2016/02/26

医療情報誌『集中』出版の不思議 その2 『尾道号外著 小説・大日本帝国印刷』



●医療情報誌『集中』出版のオーナーは転落寸前・・・


『集中』のWebサイトがどうして更新されないのか、不思議に思い検索してみると・・・『ファクタ』(FACTA)という総合情報誌のWebサイトに危機的状況だという情報が掲載されていた。


◆  ◆  ◆


医療情報誌『集中』出版オーナーが転落寸前 2014年3月号 『ファクタ』(FACTA)



2016-2-24.png

会員制医療情報誌『集中』を発行する集中出版社がおかしなことになっている。どうやら確からしいのは、同社の実質オーナーである尾尻和紀(別名・佳津典)氏が怪しげな人脈に絡め取られているということだ。

集中出版の登記簿を取ると、ホームページ上の会社概要とはまったく異なる代表者や本店住所に人知れず変わっている事実がわかる。2012年7月末、それまでの取締役3人全員が辞任、代表取締役に就いたのは児山善二氏なる人物。本店住所も東京都港区の芝ボートビルから中央区の雑居ビルへと変更された。登記上の本店住所を訪ねると、出てきたのは「イラン自由民主党」を名乗る中東系の外国人。「コヤマさんはみんな持って逃げたヨ」と怒り顔だ。児山氏は信用調査会社でも経歴がわからない謎の人物だ。

尾尻氏は知る人ぞ知る有名人。大日本印刷の社員から、会員制月刊誌『選択』を発行する選択出版の役 ………


◆  ◆  ◆


このような情報がネットを駆け巡ってしまうと、出版社にとって致命的だ・・・。ちなみに『ファクタ』(FACTA)とは『集中』と同様一般には知られていないけれど、やはり知る人ぞ知る情報誌だ。


◆  ◆  ◆

『FACTA』 wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/FACTA

概要

2006年4月20日創刊。独自の取材に基づく日本の財界・経済界(主に銀行・証券系統)を題材にした疑惑(スキャンダル)や裏事情を誇示した記事の掲載に重点を置いている。他に政治・時事・新興宗教関係の批評や各種コラム記事などで構成されている。

「月刊選択」の創業者引退に伴う経営引継ぎの際に社長と対立して退職した阿部重夫が、従来の「選択」の編集方針を維持する為に新たに発行した。発行形態も「月刊選択」と同じく年間定期購読制の月刊誌というスタイルとなっているが、ごく一部の書店では市販されている。「FACTAオンライン」と称する公式サイトで誌面記事を一部公開しており、定期購読者は一定期間、本文全てを閲覧することができる。


◆  ◆  ◆


●尾道 号外著「小説・大日本帝国印刷」 


もう1度『集中』に話を戻すと、オーナーだといわれていた尾尻和紀氏が出版したというある本が検索結果に出てくる。Amazonの内容紹介を読んで驚いた・・・決して埋まらないジグソーパズルの最後の一つを見つけたような感じだ。


◆  ◆  ◆

Amazon 「小説・大日本帝国印刷」 新書 – 2014/6/24 尾道 号外 (著)

2016-2-24.jpg


内容紹介

世界一の売上げを誇った大日本帝国印刷の「影」を三十年に亘り見てきた著者渾身のリアル小説。日本初の産業スパイ事件の真相。上場会社初の快挙「47期連続増収増益」のカラクリ。西島社長の裏にいる「実質社長」の存在。大日本帝国印刷を批判する週刊誌や月刊誌は過去に一例もない。何故ならば、批判記事はすべて印刷を拒否されているからだ。 日本初! 印刷業界にメスを入れたリアル小説。

著者について

「1952年東京都出身。中央大学杉並高校から中央大学に進学。1975年ケンブリッジ大学に留学。帰国後の1977年大日本印刷に入社し18年在籍。その間、社長北島義俊と専務佐藤通次の薫陶を受け一番出世。大日本印刷の隅から隅までを熟知する男。 1994年大日本印刷を退職。同年、飯塚昭男が1973年に創刊した政財界では硬派な雑誌として有名な雑誌「選択」にヘッドハンティングされ、選択出版の取締役に就任。2002年、飯塚の後継として「選択」の二代目の発行人に就任。

