2015/05/15

怪しさ100パーセント 謎の団体『HPV JAPAN』への追求がはじまる

最近、ブログの更新回数が減ったのは、いろいろな方に声をかけていただく機会が増えてきているからだ。びっくりすることがまた一つ増えた。


これは昨年、2013年5月13日に書いたもの。


見えないビジネス 『パブリックアフェアーズ戦略』は人と人とのつながりを遮断する その2  重篤な被害にも向き合って下さい!


一年後の5月13日、なんと、ここに書いたことを、共産党の高橋千鶴子議員が国会で塩崎厚労大臣に質問しておられる!今年の3月31日に『HPV JAPAN』という、正体がよくわからない団体から出された声明についての質問だ。


『HPV JAPAN』 私達は、子宮頸癌(HPV)ワクチンの正しい理解を求め、その接種を推奨します


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高橋議員の質問の内容は、私がずっと追ってきた「見えないビジネス『パブリックアフェアーズ戦略』」についてだ。


衆議院インターネット中継 2015年5月13日  厚生労働委員会  日本共産党高橋千鶴子議員


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日本共産党高橋千鶴子議員のツイートから引用

厚労委員会③副反応を訴える患者たちを、噂、思い込みだときめつけるHPVJAPAN。子宮頸がん制圧目指す専門家会議と連絡先も一緒だ。ワクチン二社から2年で7000万円寄付うけ、元GSK社でワクチンマーケティング部長に講師委託。透明性問われる製薬会社の規律違反では?局長「可能性あり」


質問に答える大臣や厚労省の方の後ろに座っておられる方々に注目して欲しい。高橋議員が質問の最後のほうで、『HPV JAPAN』について追求をはじめた途端、「えっ」という感じで資料をめくりはじめるのだ。


特に、「『HPVワクチン接種後に交通事故で亡くなったケースや、HPVワクチン接種後に成績が向上して高校・大学に合格したことを、HPVワクチンのせい(副反応)あるいはワクチンのおかげ(効果)と呼ぶでしょうか?』こんな極端なこと、誰か言ったんですか!」と怒ったように尋ねると、皆苦笑する。


ちなみに、高橋議員の質問は、2015年4月21日に、薬害オンブズパースン会議が行った『HPV JAPAN』の声明への抗議の記者会見が元になっているようだ。岩上安身さんのIWJ Independent Web Journalのオープンコンテンツにも、動画がアップされているけれど、こちらのdailymotion動画のほうが断然面白い!↓


緊急記者会見:全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会「『HPV JAPAN』声明の問題点について」2015-4-21 dailymotion動画


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当日の様子を、報道関係者に伺っている。


取材をしていた報道関係者の中には、大手テレビ局の報道の方もおられたそうだ。記者さん達の関心はかなり高かったという。


なぜなら、薬害オンブズパースン会議のメンバーで、元NHK記者の隈本邦彦氏が、「『HPV JAPAN』の声明は、まさに報道批判。報道への圧力でもあるんですよ。記者はよく知らないし調べないだろうと、いいかげんな資料を出している。バカにされているんですよ」と訴えておられたからだ。


なぜ報道に圧力をかけるのかを考えた時、やっぱり『HPV JAPAN』の後ろに、製薬企業のカゲがチラつく。記者会見からは、報道関係者のとまどいが確かに伝わってくる。これだけ怪しい点が列挙されたら、メディアが関心をよせないはずがない、と私も思っていた。


実は、『HPV JAPAN』の声明文について、知り合いの医師からも、こんな感想を教えてもらった。


「サプリの説明文のほうがよほど説得力がある。サイエンスのサの字も見えない稚拙な文章を声明として公開するとはかなりの強者ですね。その上電話番号を削除したなんて、いくらなんでも怪しすぎる」。その医師は、よく知っている医師が賛同者の一人だったから心配したのだ。「出身大学の関係で『名前だけ貸して』と頼まれたんだろう」と言っていた。彼が勤務しているのは、厚労省が指定した、被害者の相談窓口となっている大学病院だから・・・


確かに、私は最初のボールを投げたかもしれない。けれども、受け止めてくれる人が目の前に現れ、一年後、こんな風に大きく広がるとはおもわなかった。


ここに、「共産党と子宮頸がんワクチンのロビー活動」について書いた記事がある。昨年の夏のはじめ、取材を受けた時には、共産党はほとんど子宮頸がんワクチンのロビー活動に、関心を示していなかった。私が「共産党が利益相反行為を追求してくれればいいのに」とため息をつくほどだった。


共産党と子宮頸がんワクチンのロビー活動


共産党といえば、利益相反行為を追求するイメージがあるけれど、ワクチンの推進にはもともと熱心だった。だから当初はあまり深く考えていなかったのだろう。新婦人の会などとともに無料接種や定期接種化を求めてきた、という経緯がある。


『共産党と子宮頸がんワクチンのロビー活動』で紹介したように、子宮頸がんワクチンが強力に推進されていた当時の様子は、共産党に所属しておられた、蒲郡市議の柴田安彦議員のブログに記されている。柴田議員も、私と同じように、人と人とのつながりを遮断されたお一人のようだ。読むと、私も苦い記憶が蘇る。


その共産党が、一年後、これほど関心を寄せるとは・・・


メディアを本気にさせると恐ろしい。きっとそれがよくわかる出来事が起きるはずだ。誰が、何の目的で『HPV JAPAN』をつくったのか。声明文を書いたのは誰なのかは、ほぼ特定されているそうだ。


これははじまりにすぎない。


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