2015/10/29

『新型出生前診断』の問題点について 最後に 「人命は生産よりも優先するということを、企業全体に要望する」①

●私と水俣病





最後の締めくくりは、やっぱり私のことになるのかな。『事実は小説よりも奇なり』について、詳しく書いておこう。


自己紹介でも少し触れているけれど、私は水俣病と関係がある。このペンダントは、水俣病の裁判で、チッソ側代理人をしておられた、K弁護士のお嬢さんとお孫さんが私のために選んでくださったものだ。父はK弁護士と長い間一緒に仕事をしてきた。そのため私は、父と会社は悪いことをしてお金儲けをしている、と思い込むようになってしまったのだ。


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●私と華麗なる一族





昨年、国立公文書館で行われた、平成26年特別展 『江戸時代の罪と罰』に出かけ、感想を書いたところ、アクセスが増えてびっくりした。


実はもう一つ、アクセスが多い記事がある。あの日、公文書館の入り口にある売店で売っていた『高度成長の時代へ』という展示のパンフレットを読んだ感想をかいたものだ。すでに終わった展示だけれど、面白いから感想を書いたところ、多くのアクセスがあったのだ。その理由は、私の生い立ちにあるのだろうか。


「次の時代コンクリートから人へ」


私がいつのまにか『精神障害者』にされたのは、私を担当をしていた「心の専門家」が私の話を「作り話」・「妄想」と勘違いしたからだと思っている。あるいは自分に紹介された患者は「『統合失調症』にしなければならない」という強迫観念や思い込みがあったのだろう。


なぜなら、カルテを開示したら初診からいきなり、精神障害があることにされていた。もしも黙っていたら、どんどん投薬され廃人なってしまうところだったと、ゾッとした。何しろ、治さなくていいのだから。


しかも開示されたといっても黒塗りばかり。ナショナルセンターにとって、都合の悪い部分は隠されているのに、主治医が電子カルテに打ち込んだ「華麗なる一族」という文字は隠されていない。


すんなり開示してくれたけれど、「ああ、そういうことか」と思った。


「華麗なる一族」とは私が通院して当時、放送されていたTBSドラマのタイトルだ。ドラマを見た時、私はお世話になった鈴木会長とご兄弟を思い出し懐かしく感じた。だから、その心の専門家に「華麗なる一族はとてもドラマだと思えません」といったことがあったのだ。


「あなたは慣れない未熟児の育児に困っているから、相談したらいい」と巧みに精神科に誘導したのに。ここが精神科だとは一言もいわなかったじゃない。それなのにいざ落ち度を指摘されると、こうやって患者の『通院歴』を利用し、心理的に追い詰めようとする。ずるい人達だと失望した。


そもそも、私のようなバックグラウンドがなければ、福島地裁に手紙を書いたりしないんじゃないのかな、と私は思うけれど、そんなことは、センターにとったらどうでもいいことなのだろう。


しかし、今はどう思っているのかな?


要望書を書いた人に会って話だけでもきいてみようとか、自分達の目で確かめるとか全く考えないからこんな大げさなことになったんじゃないんですか?医師個人の問題もあるだろうし、都合の悪いことを闇に葬ろうという日本のナショナルセンターの体質もあるだろう。


書いているうちに、やっぱり怒れてきちゃうな・・・。


●人命は生産よりも優先するということを、企業全体に要望する


さて、前置きはこのくらいにして、「あなたは何が言いたいのかよくわからない」といわれることがある。最期にまとめておこう。


これは2009年1月28日にNHKで放送された「その時歴史が動いた 我が会社に非あり〜水俣病と向き合った医師の葛藤〜」で放送された、細川一医師の直筆のメモだ。


「わが会社に非あり~水俣病と向き合った医師の葛藤~」(4)


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「人命は生産よりも優先するということを、企業全体に要望する」


細川医師は新日本窒素肥料株式会社(後のチッソ株式会社)水俣工場附属病院長でありながら、水俣病の解明に力を注ぎ、水俣病訴訟において会社の非を認めた。この細川一医師は、私が尊敬している歴史上の人物の一人だ。私には、細川医師の言葉と同様の考えがあるのだ。


続く

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