2016/03/15

『牧本事件』を追う その2 牧本敦医師の講演「すべては小児がんの子ども達のために」④


様々なメディアで一方的にバッシングされた牧本医師。牧本医師の講演を文字におこし、報道が真実なのか検証していきます。


今日の本題からちょっと離れた話をしましたが、がんの患者さんについて話したいと思います。


●小児がんを克服して友だちのぶんも強く生きる バレーボール選手横山友美佳さん


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この方は、皆さん、ご存じだと思います。この方も私たちの病院で治療された患者さんです。ロンドンオリンピックでバレーボールでメダルをとりましたけれども、木村沙織さんと同じ世代の選手ですね。全日本の選手でした横山(友美佳)さんが、この本(「生きていこう」)をかいていますので、読んでいない方は是非どうぞ。TBSではドラマ化もされました。


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TBSオンデマンド 『明日もまた生きていこう』 感動の実話をドラマ化


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横山さんが、本の中で、友だち、12歳の子どもがいて、すごく強いと。彼女もバレーの全日本になるぐらいですから、強いはずなんですけれども、その彼女が強いと、自分が打ち負かされたようなことを聞きました。


●横山さんが打ち負かされた女の子の言葉


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で、その方(12歳のお子さん)は僕が診ていた患者さんですけれども、この子なんですが、この子は後でもちょっと出てきます。お腹のがんですけれども、神経芽腫という病気で、やはり全身転移があって、4歳の時に発症して、上手く治療をして、18歳で亡くなるまで14年間がんばって生きてきました。


横山さんの本には病気になるまで健康でいることがあたり前だと思っていたが、この子は4歳の時から病気なので、病気が特別なことだとあまり思っていないという風に言ったんですね。それがすごく衝撃的だったと。


(亡くなったお子さんは)こういう言葉を残しています。


「人は生まれた時に、神様が何種類かのカードを差し出してくれて、その中にたくさんの言葉があって、例えば『知識』だったり、『健康』であったり、たまたま自分は『病気』というカードを引いてしまっただけだった」


それが僕なりの解釈だと、『運命』という言葉なのかもしれないけれど、それを一生懸命生きた人でした。


で、僕は時々言いますけれども「撰ばれた子どもなんですよ」と。それがどういうことを、子どもと家族にもたらしたかわかりませんけれども、これは受け入れて頑張っていかないといけないということを、いつも話しています。


続く


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