2016/06/14

週刊金曜日 「子宮頸がん予防ワクチンを推進する『Wedge』に怒りの声続出」 を読んで  その2

村中氏の記事が紹介された後、関係者の証言が並ぶ。あまりの食い違いに村中氏を「ジャーナリスト」と呼んでいいのか疑ってしまう。しかも事実とは異なる情報が、ネットで次々拡散されていくなんて。もし自分だったらと思うと、怖くなる。私が『牧本事件』と似ていると思ったのは、不確実な情報が、短期間のうちに、次々拡散されている点だ。それではジャーナリストの野中氏が取材した、現地の方々の証言を引用させていただく。


●Aさんの担任の先生のお話


「ビックリすると同時に怒りがわいてきました、母親が突然娘を転向させた?補習も受けさせずに卒業した?考えてみて下さい。母親の一存で転向が可能だと思いますか?補習も受けずに卒業で可能だと思いますか?


彼女には皆と一緒に卒業したいという強い気持ちがありました。だから私達もなんとかしなければならないと方法を考えました。そんな時、病院内に院内学級を持つ養護学校があることがわかったのです。ベッドのサイドテーブルで補習が受けられる環境でした。ここなら補習が受けられるということで彼女は一時的な転校を決意し、バックアップできる体制を整えたのです」


●地元記者の解説


「学校は、Aさんが院内学級で補習を受けられるかどうか教育委員会に相談し、確認を受けたそうです。課題をクリアしたことで元の高校に戻り、校長先生が卒業認定を出したのです。これが事の経緯であて、村中氏の記事は事実をあまりにもかけ離れている。学校側は『よくこんな内容を全国で発売される雑誌に載せるものだ、訴えたいくらいだ』」


●被害を訴えるAさんのお母様のお話


「養護学校の先生方には。とてもよくしてもらいましたし、病院の看護師、主治医、チームの先生方も最後まで全力で応援してくれました。元の高校で卒業できることが決まった時には皆さん泣いて喜んでくださったのです」



週刊金曜日が『ウェッジ』や村中氏に記事の事実確認を問うと「『プライバシーの保護と取材源秘匿の観点から』答えられない」といわれたそうだ。


●『落ち目の政治家』とは、田中康夫氏のことなのか?


びっくりしたのが、最後に引用されていた村中氏のツイート。


週刊金曜日とかいう雑誌から、また変てこな質問状が編集部に届いたみたい。母に言ったら「えっ!?フライデーでしょ?知ってるわよ」と、笑。最近、売れない雑誌や落ち目の政治家に絡まれることが多い…。


「落ち目の政治家」とは、もしかしたら村中氏を批判した田中康夫氏のことだろうか?


しかし、「落ち目」だなんて言葉は、ジャーナリストや医師である前に人として使ったらいけないと思う。田中氏が「倫理を伴わない科学は、想像もできない邪悪なものに利用されかねない」とおっしゃっていたけれど、邪悪なものとはまさに・・・『Wedge』の記事なんじゃないのかな。


◇  ◇  ◇

モーニングCROSS - ひとこと言いたい! 田中康夫氏「子宮頸がんワクチン 新手の公共事業」その3


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じゃあ医学界はどういう風に言っているかというと「接種した二週間後までの痛みは副反応のです」と。「でもそれ以降の痛みは心身の反応です」って、これ、祈祷師のような話になってきてしまうわけ!


で、だからいろいろなことを言っている人達がいて、(「あの激しい痙攣は、本当に子宮頸がんワクチンの副反応なのか? 村中璃子女史」と書かれた手書きのフリップが紹介される)、子宮頸がんワクチンを打った後に起きている人達に対して、じゃあ、それ以外の理由はなんですか?ってことは、こういう評論家(村中璃子氏)も何も言っていない、ということになると、やはり僕は、


先ほどのイギリスがすごいということじゃなくて、イギリスは科学を用いて技術を越える、一方日本は科学を信じて技術を疑わず、それが人が人をお世話をする福祉や医療ですし、もっというと、先ほどの広島の話にあったように、元ウルグアイ大統領、ホセ・ムヒカさんが言ったけれどーーーーー


「倫理を伴わない科学は、想像もできない邪悪なものに利用されかねない。歴史は人間が同じ石でつまずく唯一の動物と教えている。私達は過去の過ちから学んだだろうか」



◇  ◇  ◇



コメント

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No title

村中さんのいっていることほんとうに正しいですよね
私も医師ですが
部下の女医さんがひとり子宮頸がんで大変なくるしみを負うことになりました。
どのようにみても日本人だけにワクチンの副作用が起こることは説明できません。この誤った騒ぎで多くの女性の命がおびやかされるとおもうとつらいですね。日本のマスコミは問題です

utidaさま

私のブログを訪問して下さってありがとうございます。

今、夏休みの旅行中です。帰宅したらお返事を、と思います。ごめんなさい、スマホだと上手く文字が打てないんです。

Re: No title

この度はブログを訪問いただきましてありがとうございます。夏休みの旅行に出かけており、お返事が遅くなりましたことを、お詫び致します。

私は村中璃子氏の問題提起については、社会的に意義があることだと考えております。ただ、記事を読んで思うのは、問題提起の方法です。具体的には関係者への裏取りやリーガルチェックなど、丁寧な取材がなされていないのではないかと、ということです。

以前私はNHKのクローズアップ現代が取り上げた風疹の特集に疑問を持ちました。なぜなら、まるで被害を訴えていた被害者や、裁判、そして被害者の声を伝えた報道関係者が悪だと言わんばかりに思えたからです。

