2016/06/09

『牧本事件』 削除された「家電ではなかった使途 」 内部通報者に関する記述を発見 その1

●「融解したがん対策に『利害関係者あって当事者なし』」には何が書いてあったのか


情報提供があった。『集中』WEB版に掲載されていた「融解したがん対策に『利害関係者あって当事者なし』」という記事をメールに添付してくださったのだ。あっ!読んですぐに思い出した。私はこの記事に見覚えがある。当時は深く考えなかったけれど、今読むと確かに何かがおかしい。急いで『集中』の公式Webサイトを探してみる。


http://www.medical-confidential.com/confidential/2013/05/post-547.html
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でも残念ながら、すでに削除されたようだ。以前は掲載されていたのに・・・。


2016-6-9-2.png


そこでいつものように、Internet Archive ( https://archive.org/web/ ) で調べることに。もしも記事が保存されていたら、いつ頃削除されたのか、おおよその時期もわかる。


●牧本事件『内部通報者』に関する記述


アドレスhttp://medical-confidential.com/confidential/2013/05/post-547.htmlを入れボタンをクリックすると、削除された記事が復活した。重要だと思われる内部通告者に関する部分を引用する。


◆  ◆  ◆

https://web.archive.org/web/20150428011120/http://medical-confidential.com/confidential/2013/05/post-547.html
2016-6-9-1.png

融解したがん対策に「利害関係者あって当事者なし」


思わぬ波紋だった。前号で詳報した国立がん研究センター「研究費不正プール」事件。国がんの会見での発表によれば、中央病院小児腫瘍科の牧本敦前科長が「一部を家電製品の購入などに私的流用していた」。だが、実像は少々異なる。


「家電」ではなかった使途


2000年代末ごろから、牧本氏はプールした研究費を親密な関係者に渡していた。しかも、この事実は小児がん周辺の医師をはじめ医療者や患者団体、メディア関係者の多くにとっては周知の事実だった。しかし、情報の共有には程度の差があり、一部の困惑を招いている。


「『有名な話』だと聞き、ショックでした。うわさとしては随分前から広がっていて、『やっぱりそうだったか』と受け止められている。まったく知りませんでした。小児がんと距離のある患者団体やメディアの中には同じ思いを抱いている人も多いはず」(医療政策プランナー)


問題の本質を厚生労働科研費の恣意的・恒常的配分の不作為と指摘した前号の主張に修正の必要はない。ただ、今回の不正プール事件に関しては様相が異なる「個人的」要素も含まれている点は明記しておく。


事の詳細を明らかにしたとしよう。果たしてそれは小児がんと戦う全国の医療者や患者団体、ひいてはこの事件の当事者にとっても本当に良い結果をもたらすだろうか。厚労省周辺では金を渡した相手、内部通報者についても特定の名前がささやかれている。
本誌では事の真偽を明らかにするため、国がん元幹部に取材を申し込んだ。期限まで待ったが、了解は得られなかった。


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続く




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