2016/09/05

『こどものがんについて』 原 純一医師の講演と『インクルーシブ教育』 その2

●「小児がんについて」原純一大阪市立総合医療センター副院長 子どものがんは大人のがんとは全く違う病気



子どもさんのがん、それから子どもの気持ちというような内容です。はじめに子どものがんが、どういう病気かをお話させていただきます。


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大人のがんとは、全く違う病気だということを、ご理解いただきたくて、ここに書いてあるように、肝臓にできるのは肝芽腫肝臓がんじゃないんです。それから、腎臓にできるのもウイルムス腫瘍という人の名前がついたがんです。所謂腎がんではない、ということですね。

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●成人のように、化学物質やタバコなどが原因でがんになるわけではない


そういうふうに、まず、病気の種類が違うことをご理解いただきたいと思います。


で、白血病に関しては、これは大人も同じなんですが、ただ中身がちょっと違って、急性リンパ性白血病というものは、大人では少ないんですが、子どもには多い。そういう違うがあります。


多くは胎児期の腫瘍ということで、お母さんのお腹の中ですでに細胞分裂をしている、遺伝子がコピーをつくっていくという、最初一個の受精卵なんですけれども、生まれてくる時には、何兆という、要するにねずみ算式に分裂していきます。


で、その時に、DNAを、コピーをつくっていくんですけれども、コピーをし損ねたものがどうしても出てきてしまいます。それががんの原因になる。決して成人のように、例えば化学物質だとか、タバコだとか、そういう原因でがんになるわけではないということを、ご理解下さい。


要するに、偶然コピーミスが起きてしまうということです。ここが大人のがんとは全く違う病気ということです。



次に多いのが脳腫瘍で、全体の4分の1を占めています。


続く

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