2015/06/22

レセプト開示請求 私が第一号 国民皆保険制度のこれから

大学の健康保険組合でレセプトを開示請求したのは、私が一番最初だったそうだ。担当の方が最後におっしゃってた言葉が印象的だった。


電通健康保険組合ーレセプト開示

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アサヒグループ健康保険組合 ーレセプト開示

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「今までレセプトの開示請求というと、医療過誤などネガティブなイメージを持っていましたが、今回の請求をきっかけにいろいろと勉強しました。どこの健康保険組合でも、今は開示請求を積極的に行っていこうと考えているようですね。それがなぜなのかがよくわかりました」。


大学の歴史は明治にさかのぼる。現在までに社会に送り出した卒業生は50万人を超えるそうだ。夫が母校で教員をしているという特殊な事情はあるけれど、母校の健康保険組合は学生も利用できる学生健康保険もあり、ひじょうに規模が大きい。だから建学以来長い歴史のなかで私が第一号というのはとても感慨深い。


「私もはじめて母校に貢献できた気がする!」と夫に報告したら驚いていたけれど、喜んでくれた。


かつて母校は、学生運動がとても盛んだった。


しかし私は学生運動があまり好きではない。学内に残り活動を続けていた活動家とよばれる方々のやっておられたことをみると、活動のための活動をしているように思えたからだ。人を暴力で傷つけたり、建物を破壊したりという非合法の活動が、本当に社会のためになっているのか疑問だった。


そういう校風にも関わらず、レセプト開示をしようとする人が私しかいなかったいうことが意外だ。


それにしても、これから、日本の国民皆保険制度はどうなるのだろう?


もう誰の目にもあきらかだと思う。だましだまし、問題を先送りしているに過ぎない状態であり、すでに崩壊している。


大手企業の健康保険組合が「レセプト」の開示請求の方法を、公式サイトなどに記載しているのは、自分の受けた治療に、もっとコスト意識を持って欲しいというあらわれなんだと思う。


家で安静にしてればそのうち治癒するような病の治療費は全額自己負担にし、がんをはじめとする重い病に手厚く支援をする。あるいは、ある一定以上の年齢の方への積極的な治療を保険では行わない、など、子ども世代につけをまわさないようにするためにどうすればいのか、議論をしないといけない時期だと思う。


私は超低出生体重児の親だから切実に思う。支援がないと生きていけない人達がいる。そいう人達を守ために、メリハリをつけないとどこの組合ももたないんじゃないかと思うから。


そして、患者も勉強しなくてはいけない。


薬害団体代表の方が私によく言っておられる。処方薬の治験で安全性が認められているのは単剤で、まれに2剤間で行われているににすぎない。それを、3剤、4剤と増やしていったら、別の薬だと考えるべきだ。安全性や有効性なんてわからないよ。


日本ならではの、漫然と行われてきた多剤大量処方は、患者が自ら学ばなかったことにも原因がある。自分の支払う医療費に対して、何にどれだけかかっているのか、コスト意識を持たなかったことにもある。だから医師や製薬企業に変われ!TPP反対!というばかりでなく、「その薬は私には必要ありません」といえるようになることも必要だと思う。


日本に変革を促すために、『外圧』に頼ってきたのは、私たち自身でもある。


今回のレセプト開示請求が問いかけたのは、そういうことだ。学生運動に疑問を抱いてきた私にとって、第一号になったことは、とても名誉なことだ。

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