2015/05/09

『こころのケア』に改善を  同じ志を持つ人と協力し、広く世の中に訴えていく

これは今年健康診断を受けた大学病院から送られてきた『健康成績表』。「健康に偏差値があるとしたら、私は絶対に75 以上!」と言ったら夫が「その通り」と笑っていた。実際には75ではなく、もっと高いと思う。


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元主治医は「あなたは薬をやめると生きていけない。障害者手帳を申請しないといけない」と断言した。「私の治療方針に逆らったから」と言う理由で。


私は、まさに目の前の医師を疑ったから健康になったのだ。これが今の日本の精神医療の真実だと思う。


今日は、伊藤隼也さんの新刊『うつを治したければ医者を疑え!』の出版記念シンポジウムがある。伊藤さんをバッシングする人は相変わらず多いから、私が病院に送った要望書を公開しようと思う。二度目に送った要望書だ。


私が裁判を考えなかった理由は、要望書にあるように、日本トラウマティック・ストレス学会元学会長であり PTSD治療の権威が診察室の中で起こした暴力事件が明るみになったからだ。調べてみると、元主治医はこの権威である精神科医とともに研究報告をしていることがわかった。


通院していた病院は、息子が生まれた第三次救急。我が国の小児医療を牽引する医療機関で、息子が産まれた2002年に設立されたばかり。厚労省とつながりが深いナショナルセンターだ。当時の設立趣旨には、「母子のここを診ることも、重要な役割である」というようなことが記してあった。


同じ年の2002年、日本トラウマティック・ストレス学会も設立されている。


日本トラウマティック・ストレス学会 JSTSS設立について

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2002年3月に新しく誕生しました日本トラウマティック・ストレス学会


直感で、この二つの出来事は偶然ではないはずだと感じた。「育児に悩む母親を治療の対象にする」ということが、国の方針なのだろう。


だから、裁判に訴えたところで、きっと改善されない。もっと根が深い問題だから、下手に騒ぐと個人の問題だとウヤムヤにされてしまうと思った。


伊藤さんをバッシングする方は、最後に当時の報道を掲載するので、よく考えて欲しい。精神医療の場合は特殊だ。医療者は「精神疾患や、精神障害の抱えた人に理解を」などというけれど、いざ、トラブルが起きると『通院歴』を逆手にとって、患者を追い詰めるのだ。


村上春樹さんは、『アンダーグラウンド』の中でPTSD治療の必要性を説いておられた。しかし『こころのケア』がブームになりだした2002年、日本のPTSD治療の権威と呼ばれる精神科医が、すでにこのような事件を起こしていたのだ。被害を口にする患者が増えるのは当たり前だ。


私は声を大にして問いたい!『こころのケア』の『こころ』って一体、何なんですか?医師が、人の『こころ』を診ることなど、本当にできるんですか?


精神障害者であろうと、人格障害であろうと、患者を殴るなんて絶対にしてはいけないのだ。そんなことは医師である前に人としてあたり前だ。


あたり前のことが、あたり前でないのが日本の精神医療だと思う。救いようのない人権侵害とは、まさにこの暴力事件のことだと思う。同じ女性としても、看過できない。


しかし学会のサイトを見回しても、元学会長が起こした暴力事件には一切触れていない。だから法務局の人権相談窓口に「あなた方が紹介している精神科で、こういう事件が起きているのだから、ちゃんと報告書に記載してください!」と伝えた。


患者の人権が守られない現実が放置され続けているのだから、私はこれからも、志を持つ人と協力し、広く社会に訴えていくつもりだ。


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●(病院名) 総長先生


お願い


 昨年12月8日にお送りさせていただいた要望書に、12月末、お返事を頂きました。ありがとうございました。しかしながら、私の不信感はむしろ強くなりました。それは実害を訴え出たにもかかわらず、いまだ聞き取り調査や面接がないからです。●(病院名)には、専任のリスクマネージャーがいらっしゃるそうですが、機能しているのでしょうか。


第三者の評価委員会はあるのでしょうか。また、育児心理科に関する要望が確かに伝えられたのでしょうか。そして、厚生労働省へは報告をしていただけたのでしょうか。


 差出人が総長名であっても、決して私の心を打つものではありませんでした。私がどのような気持ちで要望書をお送りさせていただいたのか、少しは心情をお察し下さい。民間では当たり前のリスク管理を、ナショナルセンターに求めるのは理不尽なのでしょうか。残念でなりません。


