2014/09/26

ヤッホーブルーイング『よなよなエール』が大出世!

先日夫が大好きと書いたのは、『よなよなエール』というビールだ。その『よなよなエール』を製造しているクラフトビール最大大手の『ヤッホーブルーイング』(長野県軽井沢町)がキリンと資本業務提携するそうだ!


よなよなの里 エールビール醸造所 公式通販 商品一覧

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夫は『よなよなエール』が大好きでずーーーと応援してきた。ビールが好きな人への贈り物には、いつも『よなよなエール』を贈っていた。飲んだ方が必ず言うのは「へぇ〜どこのビールですか?おいしいなぁ」。


ただ、おいしいといっても、本当にビールが好きじゃないと苦みが残るかもしれない。そのクラフトビールが、これだけ売り上げが伸びたのなら、日本にも、本物のビール好きが増えた証拠なのかも。だからクラフトビールを牽引してきた『ヤッホーブルーイング』の功績はとても大きい!


キリンもよくわかっているようだ。25日の日経の朝刊には「伝統的なビール会社では開発やマーケティングの発想に限界がある」という磯崎功典社長のコメントがある。


私もずっと思ってきたよ。


私はね、学生の頃からビールが好きだったから、キリンビールの試飲のアルバイトもやっていたの。あの頃も今もそうだけれど「水着姿のキャンペーンガール」みたいな売り方って、何かが違うな、とずっと思ってきた。


だって、ビールって男性だけの飲み物じゃないでしょう?男性だけに買ってもらうんじゃ、今の日本ではもう売り上げが期待できないと思うのだ。


それに、いくらきれいなお姉さんが「おいしいですよ〜」とすすめたって、お姉さんがいなくても、また買ってくれるのかな。その売り方は、「飲ませる」「手に取らせる」だけであって、本当のビールの「おいしさ」を伝えているわけじゃない。息子のよくいう『昭和』の発想じゃないのかな、とずっと思っていた。


今から10年くらい前、西友の食料品売り場でバドワイザーのキャンペーンガールをみた時に、もうこの方法は終わりだと思った。なぜなら、近所のスーパーの食料品売り場なのに、下着が見えそうな短いワンピースを着た若い女性にビールの試飲の仕事をさせていたからだ。


すすめられた、男性も、偶然目にした夫のような男性も思わず後ずさりするような、すごい光景だった。


地元のスーパーに休日来る男性は、たいてい奥さんと子どもが一緒だったりする。心の中ではニコニコでも、ホイホイ手にするわけにいかない。だから声をかけられないよう、皆足早に去っていくのだ。


この方法を考えた人はどうして男性心理を考えないんだろう?と思ってしまった・・・


あの頃から、地ビールが静かに台頭していったのだ。


ちなみに夫は、この『よなよなエール』をゼミ合宿にワンケース必ず持って行き、お酒が好きな学生に飲ませている。「先生、苦ーーーい」と言われても「これが本物の味だなんだぞ」と教えている。でも学生の中には毎年必ず一人や二人は、「おいしいビールですね」という学生がいる。


ビールを売りたいんだったら、こういう顧客を大切にした方がいいんじゃないかな。


ところで、『ヤッホーブルーイング』(長野県軽井沢町)は今をときめく「星野リゾート」の傘下だ。


星野リゾート公式サイト

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息子が産まれて1歳になった頃、はじめて家族で出かけたのが小淵沢にある「リゾナーレ」だった。夫の学生が星野リゾートに就職した数年前からは、お互いの両親を連れて「星のや」や「界」に出かけるようになった。


「星のや」や「界」に行くと、斬新だなと思うことがある。それは、女性従業員の服装やメークだ。今までの旅館は一言でいえば和服姿の「女将」に代表されるように、どこかで男性を意識した女性像を押しつけてような気がする。


あのような雰囲気が一切ない。


ここで働く女性は、作務衣のような地味で目立たない服装だ。メイクも色をあまり使わず、髪も短く、ショートカットの女性が多い。年齢は、若すぎず、30代半ばぐらいの方が多いようだ。


こう書くと、地味で目立たないと思うでしょう?


