2016/05/23

『牧本先生は治験を含め大勢の小児がんの子ども達を診ていた』 レモネードスタンドとフジテレビ その2


●テレビ局やタレントさんのイメージアップのためにいるわけじゃないのに・・・


そこで、動画をもう1度再生する。するとブログに書いてあることが本当だとわかる。


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「これ(レモネードスタンド)ってあるの?日本でも、いつにやっているとか」

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「イベントはまだやっていないみたいなんですけれども、個人的にスタンドをつくって、売り出しているっていう方はいらっしゃる」

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「イベントやればいいじゃん」
「夏、やればいい」
「お台場合衆国でやれば。僕レモネード屋さんやります!」
「やりましょう」


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と、いうことで、お台場・夏のイベントで、アレックス、レモネードスタンドを開催!

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それにしても、この番組はちょっと酷いな。フジテレビはこういう番組をつくってきたから、視聴者が離れていったんじゃないの?牧本医師にも協力してもらって番組をつくったのに放送日を教えない、その上「レモネードスタンドを個人でやっている人はいるけれど、日本ではやっていない」なんて・・・。自分達が考えた企画のようにして、夏のイベントを盛り上げたかったのだろう。


一方、こちらは以前紹介したCBSニューストレイシー・スミスさんの取材。彼女はアスコットちゃんが亡くなった後もずっと、ボランティアを続けたそうだ。私は日本に寄付文化が根付かない理由は、日本のメディアにも責任があるように思えてならない。





●子どものがんは、大人のがんの200分の1 患者の数は少く、家族は治療に一生懸命で、声が出せない


ちなみに、こちらの文章は、このイベントのためにつくった文章草案だそうだ。患者さんとご家族が、どれだけ切実かがわかる。「命」がかかっているというのに、番組の脳天気さときたら・・・。


◆  ◆  ◆


「レモネードスタンド in お台場合衆国」へ寄せて 小児がんと闘う牧本敦医師のブログ 2010/07/27 
http://pedicancer.at.webry.info/201007/article_6.html

子どものがんは、大人のがんの200分の1
患者さんの数は少ないし、家族は治療に一生懸命で、声が出せない
だから、誰かが声を出してあげないと、誰かが温かい手をさしのべてあげないと、
その幼い命はまるで風前の灯火

数少ない医師や看護師、数少ない理解者だけが、彼らの悲しみや苦しみを知っている
政府や厚生労働省や大病院や製薬企業や、大きな視点ではとらえられない
数少ないけど、深い深い、悲しみや苦しみ

数が少ないから、声が小さいから、無視しないで欲しい(政府や厚生労働省)
数が少ないから、儲けが少ないから、無視しないで欲しい(製薬会社)
数が少ないから、科学的に魅力がないから、無視しないで欲しい(他分野の医師、研究者)

少し気にしてあげるだけでも救われる心がある
理解を合わせれば、大きな力になる
少し視点を変えただけでも見えてくる大事な真実がある
僕たちは子ども達を救うことができる

ひとりひとりの力を合わせれば、政府ができないこともできる
それがたくさんの大切な命を救うことになるから

Lemonade Stand in お台場合衆国


◆  ◆  ◆


●フジテレビは、レモネードスタンドのその後も取材して欲しい!


いただいたコメントを読んで、久しぶりに牧本医師のブログを読み返した。「レモネードスタンド in お台場合衆国」へという文章にハッとした。


私って、バカだな、と思ったからだ。嘆願書や請願書などが一通も出ていないのは、牧本医師に怒っているからじゃなくて治療に精一杯で、書いている余裕がないからかもしれない。命の危機から遠のくにつれ、明日どうなるかわからない不安を私はすっかり忘れていたようだ。


フジテレビが本当に、小児がんの子ども達のことを考えているのなら、レモネードスタンドのその後、『牧本事件』を報道して欲しい。アメリカはウン十億円集まったのに、我が国は、牧本医師が告発されたり「●さんちの家電になりましたとさ」じゃ、あまりにも悲しい・・・。



コメント

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小児がんへの理解を深めるために

――牧本医師は、小児がんはすべてのこどもが罹患するリスクを持っているという。他の誰でもない。自らのこどもをも含めた社会全体の問題として、私たちは小児がんについて考えてみる必要があるだろう。そして、そのことこそが小児がん医療を整備していくうえでの出発点になるに違いない。

小児がんへの理解を深めるために まず理解する―そこから始まる新たな ...
gansupport.jp/article/cancer/childhood/3068.html - キャッシュ
快晴の下、小児がんの子どもたちを支援するために六本木の街を歩く啓発イベント「ゴールドリボンウォーキング2008」(主催:ゴールドリボン事務局)が六本木ヒルズ、アリーナ広場に前年の参加人数の倍をはるかに ... 治療の中核として用いられる抗がん剤はわずか8種類しかないし、何より、この病気を扱う医師が不足しています。 .... そして、そのことを実現するためには、もっと社会全体が小児がんについて理解することが必要でしょう。

Re: 小児がんへの理解を深めるために

返信が遅れ、申し訳ありませんでした。

コメントだけでなく、メールでもご紹介していただき、
本当にありがとうございます。

ご紹介いただいた記事を読みました。
なんてお返事しようか考えるほど、深い内容ですね。

このような啓発イベントがあったことを知りませんでした。

闘病しながら自分の居場所を探しているという、
小児がんの経験者の方の言葉が、胸につきささりました。

「大人になってからがんになった人たちは、仕事や家庭があるし、こどもには学校がある。でも学校を卒業してすぐ、がんになった私には帰っていく場所がない。これからいろいろ模索して、自分の居場所を探したいと思っています。今回のイベント参加がそのきっかけになればいいのですが」

超低出生体重児も同じような状況で、2007年06月06日に放送されたNHKの特集では、
居場所がないから、生まれた病院の集まりに参加している、というお子さんを紹介していました。

https://archive.is/X8LRP#selection-261.0-261.17

テレビドラマでも度々取り上げられてきた小児がんでも、
社会の理解が少ないために、
辛い思いをしている方がいらっしゃるんですね。

超低出生体重児の場合は、母親の支援はありますが、
小児がんのように、当事者の集まりはあまりききません。

支援者や医療者、母親の声はよくききますが、
当事者は、生まれてきて幸せだと思って暮らしているのかな、
と記事を読みながら思いました。

「牧本事件」と騒がれたために、こうした社会への働きかけが、
トーンダウンしていくと困りますね。