2015/11/06

その時歴史が動いた『わが会社に非あり ~水俣病と向き合った医師の葛藤~』その1

『新型出生前診断』の問題点について 最後に 一株運動と『ファア&リーズナブル』後編 の続き


●内部告発者を私たちは、どう守るのか?


ある方に、ある事件の真相をお話していただくかもしれない。私に教えてくれた方も、驚いて電話をかけてきたくらいだから。大きなスキャンダルだ。内部告発ということになるのだろうか。


ちょうど私は細川一医師について、ブログに書いていた。真実を知っている方が「私が証言する」といって下さっても、手放しで喜べない。企業の論理と医者としての使命との狭間で苦しんだ細川医師のように、孤立するかもしれないからだ。


良い機会なので、最後に、NHKで放送された「その時歴史が動いた『わが会社に非あり ~水俣病と向き合った医師の葛藤~』」(2009年1月28日放送)を文字におこしておこう。この番組は何度も繰り返しみた。もしもその方を細川医師を同じように孤立させてしまったら・・・。私に何ができるか考えてみよう。


◇  ◇  ◇


その時歴史が動いた『わが会社に非あり ~水俣病と向き合った医師の葛藤~』(2009年1月28日放送)


●水俣病の原因は有機水銀





手足の感覚がなくなり、身体が震え、話すこと見ることさえ出来なくなる。重傷になると、死に至る病。水俣病です。原因は化学工場が生みに垂れ流していた工場排水に含まれる毒性の強い物質、有機水銀。でした。


●水俣病を発見した細川一医師 「私には会社に忠実である前に、医者としての天命がある」


この事実を、企業の側にいながら明らかにしようと苦しんだ一人の医師がいます。企業の付属病院の院長、細川一です。水俣病を発見した細川は未曾有の病の原因をさぐるため、現地調査に乗り出します。


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「私には会社に忠実である前に、医者としての天命がある」


詳細な調査と実験を繰り返し、細川はついに、病気の原因が自らの会社にあることを突き止めます。


●隠蔽に走るチッソ


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会社の幹部に報告した細川。しかしこの事実が公表されることはありませんでした。会社は隠蔽に走ります。


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十分な機能を持たない排水浄化装置の設置。


●患者を苦しめる責任回避の契約


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そして患者達に結ばせた責任回避の契約。水俣病の真相は覆い隠されようとしていました。この事実を目にしながら細川もまた、事実を公表する機会を失っていきます。


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●会社の非を認めた細川証言の重み


やがて日本中に公害問題が起こり、企業の責任を問う裁判が行われていく中、細川に証言する機会が訪れます。


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その時、病に侵されていた細川は、最期の力を振り絞り、真実を伝えます。


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その時、歴史が動いた。今日は企業の論理と医者としての使命、その狭間に立たされた一人の男の苦悩に迫ります。


続く

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