2015/01/30

<ES細胞>小脳の神経組織作製成功 理研の故笹井氏ら

小保方晴子氏が華々しく記者会見を行ったのは、昨年の1月28日。あれからもう一年。


妹の尊敬している職場の医師は、亡くなった笹井さんの同級生でお葬式にも参列したそうだ。その先生が妹に言ったそうだ。


「昔の彼は実直でまじめな研究者だった。研究者として成功してからどこかに奢りがあったんだろうか?」。


だから私は妹に言った。父なんて、週刊誌の話を信じて疑わないから私は嫌になる。「もし、その先生が尊敬できる人なら、きっと笹井さんは報道されているような人じゃないよ」。


週刊誌やテレビ、そしてネットで、あることないこと、毎日、毎日、噂にすぎないことまで書かれたら、生きているのも嫌になるかもしれない。ある週刊誌を読んだ時私は絶句した。昔、笹井氏が憧れていたという女性研究者の「きもい」という言葉まで書かれていたからだ。本当にその研究者がそういったのかわからないエピソードにも関わらず・・・。


人格を傷つけるようなことを、広く社会に知らせる必要があるのだろうか。仮に、一部報道にあるように、笹井氏が研究者人生を天秤にかけるほど、STAP細胞に入れ込んだのであれば、なおのこと、乱暴な追求は追い詰めるだけになる。


私は、NHKスペシャルで放送された笹井氏と小保方さんの私信メールが頭から離れない。二人のメールの内容を知っても、私には親しい部下と上司のやり取りにしか思えなかったからだ。命の危機や、緊急性がさほどあるわけではないのに、なぜ、公共放送が私信メールをあのタイミングで放送する必要があったのだろうか。


「小保方さん本日なのですが、東京は雪で、寒々しております。小保方さんとこうして論文準備ができるのを、とてもうれしく思います」


今日、東京はめずらしく雪が降っている。


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<ES細胞>小脳の神経組織作製成功 理研の故笹井氏ら 毎日新聞 1月30日(金)2時0分配信


ヒトのES細胞(胚性幹細胞)から小脳の神経組織を作ることに世界で初めて成功したと、神戸市の理化学研究所多細胞システム形成研究センター(旧発生・再生科学総合研究センター)が発表した。29日付の米科学誌セルリポーツ電子版に掲載される。iPS細胞からの作製にも成功しており、小脳の難病の原因究明や治療薬の開発に役立つと期待される。STAP細胞論文の共著者で、昨年8月に自殺した笹井芳樹氏も著者に名を連ねる。


 笹井氏らの研究チームは2010年、マウスのES細胞から小脳の神経細胞「プルキンエ細胞」を高い効率で作製し、論文発表した。ヒトでも今回、培養35日目でES細胞の約3割をプルキンエ細胞にすることができたという。


 小脳の他の種類の神経細胞も同時にできたため、胎児期に小脳が作られる状況に似せて培養すると、小脳に特徴的な層構造の神経組織ができた。マウスでは組織の再現はできなかった。妊娠13週相当の状態まで再現できたが、以降は形が崩れてしまったという。


 小脳は、歩行など無意識にできる運動の制御や学習などをつかさどる。小脳の神経細胞が減少する難病の脊髄(せきずい)小脳変性症を発症すると、うまく歩けなくなるなど運動機能に支障が生じる。小脳の神経細胞を、実験のためにヒトから採取することはできないため、ES細胞やiPS細胞からの作製が待たれていた。


 論文は笹井氏と六車(むぐるま)恵子・理研専門職研究員の2人が執筆し、昨年6月に初稿が完成した。笹井氏の死後、六車氏が雑誌との窓口を引き継ぎ、論文掲載に至ったという。六車氏は「いつもの論文より思い入れがあるかどうかは、推して知るべしだ。(笹井氏から)引き継いだ再生医療のプロジェクトにも貢献できる」と話した。【根本毅】



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