2014/11/11

 『どーもの休日』が届きました 真の『パブリックアフェアーズ戦略』を目指して

『ひつじ』さんは最初のコメントを書いて下さった時、間違えて「非公開」のボタンを押してしまったそうだ。「おっちょこちょいな方だな」とほほえましく思っていたら私も同じ間違いをした・・・。


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『風媒社』で本の注文をしたら、私もボタンを押し間違えたようだ。出版社から届いたメールをみたら、なんと本が二倍の四冊に。「間違えました」と連絡しようか考えたけれど、大学に置いてもらえるようにお願いすることに。もともと友人の医師にプレゼントするために買ったし、他にもどこかないかな?と考えてみた。


久しぶりにブログ『どーもの休日』をのぞいたら、お嬢さんが本を紹介しておられたのだ。お嬢さんの書いた文章は泣いてしまって最後まで読めなかった・・・。


『どーもの休日』出版のお知らせ 2014年 11月 07日


「本を通して、膵臓がん患者の置かれている現状をひとりでも多くの方に知ってもらいたい」とある。


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風媒社 『どーもの休日』

どーもの休日
●元NHK記者と家族の〈末期がん闘病記〉

著者: 近藤彰

本体価格: \1,500(税別)
サイズ: 四六判並製 310頁
ISBN: 4-8331-1108-9
発行年月: 2014年10月刊

■内容説明

定年退職後、第二の人生に思いを馳せていたさなか、突然、余命6カ月のがん告知を受けた著者が、暗中模索の闘病生活をつづった人気ブログ「どーもの休日」を書籍化。「限られた時間を精一杯生きた記録。こんな生き方ができるだろうか」池上彰氏推薦!



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末期のすい臓がんの患者さんの声が世に出たのだ。私もできるだけ多くの方に読んで欲しいと思った。


夫の友人や知人には、今まさに末期がんと闘っておられる患者さんが何人かいる。皆さん、患者会に入ったり、まして啓発活動に参加していない。声なんて出さない。自分の明日がどうなるかわからないから、残していく家族が心配なのだ。声をあげている精神的・時間的余裕がない。


そのうちのお一人は、故郷に残した高齢の親御さんの介護までしている。東京と山陰地方を何度も行き来てしている。なんと、今一緒に生活している家族も、そして兄弟も、皆深刻な病を抱えているのだ。だから自分よりいつも「家族」なのだ。職場では迷惑をかけたくないのか、自分の病のことを話そうとしないそうだ・・・。


きっとこういう方は日本全国におられる。


本を読んだ時に「団塊の世代がリタイア世代になった」という現実をつきつけられた気がした。すでに破綻しているといわれている保険制度を今後どうするのか、そろそろ真剣な議論が必要だろう。そういう意味でもこの本はとても貴重だ。


郵便局でお金を振り込んだ帰り、街にある公共施設に行った。「本を置かせていただけませんか。寄付したいのですが」とお願いしに行った。


すると、「こちらにすべてをまかせていただければ検討してみます。確実なお返事はできません」と言われた。本を託してみたけれど、どうなるのかな・・・。一体どのような基準で決めているんだろう・・・。


子宮頸がんワクチンの被害も、理解してもらうため、こうやってお願いしてまわった。ビジネスじゃない『パブリックアフェアーズ戦略』って険しいな。同じ「いのち」にかわりはないはずなのに。なんだか泣けてきた。


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子宮頸がんワクチン問題を追う 第二回 ワクチンビジネスの作法 圧倒的な物量作戦 斉藤貴男 集英社インターナショナル より一部引用


──仁科亜季子さんとは、どういう経緯でしたか。

土屋了介氏(1946~、現・地方独立行政法人「神奈川県立病院機構」理事長)「とにかく一般の方に知ってもらわないと意味がありません。それで電通の社長、会長を歴任された成田豊さん(1929~2011)に相談したんです。私とは医師と患者の関係でしたが、もちろん脅かしたわけじゃないですよ。

資金は患者会の方たちが用意してくれた200万円だけなんですが、成田さんは、有り金だけでいいよと言ってくださり、部屋に部長さんとか10人ほどを呼んで、『土屋先生がよいことをするから、お前ら手伝ってやれ』と。

仁科さんは東京文化短期大学(現・新渡戸文化短期大学)の中原英臣さんの紹介です。検診だけでなく、予防のほうのお手伝いもぜひとお願いして、一緒にマリオンで公費助成実行委員会設立の記者会見を開いたというのが真相です」

