2018
Feb
05
0
『牧本事件』と「神奈川県がんセンター医師の医師が次々退職」というニュース
『牧本事件』に似ている!?↓
週刊文春「東電元副社長が懺悔告白『5000万円女性トラブル』」と『周産期医療の崩壊をくい止める会』の募金活動 その1
●最近急上昇した検索ワード 『牧本事件』に関連するある言葉
ここにきてなぜか訪問してくださる方が増えている。
調べると、『牧本事件』に関するある言葉で、当ブログを見つけてくださるようだ。
『牧本事件』と『日本にサルコーマセンターを設立する会』 報道の検証 その1
『牧本事件』とメディア戦略 バッシング報道は、何のために行われたのか? 前編
ヒントはこちら。
どうやら、昨年末から報道が始まった、『神奈川県がんセンターで、医師が次々退職』というニュースの影響のようだ。
いつ、どんな報道があったのかは、こちらをご覧ください↓
現役医師の語る、神奈川県がんセンター放射線科医大量退職騒動の一端 togetter
●『牧本事件』当時と大きく違う点 反対意見が増えている
このニュースを朝日新聞をはじめ、いくつかのメディが伝えたが、『牧本事件』当時と大きく違う点がある。神奈川県がんセンターを運営する神奈川県病院機構理事長の土屋了介氏の主張をメインで取り上げているメディア(朝日新聞など)だけではないということだ。
こちらのビジネスジャーナルでは、朝日の報道と正反対という感じの伝え方。元凶はむしろ土屋理事長と、土屋理事長を任命した黒岩祐治神奈川県知事に責任があると指摘している。
◇ ◇ ◇
神奈川がんセンター、医師が次々退職の異常事態…重粒子線治療が存続の危機 2018.01.23 Business Journal から引用
今回の一連の退職劇で真っ先に神奈川県立がんセンターを去ったのは、重粒子線施設を導入した最大の立役者だった放射線治療科のトップを務めていた女性医師N部長だ。放射線医療では定評のある群馬大学医学部出身。東海大学医学部の准教授を経て、08年に同センターに入職した。
「N先生は医師としての技術力に優れているだけでなく、リーダーシップもとれる親分肌。10年には重粒子線治療施設整備室長に就き、先頭に立って同事業の実現に向け奔走してきたのです。そうした人物が、自ら育ててきた事業から“一抜けた”をせざるを得なくなったというのはよほどのこと」(同)
しかも、N医師の兄は神奈川県立がんセンターで副院長に就いているのだ。立場的にも辞めにくかったにもかかわらず、17年、放射線医学総合研究所(千葉市)に出向したのち、そのまま退職に踏み切った。放射線治療科の中堅・若手医師らもN医師に追随するように、次々に退職を表明したというのが今回の流れである。
「方針をめぐって内部対立があったと伝えられていますが、それ以前の問題として、病院幹部たちは放射線治療科のトップに功労者のN先生が就いていたにもかかわらず、重粒子線治療がスタートすると突然、首をすげ替えるように別の医師を登用しているのです」(同)
理事長のリーダーとしての資質に疑問符
その人物とは現在、非常勤ながら重粒子線治療センター長兼放射線治療科部長に就いている辻井博彦医師。放射線医学総合研究所・重粒子医科学センター長を務めるなど、同分野では草分け的な存在だ。「いくら重鎮とはいえ、辻井先生はすでに70代半ば。そのネームバリューだけがほしくて、お願いしたのでしょうが、組織を破壊するような行為。病院幹部らがこうした愚かなことをした背景には、黒岩知事のスター主義があったというほかない」と、元がんセンター医師は憤る。
辻井医師の起用を黒岩知事が自ら行ったわけではないが、そこで見え隠れするのが神奈川県立がんセンターを管轄する神奈川県立病院機構の土屋了介理事長の存在だ。黒岩知事から直接乞われて、2014年に理事長に就任した。「名前が売れている土屋氏に黒岩知事が飛びついた。そして、土屋氏は黒岩知事の意向を踏まえて動くという図式です。しかし、彼には細部を見渡す力もなければ、リーダーシップも著しく欠如していた」(同)
