2014/05/08

子どもの日の直前に起きた悲しい事故

『凧揚げ祭り』の会場は海岸のすぐ近くだ。どこまでも続く広い海岸なのに、残念ながらここは遊泳禁止だ。『離岸流』が発生するからだ。


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離岸流とは wikipediaより一部引用

離岸流(りがんりゅう)とは、海岸の波打ち際から沖合に向かってできる潮の流れのこと。幅10m前後で生じる局所的に強い引き潮。

【 離岸流による事故 】

離岸流の速さは秒速1mを超えることもあるとされており、巻き込まれたら流れに逆らって波打ち際へ戻ることはまず不可能で、離岸流に逆らって泳ぎ切ることは、水泳のオリンピック選手でも困難と言われている。一般的に離岸流に逆らわずに海岸線と平行方向(流れに対して直角方向)へ泳ぎだし離岸流から脱出してから海岸に向かえばよいと言われているが、実際に離岸流により沖合に流されるとパニックとなりそのような冷静な判断は難しくなる。



ちょうどこの写真をとっている時だった。ヤフーのニュースで事件の第一報を知った。同じように海岸で息子を遊ばせていたから気になってしまった。その時は「新潟の海岸で5名が行方不明」だったけれど・・・。


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『離岸流』じゃなければいいな、と思った。以前テレビ番組で水泳選手が実際に『離岸流』に逆らって泳ぐとどうなるか実験していた。すぐに力つきてしまって、流れの速さが恐ろしかった。今、市内の小学校では『着衣水泳』の授業をしてくれるが、相手が『離岸流』ではまるで歯が立たないだろう。


水の事故はとても多い。例えば子どもを連れて河原でバーベキューをしていて、ちょっと目を離したすきに子どもが川で溺れてしまう、ということはよくある。死亡事故が起きるのは、「なんでもない」場所であることも多いのだ。


数年前、この流れの穏やかな小さな川で、子どもが溺れる事故がおきた。


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もし、大人がたまたま通りかからなかったら・・・というような事故だったそうだ。私ははじめ、全く信じなかった。いくら水は怖いといっても、ほとんどの場所が、子どもでも歩ける深さだ。いつも子どもが歩いているのを目にしていたから、「大げさだな」と思ってしまったのだ。


何日も雨がふったため上流で放流したり、冷たい水が湧き出ているなど、川は何があるかわからない。悪条件がたまたま重なったこともあったのかもしれないが、実は、子どもが溺れそうになった矢印の場所だけ、水深120センチもあったそうだ。事故があるまで、ほとんどの人は知らなかったんじゃないだろうか?


報道によれば、被害者の方々は、海のない県に住んでおられたようだ。こういった水の事故の教訓は、海があろうとなかろうと、もっと広く社会で共有して欲しい。浜松と新潟と、二つの海岸を比べると、同じ『離岸流』が発生する遊泳禁止の場所でも様子は全く違う。実際に写真を子ども達に見せるなどして、どういう理由で泳いじゃいけないのか、きちんと教えて欲しい。


海岸でおぼれ子供ら5人死亡 新潟・上越 朝日デジタル

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亡くなった皆様のご冥福をお祈り致します。


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「兎が跳ぶ」高波だった 「住民なら近づかない」 離岸流起きやすい地形 新潟・上越の5人死亡 2014.5.4 21:42 産経ニュース


ゴールデンウイーク(GW)後半の4日、新潟県上越市柿崎区の上下浜(じょうげはま)海水浴場で子供を含む5人が流され、全員の死亡が確認された。事故現場周辺は、多くの家族連れや釣り人らでにぎわう温泉街だが、地元では離岸流が起こりやすい浜としても有名だった。「住民なら近づかない高波だった」。県外からの観光客がその危険性を知るはずもなく、GWで行楽ムードの浜は一気に暗転した。


 「誰か助けて」。空気を切り裂くような女性の声が波打ち際に響いた。近くに住む自営業、熊木松治さん(64)がサイレンを聞いて浜辺に行くと、母親とみられる女性が消防隊員に抱きかかえられ、海に向かって泣き叫んでいた。「自分は見ているだけで何もできず、居たたまれなかった」と言葉少なだった。


 新潟地方気象台によると、事故が起こった午後1時45分ごろの気温は17・7度と海水浴にはまだ寒く、海開き前だったため監視員はいなかった。海岸周辺に波浪計は設置されておらず、「数値は、周辺の観測データからコンピューターで割り出している」(新潟地方気象台)という。


 柿崎区に隣接する大潟区では、観光客向けの地引き網体験が名物だが、大潟観光協会によると、早朝から波が高かったためとりやめになっていた。


柿崎区の会社員、小松一浩さん(51)は、上越市漁協柿崎支所が行っていた体験乗船イベントを手伝っていたが、波が強くなり中止したところに事故の知らせがあったという。


 「知り合いの消防団員らが呼び出されて救助していた。ここはすぐに深くなるから、地元の人は泳がないのだが」と驚いていた。


 大きな白波が海岸に打ち寄せる高波を、地元では「兎が跳ぶ」という。海岸沿いで理髪店を営む南雲義美さん(72)は「今日は朝から兎が跳んでいた。あの波では大人でも足をすくわれてしまうから、地元の人間だったら決して近づかない」と話し、心配そうに海上保安庁による捜索を見守っていた。


