2015/08/17

フジテレビみんなのニュースの特集をみて がんばっている人達が第一に報われる社会であって欲しい 

伊藤隼也さんご著書『認知症予防のための簡単レッスン20 』が朝日新聞で紹介されたことから、書き始めたけれど、随分大げさなことになってしまった。


※   ※   ※






2015-8-161.gif



※   ※   ※



このブログはメディアでお仕事をしておられる方も読んでおられる。なぜかというと、取材などを受けた時に、自己紹介のかわりにこのブログを紹介するからだ。私が長々と説明するよりもブログのほうがわかってもらえると思い紹介するようになった。


取材とは全く関係なくて、たまたま検索から辿り着いて読んでくださったメディア関係の方もいらっしゃる。メディアでお仕事をしている方は、自己紹介に書いてあることは気になるみたい。





●視聴者は報道番組に『ワイドショー』を求めているのか


国民には知る権利があるけれど、真の意味でその役割を果たしているメディアはどれだけあるのだろう?私がテレビでニュース番組をみなくなって久しいけれど、その理由はニュース番組とワイドショーとの境がなくなったから。


おいしいラーメン屋さんとかスイーツの新作情報とかググればいくらでも出てくる時代。芸能情報も同じ。人の好みはそれぞれ違う。テレビが報道枠で放送する必要なんて感じない。視聴者がバカにされているというか、「こんなものでもみせておけばいいか」というやる気のなさを感じてしまう。


残念ながら公共放送であるNHK だって同じだ。朝の番組をみれば首をかしげたくなる。NHKの使命とは民放のワイドショーと同じような番組を放送することなのだろうか?しかもNHKは権威が大好きだから、製薬企業のマーケティング戦略の一翼を担うような番組を放送してしまう。公共放送であるNHKが、『うつ病』の特集を何度も放送したから、「うつかもしれない」と病院に行ってしまった人だって多い。


こうしたNHKのありかたに危機感をもって、精神医療の闇を取りあげようと名乗りをあげた若い方々がいた。でも結局ダメになっていった。上層部の圧力をはねのけて放送までこぎつけようとする必死さがないからだ。良い意味でも悪い意味でも彼らは優等生なのだ。冒険をしない。私には公共放送が、自分達の存在意義を見失っているようにみえてしまった。


しかしそれはNHKだけでなく、報道全般にいえるのかもしれない。


●フジテレビ みんなのニュース「告発スクープ!狙われた税金 医療費の『闇』 生活保護を食い物に」


そんな時に、ちょうどフジテレビのみんなのニュースで「告発スクープ!狙われた税金 医療費の『闇』 生活保護を食い物に」という特集があった。最近のフジテレビといえば、「視聴率が取れない」「視聴者からクレームが殺到」というニュースばかりを毎日のように目にする。あれだけ悪口を書かれているのに、がんばっている報道関係者がいるんだと私はちょっと目頭があつくなった。


※   ※   ※



フジテレビ失速、これが最大の原因だ! ニュース番組の強弱が視聴率戦争の行方を左右する 現代ビジネス 2015年08月12日(水) 高堀 冬彦


フジテレビの失速が続いている。売り物だった連続ドラマは当たらず、バラエティーにも往年の勢いがない。だが、最も深刻なのはニュース番組の不振なのではないか。それが全体に波及している気がしてならない。


なぜ、そう考えるのか? 端緒は元日本テレビ経営陣の1人から得た証言だ。1980年代におけるフジ黄金期の話である。ライバル・日テレ側の話を聞いているうちに、昔のフジが強かった真の理由が分かった気がした。


並外れたバイタリティーを持っていたフジ報道局


フジは82年に初の視聴率3冠王を獲得し、それを93年までの12年間も維持し続けた。その後も他局にとって高い壁であり続けた。だが、日テレの元経営陣が、初めてフジの底知れぬ力に気付かされたのは85年だったという。それまでは負けながらもフジを侮っていた。


見方を一変させた分岐点は同年8月13日。群馬県・御巣鷹山の尾根に墜落した日航ジャンボ機から生存者が救出される様子を、フジだけが生中継した瞬間だった。「墜落現場付近は森林に覆われた険しい山岳地帯と聞いていましたから、呆然としました」(日テレの元経営陣の一人。以下同)


フジの生中継が始まったのは同13日の午前11時過ぎ。他局はすべてヘリコプターからの空撮だった。墜落は12日の午後7時前なので、約16時間しか経っていない。地元消防団らによる救助隊の現場到着とさほど違わなかった。


各社の取材班が御巣鷹山に登り始めたのは夜中。その上、墜落地点も夜明けまで不明だった。そんな過酷な状況下で、フジの取材班だけが計100キロ以上にもなる中継用の機材一式を背負って山に入り、いち早く現場まで辿り着いたのだ。


「あの日はやむなく途中で報道特別番組を打ち切りました。生中継をされたら、どうしたってフジには勝てないのですから」


取材陣の中には遭難しかけた人も複数いた。落石や滑落の危険も十分あった。重たい中継機材まで背負っていたフジ取材班の辛苦は想像を絶する。「この生中継を目の当たりにした時、フジが怖しい存在であることを痛感させられた。それ以降、何をやってもフジには勝てない気がするようになってしまった」