 心のケアにおけるトラブルは、すでに深刻な社会問題になりつつあります。被害を訴えているのは、私だけではありません。「被害が社会に見えないのは、被治療者が権威構造のなかで泣き寝入りをさせられたり 、 閉鎖構造のなかで隠蔽されたりするからである」と専門家より指摘されています。


代表的な具体事例として、日本トラウマティック・ストレス学会元学会長であり PTSD治療の権威、■医師の起こした暴力事件が挙げられます。精神科医であれば、ハラスメントも許されるのでしょうか。同様に、今回の●医師の対応も、自らの言葉によって相手を傷つけたのなら、さらなる投薬やセカンドオピニオンよりも、まずは心からの謝罪をするべきでしょう。


まして、もともと精神科での治療を望まない患者が、投薬中心の治療で向精神薬を次々処方され、精神障害者とされました。それが明らかな誤りであっても、私には名誉を回復する手段がありません。「●障害」という診断や「障害者手帳を持てばいい」という指導が、今も私や家族を深く傷つけているのです。精神科医療に自浄作用が期待できない以上、センターで解決していただく他ありません。


 現在日本では、精神科医療におけるエビデンスが確立されているとは言い難く、かつ、日本の水準は先進国に比べ、明らかに低いと言われていると伺いました。ですから、患者にも、治療の内容を知り、そのうえで選択する権利を認めていただきたいのです。心のケアが、精神科医による投薬だけの治療であるならば、私は主治医の▲先生にお話をさせていただく時間を作っていただいた方が良かったと思います。


私の心を落ち着かせたのは●医師のケアでなく、むしろ▲先生であり、周囲の支えや子どもの成長だからです。私は、精神科医による心のケアを二度と受けたくありません。


 そもそも、小さく産まれた子どもを持つ母親の心のケアとは何なのでしょう。その定義があいまいでは、論ずべき問題が先送りになるばかりです。私は、本来ならば、母子を支えるのは精神科医による投薬ではなく、相談できる相手であり、福祉や教育の充実だと思います。


●医師のような専門家の介入は、「母親の感情」に対する対処療法に問題がすり替えられ、必要な援助者とのつながりを遮断してしまいます。


これでは、いつまでたっても福祉や教育の不備は放置されたままです。我が子を殺めた母親が必ず口にする、「将来への不安」はなくなりません。この問題は当事者だけでは解決が困難です。ですから、私は現状を知っていただくためにも、社会に訴えていかなくてはと考えています。

 
 育児にはもともと不安がつきものです。病気や障害のあるお子さんならば、なおさら母親は不安になるでしょう。しかし、不安を感じた時に的確なアドバイスや情報をいただければ、解消されることも多いのです。


私が欲しかった一番のケアは、投薬とおざなりのカウンセリングではなく、心を開いて話し会える関係と、正しい情報です。そして、そのような関係を作ってくださるのが、ナショナルセンターの大切な役割だと考えておりました。
 

 さらに前述に関係して、現在の育児心理科には大きな問題があります。それは、社会保障費が国民生活を圧迫していくなかで、安易に障害者手帳をすすめる●医師の姿勢です。これは、見えない損害を国に与えているのではないですか。


報道によれば、センターの借入金残高は343億円にのぼるとのこと。障害者手帳を出すことは、ますます国に負担を強いることになります。これまで育児心理科では、何人の障害者を作ったのでしょうか。


 他の科の医師やスタッフの皆様には心より感謝しております。しかし、育児心理科とセンターの対応には失望いたしました。これまで機会があれば、アンケート等にも積極的に協力させていただいたつもりです。子どもの入院中、平気で指をさすような見学者の好奇な視線にも耐えてきました。


院内感染の危険を犯してまで、病棟やNICUの見学を許可したのはなぜだったのでしょう。それは、ナショナルセンターの必要性だけでなく、日本の周産期医療や小児医療の厳しい現状を知っていただき、新たな予算を獲得するためだろうと理解して、がまんしました。


