2015/11/30

利益相反を立証するには インチキの見破り方! その1

●インチキを証明するには足でかせぐしかない


インチキが何のことなのか、詳しく書かなかったせいか、すごいアクセス数でびっくり!


私は企画書のようなものを、何度かかいたけれど、そのたびにダメ出しされ何度もかきなおしてきた。


「何が言いたいかよくわからない」「詰めが甘い」など。。



その中でも最大の難関は、インチキをインチキだと立証することだった。これまで調査などしたことがない一市民が、証拠を探すのは、とても大変だった!


●手口をそのまま公開するのは、ジャーナリズムじゃない


私はその大変さを、どうやってブログに書いたらいいのかずっと考えてきた。このブログの目的の1つは、記録を残しておくことでもあるからだ。


でも先日「手のうちをあかすのはジャーナリズムではありません!!」と怒られたばかりだ。あぁ、それでも、少しでいいから記録を残しておきたいなぁ。


そんな時に頭に浮かんだのがあるドラマの、ある場面だった。ブログに何回か引用させていただいた、2007年(平成19年)にNHKで放送されたハゲタカというドラマのバルクセールの場面だ。


三葉銀行という巨額の不良債権を抱えた日本の大手銀行が、外資系投資ファンドの「ホライズン・インベストメント・ワークス」に買いたたかれる場面だ。


(三葉銀行のエリート社員に柴田恭兵さん、銀行の裏事情に精通する常務取締役に中尾彬さん、ホライズン・インベストメントワークス・ジャパンの代表が大森南朋さん。こちらのハゲタカのバルクセールだけの動画があります↓)


「ハゲタカ」名場面集(1)「バルクセール」dailymotion動画

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●中尾さんみたいな人に、「もういいだろう」と言わせるには、どうしたらいい?


不良債権のバルクセールを簡単に説明すると、銀行などの金融機関が、投資家などの第三者に、保有する不良債権をまとめて売り払うことをいうそうだ。不良債権のバーゲンセールのような感じだろうか。


もちろん不良債権の中には、いわく付きの不動産物件などもある。それがお得なお買い物になるかは、投資家の腕にもかかっているだろう。


ドラマの中で三葉銀行の幹部ははじめ、このように考え余裕の表情をみせている。


ハゲタカといったって、どうせ外国人だ。日本の事情には疎いだろうし、リストにある不動産に、価値がないことなど見抜けないだろうーーーーー


要するに、不動産を一軒一軒調査するなどしないだろう、と侮っているのだ。


ところが、ハゲタカといわれるだけあって、徹底的に調査し、しかもネゴシエーションも完璧で三葉銀行の幹部が一瞬にして青ざめる。


インチキを証明するというのは、いってみれば、ハゲタカの人達がやったような調査を、私自身がすることだった。しかも最後は、中尾さんが演じる、強面のおじ様のような人達に「もうええやろう」と言わせなくてはならない。動かぬ証拠をつきつけて、その上、ネゴシエーションもしなくれはならない。かなりハードルが高い。。


もっとも、銀行などの金融機関に勤める方だったらこのような調査はあたり前だろうし、私にとってもある意味「門前の小僧」の部分がある。振り返ると、いろいろと感慨深いな。面白いから、文字におこしておこう〜。だって本当に私も、同じように調べに行ったんだよ。


◇  ◇  ◇


ホライズン 鷲頭 
「バルクセールの精査結果がでました。ご覧下さい」


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一斉に分厚い資料をめくる三葉銀行幹部。買い付け金額欄に「1」が並ぶ


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三葉銀行社員
「何、これ?」


ホライズン 鷲頭 
我々はいただいた資料をもとに、53件すべて精査しました。精査は不動産担保物件だけではありません。実際の債権の返済履歴もチェックいたします。それでこういう数字になりました。53件の案件のうち、値段がついたのが13件。値段がつかない物件の査定額が1円、というのが慣例です


三葉銀行社員
「慣例って・・・」


三葉銀行 柴野
「額面総額は1023億1280万円。買い取り価格93億1047万41円」


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三葉銀行社員
「93億ってムチャクチャじゃない。額面総額のね・・・」


ホライズン 鷲頭
「9,1%ですね」


三葉銀行 柴野
「どういうことですか、説明して下さい!」


続く

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