2015/09/18

フジテレビみんなのニュース 「『新型出生前診断』わが子の障害・・・母の選択 」 その4

フジテレビみんなのニュース 「『新型出生前診断』わが子の障害・・・母の選択 」 その3 の続き


●〝命の選別か″・・・医師たちから疑問の声も 『新型出生前診断』


しかし今、ある数字が議論をよんでいます。


146件


これは〝ある診断″の結果を受けてその後妊娠をやめた件数。


その診断とはーーーーー


新型出生前診断(NIPT)


人間の染色体23組のうち13と18そして21番目の染色体を血液検査のみでチェックするものです。13番目と18番目に異常があった場合、産まれても生きていくのが難しい重い心臓疾患などがあります。


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そして21番目の染色体が一本多いとダウン症となります。


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ダウン症の発生率は25歳ではおよそ1400分の1、35歳では338分の1、40歳では84分の1と、妊娠が高齢になるにつれ、ダウン症の確立は上がります。


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新型出生前診断を受けた41歳の女性

「40歳を過ぎていて高齢出産なので血液を抜くだけでお腹の赤ちゃんにもとくに危険がない状態で結果が分かるので、良い検査だなと思いました」


検査を希望した31歳の女性

「知っておきたいですね。個人的には一抹の不安がどうしても拭いきれなかったので」



採血だけで手軽にできる検査。平均20万円と高額にもかかわらず順番待ちの病院も多いといいます。導入から2 年半。


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およそ2万人の妊婦がこの検査を受けました。そしてダウン症と判明した妊婦のおよそ9割(144人 88.5%)が産まない選択をしています。


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(Gene Tech株式会社 検査データ結果 平成27年3月まで実施分)
※ここがニュースのポイント!この『Gene Tech株式会社』とは一体どんな会社なのでしょうか。注目していきましょう。


この現状に一部の医師から疑問の声があがりはじめています。


東京女子医大 仁志田博司名誉教授



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「この技術の導入のために、本当だったら恵まれて生まれるはずの命が消えちゃう可能性がある。そのことは倫理的に非常に重要な問題なんです」


国立病院機構長良医療センター 川鰭市郎産科医長



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「少なくとも一般の皆さんに十分理解されているところにはまだ到達していないのかな。魔法の検査ができたというふうな認識を持っている人がいるんじゃないのかと危惧しています」



(瀬戸病院埼玉県所沢市)新しい命と向き合うためにこの病院では遺伝専門医やカウンセラーによる詳しい説明で妊婦さんをフォローしています。



瀬戸病院 認定遺伝カウンセラー 江田肖さん



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「地方になると県内にいないとか。検査だけじゃなく遺伝カウンセリングとか、専門家のお話をきけるという状況はまだ全然整っていないですよね」



番組は新型出生前診断を導入した53 の施設にアンケートを送ったところ、回答のあった18施設に遺伝カウンセラーがいると答えたのは12件でした。


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続く

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