こうした声に同調するのが、土屋氏が国立がんセンター(現国立がん研究センター)中央病院長だった時代(06~10年)を知る同院のベテラン医師だ。「麻酔医と手術部長が対立するという内紛が起きたのですが、土屋病院長は何ひとつ、指導力を発揮することができなかったのです。結局、10人の常勤麻酔医のうち5人が退職してしまい、手術に著しく支障が出た。この時のことを考えれば、土屋さんを組織のトップに据えるなんてありえない」
黒岩氏の責任が問われるところだが、そもそも、この知事はやたらと人気取りに走るというきらいがある。初当選した11年の知事選では公約に「4年間で太陽光パネルを200万戸分設置」と掲げたが、就任早々に撤回。2期目の選挙でも、重粒子線治療導入を自身の成果として大々的に謳った。
よもや、1期目の時のように撤退などということにはならないだろうが、ポピュリズムに走るテレビ出身知事の限界も見えてくるのである。(文=田中幾太郎/ジャーナリスト)
◇ ◇ ◇
●ヤフーニュースのコメント 反対派が圧倒的に多い
さらに興味深いのは、土屋氏の会見を伝えたカナコロを転載したヤフーニュースのコメントだ。反対派が圧倒的に多い。
◇ ◇ ◇
県の対応「的外れ」 がんセンター問題で機構側反論 2/3(土) 20:00配信 Yahoo!ニュース
土屋先生は、医師としては立派な方ですが、残念ながらリーダーとしては失格。
前職の国立ガンセンターでも麻酔科医一斉辞職をやらかしてるし。
土屋先生のパワハラは内輪では有名で、だから誰も退官後の天下り先を紹介しなかった。
神奈川の黒岩知事が肩書きだけで飛びついた。
黒岩知事の任命責任もある。
◇ ◇ ◇
まあ、『牧本事件』の時に「刑事告発したのは誰なのか?」は、皆知っているから…。
週刊文春「東電元副社長が懺悔告白『5000万円女性トラブル』」と『周産期医療の崩壊をくい止める会』の募金活動 その1
●最近急上昇した検索ワード 『牧本事件』に関連するある言葉
ここにきてなぜか訪問してくださる方が増えている。
調べると、『牧本事件』に関するある言葉で、当ブログを見つけてくださるようだ。
『牧本事件』と『日本にサルコーマセンターを設立する会』 報道の検証 その1
『牧本事件』とメディア戦略 バッシング報道は、何のために行われたのか? 前編
ヒントはこちら。
川崎の駅ナカにクリニックを開業します・・内覧会があり、伺ってきました。
— kiki (@khaddar88) 2015年1月26日
私の右側が久住先生、左側は元国立がん研究センター中央病院長(現在、がん研究会有明病院理事)の土屋了介先生です♪http://t.co/PBpWbS9bgl
どうやら、昨年末から報道が始まった、『神奈川県がんセンターで、医師が次々退職』というニュースの影響のようだ。
いつ、どんな報道があったのかは、こちらをご覧ください↓
現役医師の語る、神奈川県がんセンター放射線科医大量退職騒動の一端 togetter
●『牧本事件』当時と大きく違う点 反対意見が増えている
このニュースを朝日新聞をはじめ、いくつかのメディが伝えたが、『牧本事件』当時と大きく違う点がある。神奈川県がんセンターを運営する神奈川県病院機構理事長の土屋了介氏の主張をメインで取り上げているメディア(朝日新聞など)だけではないということだ。
朝日神奈川版が報じました。中島副知事は嘘をついています。 pic.twitter.com/GQi9KMOKWw
— 上 昌広 (@KamiMasahiro) 2018年2月2日
こちらのビジネスジャーナルでは、朝日の報道と正反対という感じの伝え方。元凶はむしろ土屋理事長と、土屋理事長を任命した黒岩祐治神奈川県知事に責任があると指摘している。
◇ ◇ ◇
神奈川がんセンター、医師が次々退職の異常事態…重粒子線治療が存続の危機 2018.01.23 Business Journal から引用