※   ※   ※



日本の精神科医療の闇は、国連などにも人権侵害を批判されてきたにもかかわらず、長い間放置され続けてきた。戦場は日本社会にもある。皆が看過するから、そこが戦場だとわからないだけだと思っている。


今回のフジテレビの特集の意義は、これまで殆ど誰も知らなかった精神科通院医療と自立支援医療費の酷い実態を白日に晒した一言に尽きる。


2015-7-27-3.jpg

2015-7-27-4.jpg


内部映像や理事長の人権無視をした音声を手に入れ、さらにそれらの実態が後追いで新聞各紙に報道されて、国会でも大きな問題になったことだ。

2015-7-27-8.jpg

2015-7-28-4.jpg


ただ伝えるだけなら個人のブログで十分!被害者を救済するための最短の道を探し、行政や政治を動かさないと報道する意味がない。フジテレビは今回、それを見事にやってのけたのだ!


2015-7-28-23.jpg

2015-7-28-18.jpg

2015-7-28-19.jpg


●今回の報道 押さえるべきポイント インテリジェンス


「あなたのブログは難しい」とか「インテリジェンスがないとわからない」とよくいわれるから書いておこう。今回の報道で注目すべきは、伊藤隼也さんが厚生労働大臣政務官の橋本岳氏にインタビューしている点。どうして橋本氏なのでしょうか?


※   ※   ※






2015-8-17.gif



※   ※   ※



『医療ジャーナリスト』を名乗る方は多いけれど、世論と政治を素早く動かし、救済までの道筋をつけられる方はどれだけいるのだろう。いずれにしても、塩崎恭久厚生労働大臣にお言葉を発していただかないと動こうとしない我が国の行政は、国民にとって悲劇だと思う。


以前はNHKに期待したこともあったけれど、民放じゃないとできない報道だと思う。民放の中でもフジテレビの報道は危機的状況だから感心しているだけじゃダメだと思って、私も早速行動した。「がんばっている人達が第一に報われる社会であって欲しい」と政治家の前で訴えたのは、私だからだ。


最後に、伊藤さんについて書いた記事をもう一度まとめて記載する。神様がみていたら、この先がさらに続いていくかもしれない。


がんばれ、フジテレビ報道局!!


※   ※   ※



  1. 医療ジャーナリスト 伊藤隼也さんについて その1



  2. 医療ジャーナリスト 伊藤隼也さんについて その2  私もネットの書き込みを信じていた・・・



  3. 医療ジャーナリスト 伊藤隼也さんについて その3 味方がいない場所でも怯むことなく意見を述べる



  4. 医療ジャーナリスト 伊藤隼也さんについて その4 国立国会図書館で当時の記録を調べる



  5. 医療ジャーナリスト 伊藤隼也さんについて その5 市民の中に飛び込んでいくジャーナリスト



  6. 医療ジャーナリスト 伊藤隼也さんについて その6 本当の誠実さとは何なのか



  7. 告発スクープ!狙われた税金 医療費の『闇』 生活保護を食い物に フジテレビ『みんなのニュース』 2015 年7月23日放送 その1



  8. 告発スクープ!狙われた税金 医療費の『闇』 生活保護を食い物に フジテレビ『みんなのニュース』 2015 年7月23日放送 その2



  9. 告発スクープ!狙われた税金 医療費の『闇』 生活保護費まで・・・患者を囲い込む実態 フジテレビ『みんなのニュース』 2015 年7月24日放送 その1



  10. 告発スクープ!狙われた税金 医療費の『闇』 生活保護費まで・・・患者を囲い込む実態 フジテレビ『みんなのニュース』 2015 年7月24日放送 その2



  11. 大田区のメンタルケア支援員は問題ない? 『平成23年度包括外部監査結果報告書』



  12. 医療ジャーナリスト 伊藤隼也さんについて その7 命がかかっているから売れないと困る



  13. 医療ジャーナリスト 伊藤隼也さんについて その8 少数の意見を取りあげ、人権に向き合うジャーナリスト



  14. 『今も感染と差別は広がり続けている ——エイズ忘れられた病渦——』を引用させていただくにあたって



  15. 『 今も感染と差別は広がり続けている ——エイズ忘れられた病渦——』私を職場から追った言葉 その1



  16. 『 今も感染と差別は広がり続けている ——エイズ忘れられた病渦——』私を職場から追った言葉 その2



  17. 『 今も感染と差別は広がり続けている ——エイズ忘れられた病渦——』 親に言えない! 仕事がない!家庭と職場を覆う差別と偏見 その1



  18. 『 今も感染と差別は広がり続けている ——エイズ忘れられた病渦——』 親に言えない! 仕事がない!家庭と職場を覆う差別と偏見 その2



  19. 『今も感染と差別は広がり続けている ——エイズ忘れられた病渦—— 』  結婚、恋愛、出産———できるけど、できない その1



  20. 『今も感染と差別は広がり続けている ——エイズ忘れられた病渦—— 』  結婚、恋愛、出産———できるけど、できない その2



※   ※   ※

コメント

非公開コメント