2016/10/08

『医療的ケア児』の特集記事への違和感 

<医療的ケア>たん吸引必要の幼稚園児 一人で行けるよ  毎日新聞 10月3日(月)13時12分配信


たんの吸引が必要なお子さんを、普通学級に通わせたい、という毎日新聞の記事がヤフーニュースに転載されている。コメントをみると、辛辣な意見が圧倒的に多い。


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私は、ブログにインクルーシブ教育を、と何度も書いてきたから、誤解されているかもしれない。私はすべての『医療的ケア児』が、普通学級に通うことは、現実的には難しいと考えている。


私が東京都に意見を届けたのは、『医療的ケア児』と呼ばれるお子さんを想定したわけではない。さすがに喘息発作の怖さぐらいは、現場の教員に知って欲しかったからだ。


先生達と話していると、よくわかる。


普段、特別支援学級とほとんど交流がないことだって、悪意があって、やっているわけじゃない。単純に、超低出生体重児を知らないし、喘息の発作の怖さを知らないだけなのだ。


インクルーシブという考え方がよいものであっても、現実と、あまりにもかけ離れていたら、また大きな事故につながるかもしれない。だからまずは、小さなことからはじめたほうがいいと思ったのだ。


私は息子のような超低出生体重児への支援も、あまり公教育には期待していない。だって今の日本という国に余裕がなさすぎて、無理だと思うから。


それなのに、『医療的ケア児』を普通学級へ・・・まだたんの吸引ぐらいなら可能性はあるかもしれない。


それでもこの街では給食で死亡事故が起きたのだ。何ともいえない。もしもエレベーターの設置などが必要となったら、住民の理解がえられるのかどうか。


一緒に学びたい 医療的ケアの壁 (1)地元の学校 人工呼吸器 思わぬ制約に 山陽新聞 (2016年09月20日 10時11分 更新)


6人に1人の子どもが貧困で、満足に食べられないお子さんもいるという。今、都立高校の志願者が増えているのは、やっぱり経済状態と関係があるんだと思う。兄弟が多い家庭のお子さんは、受験が大変だと皆言っている。


さらにいえば、将来に希望を見いだせず結婚すら考えられない若い人達が増えている・・・


だから私は辛辣なコメントをよせている人達が、冷たいとはとても思えない。それよりもマスコミって。マスコミへの不信感のほうが強いかも。今まであまり「医療的ケア児」を取りあげてこなかったのに、今になってどうしてこういう報道をするんだろう。


私は一連の報道をみて、障害のあるお子さんを育てている知りあいのお母さん達が、沈黙する理由がわかる気がした。

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