2014/05/15

すべては私のせいですか

今から10年以上前。妹の会社が倒産した。


ずっと前からおかしいと思っていた。なぜなら、家を出て行くのは10時すぎ。帰宅するのは深夜の1時になることも珍しくないからだ。当然終電はないから毎晩のようにタクシーで帰宅する。一万円以上かかる運賃は会社が出している。運転手さんは上客だから、チョコレートをいつも用意していたそうだ。


経営状態はよくないといっていた。いくらなんでもおかしくないだろうか。「もっと早く出社すれば早く帰宅できる。そうすればタクシー代がかからない」妹に何度かそう言ったら言い合いになって、とうとう険悪になってしまった。


会社が乗っ取られる直前、ネット上には「危ない」という情報が書き込まれるようになっていた。崩壊寸前の組織は、必ず前兆のような出来事が続く。


やはりしばらくして会社が倒産した。


つきものが落ちたように妹の様子が変わった。ある時、教えてくれた。「今から考えるとどこかで正しいことだと思っていた。でも、渦中にいる時には指摘されるとイライラするだけだった」。


すべてを私のせいにしないで下さい。これまでどんなことを伝えてきたのか、それが今、どのような結果を生んでいるのか、冷静に振り返ることが必要だったのだと思います。わざわざ正直に伝える人がいないだけです。どれほど嫌な思いをしている人達がいるのか考えようとしなかった。そういうことが全くないといいきれるでしょうか。


今日の結果を先ほど知りました。これがすべてを物語っているのではないでしょうか。





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