2014/02/07

子宮頸がんワクチン 被害者の声をききに議員会館へ その3

池田さんから「地方議員の方は起立して下さい」と声がかかり立ち上がった議員の皆さん。20名弱はいらしたように思う。


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地方議員さんは「積極的勧奨を再開をされたら」という危機感があるのだろう。名古屋の市議さんの話を伺い驚いてしまった。名古屋は大きな街だから8000万円もの予算を計上しなければならないそうだ。このワクチンはすべての子どもに必要なわけではないだろう。日野市でも5000万円だ。私のまちはどうなっているんだろう。


必ず重い副反応は出るだろう。その時どうなるだろうか。副反応の実態はまだよくわからない。治療法が確立されるまでには時間がかかる。もし被害が出た場合、厚労省や製薬企業は何もしようとしないから、どこの地方都市だって責任問題に発展するだろう。もし学校ですすめたらすすめた先生をはじめ校長先生だって責任を問われるかもしれない。地方議員の皆さんにはかなり大きな問題なんだと改めて思う。


池田としえ 日野市議会議員 「①平成24年12 月10日 第 4回一般質問「子宮頸 癌ワクチン接種の抜本的見直しを」より一部抜粋

先ほどの報告にもあったようにこのワクチンが義務接種化してくると、日野市だけでも 5千万円、これが毎年義務的経費として必要になってまいります。日本全国の自治体で同様のことが行われています。金額の大きさ・継続性などどう考えても一方的に決めてしまっていいものではありません。絶対専決処分はしないと確約していただきたい。

民主主義という制度は時に数の力という矛盾を抱え今日まで続いています。私たち地方議員は大勢の人がそれぞれの党に所属し、その指示のもと、政策を進めることも 多いのが実情です。国会が本店であるならば私たちは支店、官庁が本店であるならば 日野市役所はその支店とも言え、ある意味同じ宿命を負っているようにも見えます。

しかし私たち市会議員は、国民の一部でもある市民の皆さんの一番身近に暮らし、その息使いを感じることができる場所に常にいます。

国会や官庁で決められることが身近な私たちの周りで暮らす人々にどのような影響を及ぼしているのか及ぼそうとしているのかを訴えチェックすることこそ、市会議員の果たすべき尤も重要な役割であるといえます。この子宮頸癌騒動はもっと熟慮する必要があると私は思います。



4 被害者と被害者家族の声


【 池田としえ  全国子宮頚癌ワクチン被害者連絡会事務局長 日野市議会議員 】

昨年被害者登録は昨年200人で今214人に増えた。会が発足し10ヶ月で830件の問い合わせがあった。今多いのは2年ぐらい前に接種した方からのもの。原因不明の体調不良で悩まれている方が多い。報道で被害を知った親戚などから「もしかしてワクチンが原因じゃない」と教えてもらって「もしかしたら」と連絡を下さる。


今日は北海道や熊本からも被害者家族が参加して下さっている。もっと多かったが被害者の体調が悪化し、急に来られなくなってしまった。被害者の置かれた現状は厳しい。今日、救急搬送された被害者もいらっしゃる。今も一人医務室で休んでいる。今日は35家族が参加している。


【 被害者の女の子 中学2年生 茨城 】

私は接種してから(生活)が変わってしまった。学校に行けなくなった。自分一人では何もできない。このワクチンを打ってから自分の体はいうことをきかない。このままだったら高校に行けない。医者になりたかった。病院に行っても「心の問題」にされる。学校でけいれんが起きたりすることがあるが、理解してもらえない。辛くなる。


1月20日に、専門家に「心の問題」にされた。責任逃れをするつもりか。くやしい。怒りを感じた。車椅子で会議を傍聴しようとしたら断られた。


【 お母さん お嬢さんは16歳 埼玉 】

娘は2011年にサーバリックスを接種した。娘には弁護士になるという夢があったのに叶いそうにない。駆け込みで受けた翌日、心不全を起こした。突発性難聴がはじまり、(右肩)マヒが出て今は車椅子になってしまった。 近所を一時間かけて散歩するのがやっと。センター試験を受けたが一時間が限界だった。


東大病院の「痛みセンター」を受診した。問診は2時間かけてくれたが医師は「『 子宮頸がんワクチン』のせいで痛くなったと思うのはやめよう」と言う。


私が、娘の体調が悪化してからずっとつけてきた記録表を手渡すと「お母さんがこういうことをしているから娘さんがワクチンのせいだと思う。こういうことはやめたほうがいい」と言われてしまう。娘が「ディズニーランドに行きたい」というと「行けばいいじゃない」と言う。行きたくても行けないから病院に来ているのに。


