2016/02/08

NHKクローズアップ現代 『“副作用”がわからない? ~信頼できるワクチン行政とは~』 その4


NHKクローズアップ現代 『“副作用”がわからない? ~信頼できるワクチン行政とは~』 その3 続き


●予め決められた症状しか、報告できない


この調査結果に対し、不信感が広まっています。今も自由に手足が動かせないという酒井さん。症状が続いている186人に入っていませんでした。父親が公表された調査結果を調べたところ酒井さんはすでに回復したことになっていたのです。


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酒井さんのお父さん

「びっくりしましたね。治療も続けていましたので、こういうことはあり得ないと思っていました」


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なぜ、酒井さんは回復したとされたのか。酒井さんはワクチンを接種した翌日に突然失神。40度近い高熱に襲われ病院を受診します。


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この時、医師らが作成した国への報告書です。症状は一日で治まり、回復とされました。


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その後、手足がしびれるなどの症状が現れるようになった酒井さん。症状に応じて別の医療機関にかかりました。しかし当時、どの医師も新たな報告をあげませんでした。


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報告用紙には主な副作用があげられていますが、酒井さんの症状はいずれにも該当しなかったのが大きな理由だったといいます。


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副作用を訴える人達の団体(全国子宮頚癌ワクチン被害者連絡会)は酒井さんのようなケースは調査から漏れることが少なくないと考えています。


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全国子宮頚癌ワクチン被害者連絡会 池田利恵さん

「これが先月行ったワクチン接種後の状況に関するアンケートです」


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会のメンバーにアンケートを行ったところ、症状が続いているとしたのは219人。国の調査結果の186人を上回っていました。


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国は対象者、2584人、すべてを詳しく調べることができなかったと認めています。酒井さんのように7日以内に回復と報告されていた人は、追跡の必要はないと判断し、現状を確認しませんでした。


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さらに病院を変わって連絡がつかないなどの理由で追跡できなかったのが845人。


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結局国が現状を確認できたのが442人、全体のおよそ6分の1でした。


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全国子宮頚癌ワクチン被害者連絡会 池田利恵さん

「どれほどの被害になっているかということ1つをとってもつまびらかにされていない状況。現状をしっかりと把握していただいて対応していただきたい」


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続く

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