2016/08/01

ブログに書いてみようと考えたきっかけ 「日本製品の品質の高さがわかると、面白いように商談がまとまった」

●日本製品の品質の高さがわかると、面白いように商談がまとまった


私が『牧本事件』について、ブログに書いてみようと考えたのは、父がいぜん私に言ったことを思い出したからだった。


父は日本が高度成長期の頃、大きな船に日本製品を積んで東南アジアに売り込みに行ったそうだ。飛行機と違って時間がかかる。今のように著しい経済発展をする前の東南アジアなので、衛生面でも安全とはいえなかった。とても大変だったそうだ。でも、日本製品を実際に手にとると、品質の高さがよくわかってもらえた。だから面白いように、次々に商談がまとまったそうだ。


あの頃の日本には、夢や希望があったようだ。


ところで私は父がなぜ、行商のようなことをしたのかずっと不思議だった。父が働いていた業界は、商社や建設業だったはず。


●私は官僚には大変お世話になったから、人前で官僚を批判したらいけない


そのヒントは、商法学者で東京大学名誉教授だった鈴木竹雄氏に関する、ウキペディア、家族・親族の欄にあった。私の実家で「鈴木さん」というと、こちらの方々のことだ。


家族・親族

鈴木商店(現味の素)第2代社長の鈴木忠治の三男。鈴木商店創業者の2代目鈴木三郎助は伯父。妻は子爵の井上勝純の娘。兄に三楽オーシャン(現メルシャン)社長・会長を務めた鈴木三千代や、工学博士で昭和電線電纜会長を務めた鈴木松雄。弟に通商産業省重工業局長等や日揮会長を務めた鈴木義雄や、経済同友会副代表幹事や昭和電工社長・会長を務めた鈴木治雄、三菱重工業副社長や三菱自動車販売(現・三菱自動車工業)社長を務めた鈴木正雄、大蔵省国際金融局長や国際通貨基金理事等を務めた鈴木秀雄がいる。娘は日本放送協会報道局長やパリ日本文化会館初代館長等を務めた磯村尚徳の妻。慶應義塾大学法学部教授の鈴木千佳子は娘。



亡くなった鈴木会長が元通商産の官僚で、ご兄弟が自動車会社の経営者だったこともあり、父が行くことになったそうだ。


だから日経新聞と、電気新聞に記事を掲載していただいた時もこう言った。


「私は官僚には大変お世話になったから、人前で官僚を批判したらいけないぞ」


●高度成長期に大企業が行っていたPRが、私にもできる


牧本事件を知った時に思ったのは、もしも父のようにPRをする人がいたら、また違った結果になっていたかもしれない、ということだった。


今の時代は、高度成長期とは違う。ネットが普及した。わざわざ大型客船をチャーターしないとできなかったことが私にもできてしまう。高度成長期のような夢や希望はないかもしれないが、個人が情報発信できるということは、つくづく良いことだと思う。


コメント

非公開コメント