2014/02/07

子宮頸がんワクチン 被害者の声をききに議員会館へ その1

先月1月27日、「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」より、2月6日に参議院議員会館で行われる集会の案内が届いた。


日時 2013年2月6日  1時から3時くらいを予定

場所 参議院議員会館講堂               

司会 (薬害弁連弁護士)

  開催趣旨説明                        

1 子宮頸がんワクチンをめぐる経過と基本的な問題点
   (日本消費者連盟)                   

2 1月20日審議会の内容と問題点について
   (薬害オンブズパースン)                

3 被害者の被害実態の報告と各被害者からの訴え 
   (全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会)

   被害者全体の被害状況の報告             

   個別被害者からの被害実態と訴え       

4 地方自治体の状況の報告と地方議員の発言          

5 国会議員の発言 


主催: 全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会
      日本消費者連盟
      ワクチントーク全国
      薬害対策弁護士連絡会
      薬害オンブズパースン会議
   



昨年の3月20日、被害者連絡会が正式に発足した日、記者会見を見た私はすぐに事務局の池田としえ議員に連絡をとろうと思いたった。被害者の苦しむ様子をみて、いてもたってもいられずとにかく謝罪をしようと思ったのだ。私は周産期医療に関する活動をしてきたのだから私にだって責任があるだろう。ワクチンそのものではなく、あの強引なキャンペーンが問題なのだ。もう一度このブログの過去記事より一部引用する。


*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
1月14日 送られてきた年賀状と松本清張の「波の塔」

遡ることその二年前の2010年。ある出版社の取材を受け私のインタビューが本となった。しかしその本が出版される直前、私は奈落の底につきおとされたような気がした。出版予告の広告を偶然目にした時だった。薬害を生み出す原因の一つは「利益相反」だと思っていたのに・・・あろうことか隣に掲載されているのは、マーケティングに問題が多いと批判の絶えない外資系製薬企業の広告。よく見ないとわからないが、子宮頸がん予防「ワクチン」の宣伝じゃないか・・・。


2014-1-14.jpg


なんだ、そういうことだったのか。その外資系製薬企業はその他にも様々なワクチンをつくっている。「皆さん、こんな体の弱い子どもがいるから、ワクチンを打って下さいね」私達親子はそういうことで選ばれたんだろうか。ワクチンの啓発に力を入れられたら、ただでさえ人々の関心のない育児支援など見向きもしないだろう。出版予定の本よりも大きく派手な広告を目にし涙がこぼれてしまった。インタビューでは発達の遅い子ども達や育児の不安に悩む母親が、製薬企業のターゲットにされているということも訴えたはずだ。どうしてーーーーーー

◇  
うつ病の怪 「悩める健康人」が薬漬けになった理由  『生活習慣病としてのうつ病』 井原裕氏インタビュー 2013年08月29日(Thu)一部引用

しかし、厚労省の気分障害の患者数を見ると99年を境に突然伸び始めています(99年の患者数は44.1万人、02年では71.1万人)。これと同じ傾向を示すのが、抗うつ薬の市場規模の推移です。グラクソ・スミスクライン社がサイト上で公開しています。患者数の増加と薬の市場規模の推移が正確に一致しています。うつ病キャンペーンによって「私もうつ病ではないのか」と思った人が病院に殺到した。その人たちに精神科医は処方箋を書いた。SSRIは飛ぶように売れた。すべては製薬会社の思惑通り。まあこういうことですね。


――しかし、本書でも書かれていますが、SSRIの効果はプラセボ(新薬などの効果があるかどうか確かめるために使う小麦粉などの偽薬)と変わらないと。


井原氏:SSRIは80年代の後半から欧米で使われ始め、90年代には一大ファッションとなりました。しかし、当時から「効くぞ!効くぞ!」との喧伝のわりに「そんなに効かない」という患者の声も聞こえてきていました。