その時に、当時活躍したジャーナリストの方に会いに行き、クローズアップ現代の放送を実際にみていただき感想を伺いました。

そのジャーナリストの方に伺いましたが、共産党はワクチンが好きだそうですね。ですから、ワクチンの被害を「イデオロギー」で語るのは、無理があるんじゃないでしょうか。

ジャーナリストではない私でも、自分の足で関係者をたずねて、声をきくのに、と思ってしまうのです。また、がんの啓発に関してですが、、、

私の後輩も、ついこの前、若くしてがんで亡くなりました。子宮頸がんではありませんが、その他にも、もう何人も、がんで亡くなった知人がおります。

ただ、だからといって、私や家族が、そのがんになるとは限りません。がん撲滅の啓発は大切だとは思いますが、だからといって、がんになるかもしれないと恐怖を与えるのはまた違うのではないかと最近思うようになりました。それよりも大切なのは、「がんとの共存」じゃないかな、と考えております。

全く報道されていないことですが、今、被害を訴えている被害者の方々の中には、著名な政治家のご家族がいらっしゃると伺ったことがあります。また、医師や看護師のお子さんも何人もいらっしゃるそうです。

今年の春、私は被害者のご家族にお目にかかる機会がありました。その方の御主人は医師だと言います。その時にネットでの医療者と思われる方の、書き込みが頭に浮かび、心配になりました。「(ご家族が医師だから)こういう活動をして、お友達のお医者さんが離れていきませんか?」と尋ねたのです。すると「まわりのドクターは表だって活動はしないけれど、こっそり私達の活動を応援してくれています」とおっしゃいました。

果たして村中氏は、こういう事実を取材しているのでしょうか。甚だ疑問です。


No title

村中さんは、ご自分は子宮頸がんワクチンをうってないそうです。その話を聞いた時に最初は嘘だと思いました。こんなに子宮頸がんワクチンの大切さを訴えているのにうってないわけがないと思いました。でも、本当でした。村中さんが参加している座談会がネット上で公開されていました。会場の人から村中さん自身は接種したのか聞かれて、「私はうってません」。驚きました。
オバマ大統領の娘さんも、オーストラリアのアボット元首相の娘さんも、子宮頸がんワクチンは接種していないそうです。
ワクチンの接種を勧めている人たちは自分はうたない、身内にはうたせない。この事実をどう受け止めればいいのでしょうか。

Re: No title

コメントをありがとうございます。

被害報道が出てから、お嬢さんに打たせるか考えている医師を知っています。きちんとした業績のある医師です。

私もいろいろなところに出かけていって、話をきいています(村中さんと違い、それをブログに書いたりしませんが)厚労省がストップをかけている理由について、報道されていない重大な事実を知っています。あるメディアの方に伝えたら、元大臣経験者に真偽を確かめてくれました。その話は本当なのだそうです。もちろん官僚をはじめ、一部の政治家もご存じでしょう。

ちなみに、こちらは集英社インターナショナル「子宮頸がんワクチン問題を追う」に掲載されている土屋了介氏の証言です。ご自身がロビー活動のきっかけをつくったとおっしゃっていますが、その土屋氏ですら「社会防衛のためには半強制的にでもワクチンを打ってもらわないと、という種類の病気ではない」とおっしゃっているのです。ですから、報道があって、身内には接種させない、という医療者がいても何ら不思議ではないと思います。


http://shueisha-int.co.jp/vaccine/vaccine07.html
「そうして公費助成の運動に発展していったのです。ここが微妙なところなのですが、子宮頸がんというのは性格上、社会防衛のためには半強制的にでもワクチンを打ってもらわないと、という種類の病気ではない。ということは希望者にだけ打つ任意接種でよいのだけれど、接種対象が未成年なのに値段が高いから、公費の助成を求めたいと、私はそういう立場でした。ですから厚労省がどうしてHibや肺炎球菌と同じ扱いにしたのかが、いまだに疑問なのですよ」


さらに、先ほど書いたような事実があるとしたら・・・何かがおかしいというか不自然ですね。

サクラ47さんの記事にリンクを貼らさせていただきました

サクラ47さん、

はじめまして、NANAと申します。
最近エントリーした私のブログ記事、

『HPVワクチンを勧奨する中川恵一氏と村中璃子氏、開沼博氏~彼らの言動と連携から見えてくるもの』
http://ameblo.jp/nana7770214/entry-12206233560.html

にて、サクラ47さんのブログ記事へのリンクを貼らさせていただきました。

事後報告になりましたが、よろしくご承諾ほどお願いいたします。

NANA 拝

Re: サクラ47さんの記事にリンクを貼らさせていただきました

NANAさん、はじめまして!私のブログにようこそ。

NANAさんは皆さんが引用しているので、私も拝見しています。
今回は私の書いたものを使って下さって、ありがとうございます!

私も皆さんのブログ記事を引用させていただいているのですが、
ご挨拶をしたことがあまりないかも、と反省しました。

私がこの話題について書き始めたのは、3年前ほどでした。
もともと私は、村中璃子さんと仲が良い推進派の方々と一緒に活動してきたんです。
はじめは、周産期医療で亡くなった方や残されたお子さんのために活動していく、
ということでした。

それがいつのまにか、子宮頸がんワクチンを推進することになっていったのです。
私がついていけないと思うようになったのは、
ワクチンの被害を訴えている方々に冷たく接する姿勢でした。

ワクチンがなくて困っている方や、ワクチンをおすすめする方々には、とてもやさしいのに。

最近は、少し詳しく書くと、すぐにご批判をいただくので、
なかなか書きたいことが書けなくなりました。

でもその代わりにNANAさんのように、関心を持つ方が増えて私は嬉しいです。

ありがとうございました。これからも、よろしくお願いいたします。