2016/01/19

企業の社会的責任とは


アルジェリア人質事件から早くも3年がたった。


もちろん今年も忘れていなかった。


時間がたって忘れたと思ってもたまに思い出す。そのたびに「どうして一生懸命仕事をしてきたのに、あのような最期を迎えないといけなかったんだろう」などと考えてしまう。


つい先日、私に話をして欲しいという依頼があった。


人前で話をするのは大の苦手で、どうしようかと思ったけれど、お受けすることに。


なぜならテーマが「企業の社会貢献」だったから。


これがもしも、小さく生まれた子どもに関することだったり、「こころのケア」に関することだったら、どうしただろう?私じゃなくてもいいんじゃないかな。個人的な体験は、やはり個人的なものだし、一人の体験だけが、一人歩きしないほうがいいとも思う。


でも、長い間、ブログにつづってきた「企業の社会的責任」に関することなら、お話してもいいかもしれないと思った。


私が『アルジェリア人質事件』から学んだことが一つある。企業が行う社会貢献とは、目に見えて直接利益に結びつく活動をすることではない、ということだった。世界の各拠点を含むグローバル・スタンダードのCSRとは、こういうことなんだ、と教えてくれたような気がした。


私にとったら、なんともいいようもないほど、痛烈なメッセージだった。


なぜなら私は父の会社が、遠い異国の地で、現地の方々のために、学校建設などをしていたことを、全く知らなかった。お金儲けだけしか興味がないのか誤解していたら、飛び上がるほどびっくりした。


「情けは人のためならず」という言葉がある。


あの時、献花に並んでくださった見知らぬ大勢の方々に、この言葉を思い出した。


いつか私も同じようなことが誰かにできたらいいな、と思っている。




コメント

非公開コメント