2014/10/23

繰り返される不正事件 何を問うべきか

「私の考えは間違っている?」


「お金がある所に人が集まるのです」と教えてくれた友人に思いきって尋ねてみた。もしも人の道に反していたら大変だと思ったからだ。彼が「間違っている」と言ったら私は引き返すつもりだった。


すると、「そんなことはありません。こんな事件もありますよ。自治を少数の教授に委ねるのは間違いですね」と教えてくれた。


あらっ本当だ。とてもおかしなことになってしまったんだ。


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岡山大医学部と製薬会社の癒着を告発した2教授が停職処分に 2014年10月21日(火)7時0分配信 NEWSポストセブン


9月25日に岡山大学が学長名で2名の教授に対して9か月の停職処分を発令した。処分を受けたのは、薬学部教授の森山芳則氏と榎本秀一氏。両氏の役職である薬学部長、副部長職も26日付の「人事異動通知書」で解任された。この処分の内幕について、ジャーナリストの伊藤博敏氏が10月20日発売の週刊ポスト(10月31日号)でレポートしている。


 両教授への処分理由は「複数の職員に対するハラスメント」と発表されたが、記者会見に詰めかけた記者の質問は、「論文不正問題を内部告発した両氏に対する報復ではないのか」という点に集中した。


 大学側と両教授は「論文不正問題」をきっかけに対立関係にあった。複数の大学院生の博士論文に剽窃やデータ改ざんなどの不正があることを発見した両教授は、やがてその背後に潜む利権構造に気付いた。


 有力教授が製薬会社から多額の奨学寄付金を受け取る一方で、その製薬会社の薬の構造の効能を謳う研究論文を書く、といった不適切な関係が浮き彫りになった。両教授は、そうした癒着構造を今春、同誌上で実名証言していたのだ。


 伊藤氏は、両教授や大学側に取材し、問題の真相に迫っている。


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そしてもう一つ。仲間の先生の間では「一所懸命研究費の申請書を書いた挙げ句、ひとりで罪を背負わされた」と言われているそうだ。そうだったんだ・・・。


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講師が科研費不正受給=別人名義で7千万円、懲戒解雇-04年にも発覚・慈恵医大 時事ドットコム(2014/07/18-20:45)


東京慈恵会医科大(東京都港区)は18日、総合検診・予防医学センターの高橋宏樹元講師(55)が、他人名義で申請したり業績を水増ししたりして、文部科学省の科学研究費補助金(科研費)約7000万円を不正に受給していたと発表した。同大は6月26日付で高橋元講師を懲戒解雇し、関与した上司の男性教授や部下の助教ら15人を減給やけん責の処分とした。文科省は科研費の返還を求める方針。


 同大では2004年にも科研費の不正受給や不正使用が発覚し、約5億円を文科省に返還した。元講師はこの際、5年間の科研費の受給資格停止処分を受けたが、直後から同様の不正受給を繰り返し、研究費を調達していたという。



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そうね。報道だけで、決めつけたらいけない。何を問うべきかは一つ一つみていかないといけないね。


息子がお世話になったある先生も事件に巻き込まれそうになったことがあった。


「神の手」と呼ばれる世界的な名医なのに、やっぱり科学研究費補助金がらみだった。「自分ががんばって通したんだから協力しろ」と言われて詐取の協力をしなくてはいけなくなったと新聞に書いてあった。


先生の手術を受けるために、日本全国から子ども達がやってくる。もし先生がいなくなったら、子ども達を助けられないかもしれないのだ。そういうことを逮捕された技官はよく知っていたはずだ。


私は逮捕された人の名前を一生忘れないだろう。科学研究費補助金とは「障害」に関係する予算だったからだ。その人は、詐取したお金で銀座で豪遊したのだ。


ノーベル賞を受賞した中村修二先生が「スレイブ中村」と海外の研究者仲間に呼ばれていたのは有名な話だ。日本は科学者を大切にしないと思う。


ただ、事件になったり、世間にバッシングされた時に助けになるのは、それまで何をやってきたか、だと思う。患者さんや仲間に評価されるような良い仕事をしてきたか、にかかっているのだろう。


コメント

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傲慢高飛車な報復人事をする森田学長

香菜子と言います。岡山大学の森山先生と榎本先生の主張が事実なら、二人を解雇するような非常識で傲慢高飛車な報復人事をした森田学長は卑怯で人間としても研究者としても最低最悪です、森田学長は絶対に許せません。そもそも責任者である森田学長が責任を取って辞職して当然なのに、口封じのようなことをして傍若無人で横柄すぎます。最低最悪ですね、森田学長 香菜子

Re: 傲慢高飛車な報復人事をする森田学長

香菜子さま

このたびは私のブログを訪問してくださってありがとうございます。

私は現在、「牧本事件」という国立がん研究センターでおきた、研究費不正流用事件を追っています。

「牧本事件」の場合、幸運だと思うのは、正式な議事録だけでなく、講演会などの記録が、患者さんのブログなどに残されていることです。
だから検証しやすいのです。

また、ブログを書くにあたり、私はネットで調べた情報だけでなく、数年かけて自分で情報を集めてきました。開示できる文書なども、管轄する役所に開示請求してきました。

なぜ、ブログを書くだけなのに、そこまでするかというと、救いようにない人権侵害が隠されていると思うからです。

香菜子さんがコメントしてくださった、岡山大学の件も、調べるといろいろあるような気がしています。

牧本事件を再び社会問題にしたいと考えたのは、再調査や不服申し立てなどができるようにしないといけないんじゃないかと思ったからです。
そういう道が、少しでも開けたらいいな、と思います。