2016/04/04

HPVワクチン『ロビー活動』から『薬害裁判』へ 市民を利用し『社会運動』をしてきたのは誰なのか? その2


上昌広医師の研究室が設置された経緯は、こちらのブログに転載された新聞記事に詳しくかかれている。寄付講座を設置したのは、大手調剤薬局チェーンのアインファーマシーズ(現アインホールディングス)だ。


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国立がんセンター絡みの記事の保管、および書籍の紹介。薬局大手アイン、東大に寄付講座 先端医療、地方普及目指す 2005年10月27日
http://blog.livedoor.jp/armisael1969/archives/50158106.html


調剤薬局全国最大手のアインファーマシーズ(札幌、大谷喜一社長)グループは二十六日、東京大学の医科学研究所(東京)に、先端医療を地方に普及する方策を探るための寄付講座を設置したことを明らかにした。道内企業が東大に寄付講座を設けるのは極めて異例。


同研究所の寄付研究部門に「探索医療ヒューマンネットワークシステム」の講座名で今月発足した。《1》先端医療を確立するための開発体制が日本ではなぜ遅れているのか《2》先端医療を迅速・確実に国内に普及させるためにはどうしたらよいか-などがテーマ。


国立がんセンター(東京)中央病院に勤務していた上昌広・助教授らが東大大学院生らを指導している。寄付額は三年間で総額一億五千万円。子会社で関東が地盤のアインメディカルシステムズ(東京)とともに拠出する。アインファーマシーズには奨学制度があり、現在、東大薬学部大学院に社員一人が在籍。医科学研究所は、百九十人の研究員と医・理・農・工学系の約二百三十人の大学院生とで構成される学際的研究機関だ。


[北海道新聞]



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記事にあるように、寄付講座が設置された主な目的はこの2つ。


  • 先端医療を確立するための開発体制が日本ではなぜ遅れているのか

  • 先端医療を迅速・確実に国内に普及させるためにはどうしたらよいか



つまり、アインファーマシーズが多額の寄付をし、講座を設置したのは、新しい薬剤や、高度医療を普及させるためなのだろう。


●患者会や女優を動員し、「社会運動」を仕掛けていたのは誰なのか?


女性セブンの記事だけではわからないので、足りない部分を補足しよう。


こちらは訴訟に踏み切るという『全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会』が出した公開質問書だ。アインホールディングス東京大学に送ったものだ。


「東京大学医科学研究所先端医療社会コミュニケーションシステム社会連携部門」に関する公開質問書


「東京大学医科学研究所先端医療社会コミュ二ケーションシステム社会連携部門」に関する公開質問書(アインホールディングス版)


やはり、東京大学医科学研究所に設置されたアインホールディングス寄付講座HPVワクチンのロビー活動には、密接な関係があるということだろう。


●超低出生体重児の支援が、いつの間にか『ワクチンのプロモーション』に変わっていく・・・



私が上医師の研究室に事務局がおかれた『周産期医療の崩壊をくい止める会』の活動から離れたのは、HPVワクチンのロビー活動に巻き込まれると思ったからだ。


いつか集団訴訟などの騒ぎになるんじゃないかと思っていた。


以前書いたように、私が実名で訴えたのは、ある政治家が私の背中を押したからだ。その政治家は私に「超低出生体重児の教育問題を個別に訴えるのは大変だ。予算をつけられるかもしれないから訴えてみて」と勧めてくれた。当時その方は、文部科学省とのつながりが深い、要職についていた。だから私は信じて、実名で手記を書きインタビューにも答えたのだ。


それなのに・・・本が完成した時に私は言葉を失った。


なぜなら、私のインタビューが掲載されたロハスメディア社『救児の人々』の広告の隣に、グラクソ・スミスクライン社の子宮頸がんの啓発広告が掲載されたからだ。いつもこうやって私たちの声は、様々な人達の活動に邪魔をされる。ストレートに社会に届かない。社会に届く前に、踏みつぶされ、かき消されていくーーーー目の前が真っ暗になった。


医療情報誌『集中』出版の不思議 その7 真実が知りたい ワクチンのプロモーションと『牧本事件』


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上医師が当時、何を考え活動していたのかがロハスメディカルの公式サイトに掲載されていた。やっぱり本音は別のところにあったのだ。


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現場からの医療改革推進協議会(予防接種セッション)その3 2012年11月15日 10:08
http://lohasmedical.jp/blog/2012/11/post_2569.php


上昌広(東大医科研特任教授、現場からの医療改革推進協議会事 務局): ちょっといいですか。3~4年前のこの協議会に国会議員が押し 寄せて人が入りきらないくらいになりました。理由は簡単で、仙 谷さんが来ていたから。「俺は仙谷さんに会いたいんだ」という ような議員がたくさん来ていた(笑)。当時は今とは与野党が入 れ替わっていたので予算を仕切れたんです。子宮頸がんワクチン は、あの時の話。


ただ、あの時の我々の教訓は、与野党ひっくりかえしても医療費 つまり診療報酬は200億円しか増えなかったこと。これはあかん と。それで次には、子育て手当てを流し込まないと、と言って、 GSKなど様々なメーカーが頑張ったんです。



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偶然みつけた時に悔しく、悲しく、泣いた。ワクチンにばかりにお金を使われたら、人数が少ない超低出生体重児の教育支援になんて、予算がつくはずがない。


私のインタビューを掲載したのは、「NICU(新生児集中治療室)には、身体の弱い子どもがいるから、ワクチンを打ちましょう」と言うためなのか・・・。


当時、こういうことを私が口にすると、誰もが「お世話になったのに非難したらいけない」と言った。


けれど今、私を非難する人はいない。


続く

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