2016/01/07

超低出生体重児 (早産児・未熟児)の育児 思春期の教育問題 その1 『東京都教育庁都立学校教育部特別支援教育課』に意見をかいて送る



●早期介入・早期支援は、よいことばかりじゃない!


昨年11月、東京都教育委員会が意見を募集していたので、送った。「東京都発達障害教育推進計画」を策定・公表するために、都民から広く募集したそうだ。


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「東京都発達障害教育推進計画(案)」の骨子について 東京都教育委員会 平成27年11月26日 教育庁


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骨子を読んで私が一番問題だと思ったのは、早期支援や早期介入がとても良いことのように捉えられている点だった。私は、発達検診医に「発達が遅れているから、このままだとノートに字がかけなくなり、学校でいじめられる」とさんざん脅されてきた。


あの検診だって早期介入だ。


その発達検診医は、毎回遅れを指摘するだけだから、ある時少し強く言い返した。


「発達検診にきても、毎回、毎回、『遅れている、遅れている』と指摘するばかりですよね?この検診は、親を不安にさせるためにあるんですか?遅れるというのなら、療育施設を紹介してくれればいいじゃないですか」。


するとその発達検診医はこのように言った。「遅れが3ヶ月程度だから、療育に紹介できません」


「じゃあ、何のためにここに通っているんですか?」と私が言うと「もうこなくてもいいです」とあっさり言う。その程度のことだったのか、と思ってしまった。


発達検診医があまりにも頼りにならないから、療育施設に直接お願いしにいったけれど、やはり基準に満たないと断られてしまった。


遅れがわずかだと、支援なんて何にもない。行政も教育現場も、何らかの配慮や支援が必要だとわかっていても、個人でがんばらないといけない。


それは今も同じ。


●何が子どもを追い詰めるのか


中学生になって部活が本格的にはじまった。息子が入部したのは、とてもハードな運動部だ。身体の成長を考えるとスポーツをすることは良いことだと思う。でも、慣れるまでが大変。はじめの頃は疲れて勉強どころではなかった。


春先にはアレルギーが悪化するため、皮膚科や内科への通院の他に目の検診もかかせない。さらに矯正治療にも通っているため、頻繁に通院しなくてはならない。昨年は環境の変化のためか、季節の代わりに目には必ず体調を崩し、そのたびに数日間お休みしなくてはいけなかった。


そういう時に困るのは、提出期限が決められている提出物だ。


先生は違う日の放課後に、その課題を仕上げて提出すればいいと言ったそうだ。けれど、息子の都合がいい日は先生が都合が悪く、部活もあるから結局提出できなくなってしまった。


成績の芳しくない息子は、その教科が好きで、筆記テストの点数が唯一良かったけれど、課題が未提出ということで良い点数をつけてもらえなかった。


保護者面談の時に「いくら良い点数でも、課題が出せないと点数になりませんからね」と言われた時に私は少しムッとしてしまった。


そんなに大切な課題だなんて知らなかったけれど、たとえ知っていても、これ以上どうしろというのだろう。『インクルーシブ教育』なんて、やっぱり絵にかいた餅だと思う。


その先生が悪いというよりも、当事者以外にはわからないのだろう。ここで説明してもわからないだろうと、その時は黙ってしまった。


けれども、視力が急激に低下する時には、最悪失明するかもしれないんだよ。矯正治療だって、見た目のためにはじめたわけじゃないの。身体の健康と天秤にかけても、出さないといけない課題なんてあるのだろうか?


学校では人権教育などが盛んに行われているけれど、野田先生のご著書にかいてあった通り。日本の子ども達は、先進国の中で、一番幸福感を感じていない。


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第4回 自死遺族等の権利保護シンポジウム その2  『いじめ』による自死が、個人や家庭の問題にすり替えられる!


野田正彰著 『うつに非ず』 第4章 疾病化 社会問題を個人の病気にすり替えるより一部引用


幸福感についての国際比較調査では、日本の子どもは他国の子どもより極めて低い。しかも、思春期を過ぎるとさらに幸せに思えなくなっている。こんな子ども時代を生きることが幸せなのか、子どもにこんな日々を強いている私たちに責任はないのか。


近年では、何もかも発達障害と片づけられる傾向にあるが、子どもが問題行動をする時には家庭、学校、地域社会に問題があることが多い。もちろん、家庭といっても親のみに責任があるのではない。親がおかれている苦しい状況、子どもの見方は、この社会と文化が作り出したものである。異なった社会なら、子どもがこのような精神状態になるのか、こんな行動をとるのか、考えてみるとわかるだろう。



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あの時私は個別に働きかけることに限界を感じてしまった。


だから、どんな理由であれ、議員さんや東京都教育委員会に直接意見を届けられることは、幸せだと思っている。


続く

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