2016/09/06

『こどものがんについて』 原 純一医師の講演と『インクルーシブ教育』 その6

●小児がん患者本人への要望調査

で、子ども達が「どう思っているか」です。なかなか子ども本人達が、どう思っていたかに関しては、聴く機会がなくて、これは厚生労働省の研究事業でやらせていただいたのですが、アンケート調査をしました。


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85人の方から回答がありました。で、回答者の年齢は、入院経験のある人ですね、10代が約半分で、20代が三分の一。で、当時、入院していた年齢が、10歳までが約半分、10歳から15歳までが3分の一という年齢構成です。


で、彼ら自身がどういうことを思っていたかということですけれど、医師や看護師や医療従事者についてみますと、「医師・看護師がやさしく接してくれる」これが18%、まあ当然かな、と思いました。


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●子どもにもわかるように説明して欲しい いつも本当のことを言って欲しい


不意打ちを食らったのが、4番目の紫のことろなんですけれども、「子どもにわかるように説明して欲しい」というのが26%


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で、6番目のオレンジのところですけれども、「いつも本当のことを話して欲しい」というのが23%。この4番と6番を合わせると約半分です。


で、下の検査・治療の時という、一番多いのが、「痛み、気持ちの悪さをいつも軽くして欲しい」という、これは予想通りかなと。で、2番目「検査・治療は上手にやって欲しい」これは、耳が痛いところですが、当然そうだろうと。


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ちょっと予想外だったのが、「検査・治療の前に必ず説明をして欲しい」。で、6番、オレンジのところです。22%「病気や検査の結果を、自分にも教えて欲しい」。この辺り、正直言って、面を食らった思いをいたしました。


で、子ども達からのメッセージということですが、「子どもも一人の人間としてみて欲しい。年齢に応じた説明をして欲しい」というメッセージだと思います。


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自由記載のところで、「お母さんの顔ばかりみて、話をしないで欲しい」というものもあって、これがなかなかね、つい、そうなっちゃうんですよね。意識して、子どもの顔をみるようにはしているんですけれども、どうしてもこちらは子どもに話しても、お母さんが横で答えちゃったりするもんだから、つい(お母さんに)引っ張られちゃうんですが、肝に銘じたいと思います。


続く

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