しまいには、パブロフの条件反射を持ち出して、「歩いていないから痛いんだよ」「椅子にすわれないなら、長く座るようにすれば、長い時間座れるようになる」と言い出し、「朝日を浴びて散歩をするように」とすすめる。「お嬢さんはワクチンのせいだと思って悪化している。お母さんもとらわれすぎ。お母さんが笑うと、娘さんも笑う。また来て下さい」


目の前にいた某新聞社の記者さんが失笑している。誰かがたまらず医師の名前をきく「東京大学医学部附属病院麻酔科痛みセンターの住谷昌彦医師」だそうだ。


【 お母さん 岐阜 】

(あまり評判のよくない)愛知医科大学痛みセンターを受診したお母さん。「井上真輔医師に所見をみてもらって、話をする時は牛田享宏医師です」とはじめに紹介がある。


娘が中3の時に一回目を接種した。その時は「頭が痛いかな」程度で気のせいだと思った。2回目を接種した夜から激痛が起きる。がまんできないほどの痛みなので、翌日病院に駆け込む。それから三年間ずっと激痛が続いている。


娘は我慢強い子だが、「(あまりの痛さに)壁を打ち破ったらごめんね」と私に言ったことがあった。高校は何度も留年してしまって、結局大学検定を受けることにした。「食べた物が悪かったかもしれないから、栄養士になりたい」という。でもその夢も叶うかどうか。


愛知医科大学「痛みセンター」井上医師に診てもらったら「生活を変えればなおる」と言われた。娘は医師の言葉を信じて激痛で夜眠れなくてもジョギングをしたらとうとう倒れてしまった。


もともと痛みが酷い時には酸素吸入が必要だったが、激痛で酸素がだんだん効かなくなる。センター入試をあきらめた時だけ泣いていた。



【 お母さん 中学2年生 名古屋 】

娘はサーバリックスを打った。娘も牛田医師に診てもらった。


接種した昨年2月、はじめ足が痛んだ。その時は身長が伸びる時期だったことから「成長痛」だと思った。でもその後トイレに行けなくなるほど痛いと言い出す。あわてて救急に駆け込んだが検査をしても「貧血」ぐらいしかわからない。そのまま帰宅した。しかし、その後すぐに意識がなくなった。繊維筋痛症かと思ったが原因がわからず「心因性」とされる。


牛田医師は厚労省が設置した痛み対策のリーダーだ。初回は血液検査等一般的な検査と「ワクチンでもワクチンじゃなくても痛みを取る」からとストレッチを娘に教えた。


二回目に受診した時は「がんに効くワクチンだから、打って損はない」と私達にわざわざ言う。


心因性に決めつけるためかわからないが、ここで言ってしまっていいのかな?心因性と決めつけるためにデータをとっているみたいだ。どこかで女子学生にアンケートをとっているそうだ。そのアンケートとは「今日は何を食べましたか」「何をするのが好き出るか」などを尋ねるもので、質問の中に「どこか痛いところはありますか」という項目があるそうだ。


アンケートの回答の集計では、一般的に高校生の20%は膝、20%は腰が痛いというようになっているそうだ。(「痛いところはありますか」と尋ねられれば「そういえば」と答えるだろうと皆が想像する)娘は(ワクチン接種後)膝が痛い。牛田医師は「(「痛い」といっているけれど)クラスに一人は貧血で倒れるでしょう?それと同じだよ」と言っている。


娘はこのままだと卒業できない。娘はあまり勉強がすきじゃない。でもそれでは将来が不安で「通信制にしようか」と言っている。副反応を調べる人達がお金をもらっている。もらっていない専門家に調べてもらいたい。病院に通うのが経済的に大変。母子家庭だから大変。


【 お母さん 熊本県合志市 】

はじめに池田さんから「行政にかけあってアンケート調査を実施させたお母さん」と紹介がある。


アンケート調査を実施してもらったりがんばってきたけれど、地元では親や親戚にも娘の被害のことは話していない。ここでは名前を出してもいいけれど写真や映像にはモザイクをかけて欲しい。


「平成23年の8月までは公費で打てます」と葉書がきたのでぎりぎりまで考えた。3・11の時、公共広告機構の子宮頸がんのCMが繰り返し放送されたので、国がすすめているのかと勘違いしてしまった。娘に「どうする」と聞いたら「同級生はほとんど打ってるから私も」と言う。ぎりぎりまで迷って8月に1回目、2回目は11月に打った。その時に体が切れるような痛みがあったと言っていた。でもその時はそのまま消えた。


3回目を打って、お金を払って帰ろうとしたら娘が急に「凄く痛い」と言い出した。妹も打ったが妹はなんともない。「全身が硬直するような感じ」と言う。二週目くらいから「だるい」くなり、三週目からは酷くなる。25日目にはとうとう、うめき声をあげて全身が硬直し救急搬送。


