2016/09/15

私と窪田満医師とを結ぶ線  「その先生はもしかして窪田先生ですか?」 その2


●友人が言っていた 「僕の知りあいの良い先生」は、もしかして窪田満医師のこと?


僕の知りあいの埼玉にいた先生が、今度成育にうつるそうです。とても良い先生なんですよーーーーーーーー


友人は何年も前に、息子と同じような、原因不明の異常がある幼い患者さんを診ていたそうだ。その患者さんが引っ越すので、埼玉の医師に紹介状を書いたそうだ。でも心配で、患者さんがどうなったかたまに思い出してそうだ。


そんな時に、その医師から連絡があったそうだ。その医師も原因を特定できずにいたら、ある時、その患者さんが倒れてやっと原因がわかったそうだ。それも自分の専門の病。だから自分が見つけられなかったことを謙虚に詫びる内容だったそうだ。


「なかなかできることじゃない。子どもの代謝異常は専門であっても、わからないことが多いんです」と私に経過観察の重要性を力説した。


●小さいな異常を見落としたばかりに、この世を去らないといけない患者さんがいる


今でもハッキリと覚えている。その頃友人の患者さんの中に、もうすぐこの世を去らないといけない若いがんの患者さんがいたのだ。学会で東京にきたけれど、今日、明日の命。気になってしかたがないようだった。


「ペンと紙を下さい」と私に言って、サラサラとある臓器の絵を書いて説明した。この部分のここ、ここが数ミリ拡張していたんです。たったそれだけかもしれないけれど、その異常が何年もかけてがんを引き起こしたんです。僕の前に受け持っていた医師が、ミスではないけれど、このわずかな異常を疑ってくれていたらと思うんです。まだ20代だというのに、この世を去らなければいけないんです。だから、息子さんにわずかでも異常があるなら、検診をちゃんと受けた方がいい。


もしかして、、、、私は昨日の夜、メールを出して友人に訪ねた。


「いつか話してくれた、埼玉から成育に移ったと言っていた小児科医は、もしかして窪田満医師じゃないですか?この前成育で窪田満医師の講演をききました。とても良い先生で、話をきいているうちに、思い出したんです」


すぐに返事がかえってきた。


「そうです。データを依頼すると快く送ってくれました。

今日 知りあいのお子さんが、肝硬変で随分進行していると言われたそうで相談されました。子供の肝疾患は脂肪肝でない限りは、何か理由があります。が、良く分からないことが多いです。でも、注意深く追求すれば分かることもあります。膵管胆管合流異常など画像診断で分かるものは診てもらっておくことです。あとは、肝機能の値をできるだけ正常にしておくことですね。使える薬は今のところ、ウルソとベザトールSRです。

明日、ある先生に会社主催の講演会に行きますが、準備の勉強をしていると色々と子供の肝臓病も解明されていることが分かりました」



私はまさか、友人の言っていた医師にお目にかかるとは思ってもみなかった。友人が褒めるくらいだから、良い医師だと思っていたが、想像以上に素晴らしい方でビックリした。


私達が小児がんの晩期合併症から学ぶことはたくさんある。超低出生体重児にも、同じような経過観察や大規模追跡調査を行って欲しいと思う。子ども達を社会全体で守ることも必要だ。

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