でもそれなのに、「この人はきれいだな。知的で上品だな」と思うのだ。たぶん本当に美人が多いんだと思う。ちなみに私の後輩も美人だ。


私だけがそう思っていたのかと思ったら、夫も皆そう思っていたようだ。美人なのに、ちっとも嫌みに感じないのだ。「私、仕事ができるんです!」というような感じもない。


たぶん、世の中が求めている女性像が変わっているのに、体質の古い会社はわかっていないんじゃないのかな、と思う。「美人」の定義も少しずつ変化しているし、男性が求めている女性像だって、変化しているのだ。


日経の記事の最後に書かれていることにもびっくり。このビールは30代の女性に好まれていたそうだ。こんなくせのあるビールも売れるようになったんだ。難しいと言われる女性、それも30代に評価されるのはやっぱりすごいな。


価同社は通販サイト「楽天市場」など新販路をいち早く開拓。(中略)価格は350ミリリットルで270〜290円前後と高単価で20代〜30代の女性顧客の比率が高い。キリンにとって学ぶ点が多い。


星野リゾートの原点は、軽井沢の小さな旅館「星野温泉旅館」だった。軽井沢のリゾートホテルといえば、プリンスホテルといわれた時代があった。あの小さな温泉旅館が、ここまで大きく成長するなんて。あの頃は思いもしなかった。


そして星野リゾートといえば、経営不振に陥ったリゾート施設や旅館の再生で知られる。環境教育にも力を入れてきた。地元の歴史や文化を大切にしつつ、一方で現代風にアレンジする。今の時代にぴったりだったのかもしれない。


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玉造温泉「出雲界」のルームキー。出雲といえば「たたら製鉄」だから?ちょっと感心してしまった。


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キリン、「よなよなエール」と資本提携 2014年9月24日14時25分 スポーツ報知


キリンビールは24日、地ビール最大手のヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)と資本・業務提携することを明らかにした。地ビール人気の高まりを背景に、両社は製造や販売で協力してビール市場の活性化を図ることが狙い。


 ヤッホーは「よなよなエール」が看板商品で、売り上げが伸びている成長企業。
両社は麦芽などの原料調達のほか、商品の開発やインターネット販売など販売促進活動でも協力する。


 またキリンは2015年春に新設する事業会社で始める地ビールの製造販売などに、ヤッホーの知見を生かしたい考えだ。


 10月にヤッホーの親会社で、高級旅館やホテルを展開する星野リゾート(長野県軽井沢町)から発行済み株式を取得する。第三者割当増資も引き受け、ヤッホーの株式の33・4%を保有する第2位の株主となる計画。


 ヤッホーの井手直行社長は東京都内で記者会見し「(提携で)設備投資や物流コストを削減でき、商品開発に注力できる」と語った。キリンビールの磯崎功典社長は「味覚の多様化を進め、女性や若者を新たな顧客として取り込みたい」と提携の意義を強調した。


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キリンが“あの”クラフトビール会社と提携! エキサイトニュース ビール女子 2014年9月25日 より一部引用


伝統の大手と革新的なベンチャーの化学反応とは?具体的な業務提携として、


〇ヤッホーブルーイング社の製造拡大に対応するため、キリンビール社での一部製品の委託醸造


〇原材料の調達、物流の共有


〇若手を中心とした共同の人材育成


〇イベントとインターネットを組み合わせたファンづくりなど、ヤッホーブルーイング社が展開している新たな手法によるマーケティングについてのノウハウの共有


などが掲げられ、クラフトビール業界で一位の年間生産量を誇るヤッホーブルーイング社側は急激に拡大する需要への対応策といった面が大きい様子。


また、資本面では、10月にキリンビール社からヤッホーブルーイング社に十数億円を出資し、最終的にキリンビール社が全体の33.4%にあたる普通株式を保有する見通し。


キリンとヤッホーの目指すもの「若者のビール離れ」などもいたるところでぼやかれ、全体的に落込みを続けるビール業界の中で、まだまだ市場は小さいものの、年々成長を続けるクラフトビール業界。


ヤッホーブルーイング社ではこれまでに9年連続の増収増益を記録しており、前年比40%増という急成長中。今回、キリンビール社と提携するにあたり他の大手メーカーからの提案もある中、双方の今後の展開により具体的に共感できる部分が多かったキリンビール社との提携に至ったとのこと。


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