以前、家でかっている犬がワクチンの副反応でてんかんをおこしたことがあった。それでぴんときて、日赤に問い合わせた。でも、「25日もたっているから違う」と言われる。そうかもしれないとそれ以上は何も言わなかった。


再び「もしかして」と疑ったのは、昨年6月の被害報道を新聞で知った時。その時はじめて、主人と一緒にネットで海外の情報を検索したら、娘と同じような症状があった。問い合わせたら、はじめ被害者は熊本にも市内にもいないと言われた。でも実際は熊本に3人いた。そこで市にアンケート調査をして欲しいとお願いする。


11月に鹿児島大学で「自己免疫性脳炎」の疑いがあると言われた。今月から一ヶ月入院する。家には子どもが4人いる。上は大学院生。下の子は私立に通っている。熊本から鹿児島まで通うからお金がかかる。大変。でも鹿児島大学は娘のためによくしてくれるから、お金がかかっても有り難い。国が指定している病院なのに、本当はどこに行っても、同じように親身にして欲しい。


車や家電はリコールがあり、新聞広告を出して広く知らせるのに、どうしてワクチンの被害はつぶそうとするのか。私は熊本だからどうしても水俣病を思い出す。この被害から何か学ぶことがあるのか。どうして私が選ばれたのか、そんなことを考えている。



5 地方議員の声

【 池田としえ  全国子宮頚癌ワクチン被害者連絡会事務局長 日野市議会議員 】

被害者の症状は似ている。「筋力低下」「まぶしい」「計算障害」「記憶障害」など。「記憶障害」といっても中には、お母さんのことを思い出せないお嬢さんも。被害連絡会として何度も調査をして欲しいとお願いしている。接種しているのは全員でなく8割程度だ。だから打っていない2割にアンケートを採って比較して欲しい。同じ症状があるのかわかるはずだ。


【 名古屋から参加した市議の方 】

子宮頸がんワクチンのために8000万円計上している。アンケートなんてその金額に対したらかなり安くすむ。どこの自治体でも調査をしたらいいのでは。


【 井上貢神奈川県大和市議会議員 自民党 】

全国市議会議長会が声明を出している。これを甘くみるなと言いたい。昨年12月に、(ワクチンの積極的な勧奨を控え、早急に副反応に対する治療法を確立することなどを求める意見書)も横浜市議会で全会一致で可決されている。






コメント

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No title

まともな検査もせずに安易に心因性という医者に対しては、「心因性愁訴を極める〈ジェネラリストのための実践的10症例〉」という本を読んで自衛したほうがいいです。
内容>
「医学的に説明がつかない」のは、その時点で行われた検査内容が愁訴を説明しうるだけの結果が出ていないだけであって、ひょっとすると見逃されている身体疾患があり、そのための症候である可能性がある。
医師は、ちょっと難治性だったり、大げさ・執拗に訴えたり(片頭痛発作はそのくらいつらいものですが)、心因となるイベントがありそうな患者に出会ったとき、「この愁訴は心因性の修飾がされているに違いないからメンタルケアの専門家に紹介しないと…」という思考に陥りがちです。そして、残念なことにメンタルケア科の医師はたいてい頭痛の診療に明るくありませんし、身体の愁訴にも慣れていません。 身体科の医師から「器質的には異常がないので、心因に由来するのではないか」と言われれば、それを明確に否定するような経験も持ち合わせていません。その結果、少なからぬ割合で、何らかのストレス因があることを根拠に、「身体表現性障害」や「身体化障害」「適応障害」などという、もっともらしい病名が当てはめられ、見当違いの治療がなされることになります。

Re: No title

ずいぶんと前に書いた記事を読んでいただき、コメントまで!どうもありがとうございます。

実は私自身、被害を受けました。未熟児を産んで子育てに疲れていた頃、子宮筋腫のために酷い腹痛と出血に悩まされていました。1ヶ月のうち、三分の一は、出血していたんじゃないかと思います。夜中に腹痛がはじまってしまうと、激痛で眠れず、昼間は慣れない育児でフラフラでした。

そういう時に、息子の生まれたナショナルセンターの「女性外来」に相談したら子宮筋腫の手術をしてくれたんですが、「子育ての相談」ということで「育児心理科」の受診もすすめられたんです。

ところが「育児心理科」は精神科で、いつのまにか向精神薬をバンバン処方され・・・。

今から考えれば、体調が悪化するのはあたり前なんですよね。私にはおっしゃっていることがよくわかります。育児支援が不足していることまでもが、母親個人の心の病にすり替えられていくーーーそういうことが現実に行われているんですね。

No title

向精神薬も問題大きいですね!
・抗うつ薬の功罪―SSRI論争と訴訟
・ファルマゲドン
という本がすごいです。ぜひご一読を。

Re: No title

ありがとうございます。

本当に、ご紹介いただいた本を読んでいたら・・・
と思ってしまいますね。