2016/06/13

『牧本事件』 削除された「家電ではなかった使途 」 内部通報者に関する記述を発見 その3

●『牧本事件』の利益相反と『神奈川県予防接種研究会』の利益相反


医療情報誌『集中』に掲載され牧本事件に関する記事を調べると、Webサイトから削除されたのは、偶然じゃない気がする。


修正者が『KAMI』というワード文書 『研究不正改訂案』をはじめ、『集中』に記載されたある情報に注目した。牧本医師と大原製薬の利益相反に関するものだ。滋賀県にある大原製薬は、10年4月から牧本氏を非常勤社員として雇用し、牧本医師は国がんに兼業届けを出していたようだ。何が問題かというと『治験』に関わっていたから。「製薬企業社員が自ら治験をしていることになる」と批判されていたようだーーーーー


『牧本事件』の検索結果でこれらの情報をみつけた時、何かに似ていると思った。私の頭にパッと浮かんだのは、そう!『神奈川県予防接種研究会』の利益相反問題だ。


●『東京大学』と『アインホールディングス』への公開質問書


『神奈川県予防接種研究会』 の利益相反とは具体的にどのようなことなのか。『全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会』が東大とアインホールディングスに送った公開質問書から引用させていただく。この質問書の日付は今年3月22日。上昌広医師が、東京大学医科学研究所をお辞めになる直前に出されている。


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「東京大学医科学研究所先端医療社会コミュニケーションシステム社会連携部門」に関する公開質問書 全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会


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私達患者会が以前、黒岩祐治神奈川県知事への『神奈川県予防接種研究会構成員の利益相反に関する公開質問書』において指摘しましたが、黒岩知事は上特任教授が事務局を務める『現場からの医療改革推進協議会』発起人のお一人です。

http://plaza.umin.ac.jp/expres/genba/index.html

 「神奈川県予防接種研究会」は、黒岩知事が日本版ACIPを目指すために設置し、メンバーも独自に選んだとされています。その構成員の大半は、上研究室が主催する「現場からの医療改革推進協議会」というシンポジウムの登壇者と重なっていることからしても、「神奈川県予防接種研究会」は上特任教授の働きかけで設置されたのではないかと疑われます。

以上のとおり、上特任教授や上研究室のスタッフは、自らが関わるメディアやその支援する企業を通じて、子宮頸がんワクチンをはじめとするワクチン接種の拡大を精力的に進めていることが分かります。


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「東京大学医科学研究所先端医療社会コミュ二ケーションシステム社会連携部門」に関する公開質問書(アインホールディングス版)


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久住(英二)氏が経営するナビタスクリニックは、現在、立川、東中野、川崎の 3 施設が あります。そして、久住氏だけでなく、立川の院長である細田和孝氏と東中野の院 長である濱木珠恵氏(研究協力者)も上研究室に所属しています。他にも、スタッ フとして勤務している坪倉正治氏と谷本哲也氏も上特任教授の研究室に所属しています。

http://expres.umin.jp/staff/index.html 資料11

他方、各ナビタスクリニックには、いずれにも同じビル内にアイン薬局が設置されています。このことから、久住氏とナビタスクリニックとは貴社との関わりが深いと 思慮されます。

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●『集中』は牧本医師の利益相反には厳しいのに、『神奈川県予防接種研究会』を手放しで賞賛している・・・


上記の『神奈川県予防接種研究会』を『集中』がどのように伝えたかというと、「これだけのメンバーをそろえて、旧来の風土・文化と全面的に対峙するのは画期的。脚本・演出=菅氏、主演=黒岩氏と役割分担も明確です。発信力の桁が違う」。


ちなみにこちらが、質問書にあった上医師が事務局を務める『現場からの医療改革推進協議会』第5回シンポジウムの登壇者。


『現場からの医療改革推進協議会』第5回シンポジウム
http://plaza.umin.ac.jp/expres/genba/symposium05.html

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中長期型支援が促進するポスト3・11地域医療の変容 24  2013年10月28日 集中

黒岩氏―菅義偉・内閣官房長官(神奈川2区選出)ラインは今、医療政策で最も手腕を示しています。『神奈川県予防接種研究会』の委員の顔ぶれは壮観です」

 その顔ぶれを見ておこう。横田俊一郎(県小児科医会会長)▽片岡正(かたおか小児科クリニック院長)▽久住英二(ナビタスクリニック川崎内科医師)▽岩田眞美(横浜市健康福祉局健康安全部医務担当部長〔健康安全課長〕)▽小山万里子(ポリオの会代表)高畑紀一(+Actionfor Children代表)▽東恵子(特定非営利活動法人シャーロックホームズ理事長)▽川口恭(ロハス・メディカル発行人)【以上敬称略】

 「これだけのメンバーをそろえて、旧来の風土・文化と全面的に対峙するのは画期的。脚本・演出=菅氏、主演=黒岩氏と役割分担も明確です。発信力の桁が違う」(同前)

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続く



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