2014/10/10

組織が崩壊するということ

おととい知った情報が頭から離れない。私は「話し合えばわかり合える」という考えを捨てた方がいいかもしれない、とはじめて思った。広く知られている事実だそうだ。私は人間不信に陥りそうだ。


でも。


どんなに重い事実をつきつけられても、不思議なことに今思い出すのは良いところばかり。「あなたはすぐに人を信じてしまう」と言われたばかりだ。そうなのかな。


そのうちに、信じる気持ちが消えてなくなるのだろうか。そうなったら、どんなに楽だろう。


ところで昨日、本屋に並んでいたSAPIOを手に取った。私が注目したのは佐藤優さんの朝日新聞社に関する意見だった。やはり朝日新聞は危機的状況にある、と考えておられるそうだ。


社長が謝罪しないとか、特報と社会部の足の引っ張り合いなどではなく、「内部通報者が記者である」ということを重要視しておられる。


私もそう思っていた。


〈Intelligence database〉特別編 朝日新聞で現在起きていることはあのときの外務省によく似ている/佐藤優 SAPIO 2014年11号


朝日新聞のような巨大新聞社は、膨大な情報を有している。その中には、国家機密に属するような情報も少なからず含まれている。編集権をめぐるやりとりの秘匿は、情報源の秘匿と同じくらい新聞社にとっては重要な事項だ。

(中略)

(池上氏の寄稿を保留した件について)
この事実を知っていた人は、池上氏の担当記者、ラインのデスク(部次長)、部長、編集局次長、編集長などに限られている。

そのうちの誰かが信じる正義感であるか会社の現体制に対する不満か、動機はよくわからないが、週刊誌に情報をリークした、「正義の内部告発者」という見方をする人がいるかもしれないが、筆者はそう考えない。むしろ組織が壊れかけている、というのが筆者の認識だ。



この記事を読んで、教えていただいた情報が頭に浮かんだ。同様に絶対に外に漏らしてはならない『機密』のはずだからだ。


妹の会社が大手IT企業に買収される直前、ネットには内部の人しか知り得ない機密情報が次ぎ次ぎ流出していった。「匿名で書かれているけれど、本当のことなんだよ」と妹が怯えていた。


恐らく買収先の会社も仕掛けていたのだろう。でもそんなことは妹には言えなかった。ネットの情報は、たとえ匿名情報でも侮ると恐い。


真実が知りたい。


でも真実が私に幸せをもたらすとは限らない。


真実にもう少しで手が届きそうな今、矛盾する二つの気持ちの間で大きく揺れる。








コメント

非公開コメント