2016/04/19

『牧本事件』と『ロハス・メディカル』 その1

熊本地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

●『牧本事件』は本当に事件なのか 


最近『牧本事件』が注目されているのだろうか?アクセスが増え、このブログには珍しく、コメントもいただくようになった。刑事告発されたというが、警察はどこまでご存じなのだろうか?そもそもどなたが「告発しよう」とおしゃったのだろう?


私は『冤罪事件』に近いんじゃないとか疑っている。だからブログに調べた事実を書いている。一人の医師の将来がかかっているからだ。私は『牧本事件』の真相を追うことは、小児がんの子ども達の命を守ることでもあると考えている。


医療情報誌『集中』出版の不思議 その1 情報提供しているのは誰なのか・・・

国立がん研究センター『牧本事件』 報道が伝えたのは真実なのか その1


●上医師の経歴


先日、PDFで公開されている上昌広医師の講演の記録を文字におこした。


『医療崩壊』と『メディア戦略』 世の中を動かすには『ワイドショーに出ないといけない!』その1


実はPDFをみて気づいたことがあった。PDFの冒頭にある上医師の経歴だ。


https://ikss.net/about_ikss/pdf/187.pdf
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こちらの東京大学医科学研究所の公式サイトに掲載されているプロフィールには書かれていない。


http://plaza.umin.ac.jp/expres/staff/index.html#p1
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講演会の記録から、上医師はかつて国立がんセンターの『幹細胞移植療法室』に勤務していたことがわかる。


●『牧本事件』で検索すると上位に表示される「2013.3 研究費流用問題_19I3.docx」は、誰が書いたのか?


なぜこの事実が重要かというとーーーーーこちらのワードで作成された文書に書かれた内容だ。『牧本事件』で検索すると上位に表示される文書で、牧本敦医師を辛辣に批判している。誰が書いたのかを想像する。もちろん私にはある方のお名前が浮かぶ。でも確証がない。


「2013.3 研究費流用問題_19I3.docx」
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ワードで作成されているので、ダメでもともと思いつつ「プロパティー」を調べてみる。


すると意外なことに作成者が記入されていて、「KAMI」となっている!


2016-4-19-9.png


そこで文書のタイトル「2013.3 研究費流用問題_19I3.docx」で検索する。上医師がネットで公開した文書だということがわかり、少々驚く。


重要だと思われる部分を赤字にした。上医師の経歴を頭に入れ読んでいただきたい。


◆  ◆  ◆

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国がん幹部と班員は、研究費という税金の分配を通じて、持ちつ持たれつの関係となる。典型的なムラ社会だ。

問題は、これだけではない。国がん内部での権力闘争に研究費が使われる。金やポストを配って子分を増やすのは、程度の差こそあれ、どんな組織でも見られる現象だ。

例えば、筆者が国がん在籍当時、垣添忠生総長と土屋了介・中央病院長は不仲だった。牧本医師は、垣添元総長が「間接的」に抜擢したようなものだ。垣添氏は1997年、徳島大学小児科講師を「大抜擢」し、国がんに幹細胞療法室を立ち上げた(この医師は嘉山孝正・前理事長時代に依願退職。嘉山改革の象徴的人事と言われた)。

牧本医師は、この医師の徳島大の医局の後輩だ。米国のMDアンダーソンがんセンター留学中に、国がんに呼ばれた。地元徳島では「大抜擢」が話題となった。その後、垣添氏の支援のもと、30歳代半ばで厚労省の研究班の班長となる。当時、「史上、最年少」と言われた。牧本医師は、こうやって厚労科研を獲得していく。研究業績が乏しい牧本医師が恒常的に研究費を獲得できたのは、強い後ろ盾がいたからだ。その証左に、2010年以降、新規に厚労科研を獲得できていない。
◆  ◆  ◆


私は上医師がなぜ国立がんセンターを辞めたのか、理由が知りたくなった。理由を知らないでこうした文書だけを読むのはアンフェアだと思うからだ。


続く

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