改めてセンターの設置趣旨を拝見させていただくと、今回の対応や育児心理科の治療方針はとてもそれに基づいているとは思えません。

 
 現在、子どもの通院には私の代わりに夫が付き添いをしていますが、それは私の本意ではありません。この状態を続けることに、とても不安を感じています。


最後にお願いがあります。話し合う機会を作っていただく可能性はないのでしょうか。ないのであれば、これからは、同じ志を持つ人と協力して、広く世の中に訴えてまいりたいと思います。そして、私がセンターで受けた心のケアについても、勇気を持ってお知らせしたいと考えております。


2009年4月1日



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精神科医&カウンセラーの倫理違反と被害救済を考える 精神科医やカウンセラーによる非倫理的な行為・言動・態度によって被害を受けたという訴えは後を絶たない。以上の問題に、被害者の見地から提言をしていく。 より一部引用引用


毎日新聞 2006年11月8日 20時27分
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●歌織被告鑑定医、過去にカルテ改ざん…夫バラバラ殺人 (夕刊フジ)


 セレブ妻の三橋歌織被告(33)の裁判で、鑑定を行ったPTSD(心的外傷後ストレス傷害)の権威で、国立精神・神経センター部長の■医師(49)が、患者への傷害行為をめぐる判決で、カルテの改竄(かいざん)を認定されていたことが分かった。■医師側は「今回の鑑定とは関係ない」としているが、鑑定の信頼性が問われかねないとの声もある。


 ■医師は、国立精神・神経センター精神保健研究所成人精神保健部長を務め、PTSD治療の第一人者とされる。 歌織被告の公判では検察側の鑑定医として、「短期精神病性障害を発症し、行動制御能力を喪失していた」と報告。弁護側医師も「心神喪失」との鑑定結果を出しており、三橋被告は刑事責任を問われず無罪となる可能性も指摘されている。


 カルテ改竄が認定されたのは、同センター国府台病院(千葉県市川市)に勤務していた2002年12月、女性患者が治療中に突然、■医師から平手で顔を強打され、難聴などの傷害を負ったして損害賠償を求めて東京地裁に訴えた訴訟。


 06年11月の判決で地裁は傷害の事実を認めた上で、カルテの改竄を指摘。■医師と国に153万円の支払いを命じた。


 平手打ちについて、■医師側は「境界性人格障害の治療として限界設定をするため、左ほおをタッピングする療法を用いた」と主張していた。


 だが判決は、カルテ上の「境界性人格障害」との症状や「限界設定」「タッピングにて覚醒」といった治療法が女性の訴え後に追加記載されもので、「カルテ記載という有力な証拠があったようなウソの外観を作り出した疑いが強い」と認定。「通常の人なら改竄をする人物の供述の信用性は低いと判断する」とした。


 女性側は治療とは思えないわいせつ行為もあったと訴え、医師側はこれを否定していたが、カルテには女性に関し「抱きつきへの欲望」「誘惑的」などの追加記載も行われていた。


 これに対し、判決は「追加部分は被告の主張に沿う記述が大半で、極めて不自然」と批難。■医師側の「別の医師に引き継ぐ場合を考え、不足していた情報をあえて追加した」との反論にも、「補充が必要なら別途文書を作るべき。断片的な記載が多く、むしろ改竄前と同じような記載をして改竄が発覚しないよう工作した疑いが強い」と指弾した。


 この訴訟は双方控訴せず判決が確定。「改竄」が事実として認定された形となっている。関係者は「カルテまで改竄した医師だけに、ほかの裁判の鑑定結果でも信憑性を疑わざるを得ない」と疑問を呈する。


 ■医師は本紙の取材に、「この件に関してはきちんんとお話しなければと考えていたが、私自身が答えると混乱する恐れもあり、代理人が代わってお答えする」と回答。 代理人の弁護士は「■医師は改竄の部分が納得できないと考えていたが、女性側にこれ以上負担をかけるのは忍びないと考え、控訴しなかった」とした上で「(三橋被告の)鑑定とはあくまで関係ない」と語った。


厚労省国立病院課は「改竄ではなく治療経緯を追記したもの」と判決で否定されたはずの弁明を繰り返し、問題はないとの認識を示した。


 三橋被告裁判で鑑定医に推薦した東京地検は「公判中の事件に関することであり、一切お答えできない」としている。


夕刊フジ  2008年3月15日16時47分



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