──マリオンというのは、旧朝日新聞本社の跡地にある複合商業ビルのことですか。

「そう。あそこには日本対がん協会の本部があって、私も評議員でしたから、講堂を貸してよと。そうすれば朝日が大きく報じてくれるかもという思いもあった。協会自体はがん検診にしか興味のない組織で、お金は出してくれないけど、精神的に応援してくれるという話だったんです。

記者会見に臨んでは電通が知恵をくれたことをよく覚えています。午後1時半か2時に開いて、NHKに来てもらえれば、夕方のニュースに乗るよって。実際にそうなって大いに盛り上がった。ああ、成田さんに頼んでよかったなと思いましたよ



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違う方法でお願いすれば、置いてくれるところはある。でも私はできるだけ『一市民』の立場でこういう活動を広げたいと思ってきた。


私が苦労する姿をみて、ある時友人の医師が言ってくれたことがあった。「サクラさんは僕がいるからいいじゃないですか。サクラさんやご家族が病気になったら、信頼できるお医者さんを僕が紹介しますよ」。


「有り難いなぁ」と思ったけれど甘える訳にはいかないわ。私がどこの誰であっても、手を差し伸べる社会であって欲しい。それに私は一人息子を残し、いずれこの世を去る日が来るかもしれない。息子が一人になった時、あなたのような誠実な医師がいるとは限らない。「もうちょっと自分でがんばる」と言った。


がんの患者さんは同じ病を闘う患者さんの闘病記に励まされる、と皆さんおっしゃる。けれど「本になりました」ってどうやって伝えればいいんだろう?どうすれば、この本をできるだけ多くの方に手にとってもらえるのかな?高齢の患者さんは、インターネットを利用しない人も多いでしょう?


最後にもう一度、「超低出生体重児と虐待」と再掲しよう。このブログでダントツにアクセス数が多い記事だ。


どうして未熟児(超低出生体重児)の虐待が多いかわかりますか?


マスメディアが「救命されてよかった」「救命していただいてありがとう」の部分に光を当ててきたからです。救命された後の当事者の苦悩が社会に埋もれてしまうのです。


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超低出生体重児と虐待


今日は手記をお休みして書いた理由について触れてみたいと思う。どうして手記を書いたのか大まかな理由だ。



ブラックジャックによろしく 3ブラックジャックによろしく 3
(2013/02/28)
佐藤 秀峰

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内容紹介

「NICU、そこでは正義と現実が命を巡ってせめぎあう。」

病院に戻ってきた斉藤を待ち受けていたのは、
同僚の医師たちからの冷たい視線だった。
そんな中、新生児集中治療室(NICU:別名ベビーER)での研修が始まる。
わずか900gで生まれた双子の未熟児を担当する斉藤が目にしたもの。

それは、不妊治療、未熟児医療、障害、追い詰められていく両親・・・
新生児科医の日常は、医者と両親の苦悩と矛盾の日々だった。
社会的大反響を巻き起こす衝撃の医療ドラマ第3巻。
[開業医の誇り編]、[ベビーER編①]を収録!

「ブラックジャックによろしく」佐藤秀峰/漫画 on Web



超低出生体重児の母親は、虐待するリスクが高くなると言われている。「言われている」というのは一体どのような調査が行われ、そうされているのかがよくわからないからだ。


医療従事者による報告書なら沢山あるが、調査対象が誰なのかがはっきりしないのだ。福島県のサイトに虐待を予防するための支援について書かれている。これがよくある考え方なのだ。


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(3) 虐待を予防するために ハイリスク児への支援 福島県


ハイリスク児への支援

虐待の発生には、子ども自身の要因が関係している場合もあると考えられます。いわゆるハイリスク児と呼ばれるのは、次のような子どもたちのことです。


第一は、「手のかかる子」「育てにくい子」と言われる子どもです。子育てが大変なのは親のせいばかりではないことを明らかにし、親を責めないように配慮しながら周りで支えたり、市町村保健センターなどの身近な施設で助言を受けることを勧めてあげましょう。


第二は、未熟児(低体重児)です。未熟児で生まれると、数か月間は子どもだけ病院に入院して親子の生活ができません。我が子という実感が持てず、愛情を感じにくくなる場合もあります。また心身の成長への不安も大きいものです。入院中に親子関係を形成できるような援助が重要です。保健所では医療機関と連携し、入院中から未熟児の親子と関わっていきます。未熟児で出生した場合は保健所に相談するよう伝えましょう。