 地元住民らによると、5人が波にさらわれた場所は、砂浜から海へ入るとすぐに水深が深くなる「すり鉢型」の地形で、高波の日は強い引き波が起こる海岸だった。3日から風が強くなったという。


 海岸近くのホテルを営む男性(65)は「沖合に数十メートル流されていたようだ。沖に向かう離岸流が強かったのではないか」と話した。


 例年5月には6千人ほどの観光客らが訪れ、それらの大半はGWに集中している。その多くが隣県の長野県からの観光客だ。波にさらわれた5人も、いずれも長野県から観光や釣りに訪れていた。


 散歩の途中で捜索を見守っていた70代男性は「連休を楽しんでいただろうに、こんなことになってしまい気の毒だ」と話していた。


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新潟・上越5人死亡 「助けて」母悲鳴 波打ち際、突然高波 2014年5月5日 朝刊 東京新聞


こどもの日を前に、楽しく過ごしていた家族の休日が暗転した。新潟県上越市の海岸で四日、五人が死亡した水難事故。水遊び中の小学生三人が波にのまれ、命を救おうと海に飛び込んだ父親らも犠牲になった。「誰か助けて」。悲鳴が海岸に響き、五人を知る人たちは突然の知らせに沈痛な表情を見せた。 


 家族連れや釣り客でにぎわっていた浜辺。近くに住む無職佐藤文雄さん(72)は、三人の子どもが波打ち際で遊んでいて、突然大きな波が来て足を取られ、流されたのを目撃した。


 「浮輪とロープで子どもを助け上げるのに三十分ぐらいかかっていた。警察官がさらに救助しようと海に飛び込んだが、波が高くて近づけなかった。そうしているうちに、海面から顔が出ていた人が沈んでしまった」と状況を振り返る。


 現場に居合わせた会社員小山只一さん(59)によると、女性が「私の子。早く助けて」と泣き叫び、別の女性も海に向かって二人の子どもの名前を呼んでいた。「女性が助けに行こうと服のまま海に飛び込もうとしたので『助かるから』と声を掛けて止めた」という。


 現場では警察や海上保安庁のダイバーらが懸命な救助活動を続けた。子ども一人が浜に押し戻されると、近所の人らが「死ぬな、頑張れ」と大きな声で励ましたが、流された五人は全員助からなかった。
 
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 現場付近は投げ釣りなどの名所として知られ、長野県からも釣り客が多く訪れる。この日朝から釣りをしていた長岡市の公務員中沢邦浩さん(51)は「ここはドンブカ(海底がすぐ深くなる場所)。注意が必要」と話す。


 付近の漁港では漁船の体験乗船などのイベントが開かれる予定だったが、昼前から波のうねりが大きくなったため、主催者は途中で中止を決めた。イベントに協力した上越市漁協柿崎支所長の小山栄治さん(70)は「イベントの後片付けをした後、海の様子を見に船で出たが、すぐに帰ってきた。大きなうねりが事故を招いたのではないか」と話した。


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大波、子供さらう 人工呼吸「生きろー」 新潟5人死亡 2014年5月4日23時15分 朝日新聞デジタル


打ち寄せる波を追いかけて遊ぶ子どもたちを大波がさらった。長野県からの家族連れら5人が水難に遭ったのは、地元・新潟県上越市では「引き波」の強さで知られる海岸だった。大型連休を楽しむ釣り客たちでにぎわう浜が突然、暗転した。

 4日午後1時半ごろ、上越市柿崎区上下浜の海岸。この日、午前中は波が静かだったが、午後に入って急に波が高くなり、海岸近くではうねりが大きくなっていた。


 海岸にいた男性(72)によると、長野県上田市からきた平田紅羽(くれは)さん(6)、日詰陸さん(9)と弟の漣(れん)さん(6)の3人は、波打ち際で打ち寄せる波を追いかけて遊んでいた。突然、大きな波が来て、3人とも引き波にさらわれた。


 すぐに、大人2人が海に飛び込んでいった。紅羽さんの父、優一さん(38)と、近くにいた長野市の永山満さん(27)だった。だが、2人の姿もすぐに見えなくなってしまったという。


 110番通報で駆けつけた警察官は、ロープを付けた浮輪を持って海に飛び込み、20メートルくらい沖合で紅羽さんを見つけて抱きかかえた。現場近くに住む男性(66)ら4、5人は、砂浜から一斉にロープを引っ張り、砂浜に引き上げた。人工呼吸をし、「生きろ、生きろー」と声をかけたが意識は戻らず、まもなく救急車に運ばれたという。


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