SSRIが日本で発売された頃、欧米ではその弊害が明るみになり始めていました。まずBBCが「Panorama」という番組で、ある製薬会社の情報操作疑惑を追及しています。SSRIは一般に成人を対象にして承認された薬剤ですが、未成年へは有効性が未確立な上、自殺のリスクもあるとされています。しかし、同社はこの情報を隠蔽したと、BBCは指摘しています。

決定的だったのが、08年と10年に行われた研究です。まず、08年にイギリスのカーシュらがSSRIに関し、アメリカ食品医薬品局に眠っていたデータを未公開のものも含めて分析し直しました。さらに10年にはフォーニアらが大規模なメタ解析を行い有力紙に結果を発表しました。2論文は、ともに抗うつ薬のうつ病への効果は、最重症例を除けば、プラセボとの比較優位性はないと結論付けています。

◇ 

それから私達はぎくしゃくしていった。出版社だけなく、取材の話をもってきた医師ともしだいにすれ違っていった。私の思い違いなんだろうか。私はおかしいのだろうか。でもこの漠然とした不安はどこからくるんだろう。そんなことを毎日考えて過ごしていた。いつしか友達だと思っていたその医師とも喧嘩別れしてしまった。


2012年8月13日。記者さんには私が指定した喫茶店で会った。喧嘩別れした友人が見つけてきて、打ち合わせで使った店だった。今はこうして記者さんと向かい合っている。もしかしたら目の前のこの記者さんが彼らを追求することになるかもしれない。不思議な気がした。

*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*


池田さんも被害者の苦しむ様子にいてもたってもいられず、市議会で一人奮闘してこられたようだ。それ以来私にもいろいろな案内のメールが届くようになった。いただいた情報は知り合いや友人に知らせ、被害者への救済が一日も早くはじまるように働きかけてきた。皆、補償が全くすすまないということを知らないからだ。被害者の女の子達の人生がかかっているから放っておけないと思ったのだ。


夫ははじめはあまりいい顔をしなかった。医学部にお世話になっている研究者だから当たり前だと思う。「高度医療に助けてもらったじゃないか」そういう気持ちもあるだろう。ある時は本当に怒ってしまって「この家から出て行ってやってくれ」と言われたこともあった。「でも、だからといって放っておいていいの?何もしないでただ見ているだけなの」そういうやり取りを毎日してきた。夫の気持ちが変わったのは、被害者の様子を報道で知った、ある専門家が感想を話してくれたからだ。


「私は自己免疫疾患ではないかと考える。水酸化アルミニウムがアジュバントに良いと言われ出したのはもう随分前。これが原因かもしれない。あるいは遺伝子組み換えでタンパクを作ったときに何か別の抗原たんぱくができたのかもしれない。単なるペプチドとアジュバントであれだけの神経系の副作用が出るというのは尋常じゃないと思う。免疫反応だと考えれば、後で起こったり繰り返すことは説明がつく。おたふくかぜワクチンの占部株による髄膜炎とも随分違う。ポリオの生ワクチンも危険はあるが、低い頻度でポリオを発症するのは自己免疫でなく感染症によるもの。だから理解はしやすい」



もしも「抗体」が見つかればーーーその研究者は最後に私にそう言った。



ところで上記の研究者の感想に関連するような話を、池田さんに教えていただいた。


ある研究者が「自己免疫性辺縁系脳炎」を疑い、被害者の血液と髄液を検査に出したそうだ。夫はこの研究内容に興味を持ったようだ。被害者の会に参加することを快諾してくれた。私はこうした研究が夫のもともとの専門でもある「生理学」から出てきたことに驚いてしまった。日本の基礎研究の底力はすごいなあ、と思わずにはいられなかった。さて、上記の予想はどれだけ現実のものとなるだろうか。私は被害者の体の中で何が起こっているのか真実が知りたい。そして一日も早く治療法が確立されることを願ってやまない。

コメント

非公開コメント