2016/04/21

『牧本事件』と『ロハス・メディカル』 その6



●牧本医師の活動と『子どもの心の診療ネットワーク事業』の違い


さらに興味深い動画をみつけた。こちらの動画には、MDアンダーソンがんセンターから帰国した直後の吉野氏がうつっている。





1分過ぎには牧本医師も登場し「シュウさん」という患者さんに呼びかけている。牧本医師は休日もこうして患者さん達と一緒に過ごしてきたのだろうか。


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こちらの国立成育医療研究センターがすすめてきた、『子どもの心の診療ネットワーク事業』と牧本医師の活動を比べて欲しい。医師や官僚が考えた「机上の空論」という言葉がピッタリだと思う。動画では、患者さん達が嬉しそうに笑っている。患者と家族が主人公で、医師がそっと見守るという感じだ。患者や家族が求めている支援とは、牧本医師がしてきたような活動なんだと思う。


厚労省の『拠点病院事業』の問題点 その2「子どもの心の診療ネットワーク事業」の不都合な真実 (前編)

厚労省の『拠点病院事業』の問題点 その2「子どもの心の診療ネットワーク事業」の不都合な真実 (後編)


しかしそのために、現場を去らなくてはいけない事態に追い込まれてしまったのだろうか。さぞかし無念で、本当は言いたいことも沢山あったんだろう。


●『牧本事件』と『福島県立大野病院事件』 ロハス・メディカルの対応の違い


上医師や『ロハス・メディカル』が医療者に認知されたきっかけは、現役の産科医が逮捕・起訴された『福島県立大野病院事件』だった。『ロハス・メディカル』の川口恭氏や『周産期医療の崩壊をくい止める会』が、刑事裁判の被告人となった産科医のために、福島地裁に足を運び続けた。法廷でどんなやり取りが行われたか、Webサイトで報告するためだ。


これは私が福島地裁の裁判長に手紙を送った時の配達記録だ。


fukushima-courts.gif


私が判決が下る数ヶ月前、というタイミングで手紙を送ることができたのは、『ロハス・メディカル』に掲載された川口恭氏の傍聴記を読んでいたからだ。


福島県立大野病院事件公判傍聴記(全)投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年02月18日 00:01
http://lohasmedical.jp/blog/2008/02/post_1066.php

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●牧本医師には、なぜ冷たいのか?


『福島県立大野病院事件』は、『ロハス・メディカル』が詳細な記録をWebにアップし続けたから、支援の輪が広がった。それなのになぜ?牧本医師には冷たいのだろう?冷たくしなければいけない理由があるのだろうか?


◆  ◆  ◆

https://twitter.com/KamiMasahiro/status/339909137494323201
2016-4-21-8.png

日本版NIHに医系技官が抵抗しています。それは研究費の配分権を取り上げられるからです。三浦審議官が「頑張って」いますが、官邸ではバツとか・・・。それにしても、国がんの牧本事件は効きましたね。彼が研究費を流用していたのは、医師主導治験です。彼の利益相反関係どうなっているんでしょうね

◆  ◆  ◆


変わったのは私ではない。


私は『牧本事件』も『福島県立大野病院事件』と同様の構図があると思っている。だからこれからも、情報発信を続けていく。


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Re: No title

2つのコメントをありがとうございます。

実は、この件に触れると反発もあって、落ち込むこともありました。

また、調べたことをありのまま書くわけにもいきません。

私が伝えたいことがどこまで伝わるのか心配だったのです。
しかしコメントを拝見し、続けてきて良かったと思いました。

私には、治験が専門の小児科医の友人がいます。
息子は、超低出生体重児とよばれる手のひらにのる大きさで生まれた未熟児でした。

友人は、息子が成長した時、涙ぐんでいました。
小児の治験て苦労が多いんですよね。
患者さんの人数も、予算も少ないから、なかなかすすまないんです。

だから私なりに考えて書き続けてきたんですが、
真実が明らかになると、困る方々がいらっしゃるのか・・・

ただ、小児には可能性がありますね。
救える命のために、チャンスがあるなら、もう1度、と思います。
これだけ熱心に活動していらしたから、
まっていらっしゃる患者さんとご家族もいらしゃっるんじゃないのかな、
と思っているんです。

