2015/10/01

『新型出生前診断』の問題点について その5  謎に満ちた『ジーンテック(GeneTech)株式会社』 中編

『新型出生前診断』の問題点について その4  謎に満ちた『ジーンテック(GeneTech)株式会社』 前編の続き


●ジーンテック社の求人情報から見えること


こちらは人材派遣大手のパソナのサイトに掲載されていた、ジーンテック(GeneTech)社の求人広告。少し前の情報だが、さすが大手のパソナだ。ジーンテック(GeneTech)社の業務内容がわかりやすく解説してある。


※    ※    ※



2015-9-29-3.gif


【特徴】

~日本で唯一の母体血による胎児DNA診断サービスを提供する会社~


■アメリカ・シーケノム(Sequenom)社の国内代理店として、日本国内でサービスの普及活動を担っています。

■医学会からの許可がおり、2013年4月より、特定の大病院にて、妊婦からの検査の申し込みが可能となりました。一つの病院での申し込み枠は2-3名/週ですが、常に枠が埋まっている状況で、ニーズの高さが伺えます。

■現在採血した母体血はアメリカ・シーケノム社に輸送し分析検査をしていますが、現在ジーンテックでもラボを建設する計画となっており、近い将来国内で全ての検査業務ができるように整います。

【検査目的】

■母体血中にある、胎児由来遺伝子を調べることにより,胎児の染色体数の異常(特定の病気)を診断いたします。

■対象は、21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、13トリソミーの3種類です。

■「羊水検査」は母体ダメージや流産のリスクがあります。母体血診断はリスクが非常に低く、高確率(99%以上と言われています)で異常を特定することができます。

※    ※    ※



この求人内容をみて驚くのは、水面下では事業拡大の計画が着々と実行されてきたということだ。これまで私は「臨床研究」とは、ビジネスともっと無縁のものだと考えてきたが、どうやらその考えを改めなくてはいけないようだ。ネットには多数掲載されており、最近の求人情報もある。一部引用する。


※    ※    ※

「ジーンテック」学術職【東京】【DNA・遺伝子知識を活かしていただけます】| 大手の転職サイトを便利に一括検索・応募できる転職支援サイト 【転職求人】 情報更新日: 2015/05/28


おすすめポイント

日本で唯一の母体血による胎児DNA診断サービスを提供!広く認知されている「羊水検査」よりも母体ダメージや流産のリスクが圧倒的に低く、99%以上の精密な結果が出る検査です。
顕在化していないニーズが多くあり今後飛躍的な成長が期待できます!


※    ※    ※


ジーンテック株式会社 / 臨床検査技師の転職・求人情報|キャリアインデックス (掲載終了日時 2015年9月17日)

募集背景

業容拡大しているための増員


仕事のやりがい

現在4人に1人が高齢出産である日本において、無侵襲で安全な検査を期待する声は多く、今後も成長が見込まれております。また、参入障壁が高い業界でもあり、現状国内唯一の企業ですので、業界優位性は非常に高いと言えます。


※    ※    ※



もっとも株式会社とはもともと営利を目的につくる法人だから、ビジネスが全面に出るのは不思議ではない。問題はその先。


※    ※    ※




2015-9-29-4.gif


株式会社は、出資者から受けた資金を元手に、営利を目的として運営される組織形態で、登記をすることによって設立される法人です。


※    ※    ※



後編に続く

コメント

非公開コメント