2016/08/07

国立成育医療研究センターに誕生した子どもホスピス『もみじの家』と クローズアップ現代『幼い命を守れ 小児在宅ケア・地域の挑戦』 その6

●『もみじの家』とがん研究の接点 牧本医師はもういらっしゃらない


ワークショップがはじまるまで、時間があったので、駐車場の奥にある『もみじの家』の近くまで行ってみた。成育に置いてあったパンプレットよりもずっと素敵な建物だった。


2016-8-7-1.jpg


でも私は少し悲しくなった。小児がん専門委員会議事録に出てきた、子どものためのホスピスが目の前にあるのに・・・・牧本敦医師が、小児がんの治療の最前線には、もういらっしゃらないからだ。


『どんなことがあっても息子の主治医は牧本先生』 小児がん専門委員会議事録を読む その1


◇  ◇  ◇
2011年1月11日 第1回小児がん専門委員会議事録 厚生労働省 健康局総務課がん対策推進室
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000011x61.html


○原(純一)専門委員

檜山先生の提案で拠点化ということをイの一番にというお話なんですが、結局拠点化ということは診療医のレベル、診療の質を上げるということですよね。だから、それをすることによって今、天野委員がおっしゃったようなことも防げてきますし、それから、先ほど牧本委員もちょっとおっしゃったように、我々治療をするときにこういう治療をすれば10年後、20年後にどういう晩期障害が起きてくるか、そういうことを予想しながら治療しないといけないんですよね。残念ながら全ての診療医がそこまで想像できているかどうかというところがやはり疑問もありますし、結局拠点化をしてそういう診療医のレベルを上げることによって治癒率も上がりますし、それから後の晩期障害等のフォローアップですね。


それから精神的なサポート、その辺はやはり経験を積めば積むほどその質もよくなってくるわけです。ですから今、小俣委員だとか馬上委員がおっしゃったようなことに関しても、やはりとりあえず拠点化を進めて、そういったことのレベルを上げていくことによって、両者の問題も解決できるやっぱり近道だろうというふうに思います。


それとあと、ちょっと1点だけ気になっているのは小俣委員がちょっとおっしゃいましたが、いろんな患者さんの支援、これは非常に重要だと思うんですね。私自身も小児がんの専門ではありますけれども、その前にやはり小児科医なんですよね。そうしますと、例えば神経難病の方とかは非常に困っておられる。例えば小児ホスピスの対象というのは半分以上が神経難病の方なんですね。ですから、そういった人たちの支援も同時にやっていかないといけないんですが、ただ、問題としては非常に大きくなってしまう。ですから、そこをどう切り分けて整理していくのか、あるいはどの部分は官でやって、どの部分は民でやるか、NPOとかですね。そういったことも含めてちょっと整理をしていかないといけないのではないかなというふうに思います。

◇  ◇  ◇


●『喜谷メモリアルファンド』と『オキサリプラチン』


こちらは、国立成育医療研究センターに子どもホスピスの建設を、働きかけて下さった喜谷昌代さんの「もみじプロジェクト」のWebサイト。調べてみると「もみじプロジェクト」は、やはり、がんの研究と関係がある。喜谷さんの義理のお兄様は、著名な研究者だった。


◇  ◇  ◇
基金 名称:喜谷メモリアルファンド
http://momiji-uk.net/fand/fand.html

2016-8-7-2.png

この基金は長年、癌の研究者である喜谷喜徳氏(名古屋市立大学名誉教授。もみじの代表者である喜谷昌代の義兄)が、癌の研究中に見つけた治療薬の特許権から出来ている信託であり、その資金により癌関係の病院、研究所、研究者、その他この信託の受託者たちが認めたプロジェクトを援助している。

「もみじプロジェクト」は、2002年以降、喜谷メモリアルファンドから援助金を受けはじめる。それ以前は、募金やバザーを開いた売上収入だけが資金源だったため定期的な活動は不可能であった。

◇  ◇  ◇

上記の治療薬の特許権が気になり、さらに調べる。すると、あの、オキサリプラチンに関するもののようだ。

◇  ◇  ◇
オキサリプラチン
https://ja.wikipedia.org/wiki/オキサリプラチン

オキサリプラチン (oxaliplatin, L-OHP) は白金製剤に分類される抗癌剤である。名古屋市立大学薬学部名誉教授である喜谷喜徳らによって合成および抗癌性の発見がなされ、喜谷研究室で基礎的な研究開発が行われ、オキサリプラチンと命名された[2][3]。その後フランスのマッセイ (Mathé) らによって臨床上の開発がなされた[4]。名称にある「プラチン」が白金を示している。類薬にシスプラチン、カルボプラチンがある。日本ではエルプラット (ELPLAT)の商品名でヤクルト本社が製造販売し、後発品も複数発売されている。



●『牧本事件』とモニカルインスキーさんの動画を紹介した記事があっという間に上位に


7月のはじめに書いた記事が、あるキーワードでGoogle検索すると、1位に表示される。こんなに早く結果に反映されるなんて思わなかった。


「ネットいじめの撲滅」を訴えるモニカ・ルインスキーさんの言葉 「たった1人が共感するだけでも変化が起こる」を実践して


深刻化する『ネットいじめ』 どんな方法でも、どんな言葉を使ってもいいのか? その1


どうしてワークショップが、8月2日だったのか私にはわからない。


今日はブログを書いていて、胸が一杯になった。

コメント

非公開コメント