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上昌弘といえば

数十本の捏造問題で東大を追われた加藤茂明氏を仙台厚生病院研究顧問に置いて放射能安全論に精を出しているようですが…
http://www.ghp.m.u-tokyo.ac.jp/key-policy-areas/radiation/
http://mitsuo.blog.jp/archives/1052131162.html

Re: 上昌弘といえば

コメントをありがとうございます。

加藤茂明氏の今の活動じたいは、評価すべき点も多いのかもしれませんが、、、

私が問題だと思ったのは、上昌広医師が笹井秀樹氏を糾弾した時に、
ことあるごとに加藤氏の活動と比較し褒め称えたことです。

ちなみに私が保存していた東海道新幹線のグリーン車に無料配置されている
「ウェッジ」に掲載された 笹井さんの批判記事でコメントをしていたお一人が、
上医師でした。

http://sakura4747.blog.fc2.com/blog-entry-624.html

上医師のメディア戦略の特徴は、批判する相手を徹底的に糾弾する一方で、
ご自身のお身内やお仲間にはやさしいというか・・・
あちこちのブログに上医師が加藤氏に甘いのはなぜ?と疑問の声が書かれていますね。

「集中」にはこのような記事もありました。
批判もほどほどにしないと、ブーメランのようにご自身に跳ね返ってくるのではないでしょか。

理研が伏した笹井氏の「心理状態」と「人事異動」 集中  2014年9月11日 19:50
http://medical-confidential.com/confidential/2014/09/post-756.html

 笹井氏を追い込んだものは何だったのか、真相を知るすべはもはやない。しかし、笹井氏の自殺という衝撃的なニュースが関係者にもたらしたショックは大きかった。

 「笹井氏の自殺以降、これまで理研や小保方問題について積極的に発言してきた研究者や周辺人物の口が一様に重くなりました。多かれ少なかれ、それぞれが責任を感じているからかもしれません」(全国紙記者)。

 ある国立大の研究者は「東大の分子細胞生物学研究所の捏造事件では、STAP問題では、こうした過去の捏造事件が引き合いに出されることも多かった」と振り返る。「リーダーの責任の取り方という見方から東大分生研と理研を比較したり、笹井氏の会見を企業の謝罪会見と重ね合わせたりして批判した報道もあった」と同研究者。辞めたくても辞められなかった笹井氏にすれば、あまりに酷な報道だったかもしれない。

No title

いつも言質を取った命がけの真実の記事を、届けてくださいまして、ありがとうございます。
私ども小児固形腫瘍の患者と家族のために、費やした年月に偽りはなかったことを、綴ってくださりまして、誠にありがとうございます。

Re: No title

コメントをありがとうございます。

最近、コメントが増えているのは、
皆さんの関心がメディア戦略に向かっているのかな?と思っています。

新聞やテレビの報道だと顔がみえません。
悪いことをしたんだろうな、と通り過ぎてしまうと、怖いですね。

牧本医師に興味を持って調べてみたら、
一般的な不正事件とは違うような気がしました。

国がんなどに「サルコーマ診療グループ」ができたのは、
まるで一人の患者さんの活動の成果であるかのように喧伝されてきましたが・・・
(私もそう信じていた一人です)
よくよくみていくとちょっと違う、
どうやら、牧本医師が縁の下で支え、活動してきたようですね。

不正があったのは確かだと思いますし、
批判されるのも仕方がない部分はあるでしょう。

ただ、牧本医師が立派だと思うのは、患者さんのことを守っていることです。

私の友人にも、がん治療が専門の医師がいます。
患者さんは、夜、突然不安に襲われたりするので、
携帯の番号や家の電話の番号を教えているんです。
1度、私と一緒に歩いている時に、
患者さんから電話がかかってきたことがあってびっくりしました。

そういうところは牧本医師に似ているんですが、
牧本医師は、もっとすごいですね!
はっきり言って、ここまで私生活を犠牲にして、
患者のために活動してくれる医師を私は知りません。

心が綺麗というか、ピュアな男性だから、
逆に身動きが取れなくなってしまったのかな、と思っています。