判の悪い精神科医は、初診時にX氏のような態度で患者に接し、薬の説明をほとんどしない。そして2回目の診察でいきなり薬の量を増やす。


「2種類だったのが、4種類になり、より強い向精神薬が処方されていました。初診時以降、精神的に不安になる頻度が増えていたのですが、X氏伝えても、〝それは治療が進んでいることなので安心して下さい〟と繰り返すのみでした」


●患者が悪化するのは「病気のせい」 すぐに「生活保護」をすすめる

その後お嬢さんは処方される薬が増え、症状は悪化の一途を辿る。翌月の’14年4月からはリストカットが始まり、日常生活を送ることが困難になってしまった。しかしX氏に相談しても「生活保護を受ければいい」と言うだけ。


これも私が受診した育児心理科の元主治医とそっくりの対応だ。患者の症状悪化を、「患者のせい」にしてしまい、「生活保護」や「障害者手帳」をすぐにすすめるのだ。


●処方された薬には、ベゲタミンも

聡子さんは初診からわずか3ヶ月後の7月には薬は10種類に増えていたという。その時に処方された薬の中には、私にも処方されたベゲタミンまであって驚く。ベゲタミンは別名、「飲む拘束衣」と称されるほど、強い鎮静催眠作用があるからだ。


今でもあの悪名高いベゲタミンを、外来で出す医師がいるんだ…。


ちなみに記事にもあるが、このベゲタミンは、私たち被害者の声が高まったこともあり、’16年9月に製造中止になっている。


聡子さんはこの頃には、体の震えが止まらず、錯乱状態に陥ることも多かったという。そしてとうとう12月6日午後6時、自宅のドアノブにストールをかけ、自ら命を絶った。


●天国から、ダイイング・メッセージ

友人の医師は私が外来でベゲタミンを処方されたことを知り、驚いてこういった。「ベゲタミンを外来に来るような患者さんに簡単に出すなんて、信じられません」。


人はそんな簡単に死んだりしない。お嬢さんの自殺の原因は本当に「病気」のせいなんだろうか?。


誰もが持つ疑問だろう。


その後岡田さんは真実を探し続ける。血の滲むような努力をし、やがてある重大な事実を突き止めた。『とくダネ!』で大反響を呼んだあのメールだ。亡くなったお嬢さんのスマホには、X氏からのメールが大量に残されていたのだ。


(『とくダネ!』で放送された大量のメールの映像)
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お嬢さんとX医師とのやりとりを引用する。(※ あまりにも生々しいので、一部伏字にさせていただきました)


<とりあえず、綾子ちゃんはエロい?エッチは好き?>

<縛られたり、道具を使われたりも好き?>

<●●●りながら自分で触っていいぞ>

<今日は奴隷プレイだから>

<ご褒美やるよ。●●●でいい?>

初診から1ヶ月後にはこのようなひわいなメールが日夜問わず大量に届いていた。だが、過剰な薬で正常な判断力を失っていた綾子さんは、主治医であるX氏の言われるままになっていた。



お嬢さんはX氏が既婚者で、妻と子供がいることを知らず、関係を持ったそうだ。残された手帳には、既婚者だと知ったショックが克明に綴られていた。


続く