2015/11/13

その時歴史が動いた『わが会社に非あり ~水俣病と向き合った医師の葛藤~』その10

その時歴史が動いた『わが会社に非あり ~水俣病と向き合った医師の葛藤~』その9 の続き


●細川一の苦悩 『チッソに間違いないだろう』





当時、細川の運転手をしていた坂本良行さんです。


2015-11-13-1.jpg


坂本さんは、細川に仕事が終わると、ある場所へたびたび車を走らせてくれと、頼まれたといいます。


2015-11-13-2.jpg


それは工場排水の排水口がある場所でした。


2015-11-13-3.jpg


「『これはチッソに間違いないだろう』というようなことを言っておられたですね。やっぱり医者であるし、会社の幹部でもあるしですね。相当、考え込んでおられましたね」


●チッソの隠蔽工作 有機水銀説への反対論文


一方、排水に有機水銀が含まれていることを知ったチッソは、根本的な対策はとらないまま事態を収めようとします。


2015-11-13-4.gif

「有機水銀説」へのチッソの反対論文


チッソは猫400号実験の結果を伏せたまま、工場排水を与えても、発症しなかった例をもとに、潔白を主張します。


2015-11-13-5.gif


●見せかけの浄化装置の設置


その一方で工場排水への疑いを晴らすために、浄化装置を取り付けました。しかし、この浄化装置に有機水銀を取り除く機能はほとんどなく、みせかけに近いものでした。


2015-11-13-6.gif


続く

コメント

非公開コメント