その後、2004年、選択の発行人の座を争った際に敗れた男から内部告発をされ、厚労省贈収賄事件に発展し、逮捕起訴されると言う辛酸を味わう。この時、マスコミの大バッシングを受け、手のひら返しの世の中を学ぶ。「大日本印刷」「選択」「集中」を通じ、政治家や高級官僚、大物経済人、有名医師と知己多数。医療情報誌「集中」のCEOでもある。趣味はオペラ鑑賞と読書。愛読書は「会社四季報」と「判例集」好きな作家は「ジェフリー・アーチャー」「アサー・ヘイリー」と高校の一年先輩の浅田次郎氏。


◆  ◆  ◆


試しに『集中』のオーナーの名前で検索してみると、日本共産党のしんぶん赤旗のWebサイトに、よく似た事件の記録が残っている。

◆  ◆  ◆

厚労省 広報室長補佐を逮捕 「選択」から現金百数十万円 2004年6月10日(木)「しんぶん赤旗」


会員制月刊誌「選択」の子会社「選択エージェンシー」(東京都港区)側からテレビCMの発注などをめぐり現金百数十万円を受け取ったとして、警視庁捜査二課は八日、厚生労働省総務課広報室室長補佐の森隆行容疑者(48)を収賄容疑で、同エージェンシー社長尾尻和紀容疑者(51)を贈賄容疑でそれぞれ逮捕しました。

同課は九日午前、東京・霞が関の同省など数カ所を家宅捜索しました。 調べによると、森容疑者は社会保険庁石川社会保険事務局保険課長だった昨年二月と厚労省広報室室長補佐だった同四月ごろ、石川県内で放映された国民年金の制度を広報するテレビCMや冊子の発注で便宜を図った謝礼として、尾尻容疑者から東京都内で二回にわたり現金計百数十万円を受け取った疑い。

森容疑者は容疑を認めていますが、尾尻容疑者は「情報をもらったり業務を受注したことはあるが、現金を渡した記憶はない」と容疑を否認しているといいます。

森容疑者は二○○一年四月から○三年三月まで社会保険庁石川社会保険事務局に勤務。この間、同事務局はCMと冊子など六件、総額一千数百万円を発注し、すべてを選択エージェンシーが随意契約で受注しました。同社が同事務局から業務を受注したのは、森容疑者の在任中だけでした。

両容疑者は六、七年前に知り合ったといいます。

森容疑者は北海道の高校を卒業後、一九七四年、社会保険庁に入庁。同庁年金保険部や旧厚生省国民健康保険課庶務係長などを務めました。石川社会保険事務局のあと、昨年四月に厚労省広報室長補佐となりました。

選択エージェンシーをめぐっては、厚労省元企画官清水正斗被告(47)が約三百万円のわいろを受け取ったとして収賄罪で、同社営業部長杉山仁被告(41)が贈賄罪でそれぞれ起訴されています。


◆  ◆  ◆


●『集中』の編集長 「彼はなかなか面白いじゃないか」


前回かいたように、私は『集中』の方針について、業界に詳しい方に尋ねたことがあった。どのような理由があれ、誰が情報提供しているのかわかるような、恣意的な情報を流す理由がわからなかったからだ。特に医療は人の健康や命に関わる。


その方は、編集長の言葉を私に教えてくれた。「(いろいろな噂があることは知っているけれど)彼はなかなか面白いじゃないか」と言ったそうだ。


あの時私は「子宮頸がんワクチンの被害を訴える人達がどんなに辛い思いをしても、どうでもいいんだろうな」と憤りを感じた。しかし「面白いじゃないか」という言葉には深い理由があるようだ・・・。編集長が尾尻氏なのかは確かめていないけれど、事件の概要を知るとなんともいえない気持ちになる。


またババを掴んでしまったのかしら・・・。


続く

コメント

非公開コメント