2015/12/03

2015年秋のドラマと私の毎日 前編

●先輩が出演していても、大学生はドラマをみない


秋のドラマの視聴率の一覧表をみて「やっぱり」と思った。女性をターゲットにドラマをつくったということだったが、ヒットさせるのは無理なんじゃないのかな?と思っていたからだ。





実は視聴率が一番良いドラマに、私の後輩が出ていた。それも犯人役で。ところが夫が学生に「先輩が出ていたんだぞ。みたか?」たずねたら学生は誰もみていないという。じゃあどうして視聴率がいいんだろうと思ったら、自分はみていないけれど皆「親がみていました」と言ったそうだ。


よくいわれているように若い人は皆ドラマをみていないのだ。だからドラマの話で盛り上がるということはない。


私は彼らよりも上の世代でちょうどテレビ局がターゲットにしている年齢層。その私でも医療ドラマをみたいと思わなかった。


●辛い思い出が蘇るから、医療ドラマはみたくない


そもそも、ここにかいてある「介護で医療になじみがあるから医療モノ」ってかなりメディアに都合のよい分析だと思う。私は入院している時の差し入れは、女性誌よりもオヤジ雑誌とよばれる文春などのほうが嬉しかったな。自分が介護や育児で苦労する毎日を送っていたら、私のように現実を忘れたいと思う人もいるんじゃない?


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秋ドラマ、民放もNHKも「医療モノ」が目白押しのワケ 2015年9月21日(月) 18:00配信


「今のドラマの視聴者は、40代以降の女性が多いのが現状です。そのような女性たちが、ちょっとやそっとの恋愛ドラマでは、胸キュンも共感もできない。もちろん、『きょうは会社休みます。』(綾瀬はるか主演)の年下男子とのラブストーリーなら別ですが、基本的に胸キュンは薄らいでしまう。そこで、起死回生を狙った作品が医療モノなんです」。


中高年の視聴者層には、医療モノのドラマがぴったりなのだという。具体的にはどういうことなのか。「病院とか病気は、中高年にとっては身近な存在で、共感できる部分が多いんです。それに、親の介護も現実的な話になるので、つい見てしまう、そんな傾向があるのです。ざっくり言えば、ドキドキするのは生死を彷徨うような医療モノなのです」(同前)



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ちなみに今、放送しているドラマで一番みたいと思うのは「下町ロケット」だ。私は女性らしさが足りないのかも。「女子力」とか「女子会」という言葉も好きではないし、お決まりのように、年下の男性が好きと思われることに少々ウンザリしている。


今の時代に、女性をターゲットにするとヒットするという法則は、いきているのかしら?同世代でも、結婚していない人も多い。その一方で再婚して子どもができた人だって増えている。女性同士で1つのドラマをみて共感するなんて、もう無理なんじゃないかと思う。


私はドラマをみることはほとんどない。リアルタイムではみない。たまたまネットでみつけて、興味を持ってオンデマンドでみるということはあるけれど。


●外事警察 石田ゆり子さんが演じる下村愛子のほうがリアル


冒頭で紹介した『外事警察』もその1つだった。


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外事警察 wikipediaより引用

警視庁公安部外事第4課作業班長・住本健司。彼をリーダーとするウラ作業班は、対国際テロ捜査を担い、決して世の中に知られることなく秘匿で活動し、時として任務のためには手段を選ばない。そんな住本の下にCIAから、国際テロリスト「フィッシュ」が日本に潜伏しているという情報が流れる。そしてその時期は、各国首脳が出席する「対テロ国際会議」を間近に控えている時でもあった。


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このドラマに夢中になったのは、どうしても真実が知りたかったから。週刊誌や警察など、プロはどうやって探るのか、知りたくてたまらなかった。私は弱みを握られてスパイになった訳じゃないけれど、振り返った時に同じようなことをやってきたのかも。先日、本物の作戦会議にも出たばかりだし。


映画化される前に、NHKで放送された時のヒロインは石田ゆり子さんだった。事故で植物状態となった夫に献身的に尽くしていたが、心に抱える闇を上手く利用され、スパイ活動にのめり込んでいく。私には石田さんが演じるヒロインの方がリアルに感じられたなぁ。


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土曜ドラマ 外事警察 第3回 囮(おとり)NHKオンデマンド

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一度は協力を拒絶した愛子ですが、調べ上げた情報で巧みに愛子の心に入り込む住本。植物状態の夫に高額な治療を受けさせると住本に言われ、愛子は危険な任務を引き受ける決意をします。


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現実に私のような経験をする女性もいる。現実社会も、自分の努力しだいでドラマ以上に面白くすることはできる。ドキドキ・ワクワクは、ドラマでみるものじゃなくて、自分でつくっていくものじゃない?


後編に続く


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