今回の一連の退職劇で真っ先に神奈川県立がんセンターを去ったのは、重粒子線施設を導入した最大の立役者だった放射線治療科のトップを務めていた女性医師N部長だ。放射線医療では定評のある群馬大学医学部出身。東海大学医学部の准教授を経て、08年に同センターに入職した。
「N先生は医師としての技術力に優れているだけでなく、リーダーシップもとれる親分肌。10年には重粒子線治療施設整備室長に就き、先頭に立って同事業の実現に向け奔走してきたのです。そうした人物が、自ら育ててきた事業から“一抜けた”をせざるを得なくなったというのはよほどのこと」(同)
しかも、N医師の兄は神奈川県立がんセンターで副院長に就いているのだ。立場的にも辞めにくかったにもかかわらず、17年、放射線医学総合研究所(千葉市)に出向したのち、そのまま退職に踏み切った。放射線治療科の中堅・若手医師らもN医師に追随するように、次々に退職を表明したというのが今回の流れである。
「方針をめぐって内部対立があったと伝えられていますが、それ以前の問題として、病院幹部たちは放射線治療科のトップに功労者のN先生が就いていたにもかかわらず、重粒子線治療がスタートすると突然、首をすげ替えるように別の医師を登用しているのです」(同)
理事長のリーダーとしての資質に疑問符
その人物とは現在、非常勤ながら重粒子線治療センター長兼放射線治療科部長に就いている辻井博彦医師。放射線医学総合研究所・重粒子医科学センター長を務めるなど、同分野では草分け的な存在だ。「いくら重鎮とはいえ、辻井先生はすでに70代半ば。そのネームバリューだけがほしくて、お願いしたのでしょうが、組織を破壊するような行為。病院幹部らがこうした愚かなことをした背景には、黒岩知事のスター主義があったというほかない」と、元がんセンター医師は憤る。
辻井医師の起用を黒岩知事が自ら行ったわけではないが、そこで見え隠れするのが神奈川県立がんセンターを管轄する神奈川県立病院機構の土屋了介理事長の存在だ。黒岩知事から直接乞われて、2014年に理事長に就任した。「名前が売れている土屋氏に黒岩知事が飛びついた。そして、土屋氏は黒岩知事の意向を踏まえて動くという図式です。しかし、彼には細部を見渡す力もなければ、リーダーシップも著しく欠如していた」(同)
こうした声に同調するのが、土屋氏が国立がんセンター(現国立がん研究センター)中央病院長だった時代(06~10年)を知る同院のベテラン医師だ。「麻酔医と手術部長が対立するという内紛が起きたのですが、土屋病院長は何ひとつ、指導力を発揮することができなかったのです。結局、10人の常勤麻酔医のうち5人が退職してしまい、手術に著しく支障が出た。この時のことを考えれば、土屋さんを組織のトップに据えるなんてありえない」
黒岩氏の責任が問われるところだが、そもそも、この知事はやたらと人気取りに走るというきらいがある。初当選した11年の知事選では公約に「4年間で太陽光パネルを200万戸分設置」と掲げたが、就任早々に撤回。2期目の選挙でも、重粒子線治療導入を自身の成果として大々的に謳った。
よもや、1期目の時のように撤退などということにはならないだろうが、ポピュリズムに走るテレビ出身知事の限界も見えてくるのである。(文=田中幾太郎/ジャーナリスト)
◇ ◇ ◇
●ヤフーニュースのコメント 反対派が圧倒的に多い
さらに興味深いのは、土屋氏の会見を伝えたカナコロを転載したヤフーニュースのコメントだ。反対派が圧倒的に多い。
◇ ◇ ◇
県の対応「的外れ」 がんセンター問題で機構側反論 2/3(土) 20:00配信 Yahoo!ニュース
土屋先生は、医師としては立派な方ですが、残念ながらリーダーとしては失格。
前職の国立ガンセンターでも麻酔科医一斉辞職をやらかしてるし。
土屋先生のパワハラは内輪では有名で、だから誰も退官後の天下り先を紹介しなかった。
神奈川の黒岩知事が肩書きだけで飛びついた。
黒岩知事の任命責任もある。
◇ ◇ ◇
まあ、『牧本事件』の時に「刑事告発したのは誰なのか?」は、皆知っているから…。