第三は、障害のある子どもです。子どもに障害がある場合、それを受容し、子どもと生きていく心構えが持てるようになることは大変なことで、時間がかかります。母親を支え、父親の理解を促す援助が必要になります。理解しがたい行動をする子どもと生活することで、いらだちや怒りが生じるとき、周囲の人が、揺れ動く親の気持ちをしっかり受け止めることが大切になります。家族、保健婦、地域の人々の応援が必要となります。


これらの条件を持った子どもは、虐待を受ける割合が高いと言われており、関係者からのよりきめの細かい支援が必要となります。



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医療従事者が「お母さんがんばらなくてもいいですよ」というのは「母親を責めないため」とされているからだろう。


しかし私はいつも疑問に思ってきた。「昼間預かってあげるからちょっと息抜きでもしてきたらどうですか」などに続く言葉だったら「がんばらなくてもいいですよ」と言われても納得できるのだけど、と。「がんばらなくても」と言われても預ける人もいないわけだし・・・。


そして超低出生体重児が産まれると別々に暮らさなくてはいけないから、母として実感が持てない、だから母性が育たない、というのも私にはピンとこない。私の場合は、愛情があろうとなかろうとわが子なら育てるのが親の責任だと思うからだ。


いくら疲れたからと言って、子供を家に1人にして出かけたりしたら無責任だ。それぐらいの自覚はあるし、親になるとは自分のためだけに生きることじゃないと思っていた。かわいいとかかわいくないなどと考えている余裕などなかったけれどなぁ。


「心身の成長が不安」とわかっているなら、正しい情報を教えてくれるといいんだけれど、NICUで働いたことがなければ小児科医だってよくわからない。かかりつけの先生はNICUのある基幹病院の元小児科医長だったけれど、それでも24週はよくわからないみたい。市から派遣されてくる保健師さんには「勉強しにきた」と言われたよ。


これは2007年4月16日、NHKの福祉ネットワーク「超低出生体重児 母親の悩みにどう応えるか?」で放送された内容だ。


NHKの福祉ネットワーク「超低出生体重児 母親の悩みにどう応えるか?」

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かつては生まれてきた命が救えるかどうか危ぶまれたのですが、医学の進歩により、ここ10年ほどで超低出生体重児の約8割が助かるようになりました。


しかし、NICUを出ると超低出生体重児の親には大きな苦労が待ち受けています。思うように進まない成長、いつ病気になるかわからない不安。しかし、一般的な体重の赤ちゃんと違い、超低出生体重児のデータはまだ少なく、医師もこの先どのように成長するか見通しを示す事が出来ません。普通の子どもなら「ささやかなこと」で片付けられることも、「命にかかわること」になるのではと、気の休まるときはありません。


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番組では超低出生体重児の男の子と女の子の双子の日常が紹介される。お母さんは女の子が食事を食べてくれないから大変そうだ。


酸素の管をのどに入れていた違和感からか、食べ物をほとんど口にしようとしないのだ。調理師の免許を持つお母さんは料理の工夫を重ねる。この日は沢山の野菜を細かく刻んでハンバーグに混ぜている。しかしいくらがんばっても食べてくれるのは男の子だけ。女の子はいつも食事の途中で逃げ出してしまうのだ。


お母さんは食事のたびに格闘をしていて、毎食1時間半もかけていた。思うように進まない成長。いつ病気になるかわからない不安。2歳近くなる今でもお母さんは眠れない日々が続いている。手をあげたくなる衝動を抑えるためトイレに駆け込むこともあったそうだ。


この番組の最後は、ある病院の母親の会が出てきた。皆で育児の不安を話し合うことで解消するのだ。でもこの時私は思ったのだ。女の子はあのままでいいんだろうか。私にはお母さんががんばればがんばるほど、子供が食べないように思えてしまったからだ。


お母さん同士で話しあうとお母さんの不安は解消できるかもしれない。でも、「がんばっているよね。うちも食べてくれなかったんだよ〜。」となるだろう。それで本当にいいんだろうか。


その反対に「1時間半もかけて食べさせなくても大丈夫だよ〜」と言うお母さんもいるだろう。その場合も、栄養がとれない状態が長く続くのはいいのかわからない。私が相談されたら無責任な返事はできないからなんて言っていいかわからないよ。


