2016/05/19

私が『牧本事件』に関心を持った理由 『超低出生体重児の教育問題』はどこに行った? 

●私が『牧本事件』に関心を持ったのは、超低出生体重児を育ててきたから


『牧本事件』と一人だけ刑事告発された『牧本敦医師』に注目が集まっているようだ。ブログにも、いくつかコメントをいただいているし、ネットにいろいろな情報が出てきている。先週末からブログを更新しなかったのは、続きを書こうか迷ったから。


ただ振り返ってみれば、私が『牧本事件』に関心を持ったのは、超低出生体重児(1000g以下の未熟児)の親だったからだ。私も小児がんのお子さんの親御さんと同様に、支援が不足していることに悩んできたからだ。


●何か問題があると、特殊学級へという流れ インクルーシブ教育とはほど遠い


先週、とてもがっかりすることがあった。息子と同じ超低出生体重児の同級生が特殊学級にうつっていったそうだ。その前の年にも、問題がある子どもが、休み明けにいきなり移動になったことがあった。普段からほとんど交流なんてないから、子どもは怯えていた。自分がある日突然「行きなさい」と言われるかもしれないからだ。


私はインクルーシブ教育の本場、カナダで暮らしたことがあるから、息子の学校で行われているのは教育じゃなくて、差別に近い区別だと思ってきた。重度の食物アレルギーも、死亡事故がおきたし、小児がんの晩期合併症では自殺した方がいる。それが『日本』という国だ。超低出生体重児でも、いつか同じようなことが起きるんじゃないと思っている。


●『牧本事件』に関心が集まる理由


『牧本事件』に人々の関心が集まるのは、私のブログに素晴らしいことが書いてあるからじゃない。


牧本敦医師の講演の内容と、NHKが、小児がんの子ども達のためにつくった番組が多くの人の心を掴むのだと思う。良い報道は、人の命を救うと思っているけれど、『 クローズアップ現代 ~小児がん 新たなリスク~ 』はそのお手本のような番組だったと思う。


『牧本事件』を追う その2 牧本敦医師の講演「すべては小児がんの子ども達のために」①

NHK クローズアップ現代 『~小児がん 新たなリスク~』 その1


コメントを下さるのは、国がんの関係者か、あるいは患者さんやご家族かもしれない。書き込んで下さる方の気持ちが私にもよくわかる。牧本医師は、ただの小児科医ではない。国立がん医療研究センターという我が国のナショナルセンターで働く専門家だった。そういう立場の医師が、忙しい診療や研究の合間に、病院の外に飛び出して、社会に働きかけて下さっていたのだ。


●小さく生まれた子ども達の『教育問題』はどこにいったのか


2010年の5月のちょうど今頃、ロハス・メディア社から出版された『救児の人々』という本が、Webで無料公開された。


当時のことは、これまで何度かブログに書いたし、バッシングされたこともあって、あまり思い出したくない。けれど、牧本事件を解明する上で、鍵を握るのかもしれない。


これは、医療関係者からバッシングされ、首が動かなくなって痛み止めを処方してもらった記録だ。昨年、某クリニックと、併設されている調剤薬局に診療記録を開示した。どうして取材対象者が、こういう目にあわないといけなんだろう、とずっと思っていた。私はてっきり、牧本敦医師が行っていらした活動のようなことを、どなたかが一緒にしてくれるのかと思っていたからだ。


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私の思い違いかと当時のメールを探してみた。いや、思い違いなどではない。「(教育問題を)個別に働きかけるのは大変」とちゃんと書いてある。しかも私の話をきき、すすめて下さったのはお二人いらして、お一人は文部科学省の要職についていらした。田中康夫氏の話にあるように子宮頸がんワクチンには、1000億円もの予算が使われる。一体どこに、超低出生体重児のために使える予算があるのだろうか?


