2016/08/29

医療不信を生み出すもの 私達を、薬剤の普及活動に利用しないで欲しい その3

●ある患者さんの言葉 「本当はワクチンの啓発などやりたくなかった」


思いきって私は、ある時、ある患者会の代表の方に疑問をぶつけた。その方はワクチンが原因で障害を負ったわけではない。だから私には、なぜ、ワクチンを推進する活動をしていらっしゃるのか不思議だった。


すると正直に教えてくれた。「本当は自分の病気のことで精一杯。でも、私達の病気は稀な病で、患者の人数も少ない。こうした活動に参加しないと、私達の病のことなど、マスコミも医師も取り上げてくれないのよ」


この言葉をきいた時に、スウッと気持ちが離れていった。社会的インパクトを与えるために、私のように身体の弱い子どもの母親が必要だったのだろうか?もしも本当に周産期医療や子どものためというのなら、このように子どもの患者を向いた活動をするはずだと思う。





「牧本事件」を作り上げていったのは、私が目にしたワクチンの啓発活動の裏側とどこか似ていると思う。私のような善意の第三者が、間接的とはいえ、牧本医師を潰す圧力に利用されたのではないかと思うからだ。



●何を言ったかではなく、何をやってきたか


「拠点病院の研究者たちには、何もしなくてもカネが降ってくる」に代表されるように、上昌広医師はことあるごとに厚労省や官僚、ナショナルセンターの医師を批判していらした。でも彼らは、それほど最低で最悪なことばかりしてきたのだろうか?


あれから数年経ち、私は成育の変化に驚いている。子どもホスピスが隣に完成し、看護師さん達が北米の小児病院に視察に出かけたそうだ。成育が発行している「すこやかジャーナル」というメールマガジンも変わった。今まで当たり障りのない内容だと思っていたが、救急搬送するヘリコプターの写真があったりと、小児医療にあまり関心がない人も楽しめる内容になっている。


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国立成育医療研究センターの”成育すこやかジャーナル facebook
https://www.facebook.com/ncchd/

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そして一番変わったのは、成育の育児支援のあり方をメディアなどで批判した私をワークショップに参加させたことだ。


その一方こちらは批判していらした上医師が、実際に何をしていたか。子ども手当を、どのようにワクチンに流し込むかにしか興味がないように思う。


◇  ◇  ◇
現場からの医療改革推進協議会(予防接種セッション)その3 2012年11月15日 10:08
http://lohasmedical.jp/blog/2012/11/post_2569.php

上昌広(東大医科研特任教授、現場からの医療改革推進協議会事 務局): ちょっといいですか。3~4年前のこの協議会に国会議員が押し 寄せて人が入りきらないくらいになりました。理由は簡単で、仙谷さんが来ていたから。「俺は仙谷さんに会いたいんだ」というような議員がたくさん来ていた(笑)。当時は今とは与野党が入れ替わっていたので予算を仕切れたんです。子宮頸がんワクチンは、あの時の話。

ただ、あの時の我々の教訓は、与野党ひっくりかえしても医療費 つまり診療報酬は200億円しか増えなかったこと。これはあかん と。それで次には、子育て手当てを流し込まないと、と言って、 GSKなど様々なメーカーが頑張ったんです。

◇  ◇  ◇


患者や被害者のために動いたのは、どちらなんだろう?

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