2014/10/27

ワクチンの安全性と遺伝子の研究 より安全により確実なものへ

先週の土曜日、息子のインフルエンザの予防接種にいってきた。


待合室に貼ってあった価格表をみて「水ぼうそうが無料か〜。息子は自費だったなぁ〜」なんて思ってしまった。


ところで今日、「新三種混合接種後の熱性けいれん、関連遺伝子変異を特定研究」という報道があった。こういう研究がどんどんすすめばいいですね。


しかし最近、サプリを販売する某有名化粧品メーカーが遺伝子検査をはじめたという報道があったばかりだ。


私が普及して欲しいと願うのは、CYP検査だ。あってもいいけれど、なくてもいいサプリのための検査のほうが需要があるのか、と思ってしまった・・・・。


こういう報道をみるにつけいつも思う。本当に命や健康を守るために必要なことに、日本人はお金を使おうとしないと思うからだ。


なぜなんだろう?


「CYPはまだまだ重要性が一般社会に知られていないんだよ」と夫が言っていた。これからはとても重要になるのに。残念だな。


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CYP とテーラーメイド治療の話 六号通り診療所所長のブログ より一部引用


つまり、CYPについて言えば、
その人の体質に、
CYPの活性が欠落しているような変異がないかどうかを、
予め調べておき、それに基いて薬の量を決める、
というような考え方です。

ここまで読まれた皆さんはお分かりのように、
当然そうしたことは行なわれるべきであり、
薬の不適切な使用による、
副作用も減ると共に、
効かない薬を使うような無駄も減る筈です。

実際、循環器専門の大病院などでは、
抗凝固剤の適切な使用のために、
CYPの変異や活性などを調べて、
それに基く薬剤の選択を行なっているようです。

しかし、患者さんの多くは、
そうした検査は一切することなく、
同じ薬を投薬されています。

こうした検査は健康保険の対象にはならず、
ごく一部の専門施設でしか、
行なうことは不可能だからです。

こうした不公平が定常的にあるのが現在の医療であり、
僕はいつも釈然としないものを覚えます。

仮に心筋梗塞になったとすれば、
循環器専門の大病院に掛かれば、
安全に体質に合った薬が処方され、
うっかり地域の中規模病院に運ばれれば、
健康保険のみで検査と治療とが行なわれて、
適性を見ることなく薬が出され、
もしあなたがCYPの欠落の体質があれば、
却って薬で危険になる可能性もあるのです。

薬を安全に使うことは、
医療の骨格を全て国が決めている以上、
国の義務でもある筈です。

とするならば、
こうした体質のチェックにこそ、
もっと不公平でない体制が組まれるべきではないでしょうか?

皆さんはどうお考えになりますか?



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新三種混合接種後の熱性けいれん、関連遺伝子変異を特定 研究 AFP=時事 10月27日(月)13時40分配信



【AFP=時事】麻疹(はしか)、おたふくかぜ、風疹(ふうしん)を予防する新三種混合(MMR)ワクチンの接種後に熱性けいれん(短時間のひきつけ)を起こす子どもが少数存在する理由を説明する遺伝子的な手掛かりを発見したとの研究論文が、26日の米科学誌ネイチャー・ジェネティクス(Nature Genetics)で発表された。


予防接種の拒否、米国で増加


 デンマーク・国立血清学研究所(Statens Serum Institut)のビャルケ・フィーンストラ(Bjarke Feenstra)氏率いる研究チームは、MMRワクチンの接種を受けた子ども約1000人に1人の割合で熱性けいれんが発生することを発見した。


  研究チームによると、MMRワクチン接種後2週目に熱性けいれんリスクの上昇を示す2個の遺伝子変異の存在が、今回の研究で明らかになったという。これら2個の変異は、ウイルス侵入時の免疫系の反応で重要な役割を担う遺伝子に存在する。


 研究ではさらに、一般的な熱性けいれんに関連し、MMRワクチンとは関係のない変異も4個見つかった。これらの変異は、神経細胞間の重要な情報伝達経路である「イオンチャネル」の制御に関与する遺伝子に存在しており、4個すべてを持っている子どもは、変異数が最も少ない同条件の子どもに比べて、熱性けいれんを起こす確率はほぼ4倍高かった。


 6個の変異によって説明されるのは、発作の遺伝子的原因のごく一部以上のものである可能性は低いと研究チームは指摘。また、MMRワクチンを廃止する必要はないとも主張しており、同ワクチンの使用は人命を救うことに「大きな成果をあげている」と評している。



 今後のさらなる研究により、他の遺伝的原因の解明も少しずつ進むと思われ、予防接種後の熱性けいれんリスクが高い子どもを特定することを目的とした、診断的検査の開発にも期待が寄せられている。


 フィーンストラ氏は、今回の研究結果を通じて熱性けいれんの研究は新たな道が開かれるはずとしており、すでに有効で安全なMMRワクチンもその効果を高める可能性があるとAFPの電子メール取材で語った。


「MMRワクチンは公衆衛生における成功例の一つで、年間100万人以上の子どもの命を救っていると推定される。今回のような研究で得られる知識は最終的に、ワクチンのさらなる安全性向上につながる可能性がある」


【翻訳編集】 AFPBB News


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