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●牧本医師の『自宅』に住んでいたのは、別人か


こうやって当時の状況を冷静に振り返ることができるまで、長い時間がかかった。最後に、最近注目されつつある、ある疑惑について記録に残しておこう。上昌広医師は、現代ビジネスの記事をはじめいくつかの記事で、「家電製品を購入させて自宅に配送させていた」と書いている。


◆  ◆  ◆

医学会には薬の宣伝をする「御用学者」がいる---上昌広『医療詐欺』第1章より 現代ビジネス 2014年08月17日(日)


2013年2月26日、国立がん研究センター中央病院の小児腫瘍科長、牧本敦医師(当時四五歳)が国の研究費約2,570万円を不正にプールし、一部を家電製品の購入などに私的流用したとして懲戒解雇されました。


牧本医師は2007~08年度、厚生労働省から計約2億2,000万円の研究費を受け取っていましたが、物品納入業者に架空発注して代金を過大に払い、その分を不正にプールする「預け」という手法で裏金をつくり、少なくとも五百数十万円を私物のエアコンやテレビなどの代金に充てていたという話です。

(略)

牧本医師は、まず消耗品などを代理店に発注。商品が納入されたことにして、カラ伝票を切って金をプールしていました。それをマネーロンダリングのように別会社に発注し、そこに家電製品を購入させて自宅に配送させていたのですが、実はこの手口は、2013年7月に詐欺容疑で逮捕された秋山昌範(まさのり)・東大教授のそれとそっくりなのです。


◆  ◆  ◆


しかし、牧本医師の『自宅』に住んでいたのは、別の人物であり、上医師もよくご存じの方ーーーーー


私はこうした情報を知っても驚かない。こちらは、牧本事件が報道された当時の2 chのスレッド。この中に、「●さんちの家電になりましたとさ」と書いてあるからだ。


【社会】国立がん研究センター病院科長を懲戒解雇、研究費プール金580万円で家電など購入
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1361882809/



そもそも、牧本医師は自宅じゃなくて、事務所として使用していた(あるいは事務所として捉えていた)から、家電を大量購入したんじゃないのだろうか。


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Lemonade Stand in お台場合衆国

「レモネードスタンド in お台場合衆国」へ寄せて

<< 作成日時 : 2010/07/27 21:45 >>

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 19 / トラックバック 0 / コメント 3

子どものがんは、大人のがんの200分の1
患者さんの数は少ないし、家族は治療に一生懸命で、声が出せない
だから、誰かが声を出してあげないと、誰かが温かい手をさしのべてあげないと、
その幼い命はまるで風前の灯火

数少ない医師や看護師、数少ない理解者だけが、彼らの悲しみや苦しみを知っている
政府や厚生労働省や大病院や製薬企業や、大きな視点ではとらえられない
数少ないけど、深い深い、悲しみや苦しみ

数が少ないから、声が小さいから、無視しないで欲しい(政府や厚生労働省)
数が少ないから、儲けが少ないから、無視しないで欲しい(製薬会社)
数が少ないから、科学的に魅力がないから、無視しないで欲しい(他分野の医師、研究者)

少し気にしてあげるだけでも救われる心がある
理解を合わせれば、大きな力になる
少し視点を変えただけでも見えてくる大事な真実がある
僕たちは子ども達を救うことができる

ひとりひとりの力を合わせれば、政府ができないこともできる
それがたくさんの大切な命を救うことになるから

Lemonade Stand in お台場合衆国

Re: Lemonade Stand in お台場合衆国

コメントをありがとうございます!!

実は、昨日、牧本医師の患者さんのお母様からコメントをいただきました。

牧本先生が気になるから、皆さん心配なんでしょうか。
患者さんやご家族も読んでくださったらいいな、と思って書き始めたので、
嬉しく思います。

そのいただいたコメントを頼りに、
書き込んでくださったお台場のイベントについて、
私も調べていたところです。

次にアップしようと、フジテレビの番組なども、みたんですよ!

そして、この文書を、引用させていただくつもりだったんです。
牧本医師のブログを読み返していたら、
この文章がなぜ完成したのかが、書いてありました。

だから私が間違えて、コメント欄にアップしたのかと思ってびっくりしました。

今日、スマホを購入したばかりで悪戦苦闘しています。
運が悪いとパソコンがダウンするかもしれないので、
取り急ぎお返事を書かせていただきました。

次のブログに、いただいたコメントを使わせていただきます!
パソコンがダウンしなければ、ですが・・・

本当にありがとうございました。
スマホが使えるように、がんばりま〜す。