2015/12/09

小児病棟で目撃した人権侵害 『あなたなんかに何ができるのか!』その1

昨日、フジテレビのみんなのニュースで、「新型出生前診断」に関連する特集が放送された。あの茨城県の長谷川智恵子氏のインタビューも登場した。法務省の公式サイトによれば、12月4日から、10日までは人権週間だそう。人権について考えるため、また記録に残しておこう。


2015-12-9-1.jpg


●重い障害のある子どもを指さして「何、これ!」という見学者と、その人にすり寄る職員


フジの特集をみていたら、私はナショナルセンターでの嫌な思い出が蘇った。小児病棟で目撃した人権侵害————


超低出生体重児で生まれた息子が、風邪をこじらせ入院した時だった。息子がうまれたのは我が国のナショナルセンター。厚労省の直轄だから、政治家などの見学者がよく訪れていた。その日も、女性だけの集団が、職員に案内され小児病棟に見学にきていた。福祉団体の幹部のようだった。


小児病棟では、状態の安定しないお子さんが入り口のすぐ側にいることが多い。緊急時にすぐに対応するためだ。その部屋にも、重い障害のある男の子が入り口のすぐ側に寝ていた。


見学者の団体が、通り過ぎようとした時だった。一人の女性が立ち止まって、その男の子を指さし、先頭を歩いていた職員の男性を呼び止めた。


私と夫は一瞬、何が起きたかわからなかった。なぜならその女性は大きな声で、こう尋ねたからだ。


「これ、何?」


男性職員は、あまりのことに言葉を失い呆然としている。するとその女性は、「ちょっとあなた!これよ!これ!これは何なの!」と大きな声で何度も繰り返す。


男性は固まったまま沈黙しているから、その女性は「もういい」と歩いていった。


こんな時、もしも民間企業ならその男性は「不快な思いをさせ、申し訳ありません」と私たちに頭の1つも下げるでしょう?


信じられないことに、その職員がすり寄ったのは女性のほうだった・・・。


●あなたなんかに何ができるのか!


子どもが通院しているから、親はなかなか強くいえない。でもこれは、立派な人権侵害だ。私はこころの専門家になんとかするべきだと訴えた。


しかし、その精神科医もナショナルセンターの一員だ。当然のように、穏便にすませようとする。だから「こういう問題は、倫理委員会などで議論するべきでしょう!」と強く抗議した。


するとこころの専門家は逆切れし「私達がやるからあなたは黙っていて」「あなたなんかに何が出来るの」「迷惑だから出て行って欲しい」と言い放ち、挙げ句の果てに「私に逆らった」という理由で私は「障害者」にされた。


フジテレビの特集をみていたら、長良医療センターでは、あり得ないことなんだろうな、と羨ましく思った。


ただ公開されている倫理員会のメンバーをみると、こういった医師が委員に選ばれている。これがナショナルセンターの倫理なのだろう。


「精神医療 一刀両断!!!医者と製薬会社の癒着」で公開されている奥山眞紀子医師の贈与などの報告書


倫理委員会については、いつか詳しく書こうと思うけれど、これじゃあ、訴えたって無理!だから『ジーンテック社』の利益相反について問わなかったのだろう。


『新型出生前診断』の問題点について その14 週刊文春「あぶない高齢出産」①


『新型出生前診断』の問題点について その4 『NIPTコンソーシアム』と『Gene Tech株式会社』の関係


『新型出生前診断』の問題点について その5  謎に満ちた『ジーンテック(GeneTech)株式会社』 前編


続く




コメント

非公開コメント