母親の不安を解消することと、それが医学的に正しいかは必ずしも一致するとは限らないと思うのだ。


だからこの番組をみて、お母さんだけで集まって解決することに限界を感じた。超低出生体重児の健康と心にとって何がベストなのか、専門家を集めてもう少し考えていかないといけないんじゃないかと思ったのだ。


ダウン症のお子さんが身近にいる友人も「ダウン症といっても、体の状態もそれぞれ皆違うし、家庭環境も経済的な状態も違う。だから教育の考え方一つとっても、何をよしとするかは皆それぞれ違うよ」と言っていたよ。


給食アレルギー対策にもいえるんだけど、「これをしなさい」と上から通達を出しても現場はそれぞれ違う。医学的に正しい知識や情報は皆必要でも、支援とは一律でなく個別に行わないと「絵に描いた餅」なんじゃないだろうか・・・


ある政治家の方に「超低出生体重児を育てるのは大変だ。予算をつけてあげらえるかもしれないから、訴えてみて」とすすめていただいたことがあった。大変嬉しく有り難く思った。けれどその時思ったのだ。私のような母親に特別な予算が必要なんだろうかと。


私はちょっとしんどいけれど、まあがんばればなんとかなる。「ゆっくり育つ」と理解してもらえばそれでいい。だから一体何に予算をつけたらいいのかわからなくなった。予算を必要としているのは「がんばれない」「訴えることができない」お母さんじゃないだろうか。


そもそも、障害のある子供が産まれた時に、すべての家庭と親に育てられる経済的、精神的余裕があるんだろうか。私が「ブラックジャックによろしく」という漫画を読んで今ひとつ感情移入できなかったのは、新生児科医や看護師が障害のある子供を、とにかく受け入れされることが「善」だと信じているからだ。すべてがそれで丸く収まるんだろうか、と思ってしまったのだ。


いくら一生懸命まわりが支えても、中には育てたくない、あるいは育てきれない親だっているんじゃないだろうか。例えば、肺が弱い超低出生体重児の親がタバコを吸っていたら子供がかわいそうだな、と私は思ってしまうのだ。


虐待するお母さんは病院のお話し会に参加するんだろうか・・・できないから虐待するんじゃないだろうか。


「きれい事だけでは命は守れない」という前提じゃないと私は虐待が防げるとは思えないのだ。


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「女児かわいくない」と62度の熱湯かける 堺・虐待で母親 起訴 2010.6.1


大阪府堺市南区で4月、長女(1)が熱湯をかけられる虐待を受けたとされる事件で、傷害 容疑で逮捕された母親の無職、井上夢麻容疑者(23)が「未熟児で手がかかり、産後からかわいいと思えなかった」と供述していることが分かった。

井上容疑者が「シャワーのノブを最高温度に回して(熱湯を)かけた」と供述していることも 判明。給湯システムの性能から熱湯は約62度だったとみられる。堺支部は同日、傷害罪で 起訴した。

起訴状によると、井上被告は4月9日午後8時半ごろ、府営住宅の自宅浴室で、長女の尻や右太ももにシャワーで熱湯をかけ、皮膚がめくれる重傷を負わせたとしている。



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22歳母親、生後5カ月の乳児を虐待殺  2000.12.2

広島県警福山東署は2日、生後5カ月の長男に虐待を繰り返し死亡させたとして、同県福山市東深 津町6、主婦・合木春美容疑者(22)を傷害致死の疑いで逮捕。

合木容疑者は今年6月21日に殺害した長男を出産。未熟児だったため保育器で約3カ月間育てた後病院を退院したが、育児に疲れ、10月上旬ごろから龍太ちゃんの頭や体を平手でたたいたり板張りの床に落とすなどの虐待を繰り返し、今月1日、硬膜下血腫による水頭症で死亡させた疑い。合木容疑者は1日午後5時ごろ、長男が死亡していることに気付き119。搬送先のの病院が警察に通報 した。龍太ちゃんの胸腹部と背中には十数カ所の引っかき傷やつねった跡等、虐待の痕跡が見られた という。

容疑者は「子供が泣きやまず、夜も眠れなくていらいらが募って暴力を振るってしまった。かわいそうなことをした」と容疑を認めた。土木作業員の夫(22)と3人暮らしだが、夫は「別室で寝る などし、虐待は知らなかった」としている。


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続きはこちら↓

超低出生体重児と虐待 その2 親の経済が予後を変える?






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