2016/04/04

HPVワクチン『ロビー活動』から『薬害裁判』へ 市民を利用し『社会運動』をしてきたのは誰なのか? その1 


大きなニュースが2つあった。


●『全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会』が集団提訴を発表


まず一つ目。先月2016年3月30日、『全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会』が記者会見を開き、被害者の救済を求め、国と製薬会社を訴えることを発表した。『戦後最大』の薬害裁判になるのだろうか。


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日本経済新聞 朝刊 社会面 2016年3月31日


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子宮頸がんワクチン被害女性、国と製薬会社を集団提訴へ 朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASJ3Z5Q1KJ3ZUTIL02J.html


健康被害を予見できたのに回避措置をとらなかったとして、子宮頸(けい)がんワクチンの副作用を訴えている女性たちが6月にも、国と製薬会社2社に損害賠償を求めて集団提訴する。弁護士約150人が30日に結成した「HPVワクチン薬害訴訟全国弁護団」が記者会見し、明らかにした。弁護団は薬害エイズやC型肝炎訴訟に並ぶ規模で、大型薬害訴訟になる可能性がある。


すでに原告団に参加する意思を示しているのは北海道から福岡までの高校生や大学生ら、10~20代の12人。今後、被害者約500人でつくる「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」(松藤美香代表)と連携して参加者を募り、東京、名古屋、大阪、福岡の4地裁に同時提訴する方針だ。


弁護団によると、12人は中学や高校時代に接種を受けた後、意識消失を繰り返したり、激しい痛みに苦しんだりした。今も半身マヒが残ったり生理がなかったり、視野が欠けたり記憶障害になったりと、多様な症状に苦しんでいるという。



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●アインファーマシーズの寄付講座 東京大学医科学研究所『先端医療社会コミュニケーションシステム 社会連携研究部門』が特定非営利活動法人へ


そして二つ目。今月4月1日。先日「何かと話題の寄付講座の某研究室は近いうちになくなる」とブログに書いたが、やはり噂ではなかった。


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『先端医療社会コミュニケーションシステム 社会連携研究部門』 東京大学医科学研究所
http://expres.umin.jp

当研究室は平成28年4月1日より、
特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所に移行いたします。


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●『女性セブン』4月14号(2016年3月31日発売)に上昌広特任教授のコメントが掲載される


現在書店に並んでいる、小学館の『女性セブン』4月14号(2016年3月31日発売)に寄付講座の責任者、上昌広特任教授のインタビューが掲載されている。発売日は3月31日。寄付講座最後の日。貴重な資料になると思うので、一部引用する。



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子宮頸がんワクチンは誰を幸せにしたのか? 小学館の「女性セブン」4月14号 ー伊藤隼也と本誌取材班ー
http://www.shogakukan.co.jp/magazines/2092204116


さらに追い打ちをかけたのも「医師の発言」だったと松藤(美香)さんが訴える。


「東京大学医科学研究所の上昌広医師はツイッターでワクチンの被害を訴える人々を〝社会運動″などと批判しました。私たちは現実に被害があることを社会に知らせて、救済を訴えたいだけです。被害者の診断をしたことがない医師がなぜここまで私たちを叩くのか。本来医師は苦しんでいる患者のためにいるはずなのに・・・」


その上医師は東京大学医科学研究所の寄付講座の特任教授を務める。彼は救済を訴えて街頭で署名活動をした被害者を15年12月27日にツイートでこう批判した。


<16歳の高校生を利用した『社会運動』はそろそろ止めたらどうだろう>


議論を招く医師の発言に医療現場からも異論が出た。古くから難病患者の支援を続け、「医師の倫理」について考えてきた鶴巻温泉病院の澤田石順医師はこう憤る。


「未知の病態を解明することは医師に課された使命なのに、被害を訴える母子を〝醜悪″〝社会運動″と非難するのは医師の倫理に反します。医師は公的な職業であり、ネット上でも患者を極端に傷つけるような言動は医師法に禁じる『医師としてあるまじき行為』に該当する怖れがあります」


本誌は上医師に医師の倫理や被害者の訴えをどう思うか書面で質問した。上医師はそれに対して、医師の倫理に対して直接返答せずに、


「神経障害の患者がいることと、HPVの具区作用は別の次元の議論です。障害の理由がHPVでなければ、適切な治療を受ける機会を逸し、さらに、HPVワクチンの接種を控えることで、次世代に被害を与える可能性があります」


などと返答した。


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続く


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