2015/12/07

がんの啓発活動と『女女格差』 どうしていつも彼女だけ? その4

●それこそが「差別」じゃないんですか?


その他に、医師の世界が男性社会だから、という理由だってもちろんあるだろう。がんの啓発活動に参加する女優さんや有名人をみると、なんとなくそんな思惑が透けてみるよね。「女性にやさしい」とか「女性の共感」という名の男性目線を。


私は元主治医に逆らったという理由で、「精神障害者」にされてしまった。精神科医と診療契約など結んだ覚えなどないのに。こんな不条理なことが今の日本で起きるなんて、今でも信じられない。医師の友だちにも「まるで『カッコーの巣の上で』みたいですね。そんな恐ろしいことが実際にあるんですね」と、びっくりされた。


●被害者の間にも、差別がある・・・


私には名誉を回復する手段がないから、ナショナルセンターにカルテの開示請求をした。すると、すぐに応じてくれた。黒塗りの部分が多かったけれど「いがいと良心的なんだ」と喜んだ。一生懸命説明すると、わかってもらえるのかと思ったからだ。


でも「違うと思いますよ」と、相談にのってくれていた被害者団体の方に言われた。


ナショナルセンターは、被害者にはなかなか開示しないそうだ。すぐに開示したのは、私の夫や父の職業が関係しているんじゃないか、そんなことを言っていた。


被害者の間にも差別があるなんて・・・ため息が出る。


●「誰にでも等しく平等に」という精神は、生きていて欲しい


私のように不条理で辛い経験をすれば、どうしても差別に敏感になってしまう。無理だとわかっていても切実に思う。私がどんな家に生まれても、どんな容姿でも、たとえ犯罪歴があっても、私の話を聞いて欲しい!


一度被害を口にした時の、看護師さんの冷たさときたら。とてもこの場所が同じ病院だとは思えなかった。きっとこの人達には、精神科ユーザーへの差別や偏見が、誰よりもあるのだろうと敏感に感じた。


精神科とはそういう場所だった。


「平等なんて、そんなことは無理だよ」と夫に言われた。私だってわかっている。


現実的には無理でも「誰にでも等しく平等」という精神は生きていて欲しい。それが医療における人権とか倫理の原点じゃないの?


私はがんの啓発の裏側をみた時に、心が離れていった。ここにも私たちを差別するものがあるんだと思ったからだ。


●私はそれほど間違ったことを言っているだろうか?


あれからずっーと考えている。


私はそれほど間違ったことを言っているんだろうか?


私いがいに、「そろそろ、こういう啓発を見直そうよ!」という人はいないの?メディアの人達はどう思っているの?もしも記事を書いているあなたが、ある日突然患者になって、この世の矛盾をみた時にはもう遅いかもしれないんだよ。



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